過去の野外手帳

〜2012年12月

27回目

餅つきを済ませ、窓ふきを頑張り、家を抜け出して灯台もと暗しの森にやってきました。朝まで降っていた雪は、季節外れの暖かさにだいぶ沈みました。気温は5度、フリースだけで大丈夫です。防寒長靴をはいて出発。

灯台もと暗しの森

モズ、ヤマガラ、シジュウカラ、ツグミ、シロハラ、ジョウビタキ、アオジ、ミヤマホオジロなどを確認。一番のヒットはコゲラでした。すぐ手前の木の幹の裏側でコツコツやっていて、こちら側に出てきたときに目が合いました。距離は約1m。もちろん近すぎて写真は撮れませんでした。

コゲラなど

最後はアカハラで締め。コゲラと同じく、いつもより距離が近く感じました。メスしか見かけないのですが、ここにはオスはいないのでしょうか。

野帳で調べてみると、この森を歩いたのは今年になって27回目でした。6月から9月ごろまでは蚊などが多くて足を踏み入れるのを躊躇してしまいますが、この森には本当に楽しませてもらいました。

2012年12月おわり記

仕事納めの日

ホオジロなど

早く上がれたので、レンジャクのいた山の登山口周辺に寄ってみました。レンジャクには会えませんでしたが、ホオジロ、カシラダカ、シジュウカラ、ヤマガラ、シメなど。

鳥を見ている途中で、大粒の雪が降り始めました。辺り一面から、カサカサカサ…と枯葉の上に落ちる雪片が立てる音が聞こえてきていました。雪が積もってこれから根雪になると、地上採食の鳥たちには厳しくなります。

音を立てて降る雪の景色

2012年12月おわり記

夕暮れの雪の森は美しい

夕日

夕暮れ間近の灯台もと暗しの森。雪が降ったので、その直後に歩きたかったのですが、頼まれ仕事が午後までかかってしまったのでした。

雪の森

見慣れたはずの森も雪をかぶると表情が一変します。本当に美しいと思います。歩くのが夕方になってしまったのは鳥的には不利でしたが、空の色、雪の色を楽しむにはよかったのかもしれません。

日が沈んで

でも、最後の最後にルリビタキが出たので、結果的には鳥的にもよかったのでした。60mmマクロでもなんとかルリビタキが撮れました(もちろん大トリミング)。

2012年12月おわり記

続林道探索

前回はこちら

この前は左に行ってみたので、今回は右へ。棚田っぽい形が残っていて水路があることからも、昔は田んぼや畑であっただろうと思われます。今は荒れ地になっていました。

林道探索

リンゴが捨ててありました。近くにリンゴ畑はありませんから、わざわざここまでトラックを入れて捨てるのでしょうか。それほど多い量ではないことがかえって不思議でした。リスと思われる足跡がリンゴの周りにありました。

林道探索

さらに下っていくと見知った車道に出ました。この道はどこに行くんだろう?という疑問が解消できたので、満足して来た道を戻りました。

私は道が好きで、被写体としても気に入っています。野外手帳写真倉庫にも道の写真が結構あります。道と道がつながっていることに、上手く説明はできないのですが、感動してしまうのです。

山でも、こうして登山道を歩いていけば山頂に着くという単純なことがうれしいです。そして、分岐が出てくるとその先がどうなっているのか気になってしまいます(大体は廃道だったり作業道だったりするのですが)。

2012年12月おわり記

鳥山的充実の休日(後半:ヒレンジャク見つけた)

前半はこちら

もう夕方になっていましたが、もう一つの里山を途中まで登ることにしました。以前見た迷い犬?が、どうしても気になっていたのです。

その犬がいたあたりまで歩いてみました。もちろん姿はありませんでしたが、自分の中で区切りがつきました。

里山

前回あった雪は消えていました。あれから雪が降ったので、今はまた雪道になっていることでしょう。

この日、犬には出会えませんでしたが、鳥的には大収穫でした。上画像のホオジロが、夕方の光を浴びたいい感じで撮れたのもよかったし、ミヤマホオジロの小群に出会えたり、アトリやルリビタキを見たりできたこともよかったのですが、なんといってもヒレンジャクの群れを見たことです。

どこかで聞き覚えのある声が頭上から降ってきて、ふと見上げてみたら彼らはいました。ゆっくり、でも急いでカメラを取り出してシャッターを切りました。枝かぶりが激しくて写真としては今ひとつですけど。

少し落ち着いてからは双眼鏡でじっくり眺めました。10分ほどは見ていたでしょうか。何かに驚いたのか、20羽ほどの群れは一斉に東へ飛び去ってしまいましたが、大満足でした。

ヒレンジャクなど

地面を見ると、レンジャクのものと思われる糞が多数落ちていました。何の種なのかはわかりませんが、彼らが種子の散布に寄与していることを実感しました。

飛び去った方向にある雑木林にも行ってみて姿を探したのですが、日が落ちてきたこともあり、再会は果たせませんでした。声は聞こえたような気がしたのですけどね。

野帳を調べてみると、2006年3月の戸隠が自分の中では最新のレンジャク記録でした。6年半ぶりの再会でした。

2012年12月おわり記

鳥山的充実の休日(前半:灯台もと暗し+里山)

灯台もと暗しの森

日の出前から灯台もと暗しの森を歩きました。上の画像は森の入り口です。未明の雪が、粉砂糖のように落ち葉の上に残っていました。

いつもに比べて早い時間帯のせいか、たくさんの鳥に会うことができました。12月初旬に続いて、ゴジュウカラとキクイタダキを確認しました。あとカケスが騒いでいました。最近ここでは見かけていませんでした。ミソサザイもここでの確認は久しぶりでした。当たり前のことですが、やっぱり鳥見は朝早くに限ります。

灯台もと暗しの森

そのほか、キジバト、アオゲラ、アカゲラ、コゲラ、ヒヨドリ、ルリビタキ、シロハラ、ツグミ、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、カシラダカ、アオジ、アトリ、カワラヒワ、ウソ、イカル、シメの23種を確認しました。かなり充実してました。

里山山麓

コンビニでご飯(麻婆丼)を食べたあと、里山登山へ。長靴を履いて歩き始めましたが、アプローチの農地(上画像)ではもちろん、山頂付近でも雪はくるぶしまで来ない程度で、拍子抜けでした。

雪化粧の森

雪化粧した森はどこまでも美しく、身も心も洗い清められる感じがします。年末の慌ただしさを忘れてしまうくらいの清涼感に満ちていました。

頂上で一息着いた後、下山にかかりました。

ここまで鳥は少なかったのですが、標高を下げたところでエナガとコガラ、ゴジュウカラの混群に囲まれました。この混群の通過に出会うことは、山での鳥見における最大級の楽しさのひとつです。あの感覚を何と言ったらいいのでしょう。至福の時間が過ぎていきました。

ベニマシコなど

山麓の農地に戻ると、雲間から顔を出した太陽の光に、雪は溶け始めていました。ミソサザイ、メジロ、ジョウビタキ、ミヤマホオジロ、ホオジロ、カシラダカ、ベニマシコ、アトリなどが次々に現れ、車に戻るまでの農道歩きもかなり楽しめました。

2012年12月おわり記

畦道のサプライズ

ドバトが勢いよく飛んでいき、ムクドリやツグミが一瞬ざわついたと思った直後、上空にオオタカが現れました。すばらしいスピードで頭上をかすめ飛んでいきました。自分が鳥だったら、あれは怖いと思いました。

畦道

2012年12月おわり記

林道探索

北の空は暗く、ときおりみぞれ交じりの雨が降っていました。例年より早く雪が来たのですが、その後はあまり降らず、スノーシューでの貸し切り遊びができるこの山麓も、積雪はまだまだです。

前から気になっていた林道に入ってみることにしました(下の写真左上)。入り口こそ動物の足跡しか見えませんでしたが、少し進むと轍の部分だけがとけていて、時々車が入っていることがわかります(下の写真右)。

林道探索

林道は、荒廃した水田跡(雑木が立ち並んでいて、地面の形状以外に水田らしさは皆無でした)に出て分岐し、右方向は水路に沿って下り、もう一方は藪の中へと消えていました。鳥的には藪の方が面白そうだったので、左に進み、ベニマシコ、カシラダカ、エナガとヒガラの混群などを観察しました。

今度来たときには、分岐を右に下ってみます。

2012年12月おわり記

後ろ髪を引かれる思いで下山しました

里山を歩きました。歩き半分・鳥半分の、自分としては標準的なスタイルです。

里山の道

高標山の右にちょこんと顔を出しているのは鳥甲山です(左端の台形の山はその名も「台倉山」)。鳥はシジュウカラ、ヒガラ、コガラ、ヤマガラ、エナガ、ミヤマホオジロ、ベニマシコなど。

ベニマシコなど

標高700mほどのところで、獣が歩く足音が聞こえてきました。イノシシだったら…と思って身構えていると、登山道に姿を現したのは小型犬でした。シェルティでしょうか。

寄ってきてしっぽを振っています。まん丸な目で見上げられて、思わず「こんなところでどうしたの…?」と声が出てしまいました。

正規ルートではない廃道から出てきたので、山中で飼い主とはぐれて迷ってしまったのか、それとも捨てられてしまったのか。まだ毛並みはきれいでやせてもいなかったので、山に入ってそれほど経ってはいないと思いました。

迷いイヌ?

落ち着いている様子で、お腹がすいている感じでもなかったのですが、山の中では食べ物が簡単に手に入るわけではなし、このまま放っておいていいのか迷いました。よっぽど連れて帰ろうかと思いましたが、飼い主が探しているかもしれないのでそれはやめました。

しばらく私の後をついてきて、それはそれで困ったなあ思いながらふと振り返ると、もう姿は見えませんでした。昔、家で飼っていた犬と大きさも色も似ていたので(雑種でしたが)、心揺れる出会いと別れでした。

彼が無事であらんことを。

2012年12月なかごろ記

雪のち晴れ

雪がやんだので、灯台もと暗しの森にでかけました。

ムクドリなど

白く雪化粧した里山バックの鳥たちが美しい道でした。

灯台もと暗しの森

もっと積もったかと思ったのですが、地温が高いのか、それほどでもありませんでした。

2012年12月なかごろ記

仕事疲れにルリビタキ

持ち帰り仕事に唸っていた週末でしたが、気分転換と称して灯台もと暗しの森に足を伸ばしてしまったのでした。風が強く荒れ模様の日でした。空は暗く、森の中は木々のきしむ音がしていました。それでもシジュウカラ、ヤマガラ、ヒガラ、エナガ、メジロといった常連組は元気でした。

この日のヒットはルリビタキ雌を見たことでした。今季初認です。例年、ルリビタキはおそらく数個体がこの森で越冬していますが、いつも見られるわけではありません。なので会えるとテンションが上がります。

その高いテンションのまま家に帰り、仕事に復帰したのでした。おかげで予定よりもはやくメドがつきました。

2012年12月なかごろ記

通勤フクロウ

帰り道、午後7時過ぎ、いつもの山沿い通勤路を走行中、ハイビームの中にふわっと鳥の姿が浮かびました。こちらに向かって飛んできて、電柱にとまったのはなんとフクロウ。感激です。

この日は、朝にも電柱にとまるノスリを見たので、通勤猛禽日となりました。

2012年12月なかごろ記

ゴジュウカラとキクイタダキ

12月初旬の灯台もと暗しの森です。日陰には前夜の雪が残っていましたが、南斜面はきれいにとけてしまっていました。

灯台もと暗しの森

例年にない寒さ続きで、鳥の出方もいつもの冬とちょっと違うようです。この日はゴジュウカラとキクイタダキを見ました。この森ではたぶん初めてです。アトリとジョウビタキをこの森で今季初認しました。あとメジロがいつもの冬より多い感じがします。

シジュウカラなど

ゴジュウカラは完全おしり写真になってしまいました。キクイタダキは、載せられるレベルの画像はありませんでした。一眼でさえこうですから、あの鳥をデジスコで撮れる方ってすごいと思います。

志賀は真っ白、寒い一日でした。

2012年12月なかごろ記

雪道をキツネがやってきた

カラマツ林

カラマツ林の中を歩きました。降ったばかりの雪が辺りを白く染めていました。鳥の声はシジュウカラとコゲラくらいでしたが、キツネがこの道をとことこ歩いてきたのにばったり出会ったのでした。

距離およそ10m。運転中にヘッドライトの光の中を逃げていく姿はよく見かけますが、昼間にこんな近い距離で見るのは初めてでした。

一瞬目が合いましたが、ぱっと走って逃げていきました。キツネもびっくりしたでしょうが、こっちもかなり驚きました。降雪・積雪で、私の足音が聞こえなかったのでしょう。

キツネの足跡

もちろん、カメラを構える余裕なんてありませんでした。上は逃げたてほやほやのキツネの足跡です。

雪が降ると足跡で獣たちの存在を知ることができますが、こうして実際の姿に触れると、改めて「がんばれよー!」と言いたくなります。

2012年12月なかごろ記

バードトラッキング

12月になり、雪のシーズン到来です。雪はうっとうしいとも思いますが、朝こんなのを見るのは楽しいです。雪は優れた記録者です。これはセキレイでしょうか。

バードトラッキング

2012年12月はじめ記

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