野外手帳

楽しきは野山徘徊。

過去の野外手帳インデックス

ヒアリが話題なので庭のアミメアリを撮ってみた

カメラを持って庭をウロウロのお盆。ヒアリが話題なので、ヒマワリの葉柄に列をなしていた小さなアリを撮ってみました。お腹がピカピカで、頭と胸はブツブツで光沢がないので、これはアミメアリのようです。

アミメアリ

ヒアリの特徴を示した画像を見た時、腹柄が2つ(2つのコブ)あることが印象的だったのですが、アミメアリも同じでした(下画像)。調べてみると、ヒアリもアミメアリも、同じフタフシアリ亜科でした。環境省外来生物対策室の「ヒアリの簡易的な見分け方(暫定版)」では、フタフシアリ亜科すべてがヒアリに見えてしまいます。

腹柄

twitterではヒアリと見分けが難しい種類として、

○ハリブトシリアゲアリ(腹部の先端を持ち上げる)
○ヒメアリ(頭と胸は淡黄色、腹部は黒色)
○オオシワアリ(頭と胸に光沢がなく胸部後ろに棘…アミメアリと同じ)
○オオズアリ(触覚棍棒部は先端3節・兵隊アリの存在)

の解説が流れてきました(Junさんこちらのツイートがとてもわかりやすかったです。そしてこちらは追加編)。

これを見る限り、オオズアリとの見分けが難しいと感じました。ヒアリは触角先端3節ではなく、2節が棍棒部なのだそうです。また、頭と腹部が暗色なのがオオズアリという話も目にしました。でも手持ちの「日本の昆虫1400」(文一総合出版2013年)には、上記のうちアミメアリとオオズアリしか載っていません。ヒアリとの違いだけに限っても、アリの同定はなかなかハードルが高いと思いました。

これをきっかけに、アリにも興味を向けて観察していこうと思います。

2017年8月おわり記

カタツムリは難しい

8月の戸隠森林植物園の続きです。いかにもクマが踏みましたという感じのミズバショウ。最近も目撃情報はあるみたいです。

ミズバショウ

ミヤマカラスアゲハと思われる蝶はたくさん飛び回っていましたが、吸蜜シーンや止まるところに行き会えなかったので、写真はありません。下はクロヒカゲとたぶんオオウラギンスジヒョウモン。

クロヒカゲ

大型のイモムシを見つけました。オオミズアオと思われます。

オオミズアオ

オオミズアオの成虫は何度か見たことがありますが、幼虫は初めてでした。でも文一総合出版の「イモムシハンドブック」を3冊そろえていますので、同定できました。

ハンドブックシリーズは好きで、新しいのが出るとついつい買ってしまいます。イモムシハンドブックはよく活用できているのですが、買ったきりほとんど使わずにいるハンドブックもあります。そのひとつが「カタツムリハンドブック」。その理由は、自分の行動圏ではカタツムリを見ることがほとんどないからです。子どもの頃はもっと見かけたように思います。環境が変わってしまったのか、それとも目線が変わってしまったのか。

マイマイ

森のなかでこのカタツムリを見つけて久しぶりにページをめくってみましたが、同定がむずかしい…。識別のポイントを踏まえて写真を撮ってこないとだめですね。ニッポンマイマイの仲間でしょうか。

2017年8月なかごろ記

8月の戸隠森林植物園

林床に、ノブキの白い花が目立つようになった8月の戸隠森林植物園です。

ツリフネソウとキツリフネは、秋が近いことを感じさせる花です。まだたくさんは咲いていませんでした。

前回見頃だったタマガワホトトギスはそろそろおしまい。なぜか、もれなくアカアシカスミカメがくっついていました。検索してみると、ヤマジノホトトギスとアカアシカスミカメがそろって観察されている例がごそっと出てきました。

その他の花々。タチアザミが目立ちはじめ、これも晩夏を感じさせます。サラシナショウマは準備を整えている感じでした。

レンゲショウマはこれからでした。アキアカネが止まっていました。シキンカラマツはそろそろおしまいです。

2017年8月なかごろ記

アブラゼミ

日が落ちてもあまりにうるさいので、庭で鳴いている現場を激写してやりました。緑の翅脈が美しいですね。

アブラゼミ

2017年8月なかごろ記

アサギマダラを見にいく

半休を取って、避暑兼探蝶。前回は行き会えなかったアサギマダラが目的です。そして歩き始めて数分で、この目的は達成されたのでした。

アサギマダラ

ものすごくたくさんいて、通算では軽く50頭以上でしょうか。乱舞という言葉がふさわしい眺めで、すばらしい光景でした。スマホでも撮ることができました(下写真左上)。生息環境が写し込めるのはいいなと思い、やはり広角マクロにチャレンジしたくなりました。

アサギマダラ

マクロレンズで近づいて撮るとこんな感じです(↓)。翅の「浅葱色」はもちろん、体の黒地白紋や複眼の模様もすてきです。

アサギマダラ

アサギマダラは渡りをする蝶。これから先、山を越え海を越えて飛んでいくことを想像すると、壮大過ぎてロマンを感じてしまいますが、蝶にとっては厳しい旅ですよね。

アサギマダラ

アサギマダラ以外の蝶も少し撮れました。ウラギンヒョウモン、ミドリヒョウモン、ヒメキマダラヒカゲ、ヤマキマダラヒカゲです。

ウラギンヒョウモン

ついでにカエル。背側線がほぼまっすぐなのでニホンアカガエルでいいでしょうか。

ニホンアカガエル

ついでにキノコ。こちらはすべて未同定です。

キノコ

2017年8月なかごろ記

エントモファガ・グリリ

高原の湿原で避暑。ちなみに19℃でした。下界より7℃低い。時折小雨が降り、肌寒いくらいでした。

湿原

ヒヨドリバナ系の花が咲いていましたが、残念ながら目当てのアサギマダラの姿はありませんでした。
アキアカネがたくさんいました。この湿原で、以前はカオジロトンボを見たことがありますが、最近は見ていません。

ホオジロ

周囲からはメボソムシクイやルリビタキのさえずりが聞こえてきましたが、目にしたのはホオジロのみ。これは幼鳥でしょうか。

コバギボウシ

雨が強くなってきたので、1時間ほどで退散です。

さて、表題のエントモファガ・グリリです。このサイトで話題にするのは3度め。
最初は2004年7月。2度めは2014年8月です。2004年の記事は今回と同じ湿原でのもの。ここには毎年来ているのですが、このようなバッタの死を毎回見るわけではないので、エントモファガ・グリリの感染には波があるのかもしれません。

エントモファガ・グリリ

バッタがこの菌に感染すると、高いところに上って息絶えるのだそうです。バッタを高いところに上らせて胞子を遠くに飛ばす戦略なのだとか。自然の営みは不思議すぎます。

2017年8月はじめ記

実質的にはまだ梅雨の畦道

梅雨が開けてしばらく経ちますが、なんともはっきりしない天気が続きます。雨の合間を縫って歩いている感じです。7月下旬の畦道散歩。

ヤブカンゾウ

畦道は、ヤブカンゾウにヒルガオやハギの花も加わってさらに華やかになっていました。

ヤブラン

以前、ヤマシギを見た暗い沢では、ヤブラン発見。

ヤイトバナ

大好き!とまではいきませんけど、美しいヤイトバナ(ヘクソカズラ)の花も見かけるようになって、楽しい散歩です。

リンゴ

リンゴの実が大きくなっていました。傷のある実が目立って、以前の降雹の影響か…とちょっと心配になりました。

田んぼ

イネもだいぶ大きくなって、シュッとかっこいいオモダカも。

アマガエル

小さいアマガエルが目立ちました。この夏上陸した個体でしょうか。

トンボエダシャク

見かけたムシムシの面々。ガはトンボエダシャクでいいでしょうか。ヒロオビトンボエダシャクとの見分けは、腹部の黒斑ということですけど、いまひとつわかりません。

2017年7月おわり記

雨の戸隠森林植物園

朝イチで、傘をさして森を散歩してきました。気温19℃。7月下旬の戸隠森林植物園です。

戸隠森林植物園

池のほとりのヤマボウシの立ち姿がとても幻想的でした。

ヤマボウシ

この日の目当てはタマガワホトトギス。夏の花です。

タマガワホトトギス

山吹の名所、京都の玉川から名前をとったということですが、そこまで黄色い花は見当たりませんでした。

タマガワホトトギス

シキンカラマツが咲き始め。

シキンカラマツ

毎回思うのは、この花の撮影はとても難しいということです。うまく構図がとれません。

シキンカラマツ

その他の花々。

レンゲショウマつぼみ

レンゲショウマはまだつぼみ。咲くのが楽しみです。

戸隠森林植物園

雨雨雨でしたが、ミソサザイやノジコ、アオジ、ウグイスのさえずりをきくことができました。

2017年7月おわり記

マイブーム

どこにも行けなかった7月の3連休。その分、身近な自然の美しさが目にとまるのかもしれません。最近はヤブカンゾウがマイブームです。

ヤブカンゾウ

2017年7月おわり記

我が家の場合

妻が「虫!虫!」と夫を呼ぶ時、それは捕らえて外に出してよ(または抹殺して)という意味なのか、同定せよという意味なのか。前者のケースが多いのでしょうけど、我が家ではかなりの割合で後者です。正確に言うと、「同定したいでしょ?」になります。

リンゴドクガ

おそらくこれはリンゴドクガ。成虫もいいけど、あの美麗な幼虫を見たいな(2度しか見たことがありません)。

2017年7月おわり記

7月の畦道散歩

ヤブカンゾウ

いつもの畦道も、ヤブカンゾウが咲いてちょっと華やかに。

スギナ

膝を折ってこんな写真を撮っているものだから、犬の散歩をしている人から怪訝な目で見られてしまいました。

ネムノキ

ネムノキの鮮やかさが目を引きました。

畦道

あちこちでカノコガがたくさん飛んでいましたが、止まる現場を抑えることができず、写真は撮れませんでした。

2017年7月なかごろ記

道ばたの森で避暑

暑さに耐えきれず、夕方から道ばたの森を歩きました。そろそろ蚊が気になる季節です。ノジコとウグイス、ホトトギスがよく鳴いていました。足元を見るとコバノフユイチゴの花。マルバフユイチゴと覚えてしまっているので、この名前は現地では出てきませんでした。

カラマツ

下の写真の辺りではアオジとクロツグミが鳴いていました。葉が茂り姿を見ることは難しいですが、下界の暑さを忘れる爽やかさでした。足元には花が終わったイチヤクソウ。

道ばたの森

赤い実をつけた低木を見かけました。ニワトコでしょうか。イタチハギがこんなところにも。一株しかありませんでしたが、増えないことを祈ります。

赤い実

2017年月はじめ記

トイレでイカル

七夕の朝、トイレにこもっているとイカルのさえずりが聞こえてきました。自宅でイカルの声を聞くのは珍しいです。
おそらく高校生の頃、家から少し離れた川の近くの木立にイカルが来ていて、カメラを持って写真を撮りに行ったことを覚えています。結構近くで撮ることができたので記憶にあります。
というかそんなことがすぐ思い出せるくらい、自宅でイカルの声を聞く機会は少ないということです。

その頃の自宅周辺は田んぼが広がっていました。なので、スズメの他、ホオジロやヒバリなど、開けた環境を好む鳥が多く見られました。
今は住宅街が広がり、田んぼはわずかしか残っていません。その残った田んぼも宅地化されて家が建ち始めています。鳥は減ったのかというと、確かにホオジロやヒバリは姿を消しましたが、庭木を伝ってやってくるのか、時折ですけどシジュウカラなど森林性の鳥が見られるようになりました。

イカルも、自宅周辺で出会う機会が今後増えるのかもしれません。

2017年7月はじめ記

過去の野外手帳インデックス

このページのトップ