過去の野外手帳

-2010年12月

過去の野外手帳インデックス最近の野外手帳

今年の鳥見はこれでおしまい

鳥見納めは某里山の山麓歩きにしました。

リンゴ畑が広がる中を30分ほどお散歩。

鳥はツグミとカシラダカ盛りだくさん。コガモが入っていた池は凍結していました。リンゴの枝先でピッピと元気なホオジロににんまりしたり、ノウサギとキツネの足跡を見たり。

そういえば来年はうさぎ年でした。今年最後の鳥は元気なホオジロということになりました。

2010年12月おわり記

12月30日の灯台もと暗しの森

白い風景灯台もと暗しの森は、粉砂糖をまぶしたような白い風景でした。雪は最高の芸術家です。

最初に登場したのはシジュウカラとヤマガラ、コゲラの混群。
ベニマシコの声も聞こえてきました。

川沿いの木の梢にはヒガラの群れ。この森でヒガラの記録は2008年12月以来2年ぶりです。

藪の中にはホオジロがいました。
このホオジロ、一声しか鳴かないぞ?と思ったら、ミヤマホオジロも一緒でした。
この森では今季初認。本当に今年はミヤマホオジロをよく見ます。

太陽が昇るにつれて粉砂糖は溶けてしずくになりました。ぼたぼた降る水滴の中を歩いて行くとシロハラが飛び立ちました。
その他、アカゲラ、ヤマガラ、ジョウビタキ、カワラヒワ、ヒヨドリ、ハシボソガラス。

今年最後の灯台もと暗しの森になりました。観察回数は23回。今年はなんといってもノジコの出現がヒットでした。来年もまた通います。

2010年12月おわり記

雪の里山:再びミヤマホの径

快晴の日曜日。昨日の雪はもうこのくらいしか残っていませんでした。(ウチの畑)。ウチの畑

−2℃ですが、風なくお日様が出ていて暖かく感じる朝。雪景色を求めて、自宅近くの里山を歩いてみることにしました。

歩き始めると、雪のせいかヒガラが里まで降りてきていました。林道を歩いていくとマヒワの群れが上空を飛んでいきました。今年はマヒワをよく見る気がします。やぶにミヤマホオジロ、ジョウビタキ。イカルのさえずり。

雪の梢

太陽が高くなると梢からの「爆撃」を受けます。途中で砕けて、シャワーのように降り注げば気持ちいいことこの上ないのですが、かたまりで直撃を食らうと結構なダメージ。首筋に冷たい雪がどさりと落ちたときにはチキショーと声が出ました。

途中でスパッツを着けました。頂上近くで15cmくらい。ひかげの雪はまさにパウダー。

山頂近くでコガラ、ヤマガラ、エナガ、ゴジュウカラ、コゲラの混群が通り過ぎていきました。それにしても気持ちのいい空間です。

山頂の一角

寒さは全く感じなかったのですが、止まったら急に寒くなってきました。取り急ぎあんパン食べて下ることにしました。 足跡からして、クリスマス寒波以後この山に登ったのは自分が2人目。先行者は犬連れのよう。下山ルートはトレースがなく、楽しくるんるんずんずん歩きました。

この日の山歩きのもう一つの目当ては、前回見つけたミヤマホオジロポイントです。例の小径に入るとやっぱりたくさんのミヤマホオジロが藪に潜んでいました。今年はミヤマホオジロの当たり年みたいです。

ミヤマホの小径

里に近づくと志賀高原がよく見えました。神々しいほど真っ白。特に岩菅はすばらしい姿を見せていました。

下山し、帰宅し、こたつでみかん。残る仕事は年賀状。

2010年12月おわり記

31年ぶり

地元の里山を歩きました。この山は何度も登っていますが、この日は初めてのルート。アカマツの尾根ではゴジュウカラの縄張り争いを見ることができました。空中でのホバリング的な争いでした。

標高が上がると所々に雪が残っていました。ウソの柔らかい声がし、アトリの小群が上空を飛びました。頂上直下で真っ青なルリビタキに遭遇。テンションが上がります。

ちょっと残雪

山頂ラーメンの後下山。下りも初めての径。ヒガラ、コガラ、エナガの群れにキクイタダキがまざって採餌する姿を見ました。このルートは鳥が多い。

傾斜が落ちて、林道のようなところに出ました。しばらく進むうちに、ここを歩いた記憶がよみがえってきました。

遊歩道確か、ここには道沿いに木製の遊具が設置してあって、○○○遊歩道と名前がついていた道です。
小学生の頃、両親と来たことがあるような、中学生になってからも鳥見でここを歩いたような、そんな記憶です。

家に帰って野帳をめくってみるとありました。
1978年5月5日にここを歩いていました。初めてコガラ、イカル、ツツドリを見たことになっています。ツツドリを見た記憶は残っています。

次に来たのは1979年2月4日。キクイタダキ、ルリビタキ、アトリなどを記録。この日が記録に残っている最終日です。
実に31年ぶりにここを歩いたことになります。

この日はミヤマホオジロの群れに遭遇。ホオジロ、カシラダカ、エナガ、シジュウカラの群れもいました。これまでの記録ではミヤマホオジロの記載はなし。ここでは初めて見たことになります。

2010年12月おわり記

エナガとオジサン

灯台もと暗しの森なんやらかんやらで出かけられなかった休日でしたが、日没間近になってから灯台もと暗しの森を歩く時間を捻出しました。

12月中旬とは思えない暖かい日でした。ジョウビタキ、シジュウカラ、コゲラ、モズ、ツグミなどを観察。

途中、オジサンがやってきて、「この道はどこに続いているんですか」と聞かれました。双眼鏡を首から提げていたからか、シジュウカラがいましたよと教えてくれました。

日が落ち、ぐっと暗くなってきて、さすがにヒヨドリたちの声も聞こえなくなったな…と思ったときにすぐ近くにエナガの群れが飛来。一転にぎやかな雰囲気になりました。
ところがしばらく鳴き交わした後、ぱたんと彼らは鳴きやんだのです。この一連の騒ぎがエナガの入塒だったのかもしれません。

森の入口に戻ってきましたが、こんなに暗くなったのにさっきのオジサンが戻ってきません。
違う口から抜けたのか?と思いながら、それでも…としばらく車の中でツイッターしながら待ってみました。10分ほどでオジサンは無事森から出てきました。よかったよかった。

2010年12月おわり記

冬へ

梢

すっかり葉の落ちてしまった12月上旬の灯台もと暗しの森です。
前回来たのは11月下旬。10日ほどで一気に冬の雰囲気になりました。
冬鳥はツグミ、カシラダカなどを観察。カシラダカはこの森では今季初認です。
あとはミヤマホオジロを待つばかり。

エナガ、シジュウカラ、コゲラの混群が私を迎えてくれました。一羽だけメジロが混じっていました。細い地鳴きを聞きましたが正体不明です。

2010年12月おわり記

アメリカンヒドリガモ

アメリカン朝、ベランダに出て眺めてみれば、標高700-800より上は積雪という感じで、くっきりとした白いラインが周囲の山々に引かれていました。

昼から息子の大会の応援で、久しぶりの自転車行動。
お店で味噌ラーメンを食べてから会場をめざしたのですが、熱いラーメンで汗をかいてしまい、そのまま自転車に乗ったら冷えてしまいました。

帰りにため池に寄って、ちょっと鳥見。
優占種はヒドリガモで、アメリカヒドリとのハイブリッド(勝手に命名:アメリカンヒドリガモ)もいました。この個体は昨年もここで見ました。

純粋なアメリカヒドリを見ることはないかも…って思ってしまいます。繁殖地では普通に交雑が起こっているという話も聞くので、なんだか種として分ける必要がない感じがしてしまいます。

あと多かったのがオナガガモ。
この池でも給餌は行われています。オナガガモは給餌によって数を増やしている代表種だと思います。こうしたことが何らかのバランスを崩していることにならなければいいのですが。

その他、カルガモ、小ガモ、オカヨシガモ、ヨシガモ、アオサギ、コサギを観察。 太陽は出ていましたが、風は冷たく、防風性のないフリースでの自転車はちょっと失敗でした。

2010年12月おわり記

過去の野外手帳インデックス

このページのトップ