過去の野外手帳

〜2007年4月

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4月22日の戸隠森林植物園

雨の中、傘を差して戸隠の森をぶらぶら。こんな天気なので人出はほとんどありません。雨の匂いが濃い森です。
雨足は激しくなり、首から下げたカメラの濡れが気になります。ハンカチで水滴を拭きながら時折周囲の風景にレンズを向けてみます。

雨の戸隠

およそ3週間ぶりの戸隠です。前回はまだ森一面に雪が残っていましたが、もう雪はほとんどありませんでした。例年ならまだ雪の上を歩くことが出来るのですが、もう夏道しか歩けません。ちょっとさびしい気がします。

2006年4月の戸隠の様子はこちら。

夏鳥はニュウナイスズメ、クロツグミ、ツツドリを確認しました。ウグイスやアオジ、ミソサザイの囀りも時々聞かれて、冬の間はとても鳥の少なかった戸隠にもようやく活気が戻ってきた感じがしました。
そうそう、池にはカルガモの他にカイツブリも飛来していました。

雨の戸隠

アズマイチゲにキクザキイチゲがたくさん花をつけていました。こんな天気なので花は閉じてしまっていました。好きな花なので咲いているところを見たかった。
ミズバショウはこれからです。

2007年4月おわり記

いつもの山

里山

久しぶりに里山歩きに出かけました。
この山に登るのは何回目だろうとふと考えました。北信(長野県北部地域)に戻ってきて12年になりますが、少なくとも12回よりは多く登っています。一人で登ることが多かったのですが、易しい山なので息子と登ったり、妻も一緒に家族で登ったりもしました。帰省した姉と登ったこともありますし、父と息子と3世代でも登りました。

これからも、年に1、2度は登っていくことになるのでしょう。

標高は1000mにはるかに届かず、景色がいいわけでもなく、鳥がたくさんいるわけでもなく、深い森があるわけでもない。でも、なんだかほっとする山なのです。

メジロの声を楽しみながら一歩一歩ゆっくり歩きます。
1時間ほど登ったところにカタクリの群生地があります。ちょうど見頃を迎えていました。株数はそれほど多くはなく、林床がピンクに染まるような見事さはありませんが、風に揺れる美しい花弁を一人眺めることが出来るのはとても贅沢なことです。

西に延びる小さな尾根を下ります。
尾根の北側の谷からオオルリの囀りが聞こえてきました。私がオオルリを初認するのは大概この山です。谷筋からはミソサザイの声も聞こえてきました。この日はセンダイムシクイも初認。いよいよ夏鳥のシーズンがやってきました。

2007年4月おわり記

サクラ満開

さくら

車を降りて歩く道すがら、メジロの声が絶え間なく聞こえてきます。

2007年4月おわり記

高く高く

段ボール箱の中のキアゲハ(蛹)。寒い場所に置いておいたつもりでしたが、野外のものより早く3月の末に羽化してしまいました。その頃はまだ雪が舞ったり氷点下になったりでしたので、暖かくなるまで家の中で飼うことにしました。

キアゲハ

口吻を伸ばしてやって薄い砂糖水を与えると、みるみる力がみなぎってバタバタ飛び回ります。 部屋の中を舞うキアゲハを見ながら飲むビールはなかなかいいものでしたが、天井にこんこんぶつかってしまう姿を見て、外に出してあげたいと思っていました。
ashさんから、外の状態を見て早めに放した方がいいことや、長野よりやや寒いくらいのところにお住まいのエコさんからも、昨年4月中旬にはキアゲハが出現していたことを教えていただきました。

日曜日、晴れて気温も上がったので、2週間一生懸命世話をした息子と一緒に放すことにしました。
指先に止まらせたキアゲハは、あっけなく飛びたちました。そして青空に高く高く昇っていきました。2週間一緒にいたので少しさびしかったですが、とてもいい気持ちでした。 その後、息子と近所を散歩。ツグミとジョウビタキがまだいました。モンシロチョウ、モンキチョウ、キタテハ、ベニシジミを見ました。これからあまり寒くならないといいんですが。

2007年4月なかごろ記

鳥見花見

2週連続で「灯台もと暗し」の散歩です。遠くまででかけたり斜面を上ったりするほどの元気がたまっていません。

灯台もと暗しの森

1週間前、あれほど森中をがさごそさせていたツグミたちの姿はなく、一度声を聞いただけでした。みんな北に向かって出発したのだと思います。この前1羽だけ見たシロハラをこの日も1羽見ました。そろそろ出かけた方がいいと思います。
それにしても体一つで(って当たり前ですけど)海を越えていくのですから、すごい話です。よたろうさんのオオソリハシシギの話を読んで、鳥たちの持つ能力のすさまじさに改めて驚愕しました。無着陸1万キロってどういうことですか。

灯台もと暗しの森

前回咲いていたのは数カ所だけだったタチツボスミレ、この日はあちこちにたくさん花を咲かせていました。春爛漫です。この森の中のサクラ(よく知らないのですがソメイヨシノじゃないと思います)も見頃になってきました。梢からメジロの声が落ちてきました。
サクラにメジロというのはぴったりの取り合わせでいい感じでしたが、この日はサクラの枝先にぶら下がるコガラなんて光景を見ることができて、おーと思ってしまいました。

2007年4月なかごろ記

がさごそ森

灯台もと暗しの森

灯台もと暗し」の森へ。
歩き始めるとすぐに異変?に気付きました。あちこちから「がさごそがさごそ」という音が聞こえてくるのです。

音の正体はたくさんのツグミが葉っぱをひっくり返す音でした。歩いていくとケケッと何羽ものツグミが飛び立ちます。シロハラも1羽混じっていました。旅立ち前の栄養補給に励んでいるのでしょう。
さえずっていたのはシジュウカラ、ヒガラ、ヤマガラ、ウグイス、カワラヒワ。アカゲラもドラミングをしていました。食欲が全てに勝っていたウソはまだもぐもぐしていましたが、サクラのつぼみは無事膨らみ始めていました。長野のソメイヨシノは7日に開花宣言が出ましたが、このあたりはまだまだです。

全体的にはまだ褐色が支配した風景でしたが、ところどころでタチツボスミレが咲き始めていました。スミレの同定はシギチやカモメに通じるところがあって私には大変難しいのですが、少しずつわかるようになるといいなと思っています。

2007年4月なかごろ記

リフレッシュ

ポタリング

仕事疲れがとれないので、遠出はせずに近所をぶらぶらしました。自宅のまわりは宅地化が進んでいますけど、ほんのちょっと足をのばせばまだこんな風景が広がっています。
枯草で覆われた柔らかい道を、一番軽いギアでくるくるペダルを回しのんびり進みます。

2007年4月なかごろ記

頑張れセグロ

コンビニの駐車場で、2羽のハクセキレイが激しく争っているのを見ました。
組み伏せられた個体は地面に背中つけながらも激しく抵抗。上になってもすぐに体を入れ替えられて形勢逆転。なかなか決着がつきません。実力伯仲です。争いに没頭するあまり、もつれ合ったまま車道に転がり出て危うく轢かれそうになったほどでした。

どうなるのか、と思って2羽の攻防を見ていたのですが、幕切れはあっけなくやって来ました。セグロセキレイが飛んできて、ハクセキレイたちを「ジュピジュジュジュー!」と一喝したのです。2羽は「チピチチチー!(ひぇー!)」という感じで逃げ去っていきました。
2対1でも勝ってしまうけんかに強いセグロセキレイですが、分布をひろげているのはユーラシア大陸からアフリカ大陸にかけて広く分布するハクセキレイ。日本固有種のセグロにはこれからも頑張ってほしいのですが…。

2007年4月はじめ記

春が来た

戸隠

スキーの怠さが残る脚でスノーシュー。
当たり前ですが、前回から雪解けはさらに進みました。ちょうどベンチが見えるくらいなので残雪40〜50cmといったところです。日当たりのいい場所ではもう地面が見えていました。雪は大変柔らかく、スノーシューなしではずぼずぼでした。

戸隠

まだ水面はわずかにのぞいただけの池(写真左)にはカルガモが2羽入っていました。森に入る時には何もいなかったので、私がうろうろ歩いている間に飛来したことになります。そのうちカイツブリもやってくるのでしょう。
キンクロハジロなど移動していくカモが羽を休めていることもあるのですが、空からはきっと水たまりのようにしか見えないだろうこの小さな水面が、カモたちの拠り所になっているのは不思議な気がします。

戸隠

梢の先からはキクイタダキやヒガラのさえずりが聞こえてきました。流れの奥からはミソサザイのさえずりも響いてきました。
相変わらず鳥影は少ない今季の戸隠ですが、春の空気が着実に濃くなってきています。

2007年4月はじめ記

◆4月の憂鬱

スキー場

今日は4月最初の土曜日です。長野近隣のスキー場はすでに軒並みクローズ。志賀まで行けばまだ滑れますけど、この土日、それほど元気がありません。
先月末のスキーで滑り納めです。これからは夏鳥シーズンだしね。

南斜面はすっかり地面が出ていました。雪質は完全なザラメ、私のような自称中級レベルにはスキーが回しやすい快適な斜面でしたが、雪は重くて午前中だけでとことん疲れてしまいました。
ほんの少しだけ期待していたレンジャクにも会えず、怠い脚をリフトからぶら下げて、4月から始まるあれやこれやをぼんやり想像などしてみたのでした。

2007年4月はじめ記

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