過去の野外手帳
-2020年10月
満月の出
10月最後の日の月の出をいつもの畦道で待っていました。
10月2度目の満月で、こういうのをブルームーンっていうのだそうですが、なぜブルー。
ブルームーンというと若き日のブルース・ウィリスが演じていた「こちらブルームーン探偵社」を連想します。あれはおもしろかった。
2020年11月はじめ記
秋探しのポタリング
小春日和のミニベロ遊び。
2020年11月はじめ記
ツグミ初認
秋深まる10月末の畦道です。
いきなりチョウゲンボウが飛びました。
ハシボソガラスの10羽くらいの群れがぐわんぐわんと飛び回っていました。なぜそうしていたのかはわかりません。
写真はありませんが、あちこちでツグミの声を聞いたり飛ぶ姿を見たりしました。今季初認です。数は結構多かったので、昨日今日ではなくしばらく前に到着していたのだと思います。
そのほか、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ、カワラヒワ、オナガ、モズ、ハクセキレイ、モズなどを観察しました。
前にも書いたことですが、休耕地が本当に増えて、セイタカアワダチソウの波に飲み込まれそうになってしまった今季の畦道です。
2020年11月はじめ記
10月末のガ
勤務先で見かけたガ。こういう写真を撮っているところを同僚に見られないように気をつけています。
まずはツバメエダシャクの仲間。9月に見たのと同じ個体ということはないでしょうが、同じ場所で見ましたし、痛み方から9月からの時間経過をリアルに感じてしまったので、もしかしたらなんて思ってしまいました。
もう一頭。クロクマヤガかなと思いますが、難しすぎです。
2020年11月はじめ記
ジョウビタキの初認なる!
10月下旬の畦道散歩、前回果たせなかったジョウビタキ初認にチャレンジです。 灯台下暗しの森まで足を延ばしましたが成果なし。
色づき始めた森の中で撮ったヒヨドリは、生態写真的には0点なのですけれど、なんだか妙に気に入っています。
この森から自宅へと引き返そうとしたとき、ジョウビタキの声がしました。視認はできませんでしたが、これで一応ジョウビタキの初認達成です。
そして自宅近くまでやってきたとき、もちろんさっきとは別の個体なのですが、姿を見ることができ写真も撮れまして、大変よかったです。大大トリミングなのですが、証拠写真としてアップしておきます。このあと休日出勤だったのですが、ジョウビタキ効果でしっかり乗り切れました。
2020年10月おわり記
カメラはいつも持っているべき
ホウジャクの仲間が庭のハナトラノオにやって来ました。自宅的にはこれは珍しいことです。ところが、こういうときに限ってスマホしか持っていません。
何枚かシャッターは切れましたが、すぐに飛び去ってしまいました。
2020年10月おわり記
ジョウビタキの初認ならず
10月下旬の畦道散歩報告です。誰かが報告を求めているわけでもなんでもありませんけど、これは私による私のための記録です。
この場所もあの場所もセイタカアワダチソウに侵食され、もうかつての田んぼの姿を思い出せないほどです。
リンゴ畑もあと何年こうして見ることができるのだろうかと考えます。自分の世代で栽培を受け継ぐのはおそらくわずか。下の写真の右側も、かつてはリンゴの木が植えられていた場所です。
この日は日差しが暖かく、チョウが活発に飛んでいました。
トビは久しぶりに見た気がします。
エナガが、望遠レンズの最短焦点距離を越えて近づいてきて、ちょっとびっくりしました。おじさんの姿が見えなかったのでしょうか。
モズの活発な縄張り争いを見ました。
この日の目標はジョウビタキの初認でしたが、それは達成できませんでした。
代わりにたくさんシャッターを切ったのはアキアカネの産卵風景です。ピントが合っているコマはごくわずかでした。自分にとって撮るには難しすぎる対象でした。命をつなぐ彼らの行いは、見ていて飽きないものでした。
2020年10月おわり記
千曲川周辺ポタ
上信国境方面の山々は白く雪化粧をする季節になりました。
千曲川右岸堤防を走ります。ちょうど1年前の台風19号で、こちら側は決壊はしなかったものの、浸水被害があった地域です。
ところどころではありますが、堤防道路上に土嚢が積まれていたり、越水による浸食対策なのか、法面が補強された真新しい堤防ができたりしていました。
再び川を渡り、帰路につきました。
堤防が決壊して大きな被害を受けた地域を通りました。家屋を修繕している風景をあちことで見ましたが、更地になってしまっている場所もたくさんありました。
2020年10月おわり記
渡っていく鳥たち
10月中旬の灯台下暗しの森。天候は曇り、9時で11℃のコンディション。ほんのり色づき始めた森です。
梢の葉陰を飛び交う大型ツグミに翻弄されましたが、辛うじてクロツグミ、アカハラ、そしてマミチャジナイを確認できました。写真はとても無理でしたが、渡っていく彼らを見ることができて満足です。
この日は他にイカル、シジュウカラ、ヤマガラ、メジロ、ヒヨドリ、モズ、コゲラ、アカゲラをこの森で観察しました。声だけということは少なくないのですが、この日は全てを視認できたちょっと珍しい森歩きでした。
2020年10月おわり記
増える一方の休耕地
小雨が降る中の畦道散歩です。
いつもとは少し違う道を歩いてみて、昨年に比べ、休耕地がかなり増えたことにちょっと驚きました。よく歩く道は主にリンゴ畑の中を通っています。なので、リンゴの伐採が進んでいることはわかっていました。
今回歩いたのは田んぼの中の道。昨年は稲刈り後のいつもの風景が広がっていた場所が、セイタカアワダチソウに覆われていて、見知った景観が一変していました。
農業を営む方の高齢化が進んでいるのは、畦道散歩で行き合う方を見ればわかります。70,80になって、体力・健康面から田んぼを続けるのが難しくなり、後継者がいないとなればあっという間にこうなってしまうのですね。私も、田んぼも畑も全くやっていないので、勝手に衝撃を受けているだけなのですけれど。農業が田舎の景観維持にどれだけ貢献しているのかを改めて感じました。
リンゴ畑の脇で撮ったイヌタデです。こうした群落も定期的に草刈りをしている場所に見られる印象があります。
2020年10月おわり記
ハナミズキにシジュウカラ
色づき始めた庭のハナミズキにやってきたシジュウカラです。2階ベランダから撮りました。
自宅の周りが田んぼだった子どもの頃は、スズメやホオジロが多いような感じで、シジュウカラが来ることは稀でした。しかし住宅が立ち並ぶようになってからは、庭木を伝ってかシジュウカラが来ることが増えてきました。自宅周辺が住宅街になってからもう何十年も経つのですが、未だにシジュウカラが来ると「おっ!」と思ってしまいます。
2020年10月おわり記
畦道の秋の蝶たち
10月中旬の畦道です。稲刈りと脱穀が終わり、ヒガンバナも盛りを過ぎました。
ヒガンバナに代わって、道沿いに彩りを添えるのはイヌタデです。この花にはなんだか妙に惹かれます。
そのイヌタデに止まるベニシジミ。
まだかろうじてニラの花も残っていました。
カタバミで蜜を吸うのはモンシロチョウ。
チカラシバで休むアゲハ。
ほかにはヤマトシジミ、キタキチョウを見ました。ヤマトシジミが多いのは相変わらずですけど、ウラナミシジミはあまり見られなくなりました。一気に増えて一気にいなくなる印象があります。
下は葉陰に隠れるシロオビノメイガ。
アキアカネ。
このルートで見かける人をあまり恐れないハシボソガラス。くわえているのは落花生に見えますが、どこから拾ってきた。
鳥はこの他にスズメ、ヒヨドリ、モズ、セグロセキレイ、ハクセキレイを見ました。カワラヒワが全然いないのですけど、どこに行ってしまったのでしょうか。それともたまたま見ないでいるだけなのでしょうか。
自宅周辺の、四季に関わらず見られるように感じている鳥も、こうしてずっと記録をつけていると見かける機会が多くなったり少なくなったりしていることに気づきます。
2020年10月おわり記
コブシの実が色づく頃
10月初旬、灯台下暗しの森を歩きましたが、メマトイがひどくて早々に退散しました。
エナガ、シジュウカラ、メジロ、アカゲラ、ヒヨドリ、ハクセキレイ、モズ、スズメなどを観察しました。
2020年10月おわり記
家ムシ
2階ベランダにやってきたチャバネセセリ。
庭木を上り下りしていたアミメアリ(たぶん)
グーグルレンズで一発でわかったナシケンモン。
ニンジンの葉を貪り食うキアゲハ。
2020年10月おわり記
土星観望
鳥を見る用の地上望遠鏡を持ち出して、木星や土星を見ていました。シーイングがいいのか、眼視でも土星の輪が見えたので、撮影にチャレンジしてみました。口径77ミリのプロミナーに30倍の接眼レンズ。そこに1インチのイメージセンサーを持つミラーレスを18.5mmのレンズを介してコリメート撮影。
ほぼ等倍に切り出してあります。思ったより鮮明に撮れてびっくりしました。撮影日は2020年10月3日です。
2020年10月なかごろ記
市街地ポタ
市街地をあてどもなく自転車を乗り回したある休日の午後。川を渡ってみたり、思いがけなず巨木を見つけたり。
これまで通ったことない小路に入り込む楽しさを味わいました。
2020年10月なかごろ記
冬鳥待ちの畦道
10月はじめの畦道散歩です。脱穀がすすむ田んぼと色づいたリンゴの中の道です。
ヒガンバナの開花が進みました。
その一角でウラナミシジミの交尾を観察しました。
その他の蝶たち。
昼行性の蛾を見つけました。なかなか渋い美しさです。思い切って買った図鑑「日本の蛾」で調べてみると、ツメクサガだとわかりました。普通種ですけれど、名前がわかると嬉しいです。
鳥はいつものメンバー。モズが高鳴きをして頑張っていたのが印象的です。あ、アオサギはここでは珍しいです。
電柱の上にいたハシボソガラスがなかなか逃げなくて、すぐ近くで撮ることができました。ハシボソガラスは案外警戒心が強くて、視線を向けただけで飛ばれることが多いので、これはレアケースです。
9月、道ばたに並ぶケイトウの花のてっぺんに、ことごとくアマガエルが乗っかっていた現場を通りました。数は少なくなりましたが、この日もアマガエルが花の中で虫をねらっていました。
まもなくジョウビタキ、そしてツグミなどの冬鳥がやってくるシーズンになります。葉が落ちて、観察や写真にも適した季節になります。秋の深まりが楽しみです。
2020年10月はじめ記
雲の美しさ
ごくごく普通に中秋の名月。
もちろんいい月ですが、こうして引いて撮ると雲が美しいです。倍率を上げて撮ると、その美しさは写りません。
2020年10月はじめ記
