過去の野外手帳
-2018年9月
チゴハヤブサの観察
「ミニベロで再びチゴハヤブサに会う」の続き、9月下旬の記事です。
せっかくのチゴハヤの観察機会なのに、小さな双眼鏡での観察とスマホでの撮影ではあんまりなので、一度家に戻り、メイン双眼鏡と一眼レフをもって再出動しました。
先程止まっていた木とは別の木に止まっていて、探すのに少々手間取りました。なぜか下写真の上側の画像はやたら赤く写っていますが、他の画像と同一個体です。
観察しているうちに雨が降り始め、また暗くもなってきたのであまり長い時間の観察はできませんでした。それでも辺りを飛び回り、何かを捕食して枝でついばむ様子が観察できました。
後日、知人に「あそこで何してたの?」と聞かれてしまいました。カメラを構えていた姿を通りすがりに見られてしまったようです。こういうときの説明が面倒くさいです。やっぱり街中での鳥見は避けたいですね。
ちなみに、1週間後の10月初旬に再び自転車でこの場所に行ってみましたが、チゴハヤブサは観察できませんでした。前回12年前の終認は9/20でしたから、おそらく今回の観察も去る直前だったのだろうと思います。
2018年10月おわり記
ミニベロで再びチゴハヤブサに会う
猛烈な台風が接近する予報を聞き、台風が来る前にとミニベロを漕ぎ出しました。雲行きはすでに怪しく、行先に雨が落ちているっぽい風景も見ました。
雨に合う前に帰ろう自宅方向にハンドルを向け、とある交差点を右折した時、ふと聞き覚えのある声がしました。これはモズ…?じゃない。チゴハヤだ!目線を上げると遠くにチゴハヤらしいシルエットが空を横切るのが見えました。
ちょっと興奮しながら、右折をやめ、交差点を直進してチゴハヤが止まっているであろう木の近くまで行きました。バッグに入っていた小さな双眼鏡で探してみると、いましたよ!下はスマホの最大ズームで撮った写真です。円内に辛うじてチゴハヤブサが写っています(?)
ここでは2006年にチゴハヤブサを確認しました。当時の通勤ルート上にこの場所があって、しかもジテツー(自転車通勤)だったので偶然発見するという幸運に恵まれたわけです。その年は約3週間に渡って観察することができました。なので渡りの途中ではなく、ここで繁殖していた可能性が高かったと思います(当時の記事はこちらです→「通勤チゴハヤブサ」)。ここでは実に12年ぶりの再会でした。
その後勤務先が変わり、ここを自転車で通りかかる機会もなくなり、またおそらくチゴハヤブサの渡来はその後途絶えてしまったようです。なのでまさかここで再びチゴハヤブサを見られるとは思いませんでした。しかも今回も自転車に乗っていての発見ということで、感慨深いものがありました。
この春、ミニベロを買ったばかりの頃、ここまで来たことがあります。その時は周囲の環境がすっかり変わってしまっていて、きっとここではもうチゴハヤを見ることは無理なんだろうなと思ったばかりでした(その時の記事はこちら→「ソーラパネルが広がる風景に愕然とした」)。よい方に予想が外れました。
続きはこちら。
2018年10月おわり記
タカ渡り
年に1,2度なんじゃないでしょうか。単独でない鳥見なんて。というわけで私にとっては貴重な体験となっている某所でのタカの渡り観察です。介護の関係で午前中限定と決めて、CBPさんとご一緒させてもらいました。
ハチクマを中心にサシバやツミ、ノスリなど。たくさんは飛ばず、また遠いところが多かったですけれど、小さなタカ柱が見られたし、チゴハヤなんかも出たりしてとても楽しめました。それにしても、自分の識別のできなさを改めて実感してしまった9月下旬の半日でした。
2018年10月おわり記
9月里山ハイキング
ヒガンバナが咲く頃の里山徘徊。
キノコキノコキノコ。ジコボウ(ハナイグチ)だけわかりました。
8月にも登った白い小ピークへ。
絶景を独り占めです。
ケヤキの美しい小径を登り、この日の最高地点から長野市街地を望みます。
麓に帰り着く頃には秋の雲が広がっていました。気持ちのいい半日を過ごせました。
2018年10月おわり記
辛うじてアケボノソウ
9月下旬のアケボノソウです。写真は撮れたものの、実はなんとかぎりぎり撮れたというところでした。アケボノソウが見られる小径の周囲が刈払われていたのです。昨年はここでおそらく十数株のアケボノソウを見ましたが、ササや小低木と一緒に刈払われてしまったようで、いつも見られる場所では出会うことができませんでした。
普段足を向けないエリアまで出かけてみて、終わりかけの小さな株をやっと見つけることができました。
ただ、定期的に刈払をしてくれるおかげで、この小径は歩ける状態を保っているわけで、来年はもう少し早めに来ることにします。時季的にも少し遅かったので、見られただけでよしとしなければ。
オオバセンキュウではオオウラギンスジヒョウモンとコアオハナムグリが幸せそうでした。
白い花ばかりなのでちょっと紫系も添えておきます。
2018年10月おわり記
ミゾソバとサラシナショウマの高原
9月下旬の某所です。ミゾソバの花が盛りでした。
ミゾソバは里でも見られる普通種ですけど、高原では一足先に秋を告げる花として毎年咲くのを心待ちにしています。遠目でもアップでも美しい花だと思います。
少し目線を上げると、サラシナショウマの花が林床に点々と咲き、幻想的な風景を作っていました。
サラシナショウマには蝶がやってきていました。ミドリヒョウモンとオオウラギンスジヒョウモン。アブはシロスジベッコウハナアブでいいでしょうか。
その他の場所で見かけたのはウラギンヒョウモンとヒトツメカギバでした。
2018年10月おわり記
タマゴタケタマゴタケ
1ヶ月遅れ、9月下旬の道ばたの森です。ここでこんなにたくさんのタマゴタケは見たことがありませんでした。
実はタマゴタケは食べたことがなく、見るだけです。間違いなくタマゴタケなんだと思いますけど、自分以外の人も同定してくれないと、やっぱりキノコの場合は口にできないなと思います。慎重すぎるかもしれませんが。下は同じテングタケ科のキノコで、こちらは食べたらやばいやつです。
今年はキノコが豊作で、遭難事故も多発。それだけ魅力のある存在なんですよね。私の場合は山道は外れないようにしています。
2018年10月おわり記
ツマグロヒョウモンの交尾
庭先の畑で交尾するツマグロヒョウモン。すっかり見慣れてしまった感がありますが、改めて見ると美麗な蝶です。
オスとメスがつながったまま飛ぶシーンがありました。その時片方の個体はぶら下がったままで羽ばたくことはありませんでした。2頭がそれぞれ羽ばたいてしまうとコントロールができないからでしょうけど、そう考えるとつながったままタンデムで飛べるトンボの能力はすごいと思います。
2018年10月なかごろ記
かわいいあんよ
うちのグリーンカーテンのアサガオで毎年育つエビガラスズメ。
腹脚だけをアップしたら、茎を挟み込んでいる様子がやたらにキュートでした。
2018年10月なかごろ記
ブドウ畑の脇で
1時間だけの夜ポタ。
夜の自転車はやめられない。
2018年10月なかごろ記
9月初旬の畦道散歩
イネやリンゴの色づきが進んだ9月初旬の畦道散歩です。
ニラの花の美しい時季でした。主なお客はイチモンジセセリ(下写真左)と未同定の蛾(下写真右)でした。
他に見かけた蝶はヤマトシジミとオナガシジミ、アゲハでした。
ガガイモの花を見つけると嬉しくなります。マクロレンズで見ると造形的に面白い花です。
2018年10月なかごろ記
声の濃淡
9月初旬の夜ポタです。いつものように善光寺方面へミニベロを走らせました。
アオマツムシの声が響き渡っていました。でも自宅の周辺ではあまりアオマツムシの声が聞こえません。なので、今年はアオマツムシが鳴かないなぁなんて思っていました。同じ長野市の住宅街でも、発生の度合いにはむらがあるようです。
2018年10月なかごろ記
ミニベロ4ヶ月目
犀川を渡り、そして犀川を渡り返して家に帰りました。
帰りの橋は有料で、自転車は20円でした。この橋の上でオドメーターがようやく500kmに到達です。
2018年10月なかごろ記
