過去の野外手帳
-2018年12月
大晦日朝昼夕
2018年12月31日の記録です。まずは朝のベニマシコの初認。声だけなのですが、朝のごみ出しの際、ようやくベニマシコを初認できました。
上の画像はそのベニマシコを初認した朝7時台の田んぼ。同じ場所の11時台の様子は下画像。一気に雪がとけました。
ちなみに夕方16時台は更にとけました(下画像)。
11時台の畦道散歩では、やはりカシラダカを観察する機会が格段に増えてきていることを実感しました。twitterのTLにはツグミが少ないという声がありますが、ここではツグミは例年通りの数だと思います。
アオゲラが見られたのは少々意外でした。少し前はここでアカゲラを観察しています。
上の写真はハクセキレイですが、この前と同じようにキセキレイの増加も改めて実感しました。キセキレイは里山山麓まで行かないとなかなか目にしない種類だと感じていました。でも最近は必ずと言っていいほど観察できるようになっています。
16時台の畦道散歩では、ハシボソガラスの塒への移動を観察しました。夕焼け空とのコラボを狙ってみましたが、難しかったです。
以上を持ちまして、2018年の野外手帳の記事はおしまいです。
2019年1月はじめ記
雪景色の中の鳥たち
2018年12月下旬の畦道散歩です。時折青空が見えることもありました。
量は多くはないものの雪が続き、おそらく誤差の範囲かとは思いますがカシラダカが増えてきた印象を受けました。ホオジロと混じって、地上での採食をしていました。
川沿いにはハシボソガラスとオナガの小群。
カキノキにはヒヨドリとツグミとムクドリが群がっていました。
その他、モズ、スズメ、カワラヒワ、シメを観察しました。雪の中を生き抜くのは厳しいでしょうが、凛とした姿が美しい冬の鳥たちです。
2018年1月はじめ記
カキノキ食堂
2018年12月下旬の畦道散歩です。積雪は5cmほど。太陽は弱々しく、時々小雪が舞う条件でした。
そろそろアオシギが来てもいい頃だとにらんで(詳しくは今年2月の「まさかのアオシギ」をお読みください)、用水路の中をそうっとのぞいてみたら、コガモのメスに飛ばれました。まあ昨冬は2月になっての観察でしたので、これからもしつこくこの用水を確認してみるつもりです。
用水沿いではハシボソガラス、キセキレイ、イカル、アカゲラなどを観察しました。
イカルはかなり長い時間観察できて、その姿と仕草を堪能しました。写真では1羽しか写っていませんが、5羽ほどの小群で採食をしていました。
キセキレイはこれまであまり見かけなかったのですが、今季は秋ごろから多く観察できています。代わりにセグロセキレイをほとんど見かけなくなりました。どのような変化が起こっているのか、少し気になります。
ここでのアカゲラは(写真はありません)たぶん初記録です。森からはひとっ飛びというわけではない少し離れた場所なので、やや意外な感じがしました。行きも帰りも観察できました。
雪がつもり、カキノキ食堂がにぎわい始めました。
人気のあるカキノキとそうでないカキノキとがあって、これは甘柿と渋柿の差かもしれません。
2018年1月はじめ記
空振り
初積雪の畦道の続き、その日の午後の話です。雪はその後も降り続いていたので、昨年12月の同じような天気のときに、アトリの群れを間近で観察できた場所に行ってみました。このときはよい雰囲気の写真が撮れたので、もしかしたら…という期待がありました。(その時の記事はこちら…「細かな雪が降る日の出会い」)
木々はいい感じでしたけど、アトリも他の鳥の姿もなし。完全に空振りでした。今季はいろいろとだめなのかもです。
2019年1月はじめ記
初積雪の畦道
2018年の年末、ようやくまともな積雪です。とは言っても1〜2cm程度。家を8時前にスタート、気温はマイナス2℃です。
カワセミが魚を狙っていた淀みは、袋が何個か投入されていて埋められてしまっていました(下写真右)。残念です。
まだ誰も渡っていない橋の雪を踏んで対岸に移ります。
ツグミがようやく増えてきた感じがしました。カシラダカはまだ観察ができません。こんな冬ってあっただろうかと思ってしまいました。
それでも雪に覆われた景色は新鮮で、楽しい畦道歩きとなりました。
2019年1月はじめ記
雪も鳥も遅い
2018年12月下旬、普段よく行くエリアをまとめて歩いてみました。距離にして7kmあまり、時間にして2時間半です。13時半出発、気温5℃、晴れのコンディション。
まずは畦道散歩(下写真左上)。それから灯台もと暗しの森(下写真右上)。ここまではつなげて歩くことはよくありますが、今回は住宅街を経て(下写真左下)、里山山麓(下写真右下)まで足を延ばしました。
これだけ歩いても鳥的にはやや寂しい結果となりました。
まず畦道散歩では、ヒヨドリ、ツグミを中心に、スズメ、ハシボソガラス、キセキレイなど。雪が来ないせいか冬の小鳥は姿を見せず、ツグミもまだ梢にとどまっている感じでした。
灯台もと暗しの森では、エナガとシジュウカラの混群が目を引きました。その他ヤマガラ、上空通過のノスリ。シメが地面から枝に移ったところを写真に撮ることができました。くちばしにたくさん「お弁当」がついていました。
住宅街では遠くにジョウビタキの声を聞いた程度。
里山山麓で見たのは薮の中のホオジロとアオジくらいです。ミヤマホオジロをここ何年か観察できている場所ですが、今回は不発でした。やっぱり冬の小鳥が少ないとここでも改めて感じました。
2019年1月はじめ記
水鳥を見るポタリング
雪の到来が遅い今冬。本格的に降る前に、ミニベロに乗っておこうと出かけました。まずは市街地の中にある公園へ。
公園として整備される前はもっと池の面積が広くて、水鳥の数は少なかったもののヨシゴイが見られたりして貴重な場所でした。
現在は餌付けが行われているせいか、ヒドリガモとオナガガモが寄ってくる池になっています。離れたところにオカヨシガモとコガモ、カルガモ。アオサギ、ゴイサギ、カワウなどもいました。
続いて橋を渡って隣の街へ。
橋の上から双眼鏡で見てみると、盛んに潜水を繰り返すカワアイサの群れを発見。
そういえばまた諏訪湖でカワアイサの追い払いが始まる頃になりました。あれはなんとかならないもんなのでしょうか。鳥を悪者にしているけれど、それでいいのかといつも疑問に思います。
隣街でも市街地の中にある公園へ。
ここも過去にはいろいろな水鳥を観察できている場所なんですが、水抜き中で鳥はわずか。カルガモとマガモくらいです。たしか昨季も同じような状況でした。
趣のある市街地をポタポタしていたら、予想外の雨に降られてコンビニのイートインに避難。体を温め、雨が上がってからのんびり帰りました。
2018年12月おわり記
霜写真家出動
久しぶりにきちんと冷え込んだ朝でした。気温はマイナス6℃。霜の写真を取るべく畦道を歩いてみました。
田んぼは霜でコーティングされて、朝日を受けて輝いていました。
土手の野草も霜で飾られて、より美しさを増していました。
朝日を受けると霜は溶け始めてしまいますので、日陰を拾いながら歩くことになります。
鳥はスズメ、シメ、ホオジロ、ムクドリ、キセキレイ、ヒヨドリ、キジバト、ハシボソガラス。なぜかツグミは確認できませんでした。
2018年12月おわり記
出遅れ
夕焼けが美しいことに気づいて、カメラ片手に家を飛び出します。電線にムクドリ。
アーベントロートに染まるであろう山並みが見える場所を目指しました。でもそこに着く前に、色は失われてしまいました。近所は宅地の開発によって電柱が増え、すっきり見渡せる場所に行くまでには時間がかかってしまうのです。
でも寒々とした雪の里山の風景もなかなかいいものです。
2018年12月おわり記
正しいポタリング
12月とは思えない暖かい日差しに誘われてポタリング。冬用自転車グローブとして買ったワークマンイージスではなく、いつもののびのび手袋で十分でした。
行く当てなくふらふら。正しいポタリング。もっともポタリングって和製英語らしいんですけど。下の写真はジョウビタキの鳴く川沿いの道です。
2018年12月おわり記
12月上旬の畦道散歩
9時0℃快晴のコンディション。
歩き始めてすぐに、電線に止まっていたハシボソガラスが、クルミを道路に落とすのを目撃しました。クルミは割れませんでしたが、話に聞いていたこの行動をはじめて観察できました。
前日にワークマンで買ってきたイージスの手袋をはめて来ましたが、全天候型のこの手袋は快晴ではオーバースペックでした。もっともこれは加水分解してだめになったシマノの冬用自転車グローブの代替として購入したものです。
ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ、シメ、ツグミ、ジョウビタキ、セグロセキレイ、モズ、キジバトを観察。
リンゴの収穫もだいぶ進んで、実が残る木は少なくなってきました。作業する方々が話す言葉は中国語です。こんなところも人手不足です。
2018年12月おわり記
