過去の野外手帳
-2022年7月
スマホマクロカメラ試行
2022年8月20日記
7月末の畦道散歩です。
もうほとんどオタマジャクシはいません。上陸してしまったのかな。
夕方なので影が休耕田に伸びています。
リンゴの様子。
シロバナサクラタデです。ここまで全てスマホの撮影です。5月に機種変したアンドロイドスマホにはマクロカメラがついているので、今回はそれでどのくらい撮れるのかを試してみました。
スケバハゴロモ、カマキリの子、コフキゾウムシ、カメムシsp、オンブバッタ、ヤイトバナ、ノブドウ、ヤブランです。
うーんちょっとこれは不自然すぎという画像があったり(かなり処理がきつい感じです)、思ったような色が出なかったり(メインカメラはかなり派手な発色なのですが、それとは逆の傾向です)、ピントがなかなか合わなかったり、画素数が足りないと感じたり(500万画素です。トリミング耐性を考えるとやっぱり1000万くらいほしい)と、メインで使うにはまだまだという感じです。
やはり一眼の代わりにはなりそうもありませんが、マクロレンズを持っていないときに代役として使うことはできそうです。
久しぶりのブナ林
2022年8月20日記
ブナ林訪問。まずは林縁から。草地環境なので蝶が豊富です。
多かったのはオオチャバネセセリ。
その他ヒメキマダラセセリなど。
オオヒサゴキンウワバでいいと思います。これも結構いました。恥ずかしいことに、家に帰って調べるまでツメクサガだと思い込んでいました。
シロシタホタルガもいました。さてブナ林へ入ります。
ここに来るのは久しぶり。今年はクマのニュースが多いので、人が多いとありがたいんですが、ほとんど会いません。静かな森です。
かっこいいですね。
ブナはすごいです。
ブナの幹に這っていたのはハナタテヤマナメクジ?戸隠で見たことがありますが、どうでしょうか。
ブナ林の林床はキノコも豊富でした。
たくさん見かけたサンカヨウの青い実。
美しい青です。
マイヅルソウの実。
エンレイソウの実が大きくてびっくりしました。
ギンリョウソウはおしまい。
林縁にはたくさんいた蝶も、森の中ではこのクロヒカゲと…
このたぶん「サト」キマダラヒカゲくらいでした。
モズの若いのがいました。盛んに鳴いていました。他に鳥はウグイス、コゲラ、コガラ、イカル、クロジなど。
葉が色づく秋にもまた来たい森です。
ゲレンデという環境
2022年8月16日記
スキー場のゲレンデに来ました。
ゲレンデは、森を伐採して作られたものですが、草地環境を人為的に作り出し維持している場所という言い方もできます。自然破壊ではあるのですが、その恩恵を受けている生き物もまた存在するので、難しいところですね。
ゲレンデを横切る林道脇に見事な群生を作っていたアカモノは実になっていました。
ネバリノギラン。
シナノかどうかはわかりませんが、とりあえずオトギリソウ。季節が進むとみられる花もどんどん変わっていきます。
ギンボシやウラギン、オオウラギンスジ。
クロヒカゲ。
ここでは初めてかものテングチョウ。
鳥はウグイス、メボソムシクイ、ルリビタキ、クロジを確認しました。ゲレンデには鳥はいませんでしたが、ゲレンデ周りの森から声を聞きました。こうした草地の恩恵を受ける鳥というとイヌワシが真っ先に思い浮かびますが、この地でも、他のゲレンデがある環境でも見たことはありません。
避暑の続きで探蝶
2022年8月16日記
「アサギマダラ詣で」のあと、まだ暑い下界に戻りたくないのでもう一箇所回ることにしました。
この気温ですから快適です。この日の長野市の最高気温は35℃くらいになりましたから、標高が高いということは偉大です。
ただ日差しは結構強くて、暑さは感じました。
ここには木道が敷設されていて、その上にはこんなものが。ミズバショウをかじったということはやはりツキノワグマの仕業でしょうか。
ここもアサギマダラポイントと同じくアキアカネが多かったです。
トンボも日差しがきついと見えて、このようなポーズをとっていました。
これはトンボが体温の上がりすぎを防ぐために、日射を受ける面積を少なくするための姿勢なのだそうです。というわけで、19℃しかないのに暑いという私の感覚は正しかったのでありました。
さて蝶です。ここにはアサギマダラやオオウラギンスジ、ミドリなどは見当たりません。
ギンボシヒョウモン。
ウラギンヒョウモン。
そして数は少ないのですがコヒョウモンです。
鳥はなぜかキジバトだけ。
アサギマダラ詣で
2022年8月16日記
あまりに暑いので、避暑を兼ねてアサギマダラを見に行きました。ここはほぼ外れなくアサギマダラに会える場所ですが、クマの目撃情報も多いので車からあまり離れないように気をつけました。
まずはホオジロを目の前に見てからのスタート。
数は思ってよりも少なかったのですが、十分楽しめました。
そのほかの蝶。
これはオオウラギンスジヒョウモンでいいかな。
こちらはメス。
ミドリヒョウモン。
やっぱりミドリヒョウモンのメスはなかなか見かけません。
そのほか。
私と同じく避暑中のアキアカネ。写真はありませんがノシメトンボも見ました。
美しく緑にきらめくツノアオカメムシ。
戸隠森林植物園7月末(4)蛾編
2022年8月14日記
「戸隠森林植物園7月末(1)」「戸隠森林植物園7月末(2)」「戸隠森林植物園7月末(3)」のつづきです。鱗翅目のうち蛾の記録。
シロシタホタルガ。この日の目標の一つだったので嬉しいです。そんなに珍しい種類ではないのでしょうが、どこでも見られるわけではないですし、それにこのデザインがすごくいいです。
ヨツボシホソバ。マエグロホソバとの区別はよくわかりません(同定のポイントはいろいろあたってみました)が、ヨツボシホソバにしておきます。
近くには止まってくれなかったベニシタヒトリ。ホシベニシタヒトリとの区別はよくわかりませんが、ベニシタヒトリにしておきます。こんなのばかりですが、やっぱり蛾は写真だけでは同定が難しい種類が多そうです。
シロモンクロエダシャク。
イカリモンガ。
見当がつかなかった人たち。左はヒメハマキの仲間でしょうか。
でかいスズメガの幼虫がいましたので、無理やり手に乗ってもらいました。気門が赤く縁取られているのでヒサゴスズメと考えてみました。
「鳥と山の絵葉書」というサイト名に反して虫の話ばかりになりがちな昨今です。サイトを開設した20年前と今とでは自分が見えるものが変わってきているということです。
戸隠森林植物園7月末(3)蝶編
2022年8月14日記
「戸隠森林植物園7月末(1)」「戸隠森林植物園7月末(2)」のつづきです。鱗翅目のうち蝶の記録。
ミドリヒョウモン。なぜかメスはほとんど見かけません。
目立つ性票は2本でウラギンヒョウモン。
オオウラギンスジヒョウモンでいいでしょうか。ウラギンスジヒョウモンとの見分けがよくわかりません。
シータテハ。
アサギマダラ。
クロヒカゲ。
ヒメウラナミジャノメ。
スジグロシロチョウ。翅の表が撮れました。夏型のオスと見られ、前翅の黒紋が方形で上下の翅脈に接するという図鑑の記述によればヤマトではなくスジグロということになります。
スジボソヤマキチョウ。
つづきの「蛾編」はこちら。
戸隠森林植物園7月末(2)花と虫編
2022年8月14日記
「戸隠森林植物園7月末(1)」のつづきです。
ちょっと「えっ」ってなったのはもうシキンカラマツが見頃を迎えていたことです。どんどん年月が過ぎるのが早くなってきたことを強く感じてしまいました。
相変わらず撮るのが難しい花です。
その他に咲いていた人たち。
ウバユリなんですけど、この株は花の数が多いのでオオウバユリってことになるんでしょうか。花の数だけで決めてはいけないようにも思います。戸隠だと混在しています(↓)。
ウバユリの名前の由来は図鑑を見たり検索したりすると例えば下のような説明があります。
----------(以下引用)
名は花の咲く頃は葉(歯)が無くなって姥のようだからといわれている。
----------(引用ここまで:「信州野山の花」信濃毎日新聞2003年)
これはあんまり納得できないです。葉が残っていない株を探すほうが難しいですから。
美しいエゾアジサイ。
そこにいたヨツスジハナカミキリ。
フタスジハナカミキリもいました。
そしてなんとウンモンテントウがいました。
一シーズンに2回見ることができたのは初めてです。前回はこちら(ウンモンテントウとミツバウツギと老婆)、2週間前のことでした。
アカハネムシの仲間。
ヤマトシリアゲかマルバネシリアゲあたり。
アキアカネ。
サナエトンボの仲間。ダビドサナエと考えてみました。
カワトンボの仲間。
普段は見かけてもあまり撮らないザトウムシ、蛾を食べていたので思わずレンズを向けてしまいました。
カタツムリハンドブックを買ったのに全くと行っていいほど同定できないカタツムリ。ニッポンマイマイでしょうか。
アズマヒキガエル。鱗翅編は記事を分けます。続きはこちら。
戸隠森林植物園7月末(1)花と鳥編
2022年8月14日記
7月末の戸隠森林植物園です。
前日はひどい雨だったようで、その影響が園内には残っていました。
場所によっては道はこんな状態で、長靴を履いていったのは正解でした。
これは雨のおかげということではないんでしょうが、キノコも豊富。右下のハナビラタケはなかなか豪勢な姿でした。
食べられるらしいです。
すでに実になってしまった人たち。ズダヤクシュ、クリンソウ、ナルコユリ、シラネアオイ(植栽)。
これから咲く人。レンゲショウマ(植栽)。
そして咲いていたのはタマガワホトトギス。今回の戸隠行きの目当ての一つです。
よくみると後ろに誰かいる…。
アカアシカスミカメです。ありとあらゆる花についている印象があります。
コバギボウシ。ここにもアカアシカスミカメの姿。
水滴の向こう側にもアカアシカスミカメの姿。
鳥はアカハラ、クロツグミ、ウグイス、ミソサザイ、コガラ、イカル、アオジ、カイツブリを記録しました。視認できたのはアカハラだけで、鳥影は薄い戸隠でした。でも虫の話は長くなりそうなので記事を分けます。続きはこちらで。
スジグロチャバネセセリの道(2)
2022年8月13日記
「スジグロチャバネセセリの道(1)」のつづきです。鳥と鱗翅以外の記録になります。
美しい形を描くモノサシトンボのペア。
オオシオカラトンボでいいと思います。
ウスバカゲロウ。
ミンミンゼミ。まだ金色の微毛が残っているので羽化して間もない個体でしょうか。
バッタは難しいのでスルーしたいところです。ミカドフキバッタと考えてみました。後脚の色彩が美しいです。
ヒメコガネでいいと思います。
ウスアカオトシブミ。
というわけでとても充実した林道歩きになりました。身近な里山に息づく豊かな生態系に感動しました。
スジグロチャバネセセリの道(1)
2022年8月13日記
7月中旬の某林道歩きの記録です。
鳥はクロツグミ、キビタキ、ヒガラ、コガラ、ヒヨドリ、ノスリを観察しました。過去にサンコウチョウを見たことのある場所ですが、今季はだめみたいです。
というわけで鱗翅を中心に写真を撮ってきました。まずはスジグロチャバネセセリです。
オカトラノオで吸蜜していることが多かったです。
ここにはたくさんいますが、準絶滅危惧種です。案外貴重な場所なのかもしれません。
スジボソヤマキチョウ。数は少ないですが、ここでは安定してみることができます。
スジグロシロチョウ、またはヤマト。翅を閉じて止まることがほとんどなので、裏だけ見て同定できるようになりたいのですが、今ひとつポイントがつかめません。
コミスジ。
キアゲハ。
イカリモンガ。
そしてものすごくたくさんいたのがこれです。マイマイガ。
林道の歩きはじめから引き返し地点までどこでも乱舞していて、ものすごい数でした。飛んでいる姿、大きさ、色合いなどから、たぶんマイマイガだろうな…と思いましたが、きちんと止まっているところはなかなか観察できず、最後にやっと写真を撮ることができました。
叫ぶアブラゼミ
2022年8月12日記
前回に続いて7月中旬の畦道です。途中で雨が降ってきたので、短いルートで切り上げました。
上の写真左のような稲を育てている田んぼは今年はさらに減ってしまって、特にカエルたちがこれからどうなっていくのかが心配です。
写真左は元田んぼ。定期的に草を刈っている場所もありますが放置されているところのほうがずっと多くて、環境的にはこれからだいぶ変わっていきそうです。写真右は元リンゴ畑。リンゴの木を伐採したあとはヤブになっていきます。
用水沿いの道でけたたましいアブラゼミの声を聞きました。今季初鳴だけどなんか変と思って声のありかを探すと、ヒヨドリに捕食されたアブラゼミがまさに断末魔の叫び声を上げていたのでした。ヒヨドリはその声自体はそれほど気にしている様子はなかったものの、獲物が口に入らない大きさなのと、翅をばたつかせて暴れるのとで、ちょっと対処に困っているようでした。
ヒヨドリはアブラゼミの解体場所を屋根の上に変えて、じっくり取り組むようでした。見ているとくわえられて頭が取れてしまいましたが、セミはずっと鳴き続けていました。昆虫には痛覚がない、またはあるという研究の話を読んだことがあります。セミは手でつかまれても大きな声で鳴くので、痛いから鳴くのではなく敵から逃れるために反射的に声を出すのかもしれませんが、この日の声は、まさに叫び声で、やっぱり痛がっているんじゃないの?と感じてしまうところがありました。
虫探しの道
2022年8月12日記
7月中旬の畦道散歩です。
見かけた花々。
ツユクサ、ヒルガオ、ヤブガラシ、ヤブカンゾウです。どれも雑草扱いですけど、なかなか美しいと思います。特にヤブガラシはいいなあと思います。
でも何と言ってもこの時季はヤイトバナです。私はヘクソカズラではなくヤイトバナと呼ぶことにしています。サオトメバナもいいですけどね。
田んぼにいたのは全身真っ赤なショウジョウトンボ。
そしてシオカラトンボ。
この頃はまだ田んぼの中にはオタマがたくさんいました。
その田んぼのすぐ近くの葉っぱには、あとはお前たちに任せたというような顔をしている人がいました。
畦道の一角にある雑木林エリア。虫こぶにも興味はありますが、名前を調べたり覚えたりする時間はまだちょっととれていません。
そこにいたのはカラスシジミ。普段目にすることない種類なのでテンションが上りました。前にも書いたようにシジミの仲間の同定ができるようにこれから少しずつ頑張ります。
雑木林を抜けて畑のエリアに来るとベニシジミがいました。君はわかりやすくて好きです。それに普通種なのでなんだベニシジミかとなりがちなんですけど、かなりの美麗種ですよね。
ギシギシにビッシリとマメコガネ。
ここのハシボソガラスはあまり逃げない個体。
最後にオナガを見てこの日の畦道はおしまいです。鳥はこの他にスズメ、カワラヒワ、ハクセキレイを見ました。鳥を見るだけでは寂しい畦道ですけど、虫を探せば奥が深くて、2時間くらいは飽きずに歩くことができます。
ウンモンテントウとミツバウツギと老婆
2022年8月11日記
7月上旬「鳥と蝶」「ガガガ」の続きです。今回のこの場所で久しぶりに見て感動したのはこれ。
ウンモンテントウです。なかなか会えない虫なので嬉しかったです。美しいテントウムシです。何を食べているのかもよくわかっていないというミステリアスなところもすてきです。
その他の方々。トンボはダビドサナエっぽいですけど、決め手がありません。カゲロウはおそらくフタスジモンカゲロウ。ハチはセスジセアカカギバラバチっぽいです。寄生バチだとか。コメツキムシは全然わからないです。
最後に見たのはカワトンボの仲間。この場所では激減です。
続いて植物編です。
蛾のクロマイコモドキに並んで同定に苦労したのがこれです。こんなに特徴のある実なのにどこにも載っていないのです。Googleで画像検索してもだめです。
でやっとたどり着いたのは「ミツバウツギ」の実。もう絶対忘れません。
ヤマホタルブクロ。
「鳥と蝶」編でスジグロシロチョウが吸蜜していたのがこのケナツノタムラソウ。花びらに生えている毛が名前の由来だそうですが、どうにも覚えにくい名前です。ナツノタムラソウとアキノタムラソウがあって、その夏のタムラソウの有毛バージョンということなので、そう考えると納得の名前なのですが。
ウツボグサ。魚のウツボと全然違うじゃんと思って調べてみると名前の由来は弓具から来ているとか。漢字で書くと靫で、 武士が矢を入れて持ち歩いた用具だそうです。で、魚のウツボも同じ語源らしいので、やや混乱してしまいました。
バイケイソウはこの頃まだつぼみでした。
最後は赤い実。ニワトコでしょうか。
この日は少し不思議なことがありました。この山道を歩いていると老婆が道に座り込んで何かを地面からつまんではしきりと口に運んでいるのです。通り過ぎるときに何か話しかけられましたけど、適当にかわしてすぐに立ち去りました。何を食べていたのかはわかりませんし、食べられるようなものが落ちているようにも見えませんでしたし、なんでこんな場所に荷物も持たない老婆が一人でいたのかもよくわかりませんでした。
ガガガ
2022年8月11日記
7月上旬の「鳥と蝶」の続き、「蛾」編です。
一番気になったのはこれ、ベニシタヒトリです。飛んでいる時はすごく赤く見えて森の中でとても映えます。止まっているところをやっと見つけて撮ることができました。
一番同定で感動したのはこれです。肉眼で見たときには(老眼のせいもあって)よくわからなかったのですが、PC画面で見てあまりの美しさに驚きました。全身金色で翅の先は深いブルーです。図鑑「日本の蛾」は大きい蛾が中心で、このような小蛾類は載っていないので、webで検索してようやく「クロマイコモドキ」とわかりました。わかった瞬間は「おぉぉ!」と声が出ました。同定は苦しくも楽しい作業です。
ヒゲナガガの仲間です。見た目が似たような種類が多くて、どこが決め手なのかよくわからないのでこれはここまで。
黄色が抜けてしまったキンモンガ。これはすれて白くなってしまったわけではなく、もともと白いタイプということです。白いのは初めて見ました。
翅裏しか見えてないですけどたぶんシロモンクロエダシャクでいいと思います。これもいろいろ変異がある蛾のようで、難しいです。
さて、これはよくわからないです。結構特徴のあるシャクガなんですが。ミスジツマキリエダシャクが近いように思います。
この2つもわからないです。左はシャクガ。右はヒトリガっぽいかなあと。
続きはこちら。
鳥と蝶
2022年8月11日記
某所で探鳥、7月上旬、約1ヶ月前の記録です。
ホトトギス、カッコウ、ウグイス、ヤブサメ、クロツグミ、キビタキ、アオジ、ノジコ、ホオジロ、シジュウカラ、ヒガラ、コゲラを観察できました(声のみの確認を含みます)。
例によって鳥の写真はないので、蝶の写真いきます。
まずはスジボソヤマキチョウ。こうみると案外保護色なのかもと思います。
スジグロシロチョウまたはヤマトです。ここの見分けがどうにもよくわかりません。吸蜜している花はケナツノタムラソウです。
アカツメクサにいたメスに猛アタックするオスのモンキチョウ。
相変わらずかっこいいクロヒカゲ。実はヒカゲチョウとの区別をいい加減にしていたので、これまでこの野外手帳でクロヒカゲとしてアップした画像のうちいくつかはヒカゲチョウかもしれません。
ヒメウラナミジャノメ。普通種ですが、翅裏はなかなか強烈なデザインですよね。
コミスジです。他のミスジ系との区別はだんだん覚えてきました。
ルリシジミでいいと思います。シジミチョウの同定がこれからの自分の課題です。
ゲレンデ蝶
2022年7月24日記
ゲレンデを登ってみることにします。オオバギボウシが咲き始めです。ホオアカがさえずっていました。ほかにかカッコウ、ホトトギス、ウグイス、キジバト。
この黄色いセセリはヒメキマダラセセリでいいと思います。スジグロチャバネやへリグロチャバネはもう少し翅脈がはっきり黒いはずだし、コキマダラだと、翅脈は地色ともっと近いはず…とこういうことが現地で図鑑を見なくてもわかるようになりたいです。
ウラギンヒョウモンを見つけました。ギンボシとの見分けは覚えました。こっちはもう図鑑を見なくても大丈夫です。
ほかにもいろいろ飛んでいましたが、止まってくれないのでアゲハとモンキチョウ以外は私にはお手上げでした。
ニホンカモシカが悠々とゲレンデを横切っていきました。
7月の湿原
2022年7月18日記
ワタスゲの湿原とは別の某湿原の記録です。
湿原らしい鳥としてオオヨシキリやカッコウを確認しましたが、結構樹木も多い環境なので、アオジ、ホオジロ、シジュウカラ、コガラ、クロツグミ、キビタキ、モズ、アカゲラなども確認できました。
写真に撮れたのはコガラだけです。
花はあんまりなくてカンボクが目についた程度でした。
これもありました。ナルコユリでいいのかな。
湿原の周辺では一株だけオニノヤガラを見つけました。これはちょっと嬉しかったです。
鱗翅いきます。
ヒトツメカギバ。
キアシシロナミシャク。これは初めて。
コチャバネセセリでいいと思います。
スジグロシロチョウ(またはヤマト)。
メスグロヒョウモン。オレンジ色のヒョウモンも何頭か見ましたが止まってくれなくて同定できませんでした。
直翅はヒメギス。
ここでは過去に結構多くの鱗翅類を観察できたのですが、今回はやや物足りない結果となりました。時期として少し早かったかもしれません。
