過去の野外手帳
-2018年1月
1月31日の幸せ
2018年1月31日の皆既月食を今頃アップしている体たらくです。この日は天気予報からして8割方あきらめていたのですけど、皆既月食を見ることができて、気温もマイナス1℃程度と寒くなく風もなく、幸せとはこのことかなというすてきな夜でした。
2018年3月なかごろ記
名推理すぎる
3/8現在、twiterでフォローしているのは451人の方々。でもその中で実際にお会いしたことがある方の人数は、両手の指で足りてしまいます。その中に、同じ長野市で活動されていて「裏山」のエキスパートであるCBPさんがおられます。
そのCBPさんさんから「◯○◯の近くの水路はアオシギ出そうな雰囲気ですよね」という趣旨のお話を半年前にいただいて、以来ずっと気になっていました。CBPさんは「裏山」の沢で何度もアオシギの観察機会を持ち、アオシギの気持ちが理解できるレベルになっていると思われましたので、その話に乗ってみました。
これがその水路です。
そして、なんと車を降りて30秒でアオシギを発見することになったのでした。心が震えました。ほんとにいるじゃんか!って感じでした。CBPさんすごいよ!証拠写真をば。
休日でも2,3時間しか外遊びに充てられない現状ですけど、環境からいそうな種類を推理し、それを確かめるという遊び方は、とても面白いし自分にもできそうだなと思いました。この日はたった30秒で刺激的な体験ができましたし。CBPさんのような推理力を自分も身に着けたいけれど、それにはやっぱり鳥を見続けるってことなんでしょうね。
2018年3月はじめ記
午後からの裏山山麓徘徊
まずは正面顔のシロハラ。シロハラをとても多く見かける日でした。
真っ赤なベニマシコを見ることもできましたが、写真には撮れず。でも、この日の目標だったミヤマホオジロは、藪から出てくるのを待って、なんとか撮ることができました。
この冬は本当にアトリが多いと感じます。この日も何度も群れが飛び回るのを見ました。低いところに止まるシーンに出会えてシャッターを切りました。
車に戻る直前にもアトリの群れと会いました。
近づくとアトリの群れはぶわっと飛び立って、カワラヒワと混じって、夕方の色になり始めた空を背景に電線に止まりました。
2018年3月はじめ記
争うツグミ
検索してみればそんなに珍しいシーンではないみたいですが、私は初めて見ました。
この場所で争った後、逃げた側を追いかけていくシーンも見ました。縄張り争いにしては追う範囲が広いなという印象を持ちました。
雪の上には争いの跡が。
これまた美しい。
2018年3月はじめ記
頑張れ鳥たち
3月に入りましたが、これは1月下旬の記事です。
朝はアメダスでマイナス11℃、しっかり冷え込んだ日でした。歩いたのは午後からでしたが、表面霜がとけずに残っていて、キラキラ虹色に光る畦道でした。やはり冬は美しい季節です。
足跡を発見。
これはスズメの足跡です。
食べるものを探して懸命のスズメたちでした。
いつもより近づけます。生きるために食べることを優先しているからですが、そこにつけこんでにじりよって写真を撮ることはやっぱりよくないと自制し、そこそこの距離からシャッターを切りましたた。
こちらはおそらく食べるものは食べて一息ついているスズメたち。でもいつもよりはやっぱり警戒心が薄い感じです。雪が積もって寒いということは、やはり鳥たちには厳しいことなのだなと改めて思います。
ヒヨドリは盛んに畑の葉物を食べていました。頑張れ鳥たちと心に念じた冬の日です。
この日もカワガラスに会えました。水の中で食べ物を探す彼らには、積雪に左右されないって利点はありますが、市街地を流れるあまりきれいとはいえない川に十分な食べ物はあるんでしょうか。
2018年3月はじめ記
鳥は動いている
先日10羽以上のトモエガモが現れた某池に再び行ってみると、見られたトモエガモは雄1羽だけでした。1週間でこのちがいです。
めったに見られないトモエガモだから、こうして1ヶ所に長い期間とどまっていないことがわかるわけですが、この池にいるその他のカモたちも、案外入れ替わっているのかもしれません。
2018年3月はじめ記
久しぶりの都市公園
以前はよく足を延ばした都市公園の池。オシドリとかヨシガモなんかを見たことがあったので、ちょっと期待したのですけど、この日はカルガモのみでした。水が減って池の面積がかなり小さくなっていたことも関係があるかもしれません。
雪が降り始めた中のカルガモは風情があって美しく、写真を撮って楽しみました。ハクセキレイもいました。
2018年2月おわり記
黒い鳥と白い鳥
隣町の田んぼの中を広域農道を運転中、黒い鳥の大群を見つけました。なぜか持っていた双眼鏡で見てみると、ミヤマガラスではありませんか。続けて白い鳥の小群を見つけました。これまたなぜか持っていたカメラで撮影してみれば、コハクチョウではありませんか。
2018年2月おわり記
鳥が減ったと思う
灯台もと暗しの森、この日は完全に空振りでした。時間にして30分弱しか歩かなかったものいけないのですが、それにしても鳥がいませんでした。ヒヨドリを見たくらい。声はエナガとヤマガラのみ。こういう日もあるのですね。
でも、このサイトで何回か使っている「時はいくかえりも同じ処を眺めているものにのみ神秘を説く」の気持ちで、これからもこの森を歩いていきます。鳥がいないということもそれはそれで事実でありますし。ただ、この灯台もと暗しの森、以前に比べて明らかに鳥は減ったと思います。きちんと調査しているわけではなく、感覚にすぎないのですが。その思いを強くしてしまったこの日の森でした。
2018年2月おわり記
東方連山遠望
どうしても行動開始が夕方になってしまう休日です。
もう太陽が暮れかかる時間帯。でも外を歩かずに終わる休日もなんだかな…ということで、少しだけ歩いてみることにしました。さすがに鳥は少なくて、写真に撮ることさえできませんでした。やっぱりここでもアトリが多く、群れで飛び回る姿を何度も目撃しました。その他、カシラダカ、シジュウカラ、エナガ、ヒヨドリです。
ちょっとした高台なので、東方連山がよく見えます。上の写真は左:四阿山、右:根子岳です。
太陽が高度を落として陽の光が赤みを帯びてくると、山も赤く染まり始めました。
上の写真は左:笠岳、右:横手山です。横手山の山頂アンテナ群もよく見えていました。
そしてさらに時間を置いて赤く見えたのは左:裏岩菅山、右岩菅山です。
普段はこの時間帯は仕事をしているので、こういう山の色を見られるのは休日ならではのこと。やっぱり出かけてよかったと思えるひとときでした。
2018年2月おわり記
里山山麓探鳥
夕方から、里山山麓で1時間ほど鳥を探しました。あまり歩かないことに決めて、久しぶりにプロミナーを持ち出しました。
今季はアトリが多いと何度かこの野外手帳で書いている気がします。この日も例外ではありませんでした。
久しぶりのデジスコはとても難しく、地面で盛んに採食するアトリをやっと捉えることができました。
写真にはありませんが、車から降りる直前にキツネを見ました。野生のキツネを見るのは結構久しぶりです。鳥を見るのもいいのですが、やっぱり獣を目撃すると興奮します。
2018年2月おわり記
トモエガモ現る
中学生の頃から通っている池にトモエガモが入っていました。お正月に来たときにもいたのかどうか…気が付きませんでした。オスだけで8羽、メスは4羽まで数えましたが、もっといたかもしれません。
ここは公園になっていますが、昔はどこにでもあるようなため池のひとつでした。ため池としての役割を終えたからなのか、水鳥公園として整備され、池の面積は半分くらいになってしまったと思います。餌付けが始まり、以前よりカモは増えましたが以前の面影を知るものとしてはなんとなく好きになれない場所でした。
でも、周囲の開発が進み、カモたちにとっては安心して休息できる貴重な場所になっているようです。少なくとも全面的に埋め立てられてしまうよりは100倍ましでした。

2018年2月おわり記
鳥たちに会える散歩道
きりりと冷え込んだ日の朝。でも太陽は春に向けてずいぶん力強さを増してきた感じがします。いつもの畦道散歩。
取り残されているリンゴにはヒヨドリ。
日当たりの良い藪にはジョウビタキ。
里山バックのツグミと、雪山バックのスズメ。

2018年2月おわり記
善善善光寺
善光寺参りのついでに鳥探し。境内で双眼鏡はやっぱり恥ずかしいので、カメラをバッグに忍ばせて、鳥がいたら取り出してシャッターを切るスタイルです。
自分の行動範囲では、今季アトリが多いイメージがありまして、ここ善光寺でも例外ではありませんでした。
善光寺裏手の桜坂方面に足を延ばしました。カキノキレストランにエナガとメジロご来客。
写真にはありませんが、ここにもアトリがたくさんいました。
2018年2月おわり記
カワガラス再び
入浴介助を済ませて午後の自由時間。畦道散歩に出ました。
なんとカワガラスがいましたよ。ここで見るのは久しぶりで、2013-2014年の冬以来です。住宅街を流れる川で見られるとちょっと得した気分になります。
灯台もと暗しの森まで足を延ばしました。
夕日を受けて鳥たちが輝いていました。そしてこの森の夕暮れもとても美しかったです。
2018年2月なかごろ記
雪の里山を歩く
2018年初めての山は標高3桁の小さな里山(今は2月中旬ですが、これは1月初旬の記事です)。山麓の果樹園を抜け、登山道に入ります。幸いなことにトレースがありました。
倒木が道をふさぎ、とても歩きにくい道でしたが、ヒガラやマヒワの群れに囲まれ、気がつくとキバシリも近くにいたりして、鳥的にはとても楽しめました。
山頂直下の美しい森。
午後からの山でしたので、てっぺんを踏みすぐに下山しました。
登りとは別ルートをとり、山麓を巻く林道を辿ります。動物の足跡がたくさんありました。一直線に続く左はキツネ?右はノウサギだと思われますが、ぐるぐると暴れたような跡が残っていました。何があったのでしょう。
そしてこの蹄の跡はニホンカモシカかニホンジカでしょうか。この山ではいずれも姿を見たことはありません。
林道歩きを終えて一般道に出る頃には、雪が激しくなってきました。短い時間でしたが楽しい山歩きができました。
2018年2月なかごろ記
車で探鳥
隣町の広い田んぼの中を車でウロウロしてみました。コチョウゲンボウがいるかなーって探したらチョウゲンボウはいました。
遠く槍ヶ岳を背景にしたホオジロと、雪景色の中、結果として完全な保護色のダイサギが印象に残りました。
2018年2月はじめ記
久しぶりのオオジュリン
用事のついでに街中の小さな遊水地に寄りました。ここでは以前クイナを観察したことがありましたので、そんな期待も少しはありました(結果から書くとクイナは見られませんでした)。
それでもいろいろな鳥たちが姿を見せてくれて、特に上の写真の左下、オオジュリンはかなり久しぶりに見ました。
2018年2月はじめ記
久しぶりのトビ
相も変わらず畦道散歩。この日はだいぶ日が落ちてきてからになってしまいました。
トビを見ました。とても久しぶりだと感じました。積雪があるとトビも移動するのかもしれません。
2018年2月はじめ記
白い森のアカゲラ
2018年初めての灯台もと暗しの森は、雪をまとって大変美しい姿で私を迎えてくれました。
この森で人に会うことは少ないのですが、この日は年に一度程度会う方と行き会いました。その方も自分の顔を覚えてくれていて、あれこれ情報交換をしました。ケアシノスリっぽい猛禽をこの森で見かけたとのこと。ノスリは自分も何度か見たことがあります。果たして…。
アカゲラを見ました。白い森の中で赤がとても鮮やかで素晴らしい光景でした。
2018年1月おわり記
たまにはカモ
普段、山の鳥を中心に見ているので、たまには…ということで近所の池をチェック。
ヒドリガモ、オナガガモ、カルガモが主で、あとはオカヨシガモなど。カワウはここでは初めて見たかもです。この池では2週間後に珍しいお客様がお見えになることになるのですが、この日はこういうことでした。
翌日は別の池をチェック。ここにはコハクチョウが飛来したことがあるのですけど、この日はカルガモのみでした。細かな雪が降る中のカルガモは大変美しく、車の中からしばらく眺めていました。
2018年1月おわり記
元日探鳥
もうすぐ1月が終わりますが、実はここからが2018年の野外手帳になります。これは1月1日の畦道散歩。
2018年初めて見た鳥はヒヨドリでした。畑でなんか食っていました。
いつもの畦道ですから出会う鳥もいつものメンバー。オナガには最近よく会います。
空飛ぶ三角定規さんたち。こうして写真として止めてみると、飛翔する姿がとても美しいことに気づきます。
この日のハイライトはイカルの群れに出会ったことでした。
木立を背景に美しい姿を見せてくれました。黄色いくちばしが特によく映えていました。
2018年1月おわり記
