過去の野外手帳

〜2012年4月

普段完全にサボっている畑へ自転車で。この畦道は細いタイヤでは走れません。クロスバイクのいいところはこういうところでも入れるところ。戦った相手はオランダミミナグサ。収穫は若干のアスパラ。

リンゴの花が咲いているのは、この記事が4月末のものだから…。この2日前まではまだ堅いつぼみだったのに、一気に咲き始めていました。もちろん今はとっくに散っています。

2012年5月なかごろ記

通過していく鳥たちの歌

再び灯台もと暗しの森へ。面白いもので、もうエゾムシクイもオオルリも鳴きません。この森を通過していってしまったのでしょう。ちょっと寂しくなったというか、また違う顔を見せ始めた森でした。

いつも不思議に思うのは、通過していく鳥たちがかなり本格的なさえずりを聞かせていくことです。繁殖をしない場所でこのように歌うことに、どのような意味があるんでしょうか。

繁殖地でしっかりさえずりができるように練習しているというのが一番考えやすいですけど、それにしては、例えばオオルリはポジショニングとかやたら本格的なんですよね。陽気に誘われてつい歌っちゃうとかかもしれません。

キビタキなど

そういえば、この森で鳴くキビタキのさえずりは不完全な前奏だけのものが多いです。彼らはこの森にとどまるのか、それとも通過していくのか。

ここでのキビタキの繁殖は確認していません。巣も巣立ちビナも見ていないんです。5月末でもキビタキは観察できますが、それ以降は、蚊がひどくてこの森に入る気にならないのが敗因です。通過していく個体が今不完全なさえずりを聞かせているのかもしれません。

2012年5月はじめ記

近所で十分楽しい鳥見

4月連休2度目の灯台もと暗しの森前回のマミチャとテンのサプライズが脳裏に残る中での森歩きでしたので、ほぼ同じ時間に同じルートで歩いてみました。

芽吹きの森

もちろんそのようなサプライズはこの日はありませんでした。そうそういい話ばかりではないです。でも、エゾムシクイ、キビタキ、ウグイスの声を聞きながらのスタート。サンショウクイが活発に飛び回り、オオルリが朗々と歌う森でした。これでも十分贅沢です。

ウグイスカグラとオオルリ

川沿いの梢ではイカルのさえずりが聞かれました。そのほか、センダイムシクイ、コサメビタキなど30種弱を確認です。大型連休前半は戸隠には行かず、地元で鳥を見ることにしたのですが、スケールというか個体数の差こそあれ、戸隠に引けをとらないメンバーです。

タチツボスミレ

この日、興味深く感じたのは、ヒヨドリの採食行動を多く見られたことでした。ヒヨドリは四季を通して観察できますし、個体数も多いこの森の代表種です。夏など、ヒヨドリしか見られないこともあります。でも案外警戒心が強く、双眼鏡でも観察はともかくも、写真を撮ろうと思う距離に近づくことは難しいと感じていました。この日はなぜかカメラの前でいろいろな行動を見せてくれました。

ヒヨドリ

2012年5月はじめ記

おにいさんありがとう

約1ヶ月前のこの山は、カシラダカたくさん、ツグミが歌う里山でしたが、ヤマブキが咲き始め、木々が萌え始めてすっかり春の装い。遠くクロツグミのさえずりが聞こえてきて、そして冬鳥の姿はもうありませんでした。季節は確実に進行していました。

ヤマブキなど

大型連休なのにというか大型連休だからというか、歩いて1時間経ってもだれにも会いません。こんな里山を歩くのは物好きなのだろうなと思いました。1時間半後、ようやくハイカーに会いました。ちょっとどきっとしてしまいました。

メインルートに合流後は、時折人とすれ違ったり追い越したりするようになりました。あちこちにショウジョウバカマが咲いています。かなりの数です。

ショウジョウバカマは、わりとくたびれた姿を見ることが多かったのですが、今回は新鮮な株が多くて楽しめました。

ショウジョウバカマ

女性3人のハイカーに追いついたとき、ショウジョウバカマの名前を尋ねられました。ついでにデジカメを手渡されて写真撮影も要請されたのですが、そのときに「おにいさん、ありがとう」と言われてしまいました。おにいさん…って、こちらも四捨五入すれば50歳ですよ。

センボンヤリ

花と言えば、この花があちこちに咲いていました。家に帰ってきてから調べると「センボンヤリ」でした。初めて見ました。というか、これまで見ようという意識がなかったのかもしれません。

2時間半で山頂に到着。一息ついてすぐ下山。

登りとは違う道を歩きました。松枯れ対策でたくさんのアカマツが伐採されていました。かなりの大木も切り倒されていました。この調子で切られていくと、アカマツはなくなってしまうのではないかと心配になります。

ここでニホンリスを見ました。松枯れは、ニホンリスの生息状況に影響を与えていると聞いたことがあります。彼らのこれからも心配です。

松枯れとヒミズとボケ

モグラの死体を見つけました。しっぽが長かったのでヒミズかな。

最後は道を間違えたのか、かなりの藪道になってしまいました。ここでもクロツグミの声を遠くに聞き、なんとか車道に出て車まで戻りました。

2012年5月はじめ記

ヒメオドリコソウの白花

ヒメオドリコソウの白花

家の裏でヒメオドリコソウの白花を見つけました。調べてみるとそんなに珍しいものではないようですが、初めて見ました。

2012年5月はじめ記

カタクリを見に行った

カタクリ

前回はまだ葉っぱとつぼみだったカタクリの群生地は、2週間後、見頃を迎えていました。

カタクリ

この空間を独り占めできるのはかなりの贅沢です。それなりに知られている場所だと思うのですが、連休中にもかかわらず、この日は誰にも会いませんでした。

カタクリ

下は山頂からの眺め。ところどころにサクラが咲いているのが分かります。長野にはヤマザクラはないということなので、カスミザクラなんでしょうか。

山頂付近

木々の芽吹きが始まっていました。

チョウの動きが活発でした。近くを他の個体が通過すると、地面から素早く飛び上がって空中をもつれるように上昇していきます。種類は関係ない様子でした。

繰り返される激しい争いをしばらく眺めていました。よくあんな大きな羽であれだけ自由自在に飛べるものだとか、ぼろぼろの越冬個体なのに、こんなにエネルギッシュなんだなあとか思いながら。

ルリタテハとヒオドシチョウ

画像はルリタテハとヒオドシチョウ。もう1種類がバトルに参加していたのですが、その小さめの種類がとまるところを見ることができず、私には同定不能でした。

降りてきてモモ畑の中を通ると、つぼみがだいぶ膨らんでいました。平地ではもうモモ畑は満開で、さきほどの山頂からはピンクに染まった畑が双眼鏡で確認できました。この山際の畑もまもなく開花です。

モモつぼみ

2012年5月はじめ記

マミチャ初記録の連休初日

朝露とムクドリなど4月最終土曜日、大型連休1日目。快晴。向かう先はいつもと同じ灯台もと暗しの森にしました。

まだ残っているであろうサクラを見たかったことが理由の1つ。また戸隠はまだ雪が多いことが分かっていましたし、この森が1週間前とどう姿を変えているかも楽しみでした。

いつもと違うのは、自分としては早起きしたこと。普段、朝は苦手なのですが、3連休だとなぜか早く目が覚めてしまいます。妻からは小学生みたいと言われるのですが、まさにその通りで、なんとなくハイになってしまうようです。

この日も朝早かったので、森に向かう道すがらの田んぼと畑の中の道は朝露がきれいでした。リンゴの花はだいぶつぼみが膨らんできていました。

キジの声が響き、上空にはツバメとイワツバメが舞っています。ムクドリのペアが仲むつまじく行動しているのが目立ちました。ヒヨドリの群れが北上していきます。でもツグミはまだまだたくさんいました。

キビタキとマミチャジナイなど森に着くと、まず聞こえてきたのはエゾムシクイの声でした。姿も確認できました。これは予想外でした。一気にテンションが上がってしまいました。

続けてすぐにキビタキ、上空にサンショウクイ、そしてコサメビタキの営巣を確認。サンショウクイはかなり活発に飛んでいました。

さらにセンダイムシクイとヤブサメ、オオルリと夏鳥が一気にそろいました。遠くからはツツドリの声も。

以上すべてこの年の初認でした。1週間前からの劇的な変化に感動しました。鳥を見るということは、季節の移り変わりや自然の変化をより強く感じることでもあるのです。

この日の「予想外」はエゾムシクイだけではありませんでした。

そのうちの1つがこの森の個人的な記録では初記録になるマミチャジナイ。2羽を確認しました。
先日カタクリの山でもマミチャを見ているので、今季は当たり年なのかもしれません。これまでは飯綱や戸隠高原でしか見たことがない鳥でした。

もう一つは「テン」を見たことです。写真には撮れませんでしたが、双眼鏡でばっちり観察できました。とは言っても、時間的には数秒だったのだと思います。
木の上にいたのですが、私を見るとさっと降りて、倒木の上を渡って奥に姿を消していきました。獣を見るとやっぱり興奮してしまいます。

マミチャといいテンといい、やはり、同じところにずっと通うといいことはあるのだなと思います。

サクラサクラですが、今日明日で閉店という感じでした。左の写真は花の残っている枝、幹を選んで撮ったのでまあまあに見えますが、葉っぱが目立ってきていて、何とかぎりぎり花見が成り立つというところでした。

でも、サクラの木の下をのんびり歩けたので満足です。メジロがたくさんやってきていて吸蜜をしていました。

帰り道、自宅近くでコムクドリを見ました。これも今季初認。

夏鳥だけで10種を初認し、そのほかの常連組・すでに到着組を含めると、行き帰りと森とで33種を確認するという、贅沢すぎる朝ご飯前の散歩になりました。
3時間以上歩いたのでお腹はすきましたが、気持ち的にはお腹いっぱいというところでした。

2012年5月はじめ記

戸隠は後にとっておこう

戸隠森林植物園大型連休直前の戸隠森林植物園。
ニュウナイは入っていましたが、他はアオジがさえずっていたくらいでした。もっとも用事があって短時間しか滞在できず、ろくに歩いていないので、探せば他にも夏鳥はいたかもしれません。

毎年、4月〜5月の大型連休は戸隠通いをしていたのですが、夏鳥を堪能するには少し早いのですよね。
だんだんに増えていく夏鳥を確認するのは楽しいのですが、ここ数年のパワースポットブームでかなり混雑するでしょうし、連休前半はもっと近くで鳥見を楽しむことにします。

2012年4月おわり記

シロハラ強しの森

4月3回目の土曜日、長野市北部ではウメが満開になりました。

ウメ

サクラも5〜8分咲きという感じで、まさに春爛漫です。

サクラ

このサクラを見るために歩いた畑の中の道では、まだツグミが多数派を形成していました。

リンゴ畑

続いて向かったのは灯台もと暗しの森。1ヶ月ぶり。

前回たくさんいたアトリの姿はなく、ウグイスのさえずりが響いていました。カナヘビ多数出現。クジャクチョウとルリタテハ、キチョウも見ました。春です。でも、冬鳥のシロハラがまだ頑張っていました。

森の中

シロハラとヒヨドリの水場をめぐる争いを見ました。ヒヨドリは水浴びをしたい様子でしたが、シロハラに「キッ」とにらまれるだけで近くの枝に避難することを繰り返していました。隙を突いて水を浴びようとするのですが、シロハラ強し!でありました。
シロハラが去れば、ここはヒヨドリの天下になりますね。

2012年4月おわり記

雨にクロツグミ歌う

カラマツ林平地でサクラが咲き始めた頃の、4月下旬の某所の記事です。

雨がぽつぽつ落ちてきたカラマツ林で、クロツグミのさえずりを聞きました。
クロツグミの声ってまさに朗々と歌うって感じです。声に艶があって、こういう夕方の天気の悪い時でもしっくり来ます。オオルリも同系統の声だと思ってます。

ほかにはコゲラ、シジュウカラ、イカルなどを確認しました。
イカルはどちらかというと明るい朝の空気が似合う声だと感じます。

2012年4月おわり記

カタクリこれからとサプライズ

家から一番近い(と思われる)カタクリの群生地の様子を見に行きました。まだ地表に出ている葉の数は少なく、これからという感じでした。

カタクリ

でも、つぼみを付けている株も結構見つけることができて、這いつくばって楽しく写真を撮ってきました。こうやって地面からつぼみが出てくるんだーと思いながらシャッターを切りました。

カタクリ

最盛期には登山道の脇にたくさんのカタクリが咲き誇る場所で、気をつけないと踏んでしまいそうになるくらい。今から楽しみです。ときどき様子を見に行くことにします。

カタクリとアズマイチゲ

登山道脇にはアズマイチゲも見つけました。好きな花です。バリアングル液晶のあるデジカメがほしくなります。

リンゴ畑林縁には夏羽のカシラダカがいました。
そして森に入ると特徴のある声が聞こえてきました。スギの幹を走る姿はキバシリでした。こんな低い場所で見たのは初めてだと思います。以前ここでゴジュウカラを見たことがあるのですが、キバシリは予想していませんでした。

そして、帰り道。リンゴ畑にはムクドリ、ヒヨドリ、ツグミがたくさんいました。その中に、なんだか赤っぽいツグミがいるな?と思って、リンゴの枝にとまっている個体に双眼鏡を向けてみると、それはなんとマミチャジナイでした。これもサプライズ。

2012年4月おわり記

里山でツグミの歌を聞く

里山点景4月最初の里山歩き。

山頂に着いたときは誰もいませんでしたが、一人カレーパンをかじっていると、トレイルランナーがやってきました。挨拶をしたのですが、独り言をぶつぶつ言って写真を撮って慌ただしく走り去っていきました。

彼がいなくなった後、透明なコガラのさえずりが聞こえてきました。

この日も中口径の双眼鏡を持って歩きました。カメラは望遠ではなくマクロレンズ付き。こういう日に限って鳥が近いものです。ヒガラがすぐ近くまでやってきて、カメラがあったらなあと思いました。

でも、鳥を見るには肉眼が一番です。最近は電子ビューファインダー(EVF)を積んだミラーレス一眼が増えてきていて、光学ファインダー並の見え味!なんていう宣伝文句を眼にすることがありますけど、その光学ファインダーだって肉眼や双眼鏡、望遠鏡に比べるとかなり落ちます。使っているレンズが安い暗いレンズだってこともあるのですが。

山道にはまだ冬鳥が多くて、アトリ、ツグミ、黒い顔したカシラダカが主力でした。
そのツグミは、アカマツの森でさかんにさえずっていました。こんなにもたくさんのツグミの歌を聞いたのは初めてでした。あのケケッていう声とのギャップが激しいんですけど、いい声でした。親戚にアカハラやクロツグミなどの歌い手を抱えているだけのことはあります。

そうそう、この山でクロツグミ初認です。地面でさえずっていました。ほかには、コゲラ、メジロ、ウグイス、シジュウカラ、ヤマガラ、エナガ、ホオジロなど。

2012年4月おわり記

庭のウメの開花の記録

4月13日

4月13日:いよいよ今日咲くか?というくらいつぼみが膨らんでいた朝でした。

4月14日

4月14日:雨でしたが数輪が咲き始めていました。傘を差し、カメラを拭き拭き撮りました。

4月15日

4月15日:一気に開いた花の数が増えました。

2012年4月おわり記

ヤマアカガエル

帰り道、9時過ぎだったでしょうか、この日は冷たい雨になりました。

ある場所でカエルがアスファルトの上をぴょんぴょん跳ねているのを見ました。たぶん、ヤマアカガエル。かなりの数でした。とても避けきれず、かなり轢いてしまったと思います。せっかく冬を越して地上に出てきたというのに、申し訳ない。

でも、ここでも春が来たんだなと思った次第でした。今年は寒さが結構残っていたので、いつもより春を待ちわびる気持ちが強いです。

2012年4月おわり記

ツバメ初認の日

冬鳥が去っていくのが寂しい季節です。でも、夏鳥が来るのは嬉しいもの。寂しさなんて忘れてしまうくらいに。ただ、この冬は冬鳥にあまり会えなかったので、この日(4月8日でした)のツバメを見た嬉しさは格別でした。イワツバメも見てしまったのでなおさらでした。おぉ来てたのか!って感じでした。

霜と氷とウメとナズナ

昼前から親戚への挨拶回りが控えていたので、朝、ちょっとだけ近所をまわってみたんです。氷点下に気温が落ちた朝で、霜が降り、田んぼには薄氷が張っていました。でも日差しはやっぱり春のもので、小さかったナズナもいつの間にかぐんぐんと背を伸ばしていました。ヨモギの若芽の間をナナホシテントウが這っていました。こいつもこの春の初認でした。

ツグミなど

ホオジロはスギの木のてっぺんでさえずり、キジがケンケン鳴いていました。ほかにはムクドリ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、オナガなど。

冬鳥勢では、ツグミはまだ多数派を形成し、ジョウビタキも見ることができました。彼らが行ってしまうのは本当に寂しいんですけど、ツバメを見たことで、気持ちが夏鳥おいでおいでバージョンに切り替わった日でした。

2012年4月おわり記

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