野外手帳
-2019年8月
肩が痛くてポタリング
肩が痛いので整形外科に行ったら、2時間待ちですと言われてしまいました。土曜日なので仕方ありません。待合室にいるのも嫌だったので、自転車に2時間乗ることにしました。幸い、自転車に乗る動作では痛みは出ません。

診察の結果は典型的な○十肩とのことでした。寄る年波には勝てません。しばらくリハビリにも通うことになりました。
2019年9月なかごろ記
千曲川沿いポタリング
ミニベロで千曲川を渡ってみます。中洲に動く影を見つけたので、小さな双眼鏡をバッグから取り出してみました。チドリだというところまではわかりましたが、イカチなのかコチなのかまではわかりませんでした。

河川敷にあるだだっ広い草地の脇に乗り入れてみたり、無人駅のホームの入り口で写真を撮ってみたり、目的も行き先も曖昧な約30kmの自転車遊びでした。
2019年9月なかごろ記
夜ポタ善光寺
ひさしぶりに夜ポタしました。善光寺まで一走り。

誰もいないように見える仲見世通りですが(この写真にも人影はありませんが)、いつ行っても誰かしら歩いています。

仲見世通りから一歩脇に入ったところにある釈迦堂。本尊の釈迦涅槃像は重要文化財ということですが、ここにお参りしたことはありません。

宿坊の通りです。

善光寺から長野駅前へ通じる中央通り。
2019年9月なかごろ記
戸隠花々
「戸隠虫々」の続きです。

今回は花を中心に。

この時季の戸隠と言えば外れないレイジンソウ。アズマレイジンソウと戸隠のガイドブックにはありますが、どこで見分けるのか今ひとつよくわかっていません。

ジャコウソウ。なかなか覚えられない花の一つです。

ツルニンジン。

ソバナでいいのかな。

マルバダケブキ。

植栽なのですが、毎年楽しみにしているレンゲショウマです。何度見てもすごい造形の花。清楚だけどある意味強烈です。

2019年9月なかごろ記
戸隠虫々
晩夏の戸隠森林植物園です。

先日の道ばたの森よりノブキの花は少し遅め。

いつかルーペを持っていってじっくり見てみようと思います。マクロレンズで撮ったときは実はあまりよく見えていなくて、PCで見てみて改めておぉきれいだな!と思うことばかりなので。

まだ一部でしたけど、ミゾソバが咲き始めていました。開いた花びらの透明感がとてもすてきです。

ズダヤクシュはすっかり結実していました。

さて蝶はまずオオウラギンスジヒョウモン。

ミドリヒョウモン。

サカハチチョウ。

蛾に移りまして、これはキンモンガ。

とても遠くて画像は不鮮明ながらも、たぶんチャマダラエダシャクではないかと。近くでじっくり見たかったのですが、かなり敏感で近づくことができませんでした。

甲虫はノコギリカミキリ。存在感あります。見つけたときはおぉ!と声が出てしまうほど。

カメムシ目からはアカアシカスミカメ。まさに生きたステンドグラス。カメムシ地位向上委員会イチオシのカメムシです。
鳥の写真は全くありません。確認できたのは、コガラ、シジュウカラ、エナガ、ゴジュウカラ、ウグイス、サンショウクイ、ホトトギス、カイツブリ、カルガモです。
2019年9月なかごろ記
道ばたの森の蝶と蛾とそのほか
「ツリフネソウが咲く頃」の続きです。ここでは鱗翅を中心に。

まず出会ったのはミドリシジミ。惚れ惚れする美しさです。

林縁ではゴイシシジミがたくさんいました。羽ばたくたびにパッパッパと空間を瞬間移動するように見える飛び方をしていて、激しく揺れる彼らの視界はどうなっているんだろうと心配をしてしまうほどです。

やたらに透明感のあるガを見つけました。調べてみるとホシベッコウカギバと判明しました。この涼やかな感じ、たまりません。

そしてこれ。ピンと前に伸びた触覚が特徴的で、見つけた瞬間、これweb図鑑で見たことあるー!って思いました。

記憶をたどってヒゲナガキバガだよねと思っていたのですが、調べてみると私の記憶にあったキベリハイヒゲナガキバガとはちょっと違います。黄縁でない。似た種類のカクバネヒゲナガキバガとも違います。同定に利用している「みんなで作る日本産蛾類図鑑V2」のこのページに載っている「別種(おそらく日本新記録種)」に近いです。

そしてキンモンガ。
鱗翅以外の生き物も少し。

アオイトトンボのオス(上)とメス(下)です。

アカハナカミキリ。

ハバチのイモを見つけました。インターネットってすごくて、これはオオコシアカハバチの幼虫と判明。

このフォルムには宇宙生物の素質を感じます。

ザトウムシの仲間。そしてヤマアカガエル。

足元から小さいのが跳ねて逃げていきます。警戒心が薄い個体にそっと近づいてようやく真上から撮ることができました。

2019年9月なかごろ記
ツリフネソウが咲く頃

既に9月中旬ですが、まだ8月の記事。コバノフユイチゴの赤い実が林床に広がる道ばたの森です。ゲンノショウコが咲く時季になりました。

黄色い花はよくわからないんですが、ダイコンソウっぽいです。たくさん咲いていました。

晩夏の花、ツリフネソウが見頃でした。アップで撮るとなんだかちょっとイカっぽくも見えます。中にもち米を詰めてみたい。

ノブキもたくさん咲いていました。とても小さな花で、ぱっと見は地味ですが、アップで見るととてもすてきです。

そしてノブキと言えばやっぱり種が好き。

2019年9月なかごろ記
スズメの水浴び
かわいいシーンに行きあいました。車の中からの撮影です。

2019年9月はじめ記
ヤイトバナとガガイモが咲く頃

8月の畦道散歩です。

稲の穂が出揃い、リンゴがだいぶ大きくなってきた頃です。

アオツヅラフジとノブドウの色づきはこれからです。

オモダカ、ヨウシュヤマゴボウ、ツユクサ、ヒルガオ。そしてヤイトバナ。

もちろん和名は例の「ヘクソカズラ」ですけど、こんな愛らしい花なんですから、ヤイトバナと呼んであげたいです。好きな花の一つですし。
ヤイトとは灸のことで、花の形を横から見たときに、お灸の形に似ていること、中の赤い色をお灸の火に見立てているとのことです。サオトメバナという別称もありますけど、それはちょっとかわいすぎるような。

もう一つ、この時季楽しみな花はこのガガイモです。小さい小さい花ですが、造形の面白さに見入ってしまいます。そろそろ老眼がきついので、ルーペを買えば、より楽しく観察ができるかもしれません。

スケバハゴロモを見つけました。これもすごいデザインです。

こちらはベッコウハゴロモ。

鳴く虫の女王と呼ばれるカンタンも見つけました。鳴くのはオスなのに女王とはこれいかに。

クズでよく見かけるコフキゾウムシです。
この時季になるとウラナミシジミが現れます。図鑑を見るともっと長い期間発生しているようですが、この畦道だと夏の終りの蝶です。

家に戻ると庭のジニアにツマグロヒョウモンが来ていました。

最後は暑さにぐったりしているように見えるニホンアマガエルで。

2019年9月はじめ記
夜の雲 昼の雲
雲のない夜に煌々と光る月もよいですし、雲をまとった月もまたよいものです。この日は後者。雲が色づいて見えるのは、これは彩雲の一種なのでしょうか。

ベランダでこの美しい眺めを見ていると、西南の空にかなり明るい流れ星を認めました。こんなに明るいのは初めて見たというくらいのレベルで、ちょっと興奮しました。

夜が明けても雲の美しさは残っていました。

そしてこちらは太陽による正真正銘の彩雲。

2019年9月はじめ記
月夜のミニベロ

夏の夜のポタリングです。この頃はまだまだ暑い日が続いていましたが、夜の虫の音はだんだんに秋めいてきていて、この日はカンタンの声を聞きました。

とても月のよい夜で、夜ポタの良さを大いに味わうことができました。

2019年9月はじめ記
彩雲

とても幸せな気持ちになれます。
2019年9月はじめ記
夏ポタ
まだ暑さが厳しかった頃のポタリングです。

日陰で一息。遠くに見えるのは飯縄山です。

千曲川堤防は酷暑。ここでツクツクボウシの初鳴を確認。

細かい路地に入り込んで、こんな写真を撮れることがミニベロポタリングの楽しみの一つ。とは言えやはり暑すぎました。

日陰に入るとほっとしてしまう8月のポタリングでした。
2019年9月はじめ記
アサギマダラと若鳥たち

「夏の高原で虫探し」の続きです。実はそこでの一番の狙いはアサギマダラだったのですが、全く姿がなく、場所を変えて再チャレンジしてみました。そしたら、歩き始めて早速会うことができました。

近づいてもわりと大丈夫で、夢中になって吸蜜している様子でした。

もう何もかもが美しい。

ヨツバヒヨドリは他の蝶にも人気でした。

この夏は飽きるほど見た(失礼)ヒメキマダラヒカゲ。

スジグロシロチョウ。

その他、コチャバネセセリ?ウラギンヒョウモン、ヒメウラナミジャノメ、ミドリヒョウモン。
気分をよくして歩いていくと、鳥もこちらのほうがよく出ました。

センダイムシクイ。下の枝に降りてきてくれたのでピン甘ですが写真を撮ることができました。

これはヒガラ幼鳥と思われます。

一瞬オオアカゲラ?と思ってしまいましたが、アカゲラの若いのです。

コゲラ。

コガラ。あと声だけの確認では、ウグイス、メボソムシクイ、エナガ、ウソ、ルリビタキといったところでした。

林床ではマイズルソウが結実し、またノビネチドリの白い花を見つけました。
2019年9月はじめ記
夏の高原で虫探し
この夏の高原の一角です。

ここはコバギボウシが特徴的。

モウセンゴケも見られます。左側は地衣類のコアカミゴケかと思われます。

まずは蝶から。

ノアザミにウラギンヒョウモン。

こちらはギンボシヒョウモン。

これはコヒョウモンかヒョウモンかちょっとよくわからないですけど、たぶんコヒョウモン。

複眼が美しいヒメキマダラヒカゲ。
オオチャバネセセリでよろしいか。
次はバッタなんですけど、難しすぎ。左上はタカネヒナバッタっぽく見えると思いましたが、思っただけ。右上はハネナガフキバッタっぽく見えると思いましたけど、これも思っただけです。

左下のバッタは完全にわからなくて、右下のはこれはトノサマバッタで良さそうです。

で、これはフキバッタの仲間かなと見当をつけてみました。

エントモファガグリリも見つけました。

その他のムシムシ。

鳥は少し寂しくて、姿を見たのはホオジロとツバメくらい。声はウグイス、ルリビタキ、クロジを確認しました。
2019年9月はじめ記
今のわたしが届くぎりぎりアルプスその2
こちらの記事の続きです。介護の合間を縫っての日帰りアルプスとなると、どうしても機動力を使える八方尾根。その2は、八方池に到着したところからです。

いつの間にか雲が取れて、白馬三山がきれいに見えていました。しかも、このあと風がやんで逆さ三山が見えるおまけつき。

デイサービスの利用時間の関係で、4時過ぎまでには帰宅する必要があるので、この景色を眺めていられるのは30分間です。
池の中にはなにやらのヤゴの姿がありました。オオルリボシヤンマあたり?

タカネマツムシソウ、黄色の花はキバナノカワラマツバ、ワレモコウは表示がないとわかりませんが、ここの固有種のハッポウワレモコウだそうです。

ちなみにこれが今回の機材。APS-C一眼に超広角(換算15mm)と、1インチミラーレスに60ミリマクロ(換算162mm)です。

超広角に絶好のポイントはこのクガイソウの群落でした。

これはハッポウウスユキソウ。登山道から少し離れた花を撮るには、162mm換算の疑似望遠マクロは有効です。

その他の花々。ミヤマアズマギク、テガタチドリ、エゾシオガマ、ミヤマダイモンジソウ。ほかにもたくさんありました。ちょっと紹介しきれません。

下山道で嬉しかったのはミヤマクワガタを見つけたことと…

下山時にもハッポウタカネセンブリに会えたことです。

白馬村を眼下にリフトゴンドラを乗り継ぎ、無事午後4時には家に帰り着きました。できれば今年の秋にもう一度歩きたいところです。
2019年8月おわり記
今のわたしが届くぎりぎりアルプスその1
年に一度は確保したい、介護の合間、デイサービスを利用して北アルプスをのぞいてみるイベント。行き帰りを含めての行動可能時間はおよそ7時間。そうするとどうしても八方尾根になってしまいます。

現地着10:42。ゴンドラとリフトを2900円で乗り継いで、どーんと白馬鑓、杓子、(雲の中だけど)白馬が見えるポイントにたどり着いたのは11:20です。

オヤマソバが元気なハイキングコース。

早速見つけたハッポウタカネセンブリにテンションが上ります。

汗を吸いにやってきたベニヒカゲにも会えました。

初めて名前を知ったオオコメツツジ。

蛇紋岩地のイワシモツケ。

様々な花たちが眼を楽しませてくれます。

先ほどまで雲に隠れていた五竜が見えました。

その奥の双耳峰は鹿島槍。この2つの山をつないで歩いたのは、もう遠い思い出の領域。

ミヤマムラサキの群生が現れると、本日の目的地はもうすぐ。

続きはこちら。
2019年8月おわり記
湖畔の鳥と花

とある湖畔での探鳥です。今回は探蝶ではなく「探鳥」です。

シジュウカラの幼鳥でいいでしょうか。

これもです。

クロジの幼鳥と思われます。クロジの幼鳥は初めて見ました。

すぐ近くに降りてきてくれたメボソムシクイ。
写真にはない鳥では、ルリビタキ、コマドリ、ウグイス、ミソサザイ、ウソ、コガラを確認しました。

花も少し。これはカニコウモリです。和名は葉の形に由来。

光合成を行わない腐生植物のオニノヤガラ。

ベニバナイチヤクソウのてっぺんにはアキアカネが止まっていました。

その他の花々。エゾシオガマ、ウツボグサ、ヤマハハコ、イチヤクソウ、ヤマホタルブクロ、ヤマブキショウマなど。

湖畔に出ると、遠くにカモ類が浮いているのが見えました。

双眼鏡で見るとこのくらいの感じで、コントラスト的にマガモあたりかと思ったのですが、家に帰って画像チェックをしてみると違いました。

拡大すると、これはキンクロハジロですよね。8月の話なので、越夏個体でしょうか。

2019年8月おわり記
蛾探
「林道探蝶」の続きです。探蝶と言いながら、やっぱり蛾も気になりますので、できるだけ撮ってみました。
まずはおそらくスグリシロエダシャクだと思います。個体数は多かったです。

これも何度か見かけたトラフツバメエダシャク。かっこいいです。

次はトラフではないツバメエダシャクの仲間。ぱっと見た目が同じような種類が多いので詳しくはよくわかりません。この蛾もかっこいいです。

銀色のラインがすてきなミスジシロエダシャク。

めげてしまって、同定しなかった蛾をまとめておきます。左上はシロモンクロエダシャクのように見えます。また真ん中右側は、以前もここで見かけた種類ですが、今回も不明です。マエキヒメシャクと見当をつけてはみました。

鱗翅を離れまして、甲虫。左上はチャイロヒメハナカミキリでしょうか。その下はヒゲジロハナカミキリ。右列は上からマルガタハナカミキリ、スゲハムシ(?)、アオジョウカイと考えてみました。

少し長くなりましたが、最後に初めて見たシリアゲ。撮ったときは『日本の昆虫1400』を見ればすぐわかるだろうと思っていましたが、ぴったりする図版が見当たりません。となると頼りになるのはネットです。図鑑に載っていなくても検索すればある程度なんとかなるので、いい時代です。

というわけでたどり着いた答えはスカシシリアゲモドキ。実は『日本の昆虫1400』にもスカシシリアゲモドキは載っていたのでした。ただ色彩の変異が大きく、体色や翅の紋など、図鑑に載っているのとはかなり違っていました。もっともこれが正解かはわかりません。
2019年8月おわり記
林道探蝶
またしても「鳥」ではなく「蝶」です。

ここで見られた蝶の95%はヒメキマダラヒカゲでした。最初は喜んで写真を撮っていましたが、あまりにもこの蝶が多く、途中からはもう完全スルーです。食草とかの関係でしょうかね。

1個体だけ見たミスジチョウ。

翅裏も撮れました。

キマダラヒカゲ。「ヤマ」の方に見えます。これもたぶん見たのは1個体だけ。

ギンボシヒョウモン。これも一度見ただけです。

翅表だけだと自信がありませんので、裏もできるだけ撮っておきたいところです。

ミドリヒョウモン。これも1度だけ。

たぶんスジグロシロチョウ。

クロヒカゲ。

ヨツバヒヨドリやヤマブキショウマがたくさん咲いていたいので、もっと他の蝶がいてもいいと思うのですが、とにかくヒメキマダラヒカゲだらけでした。
エルタテハも見ました。実は服にくっついてきて、おそらく汗を吸いに来たのだと思いますが、近すぎて写真には撮れなかったです。
夏の夜ライド
猛暑の夏で、気持ちよく自転車に乗れるのは夜に限ります。偶然夜店が出ているのを見つけて写真を1枚。

帰り道は赤い夜空。

2019年8月おわり記
善光寺ポタ

夕方ふらりと善光寺まで。

仁王門前。

帰り道、風景が黄色く染まっていました。

家につく頃には空が赤く染まっていました。
2019年8月おわり記
深山紋?
「グンバイヅルを知る」の続きです。

湿原をめぐる木道歩きです。

ここではなんとミヤマモンキチョウに遭遇。全然予想していなかったので、あわててシャッターを切りました。そのせいかピントが今ひとつ来てません。

そしてここでも(前回はこちら)キシタギンウワバ。これは完全に覚えました。

他の鱗翅はコヒョウモン。

コチャバネセセリ。

ヒメキマダラセセリ。

存在感あるヨシカレハ。

鳥ではモズの声を聞きました。

アブはナミホシヒラタアブかな。
2019年8月なかごろ記
グンバイヅルを知る
霧が流れる、標高2000mオーバーのトレッキングコースを歩きました。

花が豊富な道で、特に目を引いたのはカワラナデシコです。

ハクサンフウロとともに道を彩っていました。

ウスユキソウ、ヤマブキショウマ、コウリンカ、ノアザミ。

こうした花々には当然虫たちもたくさんいまして、さてハナカミキリの仲間は難しいです。これはニンフホソハナカミキリでよろしいでしょうか。

そしてこれもまた難しいのですが、マツシタヒメハナカミキリと考えてみました。カミキリムシ図鑑も買わなければならないでしょうか。

これは全くわからないです。

鱗翅では、まず毎度おなじみキスジホソマダラ。

コヒョウモンでいいと思います。

ギンボシヒョウモン。

写真にはありませんがクジャクチョウも見ました。
チョウ目から離れてアキアカネ。

小さなピークでおにぎりを食べました。

クガイソウ、トモエシオガマ、マツムシソウ、ホソバノキリンソウ、イブキジャコウソウ、ヤマオダマキ、シャジクソウ、シュロソウ、イワインチン、ネバリノギラン。鳥はルリビタキ、メボソムシクイ、ウグイス、ビンズイの囀り。時折コガラやウソの声。
ハイカーが多いので昼食は手早く済ませ、先に進みます。森の中に入り、ハリブキ(葉)、マイヅルソウ(実)、イチヤクソウ、カラマツソウ。

樹林帯の道で、さきほどから何度も眼にしている小さな花を改めて撮ってみることにしました。こういう花は同定が難しそうでなんとなく敬遠してしまっていたのです。

家に帰って調べると、グンバイヅルと判明しました。そして、日本固有種であり、長野群馬両県中心とした本州山地の限られた場所にしか生育していない絶滅危惧種であることがわかりました。
またひとつ、これまで見えていなかった価値に気づくことができた山歩きでした。

樹林帯を抜けて湿地帯へ。続きは後日。
2019年8月なかごろ記
