野外手帳

楽しきは野山徘徊。

過去の野外手帳インデックス

手のり蛾

9月中旬の畦道散歩です。早朝から歩いてみました。

ニラ

リンゴの色付きが進み、畦にはニラの花が咲きそろっていました。いつもの道が美しく彩られている感じでした。ニラにはイチモンジセセリを始め、いろいろな虫たちが集まって吸蜜していました。

イチモンジセセリ

ボロボロのヤママユが木の枝に止まっていたので、指に乗せてみました。脚がぴたっとすいつくような感触があって、気持ちがよかったです。この個体に残された命はもうそれほど長くはないでしょう。まもなく指から離れ、ひらひらと力なく飛び去っていきました。

ヤママユ

カノコガがたくさん飛んでいました。カノコガにも手に乗ってもらいました。画像右のナガコガネグモは、この道の田んぼ沿いでよく見かける常連さんです。

カノコガ

もうすぐ稲刈りの田んぼで見かけた、オモダカの葉を空に掲げてみました。こうして見上げるのがかっこよくて好きです。

オモダカ

2017年9月なかごろ記

1時間だけタカ見

タカ見

9月上旬、隙間時間を有効活用してタカ見に出かけました。短い時間ではありましたが、運よくサシバとハチクマの渡りに出会えました。小さいながらもタカ柱も見ることができました。下の写真は、旋回する同一個体のサシバを撮って4枚並べたものです。

サシバ

2017年9月なかごろ記

あけぼの

久しぶりの道ばたの森です。7月初旬以来。もう森はところどころに秋の色をまとい始めていました。

道ばたの森

この日のめあては、なんといってもアケボノソウです。

アケボノソウ

花びらの模様の美しさ、そしてこれを「あけぼの」の空に光る星に見立てた命名にしびれます。そして、暗い森の中では、花の形や配置自体がまさに白い星々のようです。とにかく素敵な花です。

アケボノソウ

この日(9月上旬)は、まだつぼみの株が目立ちました。次にここに来るときもまだ見ることができるでしょうか。蜜腺にやってきていたのはアミメアリです。

アケボノソウ

この日は、他にもいろいろな花が心を癒やしてくれました。まずはアケボノシュスラン。同じ「あけぼの」ですが、こちらはずばり明け方の空の色ですね。これも大変美しい花です。

アケボノシュスラン

そしてミヤマウズラ。葉っぱの模様はあまりウズラっぽくありませんでした。ランの仲間の立ち姿はいいものです。

ミヤマウズラ

ツリフネソウ、シラネセンキュウ、サラシナショウマ、タチアザミ。

ツリフネソウ

ノブキ(実)、ヒメキンミズヒキ、ミズヒキ、ツルリンドウ。

ノブキ

実は、上のノブキ以外にイチゴが2種。バライチゴとコバノフユイチゴ。

バライチゴ

ウバユリとマムシグサの仲間。

ウバユリ

花とセットでヌスビトハギ。

ヌスビトハギ

ムシムシ。キンモンガ、ヒトスジマダラエダシャク?、キクビアオハムシ、ゴマダラカミキリ。

キンモンガ

2017年9月なかごろ記

チョウゲンボウと月と

ベランダに出て月を見るためにスコープをセットしていると、目の前の電柱にチョウゲンボウが飛んできました。あわててカメラユニットを用意しましたが、間に合いませんでした。涼しくなって、月見がとても気持ちのよい季節です。

月見

この日の月は月齢11。

月齢11

2017年9月なかごろ記

桑の木

畦道散歩とは言いますが、コースの半分くらいはリンゴの畑の中の道です。おそらくリンゴ栽培が導入される前は、桑畑が広がっていたのだと思います。今でもあちこちに桑の木が残っていますから。その中でも一番大きな木にいろんな虫がいました。

桑の木

写真にはありませんが桑の木のすぐ近くでキタテハを見て、そして写真のキボシカミキリとキイロテントウ。ここまでは黄色で揃ったのに、見つけたケムシはアメリカシロヒトリで、黄色から外れてしまいました。
でも調べてみると、クワを食べるケムシの種類で名前に「黄」がつくものはいないようです。

2017年9月なかごろ記

9月初旬の畦道散歩はツバメ終認だったのかも

9月最初の記事は畦道散歩です。リンゴが色づきはじめ、稲穂が重さを増してくる時季です。

リンゴ稲穂

9月の畦道の花と言えば、まずはニラです。姿形がきれいですし、集まる虫も多いので、ニラが咲くと嬉しくなります。

ニラ

ガガイモの花もこの時季の楽しみのひとつです。とても小さいですけど、造形的に味わいのある花で、お気に入りです。

ガガイモ

9月は植物の実も楽しい時季です。ノブドウは色づきはじめ。アオツヅラフジはもう色付きがすんでいました。秋なんですねぇ。

アオツヅラフジ

アケビはいつの間にかこんなに大きくなっていました。ヨウシュヤマゴボウはいよいよ鮮やかさを増して。

見かけたムシムシ。同定できていますが基本種なので記述省略。

ナガコガネグモ

見かけたムシムシその2イモムシ編。左はアオイラガ。右は尾角があるのでスズメガ科のまだ若いイモかな。

アオイラガ

一番シャッターをたくさん切ってしまったのは、最近気になっているアシナガバエの仲間と思われるハエです。とっても小さくてとってもきれい。研究が遅れている種だということです。画像からの同定はほぼ不可能ということで、安心して未同定とすることができます。

アシナガバエの仲間

歩いていて一番思ったことは、今年はツバメの終認を見逃してしまったということです。この夏、あたりまえのように見かけたツバメを全く見ることがありませんでした。自由に観察に出かけられない生活を続ける中で、ついに身近な鳥の動向まで疎かにしてしまったか…と、少しばかり情けない気持ちになっていました。

でも自然は優しいです。

もうすぐ家にたどり着こうとしていたちょっと凹み気味のオジサンに、散歩の最後に空高く舞うツバメの小群を見せてくれました。最初はアマツバメかと思うほど、高いところを飛んでいて、夏に見たツバメとは違っていました。ついでにチョウゲンボウ3羽も追加で、大満足です。もう思い残すことはありません。そんな散歩の終わりの空。

9月初旬の空

2017年9月はじめ記

過去の野外手帳インデックス

このページのトップ