過去の野外手帳

〜2013年1月

ウソがやってきた

今年は冬鳥の当たり年みたいだし、来ている頃かも?と思って個人的に選定している近所の桜の名所に行ってみたら、ばっちり遭遇です。たっぷりウソを見ることができました。

嘴に芽のかすがついていています。食べる度にその食べかすが空中にちらばります。まさに「貪り食う」という表現がぴったり来る食いっぷりです。なんだか見ているうちにサクラの芽が美味しそうに見えてきました。サクラにとってはたまりません。

ウソ

亜種アカウソであっても、ウソを冬季限定の「赤い小鳥」のひとつとしてカウントするのはやや苦しいですけど(夏には山にいるしね)、見られるととても満足感のある鳥です。色もフォルムも声も完璧に美しい(食いっぷりを除いては)。

2つの小群に出会いました。逃げないのでずっと見てました。
それにしてもお腹のもふもふのかわいらしさよ。

2013年2月はじめ記

雪がやんだので

灯台もと暗しの森を歩いてみました。積雪は多いところで30cmくらい、スノーシューではなく防寒長靴です。気温は-2℃、晴れてきて雪がゆるみ、梢からの落雪直撃に何度も見舞われました。

シジュウカラヤマガラ

今季、あんなに個体数が多かったミヤマホオジロをさっぱり見かけなくなりました。日は長くなったし、季節は移り、鳥たちの動きもそれぞれに変化しているのだろうと思います。常連のシジュウカラとヤマガラをぱちり。

アオゲラシロハラルリビタキ

ルリビタキを4個体見ました。これも今季のこれまでの傾向と違います。写真に撮れたのは上の小さい小さいなんとかルリビタキとわかる程度のものでしたけど、真っ青なオスも見ました。上画像左はアオゲラとシロハラ。その他ヒヨドリ、ゴジュウカラ、エナガ、ウグイス、ジョウビタキなど。

2013年1月おわり記

此女

窓の外から鋭い声が聞こえてきました。そっと窓からのぞいてみると、声だけではなく目つきも鋭いこの方がいました。写真を何枚か撮らせてもらいました。

シメ

なんで「シメ」という名前なのか、大体こういう単純な名前の場合、語源がはっきりしないことが多いんだよぁ…と思いながら『図説鳥名の由来辞典』を引っ張り出してきました。案の定です。
-----以下引用(『図説鳥名の由来辞典』)
シメは奈良時代からひめ∞しめとり≠フ名で知られている。「万葉集」巻一、六の歌の後に…
-----引用ここまで

もう奈良時代にはこう呼ばれていたということなのですね。

-----以下引用(その2:同上)
平安時代にはひめ≠ニしめ≠フ名で呼ばれていた。…(中略)…江戸時代になると主にしめ≠ェ用いられるようになった。
-----引用ここまで

日本人には古来よりなじみの深い鳥だということが伺えますが、同じ語尾に「」がつく(これは「鳥」を表す接尾語らしいです)スズツバに比べると、知名度はかなり低いです。個体数がスズメやツバメに比べると少ないってのはあると思いますが、この目つきの鋭さはあまりいい印象がないのかもしれません。

シメといえばこの目つきの鋭さ(目つきが悪いと表現される方も多いですが)が印象的だと思うのですが、ぶっといくちばしもなかなかの存在感です。高野図鑑ではシメの解説の出だしがいきなり「太っている。」なのは有名ですけど、いきなりそこに着目するのはあんまりだ…という感じがします。

『山渓名前図鑑野鳥の名前』を開いてみると、もっと単純にずばりと言い切っていました。
-----以下引用(『山渓名前図鑑野鳥の名前』)
「シー」という鳴き声に「鳥」という意味の「メ」がついて「シメ」。古い文献では「此女」「比女」。
-----ここまで引用

これはこれで納得できる感じがします。古代の人は目つきや太さ以上に、シメの声に着目したってことなのでしょうか。

2013年1月おわり記

晴天スキー

クロスカントリー

晴れたので、クロスカントリーを借りて歩いてみました。スノーシューと違って写真が少なくなります。自分にとっては雪遊びの道具で、自然観察には向かないですね。

2013年1月おわり記

荒天スキー

戸隠

今季二度目は一人スキー。天候が厳しく、また脚も全然持たず、なかなか大変でした。天気はまあしょうがないのですが、運動不足を痛感。

2013年1月おわり記

オオマシコの日

半分山歩き、半分鳥見のいつものスタイルで近所の里山に行ってきました。足跡多数、左2つはノウサギで中下はイノシシでしょうか。写真右端はヒガラです。

足跡など

この日は「オオマシコの日」でした。まずは草付きの斜面で3個体。ここではウソも見ました。お腹が赤いアカウソでした(写真はありません)。

オオマシコ

下ってきた林道脇の藪に2羽。ここではトラツグミにも出会えました。日が傾いてきたところでさらに2羽。1日にこんなに何度もオオマシコに出会ったことはありません。しかもいつもの里山。

以前はオオマシコを見るためにわざわざ遠くまで出かけたこともあります。今季は当たり年です。2007年にもこんなことがありました。

加えてヤマドリ♂1羽、♀2羽にも出会いました。登山道脇の藪から次々に飛び立たれ、心臓が止まるかと思いましたが、ラッキーでした。

ほかにはノスリ、エナガ、コガラ、ヒガラ、シジュウカラ、ヤマガラ、アカゲラ、コゲラ、シロハラ、ジョウビタキ、ベニマシコ、ホオジロ、カケス。

駐車場でエナガの水浴びを見ました。黄緑の楕円の中、水たまりを利用していました。これがたまらなくかわいかった。後は順番待ち?のシジュウカラ、右は水浴び直後のエナガです。

エナガ水浴び

この日のアメダスを見ると、12時でも気温はマイナスでしたが、日差しが暖かくぽかぽかの一日でした。日が長くなってきたこともあって、春を感じ始めています。

2013年1月なかごろ記

デジャヴの峰

ツイッターのフォロワーさんに教えていただいたコースを歩いてみました。よく登っている里山に、こんないいピークがあったとは…。ただ、登り切ったとき、子どもの頃に来たことがあるような記憶がよみがえりました。勘違いかもしれません。でも…。

いつもの道から外れ、送電鉄塔の巡視路に入りました。ガイドブックなどにはない道ですが、よく整備されていて電力会社の底力を感じました。

送電鉄塔巡視路

整備された道標がない分、そして同じ道を繰り返して歩くことが多くなっていた分、期待と不安がほどよく混じり合って楽しく歩けました。雪面にヒトが歩いた跡はなく、獣の足跡ばかりを追って歩く道でした。

途中、林道や作業道に引き込まれてしまって少し迷いつつ、尾根を2つ乗り越えて沢に下りました。藪っぽい道を少しだけ登って沢を渡り、案内標識に従って急な支尾根に取り付きます。

支尾根取り付き

この取り付きがわかりにくいとあらかじめ教えていただいていました。標識がなければわかりませんでした。

短いけれど高度感のある道です。最近こういう所は歩いていないし、雪もついていたので少し腰がひけました。慎重に歩きました。動物の足跡が狭いリッジについていました。

デジャヴの峰

ピークでは最近山での定番のカレーパンをかじって小休止。そして最初に書いたような既視感を感じ、不思議な感覚で過ごしました。もっと緑が少なく、今より岩の露出が多かったような記憶があるのですが、定かではありません。

振り返る下山路

鳥は少なかったのですが、下山路でウソ。

2013年1月なかごろ記

背中合わせのカラス

背中合わせのハシボソガラスを見つけました。ときどき鳴き合っている様子は、張り合っているようでもあり、無視し合っているようでもありました。いずれにしてもお互いを強烈に意識している感じで、カラスの人間くささを感じてしまいました。

夕焼けカラス

片方が飛び去ってしまったとたんに、向きを変えてそっちを見ているあたりも、カラスの心理が見えるようで面白かったのです。

2013年1月なかごろ記

山道プロミナー

久しぶりに使ったプロミナーに、ちょっとというか改めて感動したので、山道に持ち込んでみました。でも急坂を登るのは、重さもきついし、伸ばした三脚の足がつかえそうになるのもあって、なかなか大変でした。

山道プロミナー

そして、特にプロミナーが活躍する場面はなく、町並みを見下ろしていたら、そういえば洗濯物を干さずにかごに入れたままだったことを思い出して、すごすご山道を下ったのでした。

洗濯物を干した後、気を取り直して灯台もと暗しの森へ。これまで通算約90回通っているお気に入りの場所(今、野帳のページめくって数えてみました)ですが、望遠鏡と三脚を持ち込むのは初めてです。

シジュウカラなど

ここではシジュウカラやアオゲラなど、プロミナーで観察する機会がありました。特にシジュウカラがカマキリと思われる卵鞘をつついている様子は、双眼鏡での見え方とは違って迫力がありました。さすが30倍です。

しかし、ここでも急坂での三脚の取り回しには苦労したので、きっとこれからは、というかこれからも、これまでと同じようにあまり望遠鏡を持ち込むことはないでしょう。

灯台もと暗しの森の夕暮れ

2013年1月なかごろ記

レンジャク初め

情報をいただいていて、いそいそと出かけました。最近、鳥見と言えば山坂道ばかりで、プロミナー(地上望遠鏡のコーワブランド名です)を使うことがなくなっていましたが、この日の目的地は山ではなかったので車に載せました。

レンジャクはすぐに見つかりました。独特の鳴き声が木の上から聞こえてきます。

レンジャク

焦って写真を撮るような状況ではなかったので、まずはじっくり観察しました。年末にヒレンジャクを見たときはすでに薄暗く、真上を見上げる体勢でやや苦しかったのですが、この日は好条件でした。年末は全部ヒレンジャクでしたが、今回は両方混じっていました(キレンジャクが多かったです)。数は20羽ほど。

レンジャク

プロミナーを使ったのは5月の戸隠以来で、普段は双眼鏡での観察ばかりなのですが、やっぱりプロミナーはいいです。臨場感たっぷりでかなり楽しめました。

レンジャク

せっかくなので接眼レンズにコンデジを押し当てて、「なんちゃってデジスコ」もやってみました。下の画像がその結果です。大きくは撮れるのですがやっぱり鮮明さにはかけます。今回は普及型の望遠ズームとはいえ、一眼レフで撮ってトリミングした方が結果はよかったです。

なんちゃってデジスコレンジャク

でも、きちんとしたデジスコシステムを組めばすばらしい画像が得られることはネットの友人の作例からも明らか。今回不鮮明なのは、手持ち手押しシャッターによるぶれとピント合わせの未熟さが故でしょう。

プロミナーの稼働率が低いので、これまではあまりデジスコには乗り気ではなかったのですが、今回のようなシーンでは威力を発揮しただろうと思うと、気持ちが動きますね(ただし財政的裏付けは全くありません)。

2013年1月なかごろ記

スノシュ初め

表題は日本語としておかしいですが、今季初スノーシューってことです。例年なら戸隠で…なのですが、混んでいるというイメージが最近はぬぐいきれず、目星をつけておいた違う場所を歩いてみました。気温は-5度。ほどよい冷え方です。

雪の森

でも、同じことを考える人はやっぱりいるもので、すでにトラックが刻まれていました。少しがっかりしながらも、雪の森の美しさに感嘆しながら足を進めました。鳥はコガラ、シジュウカラ、コゲラなど。

新雪の斜面をスキーで滑る技量はありませんが、技術のいらないスノーシューならやっぱり目指すはノートラックの気持ちよさ。夏道を離れて斜面を登り、使われていない林道を目指してみました。

雪の森

ねらい通り、誰も歩いていない新雪に覆われた林道に出ました。一歩一歩を楽しみながら歩きました。おまけにカラ類の混群に囲まれて至福の一時。しかも、この群れにはキバシリが入っていました。今季はキバシリに縁があるかもしれません。ほかにはゴジュウカラ、エナガ、シジュウカラ、ヒガラ、コゲラ。

雪の結晶

天候は小雪。手袋や双眼鏡の接眼レンズにくっついた結晶を撮ってみました。冬はミクロも美しい。

2013年月はじめなかごろおわり記

登り初め(キバシリ・オオマシコ)

登り初めとは言っても、勝手知ったるいつもの里山歩きです。念のためスパッツを用意しましたが、積雪は深いところでも5cmほどで、トレッキングシューズで問題なく歩けました。

朝は晴れていたのですが、歩いている間は結晶が1つずつ落ちてくるような細かな雪が降り続いていました。山頂では雪がやや激しくなり、持ってきたカレーパンは立ったままそそくさと食べました。「ストーブでラーメン」も考えていたのですが、パンで正解でした。

雪の上にはトラッキングが。下画像右中はキツネ(一見ウサギっぽいですが、たぶんキツネのギャロップ)、その下は完全に憶測ですがヤマドリかな。

里山

山頂付近ではヤマガラ、コガラ、ヒガラ、ゴジュウカラ、コゲラ混群に遭遇しまた。ウソ、ルリビタキも確認。

登りとは別にとった下山ルートではキバシリとエナガ、シジュウカラ、コゲラの混群に出会いました。キバシリはまんまるでとってもかわいかったです。数羽があちこちの幹を登っていたので、かなりじっくり見ることができました。

そして下山口近くではなんと今季初のオオマシコ。オス若1羽、メス1羽でした。この日は換算90mmマクロと換算28mmコンデジの2台体制でしたので、かなり近かったにもかかわらず写真に撮ることはできませんでした。残念でしたが、その分双眼鏡でしっかり見られたともいえます。大体、ファインダーで見るよりも双眼鏡で見る方がずっと鮮明で美しいですしね。

下山して登山口へ戻る農道では、林縁にアトリ、カシラダカ、そしてミヤマホオジロ。ミヤマホもかなり近かったのですが、これもマクロで挑戦することなく、じっくり肉眼で観察して満足。ほんとに美しい鳥です。

最後にシジュウカラとメジロ、エナガの群れもやってきて、鳥的に充実した登り初めとなりました。

2013年1月はじめ記

滑り初め

1月2日、帰省中の姉と弟と姪との4人で滑り初めに行ってきました。姪はスキー初挑戦。楽しく滑れたようで何よりです。

駐車場は満車状態でさすが正月!と思ったのですが、ゲレンデはがらがらでなんだか心配になってしまいました。広々したゲレンデは気持ちよく、まったりと過ごしました。

滑り初め

鳥はコゲラの声を聞き、ヒガラの群れを観察した程度。リフトからはヤドリギが目立ちましたが、レンジャクの姿はありませんでした。

午後からは雪が強まり視界も悪くなったので早めに切り上げました。大して滑っていないにもかかわらず筋肉痛が、しかも二日後に出たことが自分的には問題です。

2013年1月はじめ記

ISS初め

年末は曇天に阻まれたISS、元旦に再挑戦です。父と姉夫婦と外に出て、西の空が見える場所で待ちました。雲は少なく、観測できそうです。

このサイトの情報通り、時間正確に光る点が見えてきました。計算通りで当たり前といえば当たり前なのでしょうがすごいことです。高度を増すにつれて輝きが増して見えました。

ISSがものすごいスピードで空を横切っていくのを見ながら、あそこに人が乗っているんだよなあ…なんてことを考えていました。笑われるかもしれませんが、これもすごいことです。

ISS

今回はカメラを用意して15秒露光してみたら、なんとかわかる程度には写っていました。絞りとか感度をどうすればいいのかわからず適当でしたが、辛うじて写せて小満足です。

信濃毎日新聞に、信州大学が打ち上げを予定している「ぎんれい」の記事が載っていました。
-----以下引用(信毎web 2013/01/01)
信大(本部・松本市)と信濃毎日新聞社は31日までに、同大大学院理工学系研究科の中島厚教授らが県内企業と協力して打ち上げを目指す超小型人工衛星「ShindaiSat(シンダイサット)」について、全国から公募していた愛称を「ぎんれい」に決めた。衛星は2013年中に完成予定。同年度中に打ち上げられ、発光ダイオード(LED)の光で地上と通信する超長距離の「可視光通信実験」に挑む計画だ。
-----引用ここまで

可視光通信実験ということで、衛星が光を発するようですが、一等星くらいの明るさなので肉眼でもよく見えそうです。こちらの観測も楽しみです。実験を推進している信州大学の中島・酒匂研究室のサイトはこちら。衛星の「仕様」なんかが見られるのは新鮮な感覚です。

2013年1月はじめ記

元旦鳥見初め

灯台もと暗しの森に行ったのは、もう日が暮れかけて東山が染まり始める時間帯でした。

夕暮れ

年末の雪はだいぶとけて、雪の重みで平らにプレスされた落ち葉が顔を出していました。

雪と落ち葉

2013年、初めて双眼鏡の視野に入れた鳥はモズでした。アオゲラ、コゲラ、ヒヨドリ、ツグミ、シジュウカラ、ヤマガラ、エナガを確認。

2013年1月はじめ記

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