野外手帳 2026年1月 その1
- ややハチジョウ
- 雪の用水沿い
- 朝日と鳥
- 畦道から森へ
- 霜の朝
- トモエ来ないな
- ここでもミコアイサ
- ミコアイサなど
- コハクチョウその2
- コハクチョウその1
- 同志
- コゲラいっぱい
- トモエが見たい
- 雪食べのイカル
- 雪景色の畦道探鳥
ややハチジョウ
2026年1月27日記

年によって変動が大きい冬鳥の渡来、ツグミも例外ではありません。マストドンのフォロイーさんの投稿によると、地域差があるようですが、当地では今季はとても多く感じます。
これだけたくさんいるとハチジョウツグミが混じっているのではないかと、できるだけ丁寧に双眼鏡で見るようにしています。そしてこの日、色の薄いツグミを見ました。

これです。
同じ場所にいたツグミと並べてみました。光の当たり方など、同じ条件です。


上が色が薄いツグミ、下が普通の色のツグミです。
ハチジョウツグミとまではいかないですが、ツグミとのハイブリッドの可能性はありそうです。
雪の用水沿い
2026年1月24日記

用水沿いのなんということのない道も雪に飾られればこの美しさです。こういう朝はやっぱり歩かなければなりません。

スギの木の上にオナガがいました。近くのカキノキへ移動していきます。オナガの群れって一度に移動しないで、少しずつ飛んでいくのがおもしろいです。安全を確認してっていうことなんでしょうか。

雪の里山を背景に、懸命に命をつなぐオナガたちです。クマ対策ですっかり悪者にされた放置柿ですが、里の鳥たちにとってはとても貴重な冬の食べ物です。

ベニマシコの声がしました。

探すと藪っぽくなっているところにいるオスとメスの小群を見つけました。

先日、イカルが雪を食べるのを観察しましたが、ベニマシコも同じ行動をとっていました。冬の水分補給方法として、一般的なものなんでしょう。

用水の中を歩くハクセキレイです。
この時季、この用水では時々意外な鳥に出会うことがあります。最近ではカワガラス(意外というには頻度は高いですが)、昨季はトラツグミ、過去にはアオシギやヤマシギなど。もちろんほとんどはいつもの鳥なんですが、チェックは欠かせません。
朝日と鳥
2026年1月22日記

少し雪が来た朝です。ソメイヨシノの向こうの日の出前の空です。

畦道の脇でたたずむホオジロ。

まだ誰も歩いていない畦道にほのかに明るくなった空の色が映ります。

振り返れば里山は一足先に太陽の色に染まっていました。


やがて朝日は里の鳥たちも照らし始めました。スズメ。


ツグミ。

ホオジロとカシラダカのコラボです。

カワラヒワ。

キジバトは木の上で縮こまっているように見えました。

日が高くなり、青く晴れ渡った空を渡るハシボソガラス。

太陽が高度を上げていくと彩雲も現れました。
畦道から森へ
2026年1月21日記
午後から歩いた畦道です。

見かければいつも撮ってしまう冬の赤。スイバです。

畦道に入る前、住宅地の電柱にいたハシボソガラス。

柿の実をつつくムクドリ。

住宅地のほうが鳥は多い感じで、畦道は鳥枯れでした。

森に到着。いきなりノスリです。眼の前に飛んできて、一瞬枝に止まりましたが、すぐに飛び去りました。シャッターを切れたのは2枚だけ。その他シジュウカラ、ヤマガラなど。

天気はよかったのですが、予報通りは下り坂で、森を出る頃にはすっかり曇天モードになっていました。

天気がよかったときには畦道に現れなかったカシラダカ。帰り道は何度も見ました。

天気は関係なくたまたま目にしなかっただけだと思いますけどね。

他にシメ、ベニマシコなどを観察でき、最後はツグミです。
霜の朝
2026年1月19日記
マイナス6℃と長野市平地としては結構な冷え込みになったので、霜の写真を撮りに出かけた朝です。

きれいに草刈りが行われている休耕田では表面霜による虹色の反射が見られました。肉眼で見るととてもきれいです。写真ではうまく写りません。

ピントを外すとわかりやすいです。

ホトケノザに霜の飾り。

オオイヌノフグリにも。

トウダイグサです。

ギシギシです。
トモエ来ないな
2026年1月18日記
地元に戻っての水鳥観察はいつものため池へ。

ねらいは前回見ることができなかったトモエガモなんですが、今回も見ることはできませんでした。今冬はだめかもしれません。

メーリングリストにはここでのトモエ情報があったので、たまたまアシの影で見られなかったのか、もう抜けてしまったのかです。
ここでもミコアイサ
2026年1月18日記
餌付け地で鳥を見るのはやっぱり気が引けるので、ちいさなため池へ。ここには年に1度くらい来ています。

やっぱり鳥はかなり遠くて、スコープでもぎりぎりでした。でもこれが本来の姿、本来の鳥との距離ですよね。ちなみに上の写真には鳥は写っていません。

ここでもミコアイサを観察できました。雄1雌3です。やっぱり見られて嬉しいミコアイサです。
他の水鳥はホシハジロ、ハシビロガモ、マガモ、コガモ 、オオバン。そして水面に浮かぶこれらの水鳥にハヤブサが上空から襲いかかるという素晴らしいシーンを見ることができました。もちろん写真はなしです。
ミコアイサなど
2026年1月13日記
前の記事は、餌付け問題に対する自己矛盾を抱えつつのコハクチョウ詣ででした。今回はそこで見た他の鳥達の紹介。

水鳥ではありませんが環境的にはぴったりのタヒバリ。

何人かのカメラマンが三脚に据えたでかいレンズを向けていたミコアイサ。そういう方々の近くに行く勇気はなかったので、少し離れたところからポチポチ撮りました。とても遠かったです。でもやっぱり見られて嬉しいミコアイサです。

コガモ。この個体がいたエリアは餌付け場所からは離れていて、水もきれいです。コガモはあまり餌付かない傾向にあると思います。


マガモ。これも餌付けエリアから離れた場所で。


オナガガモ。

ヒドリガモ。


キンクロハジロ。


ホシハジロ。

オオバン。

そしてカワウです。
野生動物への影響はもちろん、高病原性鳥インフルエンザのリスクを考えると、餌付けが問題であることは明確です。でも、間近で多様な鳥たちに出会える魅力には抗えずに来ていました。ですが、やはりいつまでもこうした行為に「加担」し続けてはいけないのだと思う次第です。
コハクチョウその2
2026年1月11日記
コハクチョウ渡来地をもうひとつ回りました。
こちらは餌付けをしているので、自分の教義(?)に反する場所なのですが、人が集まらない少し離れたところにいいところがあるので、つい寄ってしまいます。

それがここです。餌付け場所からは離れていますが、人を恐れないのでやっぱりここでも食べ物をもらっているのだとは思います。ただまわりの風景もあいまって、自然の中のコハクチョウという感じがします。

コハクチョウの表情をこうしてじっくり見られるのもいい感じです。


青空とコハクチョウの組み合わせは素晴らしいです。


コハクチョウ写真集みたいになってしまいました。ここだけで1500枚くらい撮ってきたので、ここに載せたのはほんの一部です。
この地にコハクチョウが毎年渡来するのは餌付けの結果です。餌付けには基本的に反対ですが、毎冬この素晴らしい鳥をこうして見られる恩恵に預かってしまっているわけで、自分でもなんだかななのではあります。
ちょうどこの記事を書いたあと、「ダーウィンが来た」で鳥インフルエンザについてやっていたので追記します。
番組内ではオジロワシが高病原性鳥インフルエンザに感染したという事例を取り上げていました。
鳥インフルエンザウィルスは、カモなどの水鳥とは長い時間をかけて共生関係を築いていて、ウィルスが体内にいても宿主にはあまり害がありません。弱毒性なわけです。
しかし、餌付けなどであまりにも密な状態に置かれると、個体間の感染が次々に起こり、その過程で強毒性へと変異してしまうことになります。
それが他の鳥に感染して命を奪うことになったり、感染した鳥を食べた他の鳥や哺乳類が感染したりという事態を引き起こします。
つまり餌付けは「クソ」なわけですが、この餌付けされたコハクチョウを見に行った自分もそのクソの一部なわけで。
昨シーズンも似たようなこと書いていました。進歩がありません。
コハクチョウその1
2026年1月11日記
年に1度のコハクチョウ詣でです。
ここでは餌付けは行われていないので、カモも少なめ。

写真のオカヨシガモ、ホシハジロ、オオバンのほか、カルガモ、キンクロハジロ、コガモ、マガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、カイツブリ、カワウ、アオサギ、ハクセキレイ、ホオジロ、ウグイス、ハシボソガラス。

コハクチョウは岸辺から離れて遠くにいました。数えてみたところ103羽はいました。

近くで見ることは叶わない場所ですが、個人的にはこの方が好ましいと思っています。
同志
2026年1月11日記
氷点下の畦道で油絵を描いている人がいました。

このなんていうことのない畦道に素晴らしさや美しさを見出して、記録し表現しようとしている同志だと感じました。
コゲラいっぱい
2026年1月6日記
1月初旬、里山山麓徘徊の記録です。

南斜面はこんな感じ。

北斜面にはまだ雪が残る山でした。

コゲラが高密度でした。

かろうじて後頭部の赤い羽毛が見え、この個体は雄であることがわかります。

このとき、私の周りで同時に4個体が枝や幹をつついていました。これほど密に見られることは珍しいと思います。

ゴジュウカラもやってきました。戸隠であまり見かけなかったので、久しぶりに見た感じがしました。

特記事項としては、ようやく今季初のシロハラ観察です。写真は撮れませんでしたが、しっかり観察できました。普段歩く範囲でも早く目にしたいものです。
その他、エナガ、シジュウカラ、ヤマガラを観察。短時間でしたが、楽しい里山山麓徘徊となりました。
トモエが見たい
2026年1月5日記
長らく定期的に通っているため池での水鳥観察です。

全体的には11月に来たときよりは数が増えていました。しかしその時に観察できたオカヨシガモの姿はなく、代わりにハシビロガモが増えていました。期待していたトモエガモは観察できませんでした。

以前、トモエガモは珍しい種類という認識でした。実際、絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定されているので、数は多くなかったはずです。しかし、近年は大群が観察されるようになり、空港でのバードストライク問題を引き起こすまでになりました。
主な繁殖地の韓国では、数はあまり変わりがないことから、温暖化による繁殖地の拡大が飛来数の増加の原因ではないかと言われているそうです。
この池には毎冬数羽が飛来することが続いています。私が最初にここでトモエガモを見たのは2018年の1月でした。当時は「ここでトモエが見られるのか!」と少々舞い上がった記憶があります。おそらく、この少し前から飛来していたのだと思われます。トモエガモの飛来が増えてきたとされるのは2010年代からだそうですので、ここでの観察記録と時期が一致しています。
どういう理由でこの小さな池を選んでいるのか、不思議に思います。
雪食べのイカル
2026年1月5日記

いつもの近所の森、2026年もここに通います。
とてもいい感じです。ぎっくり腰が治ってよかったです。回復まで1週間かかりました。

もう昼が近い時間帯だったので、枝の雪はかなり落ちてしまっていました。もっと早く来ればもっと美しい風景を見ることができたでしょう。加齢とともに早起きは苦にならなくなっているのですが、この正月休みはできるだけ布団の中に長くいたいという気持ちが勝ってしまっていました。

鳥的にはあまりよくありませんでしたが、その中から近くに来てくれたコゲラ。

そしてメジロ。

イカルの群れも見ることができました。これは雪を食べているイカルです。前にもこのような行動を見たことがあります。水分補給の代わりなのでしょうか。
その他はヤマガラ、シジュウカラ、シメを確認です。気になるのはここでまだシロハラを初認できないことです。ツグミが少ない冬はこれまで何回か経験しましたが、シロハラについては記憶がありません。

林縁で彩雲を見ました。建物に太陽を隠して撮ってみました。非常に色鮮やかな彩雲で、新年早々いいものを見ることができました。
雪景色の畦道探鳥
2026年1月5日記
1月最初の畦道探鳥です。年末にぎっくり腰に見舞われて、回復に結構手間取ってしまいました。そんなわけで、探鳥初めは1月3日になりました。

用水にかかる小さな橋には、まだ人間の足跡はありませんでした。こういうのってとっても好きです。この足跡は誰のものでしょう。タヌキか外猫か。

気温は歩き始めた時点でマイナス2℃。それほど冷え込んでいたわけではないですが、キジバトはこれ以上ないというくらい丸くなっていました。

積雪はこのくらい。休耕田も美しく雪化粧です。

そこで食べるものを探すハクセキレイも美しかったです。生きるのに必死な彼に比べて探鳥者は気楽なものです。せめて彼らの生活に与える影響をできるだけ小さくするように歩きたいです。

まっすぐ上に伸びたリンゴの枝に止まるヒヨドリ。

青空にツグミ。晴れた雪の朝は鳥たちがより輝いて見えます。

ウメにホオジロ。

寒くなってカシラダカを見かける機会が出てきています。この日撮れたのは残念ながら後ろ姿だけ。

スズメたちも頑張っています。

12月にも書いたように、なぜかこの時期になると里にアカゲラが現れます。こんな細い枝をつついても彼らが食べたい虫はいないように思うんですけど。

そして見られて嬉しいベニマシコ。雪が似合います。下は雌。数羽の小群で藪を移動していきました。

耕作放棄地が増えていいことはあまりないと思っていますが、このベニマシコの生息に適した環境が多くなっているとは言えます。実際観察できることは増えました。このベニマシコを見た場所もリンゴ畑だった場所です。

というわけで気持ちのいい朝を過ごすことができた1月初旬の朝のお話でした。今年も鳥山絵葉書をよろしくお願いいたします。