過去の野外手帳
-2017年12月
ミヤマホオジロに会えました
前回とは別の里山山麓でミヤマホ探し。たくさんいたのはアトリ。そして久しぶりのトラツグミ。
そして、ようやくミヤマホオジロに会えました。
地上で盛んに採食していたミヤマホオジロですが、日が暮れ始める頃には木の上に。
暗い杉の林を背景に、白いお腹が大変美しく映えて、こんな雰囲気の絵を描きたいと思いました。
2018年1月おわり記
日の出前に一歩き
新雪が積もった朝の畦道散歩です。
日の出時の気温はマイナス3℃。木々への着雪が朝日を浴びて美しく染まりました。
雪と青空に鳥たちの姿が映えました。
2018年1月おわり記
里山山麓ミヤマホ探し
結果から言うと、ミヤマホオジロには会えませんでした。その代わりベニマシコを今季初認です。
雪の上には鳥たちの採食の跡が残っていました。
久しぶりに鳥を見ている方と会いました。情報交換をすると、やっぱりミヤマホオジロがいたそうです。ちょっとタイミングが合わなかったようです。
日が落ちてきて帰る時間になりました。
車を止めた場所でアトリの群れとコゲラを見つけました。
暗くなるまでついつい見ていてしまいました。よく見るとカシラダカも混じっていました。
2018年1月おわり記
表面霜の朝
マイナス7℃の畦道散歩です。
雪面がキラキラと輝く光景は表面霜ができているからですね。山では弱層の原因となる恐ろしい表面霜ですが、ここでは冷え込みがもたらす美です。
この間に続いてこれもキツネの足跡か。
寒い畦道でしたけど、いろんな鳥たち(常連さん)に出会えて、いい朝でした。
そんな愛しの畦道を俯瞰してみました。
2018年1月なかごろ記
幸せの赤い羽根
灯台もと暗しの森も雪に覆われて美しい午後です。
ヒヨドリ、ツグミ、コゲラ、シジュウカラ、ヤマガラ、エナガ、アトリルリビタキも見られて、これは今季の初認でした。
コゲラの写真だけ撮れて、家に帰ってPCの画面で見たら赤い羽毛がかすかに写っていて、ちょっと幸せな気持ちになりました。
2018年1月なかごろ記
青白橙の世界
積雪20cmの畦道散歩です。
一見ノウサギっぽく見えたこの足跡ですが、このあたりにノウサギがいるとは考えにくいのでキツネなのかなと思います。
雪が積もると鳥たちの食事事情が厳しくなります。この日はカキノキレストランが盛況でした。
青空と白い雪とカキの実の色の対比がとても美しい朝でした。
写真にはありませんが、このコースでは珍しいエナガの群れに遭遇しました。雪によって移動してきたのだろうと思いました。
2018年1月なかごろ記
細かな雪が降る日の出会い
家族を病院へ送ったついでに、市街地にある神社に寄りました。カメラを持って家を出たので、予定通りの行動ではありました。
細かい雪が降り続き、粉雪に覆われた景色の中に、アトリの群れを見つけました。
盛んに何かの実をついばんでいました。何の実なのかはよくわかりませんが、ケヤキかなと思います。
雪の白とアトリのオレンジ色の取り合わせがとにかく美しくて、何もかも忘れて見入ってしまいそうな素敵な光景でしたが、気がつくと病院へ迎えに行く時間になっていました。
何か見られればいいなくらいの軽い気持ちでの寄り道でしたが、素晴らしい出会いに心満たされて車に乗り込むことができました。
2018年1月なかごろ記
ヒヨドリのフライングキャッチ
ヒヨドリが、梢から飛び立っては急旋回をして戻るという行動を繰り返していました。レンズを向けてシャッターを切ってみると、ヒヨドリが狙っていた小さな虫も写っていました。ヒヨドリの飛行技術の優秀さを改めて感じたシーンでした。
2018年1月はじめ記
夕日を浴びる鳥たち
午後3時からの畦道散歩。晴れ、気温7℃のコンディションでした(12月下旬の記事です)。1時間ほど歩きました。
いつもの場所で一枚。
雑木が茂る場所では、夕日の色の鳥たちに会うことができました。ジョウビタキのメスはやっぱりかわいいです。
ムクドリは入塒前の大騒ぎ。止まりものの写真はシングルポイントでのAFで撮っていますが、飛翔写真はカメラのユーザーセッティングで登録した多点測距のオートに切り替えて撮っています。カメラ任せでもそれなりにピントが来るのがうれしいです。ただしブレてしまうのは腕相応ですね。
2018年1月はじめ記
粉雪の中のカシラダカ
里山の山麓を歩きました。ここは自宅から車で5分ほど。時間が限られた今の生活でも、少し時間が空けば山の雰囲気を味わえる、現在の自分にとってはとても貴重なフィールドです。
赤松の林があるのでイスカに会えるかも…と毎回期待してしまいます。そして近くでの記録もあるみたいなのですが、これまでここで見たことはありません。その代わりというわけではありませんが、最近数年ミヤマホオジロを確認しています。身近にミヤマホが見られる場所としても大事なフィールドになっています。
この日はミヤマホはいませんでしたが、アトリが空をぐるぐると飛び回り藪にはカシラダカが潜んでいて、冬鳥的にはまあまあ充実していました。
雪が少し強くなってきました。そろそろ帰ろうかと思いましたが、草地で採食するカシラダカがときどき朽木に止まることがわかって、それを待って撮ることにしました。
静寂な冬の雰囲気が感じられる写真になって、ここ最近のベストショットになりました。
2018年1月はじめ記
畦道愛好家の朝
マイナス5℃まで冷え込んだ朝、畦道を歩きました。積雪は1cmほど。このうっすら雪の美しいこと美しいこと。いつもの場所で1枚。美しすぎです。
最初は小雪が舞っていましたが、太陽が顔を出し、光が変化してあたりの風景が様々な表情を見せます。自宅すぐ近くの畦道は宅地開発で姿を消してしまいましたが、歩いて5-10分程で、こんな風景にアクセスできるので、とりあえずは満足できています。ここも失われてしまったら…とマイナスの思考もときどき頭をよぎります。
最近はオナガの小群に必ずと言っていいほど出会います。以前はあまりオナガの写真を撮ることができなかった(彼らに上手に避けられていた)のですが、最近はときどきいいショットをもらうことができています。
2018年1月はじめ記
雑木林という表現は好き
2018年になりましたが、12月中旬の灯台もと暗しの森の記事です。午後2時、晴れ、6℃のコンディションでした。
まだ根雪になる前の森の入口ではアトリの群れに出会いました。森の奥ではカケスがドングリを飲み込んでいました。
灯台もと暗しの森は典型的な雑木林だと思います。この「雑木林」という言葉はどちらかというと好きです。「雑草」も嫌いではないです。
よく、雑草という草はない。それぞれに名前があるから雑草と呼んではいけないって話がありますけど(牧野先生のお言葉からきた話でしょう)、本来「雑」っていろんなものが入り混じっているという意味ですよね。別にそこに生えているものに価値がないとか言っているのではないと思うのです。雑木林も、雑草も。
灯台もと暗しの森は、そういう意味でぴったりの雑木林なんです。
2018年1月はじめ記
探鳥は癒やし
灯台もと暗しの森で見たエナガがかわいすぎです。
行き帰りに見かけた方々。エナガだけでなく皆さんに心を癒してもらった散歩道でした。
2017年12月おわり記
疑問
ある建物の通気口に執着していたヤマガラ。どうしてここにこだわっていたのか謎です。暖かいとかじゃないですよねぇ?
2017年12月おわり記
今冬は寒さが早い
日の出前に家を出ました。いつものコース。いつもの場所の畦道写真。
日の出は7:14でした。この日(12/10)の日の出は計算上では6:44ということなので、太陽が地平線から山の端にまで達するのに20分かかることになります(以前もこういう計算をしたことを書きながら思い出しました)。
この日の最低気温の平均はマイナス0.6℃だということも暦アプリは教えてくれました。最近は平気でマイナス3℃を下回るので(この日も)、やはり今季は寒さが早いと言えます。
2017年12月おわり記
薄雪の美しい朝
うっすら積もった雪が美しい朝、寒かったですけど、迷わずカメラを持って外に出ました。小さな川にかかる橋は、私が一番乗りではありませんでした。先行したのはタヌキでしょうか。
いつもの場所で田んぼを撮ります。なんてことはない畦道ですが、私にとってはすばらしい眺めです。
路面はところどころ凍結していて、気をつけて歩く必要がありました。
朝日を浴びてヒヨドリの目が輝いているのが、ファインダー越しにもわかりました。オナガの小群にはここのところ毎回のように会えていています。オナガは写真を撮るのは案外難しいと感じています。こちらの動向をよく見ている感じのする鳥です。
この日はカシラダカを初認しました。今冬は寒さが来るのが早く、冬鳥に期待してもいいのかもしれません。
2017年12月おわり記
切ない夕
夕暮れの灯台もと暗しの森。時間が空けばここに来てしまうのは病気かしらね。
眺めが開ける場所で、時間を浪費します。エナガのジュリジュリ声。みなさんはどこで眠るのですか。
木立の向こうに槍を遠望す。本当に遠い山になってしまいました。
2017年12月おわり記
自称霜写真家の朝
12月上旬の畦道散歩。快晴、マイナス2℃。ホトケノザがたくさん生えている休耕田が見事な眺めになっていました。
マイナス2,3℃になると、霜の付きがちょっと違ってきて、ファインダーをのぞきながら、いいねぇ…なんて独り言を発してしまいがちで、我ながら気持ちが悪いです。
お気に入りのいつものポイントへ(↓)。ここで同じ構図で撮った写真はたくさんあるので、モネのルーアン大聖堂連作っぽくまとめてみるのも面白そうだななんて思い始めています。
鳥はスズメ、イカル、ツグミ、ジョウビタキ、ヒヨドリ、モズ、ムクドリ、ハシボソガラスなど。
この場所にはかつてリンゴの畑がありました。リンゴ栽培の後継者がいないのか、伐採されてしまうリンゴ畑が目立ちます。畦道とはいいつつ、田んぼよりもリンゴ畑の中を歩く距離が長いこの道。春には白い花、秋には見事な実りを楽しめて、とても気に入っているのですけど、いつまでも同じ風景の中を歩けるとは限らないようです。
2017年12月なかごろ記
オオタカの逆襲
12月初旬の灯台もと暗しの森です。落葉が進み、もう冬の表情の雑木林でした。11時30分、晴れ、気温4℃のコンディション。
上空の雲の動きがとても速くて、それをぼーっと見上げていたら、ハシボソガラスがオオタカにモビングしているのを見つけました。ともに1羽です。
しばらく双眼鏡で観察していると、オオタカが逆襲。上空で反転して、ハシボソガラスに急降下攻撃を仕掛けることを繰り返したのです。迫力ある空中戦に思わず興奮してしまいました。ハシボソガラスも急降下しながらコースを変え、オオタカの攻撃をかわしてはいましたが、力量の差は明らかという感じでした。
もっともオオタカはハシボソガラスを捕食対象とはしていなかったようで、数回で攻撃は終了。ハシボソガラスは飛び去っていきました。数十秒間くらいの出来事だったのでしょうが、とても長く感じました。下の写真は、2羽とも飛び去ったあとの空です。
この日はシロハラの今冬初認日でもありました。
2017年12月なかごろ記
