過去の野外手帳
-2015年6月
アブラコウモリがリビングを飛ぶ事案
これも前記事に続いて6月下旬の話。今頃ですみません。
夜中の3時に息子が寝室に来ました。リビングにコウモリが飛んでいるとのこと。半分寝ぼけながら起き出してみるとアブラコウモリです。
簡単には捕まえられそうにないので、別の部屋に彼?が入ったところでドアを閉め、窓を開放して自然に出て行くことを期待することにしました。その日はそれでおしまい。朝には姿が見えなかったので、無事出て行ったものと安心していました。
ところがその日の夜、再び彼が登場したのです。捕虫網があれば捕まえられるかも…でしたが、代わりになりそうなものもなく、リビングを旋回する姿をただ見ているだけしかできません。
昨夜と同じ部屋に飛びこんだので、その部屋に行ってみると姿がありません。きっとどこかにとまっているはずです。あちこち探して、ようやくレースのカーテンにぶら下がっているのを見つけました。洗濯物を入れるかごで押さえて、ようやく身柄を確保しました。
捕まえてみるととても小さくて驚きました。飛んでいるときは結構大きく感じたのです。
スマホで写真を撮った後(↑)、一眼レフでも撮ろうと思って目を離したすきに、かごの穴から脱出を許してしまいました。こんな隙間も通り抜けられるくらい小さいということです。
幸い、再捕獲に成功しました。あまり飛び回らず、またカーテンにつかまりました。きっと疲れ切っていたからですね。飲まず食わずで、おそらく前日の夕方から丸一日以上閉じ込めたことになるわけで、悪いことしました。外に出て放すと、無事夜空に消えてゆきました。
どうやってリビングに入ってきたのかは謎です。レースのカーテンにぶら下がっていたことからして、おそらく洗濯物(タオル?)にでもとまっていて、それを取り込む際にそのままついてきてしまったのではと推測します。
2015年7月おわり記
6月下旬の灯台もと暗しの森
仕事に追われに追われてしまって休みがとれないまま、あっという間に7月半ばを過ぎてしまいました。そんなわけで、この記事は6月下旬の話で、大幅に遅れてのアップです。
久しぶりの灯台もと暗しの森の記事ですが、これも仕事前に立ち寄って短時間歩いただけ。ドクダミの白い花とヘビイチゴ系の赤が印象的な森でした。
この日はニイニイゼミ初認の日でした。鳥はヒヨドリ、キセキレイ、ツバメ、シジュウカラ、イカル、カワラヒワなど。
2015年7月なかごろ記
トンボも難し
道ばたの森、5連続。クリンソウはいよいよ豪華絢爛。クリンソウの名前にふさわしくなってきました。白花も発見。珍しいというわけではないようですけど、初めて見たので、ラッキーだと思います。
これはジンヨウイチヤクソウ。
フタリシズカとかその他色々。
森を歩いているとフクロウが鳴きました。面積的には限られたエリアなのですけど、フクロウの声を聞くと奥深い森ってイメージになってきます。
トンボが気になりました。これはカワトンボということでいいと思います。詳しくつっこむと分類はやっかいらしいので、ここまでにしておきます。金属光沢が美しく、とても魅力的です。
もう一つはサナエの仲間。上からの胸の模様はダビドサナエですが、横から見ると典型的なダビドサナエとは少し異なります。モイワサナエの可能性がありますけど、手持ちの図鑑ではこれ以上わかりません。おそらくダビドサナエのヒトスジ型と言われるものではないかと思いますが。
ツイッターでも聞いてみたのですが、ダビドという方もモイワという方もおられて、わかりませんでした。
胸の模様を上からと横からと撮ることは大事だとわかっていましたが、翅や腹部などあちこちがポイントとなるみたいなので、もっとたくさんの写真が必要でした。こうなってくると、採集して標本で検討するという選択肢もありなのかなと思います。
これはプライアシリアゲとユウマダラエダシャクかなぁ。
2015年6月おわり記
上のガの画像、前翅前縁の中央のグレーの紋の中に輪の形があるので、ユウマダラエダシャクではないですね。
2020年6月なかごろ追記