過去の野外手帳

-2019年1月

雪の森から自宅まで歩く

森

1月下旬の灯台もと暗しの森です。降雪直後、晴れた森は本当に美しいです。

梢

太陽が高くなると、梢からどんどん雪が落ちてくるので、これは時間限定の贅沢な眺めです。

アトリ

森の中ではイカルやアトリ。アトリは、この森では今季初だったかも。昨季に比べるとかなり少ないです。

彩雲

自宅に戻る道では彩雲を観察。

スズメ

雪が溶けかけた道で採食するスズメは、しゃがんでいるとどんどん近づいてきました。そして私に気づいて一斉にバァっと飛んで、木の梢に避難。このオジサン、早く立ち去ってくんねぇかなといった表情。

スズメ

別の場所ではカシラダカとホオジロの小群。雪が積もると鳥たちは大変です。このアスファルト上に何が落ちているのでしょうか。

カシラダカ

畦道の足跡は私のもの。

ノスリ

最後にノスリに出会えました。彼ら猛禽も雪が積もるといろいろ大変なことでしょう。この時季、トビをさっぱり見かけなくなるのも、雪の影響なんでしょうか。

2019年2月おわり記

  

ジョウビタキは久しぶり

1月下旬の畦道散歩。雪が少ない今シーズン、ようやくまとまった雪が降り、15cmほど積もりました。この日も用水にはコガモが。

用水

用水の脇には、カシラダカやアオジが潜んでいました。ちょっとアップで。

カシラダカ

アオジ

雪が積もると、いつもの風景がちょっとグレードアップします。

風景

モズ

リンゴ畑のエリアの鳥たち。

ヒヨドリ

そして住宅地の鳥たち。

秋にはあちこちで見かけたジョウビタキ。冬になると、あまり姿を見なくなっていました。

野帳をめくってみると、10月下旬にジョウビタキを初認。畦道散歩エリアに限って数えてみると、11月は6回中5回観察。ところが12月は6回中1回。その1回は12月の頭だったので、12月はほぼ観察機会がなかったことになります。1月はこの日まで6回中0回(他の場所では観察しています)。

というわけでさっぱり見られなくなっていたジョウビタキ。この日は何ヶ所かで見かけました。雪が降ったことと関係があるのでしょうか。

日本に渡ってきて、縄張りを形成し、そこで単独で越冬するという理解でしたが、私が思っているよりも渡ってきてからの行動範囲が広いのかもしれません。

ジョウビタキ

2019年2月おわり記

小雪舞う日

1月下旬の畦道散歩。小雪が待ったかと思うと青空が見え、そしてまた雲が厚くなるというように、天気が目まぐるしく変わる日でした。

用水

今冬はエリア内を流れる用水や小河川に、必ずと言っていいほどコガモの姿があります。トモエガモを見に行った池でも、コガモが多い印象でした。

コガモ

道に沿っての流れなので、いつもコガモを追い立てる形になってしまい、申し訳ないと思いつつ、リンゴ畑のエリアに。

リンゴ

ここでは、シメとスズメが小雪をまとっていい感じ。

シメ

スズメ

その他の面々もそれぞれすてき。

ホオジロ

2019年2月おわり記

トモエガモ3回目

某池

今季3度めのトモエガモ詣で(1月中旬)。トモエガモはまだ滞在中でしたが、あんなにたくさんいたオカヨシガモが全くいなくなっていてびっくりしました。

トモエガモ

ハイドで一緒になった方としばらく情報交換をしているうちに、「鳥山シューさんですか?」と聞かれてびっくりしました。なんとtwitterで時々話す茶太郎さんでした。この池の近くに住まわれているようで、このあたりの野帳情報をいろいろと教えていただきました。トモエガモに加えての思いがけない嬉しい出会いでした。

2019年2月おわり記

 

里山山麓鳥探し

1月中旬、里山山麓を歩きました。まずはハシボソガラスから。ここの登り始めでは必ずと言っていいほどハシボソガラスの群れに出会います。

ハシボソガラス

雪が少ない今冬で、場所によってはもう全く積雪がない状況でした。珍しく、他の野鳥観察者に出会いました。ベニマシコを探しているようでした。私は、写真に撮ることはできませんでしたが、姿を見ることはできました。「ベニマシコ、この薮にいましたよ」と声をかけましたが、その後彼女が見ることができたかどうか。

里山山麓

斜面を下っていくと同じ木にスズメとアトリとカシラダカ(上写真下)。そろりそろりと近づいてみると、割合近くまで寄らせてもらえました。

カシラダカ

今冬アトリは少なめなので、会えると嬉しいです。

アトリ

下の住宅街に続く道を初めて下ってみました。

エナガ

道路脇ではアトリとカシラダカ、スズメの混群が採食中。草地をキジのオスが駆け抜けていきました。シメやエナガ、キジバトも見ることができました。この道もなかなか良さそうです。

2019年2月おわり記

冬の森の小鳥たちに心癒されるひととき

1月中旬の森歩きです。休日でもなかなかまとまった時間が取れない状況ですが、身近に小さな森があり、そこを歩けることが心の支えです。

アカゲラ ジョウビタキ

灯台もと暗しの森に着いたのは日が傾き始める頃。ヤマカマスの色が、冬の彩度の低い森の中で目を引きました。

イカル

イカルの存在感。エナガの無重力感。

エナガ

ミヤマホオジロのメスの秘めたる美しさ。

ミヤマホオジロ

少し近づきすぎて、地上で採食していたミヤマホオジロの小群を少し警戒させてしまいました。

ミヤマホオジロ

最後はコゲラ。かなり近くで見ることができました。思ったよりたくさんの鳥に出会えました。写真以外では、シメ、カワラヒワ、シジュウカラ、ヤマガラ、アオゲラ、アカゲラ、ツグミ、シロハラ、ヒヨドリ、ハシボソガラス、カルガモ。ヤマガラのさえずりを聞きました。

コゲラ

身近な鳥しか見に行くことができない。自宅近くでしか鳥見ができない。でもそんな状況だからこそ、身近な野鳥の素晴らしさを改めて感じられるのかもしれません。

2019年2月なかごろ記

朝の畦道

朝、所要のついでに畦道大回り。晴れ、気温はマイナス3℃。

畦道

朝日を浴びるいつものメンバー。

ホオジロ

何回も書いてますけど、今季はとてもコガモが多いです。用水のあちこちに潜んでいます。おくつろぎのところ申し訳ないけど、私もこの道を行かねばならないのでいつも飛ばしてしまいます。

コガモ

2019年2月なかごろ記

  

夕方ポタリング

雪の少ない冬が続き、自転車に乗れています。この日の夕方は善光寺まで。善光寺には今年になって何回か行っていますが、この日、今年初めて参詣しました。

善光寺

川沿いの夕日が美しく、写真を1枚。

Idiom

いつもの畦道散歩道に走り込んで、色づいた空を背景に1枚。

Idiom

2019年2月なかごろ記

トモエガモ2回目

池

前日に続いてトモエガモを見に行きました。この日はオス8羽、メス1羽を確認。ただメスは寝ているとよくわからなくて、もう少しいたかもしれません。

トモエガモ

トモエ飛来情報が出回っているのか、この日は4人の方と観察しました。普段他の人と一緒に鳥を見ることがないので、ちょっと新鮮な雰囲気。最新鋭のボディに大きなレンズを構えた方もいて、さすがトモエ様の御威光です。

その他、オナガガモ、ヒドリガモ、オカヨシガモ、コガモ、カルガモ、カワウ、ゴイサギ、バン、ベニマシコ、カワラヒワ。

ダイサギ

池の近くの川でダイサギ。

スズメ

帰宅時、家の車庫前でスズメ。

2019年2月なかごろ記

トモエに見参

中学生の頃から行っている某池でトモエガモ。1月中旬の記事です。

トモエガモ

昨季も飛来してくれて、身近なところで観察できるのは幸せなことです。この日はオス3羽メス2羽を確認。

トモエガモ

ここで多いのはオナガガモとヒドリガモ。少しアメリカンが混じった個体も。今季はコガモも多いと感じます。

ヒドリガモ

この池はオカヨシガモもたくさんいるのがステキです。このシックな装いがなんとも言えず好きです。お正月の時にいたヨシガモは抜けてしまったようでした。

オカヨシガモ

2019年2月なかごろ記

  

見事なキジと心配なカシラダカ

1月中旬の畦道散歩です。12時スタート、気温0℃、晴れのコンディション。

畦道散歩

カキの実が売り切れて、ヒヨドリやツグミ、ムクドリは分散気味です。なので彼らの写真は撮りにくくなりました。これから雪が深くなる時期なので、鳥たちの食べ物事情が心配になります。

ツグミ

これまでと、コース取りを変えてみました。これまでエリアをぐるっと一周する形でしたが、今年になってからは8の字コースにしています。くまなく歩く感じです。早速、これまではあまり通らなかった畦道でキジを見かけました。写真はオスだけですけど、メスも2羽観察しました。

キジ

見事としか言いようのない造形美です。

キジ

例年、ホオジロはたくさん、カシラダカはそこそこ観察できるこの畦道、今季はアオジが多いと感じます。

アオジ

あと、今季はコガモが多いです。川沿いでは必ずと言っていいほど観察機会があります。その代り、アオシギにはどうしても出会えません。

コガモ

カシラダカで気になる個体を見かけました。最初は何か草の種子か何かがくちばしについていると思ったのです。でも違いました。

カシラダカ

家のPC画面で拡大して見てみると、腫瘍のようにも見えます。

カシラダカ

2019年2月なかごろ記

さらば安曇野

1月初旬の、「コハクチョウ・オオタカ・ベニマシコ」「久しぶりにミコアイサ!」の続きです。

この日は、昼食をとったあとも、犀川沿いをふらふらしていました。理由は2つ。1つ目は普段は介護のため、昼食時間帯までには帰宅しなければならないのですが、この日は夕方までフリーだったということ、もう一つは、内陸ではとても珍しいコオリガモの情報があったことです。

コオリガモについては後で詳しい場所を教えていただいたのですが、やはり教えていただけなければわからない場所でした。普段から観察をしていない自分には到底無理でした。

犀川河川敷

それでもこの場所で、写真にはありませんがカワアイサを見ることができて、今回の安曇野行きでの観察できた種類を一つ増やして帰路につきました。

自分でも野帳のページをめくってみて、今回の安曇野行きが5年ぶりということに驚いてしまいましたが、これは介護の生活に入っての5年目ということを示しているわけです。次に来られるのはいつだろうかと思ってしまいます。

2019年2月なかごろ記

  

久しぶりにミコアイサ!

「コハクチョウ・オオタカ・ベニマシコ」の続きです。この日2つ目のコハクチョウ渡来地へ。ここでは先程の場所より多くのコハクチョウがいましたが、今季は暖かく雪の少ない冬ということで、渡ってきているコハクチョウの数そのものが少ないということです。

コハクチョウ

ここは観光客が多いせいか、人馴れしている感じがしました。

コハクチョウ

オナガガモ、ヒドリガモ、カルガモ、マガモ、コガモ、キンクロハジロ、ホシハジロ、オオバン、カワウなど。給餌をしているのでやたら距離が近いです。

カモ類

お腹を出しての羽繕いを観察するのが楽しいひと時でした。

羽繕い

そしてミコアイサを見ることができて、かなり嬉しかったです。相当久しぶり。

ミコアイサ

2019年2月なかごろ記

コハクチョウ・オオタカ・ベニマシコ

1月初旬、平日休みが取れたので、母をデイサービスに送り出して夕方までの自由時間を確保。2014年以来、5年ぶりにコハクチョウ渡来地へ行ってきました。

本流は工事中でコハクチョウもカモ類の姿もなし。

犀川

鳥インフルエンザがらみで給餌もやめているでしょうから数が少ないのは当然として、これはこれで自然でいいのかなとも思います。

本流脇の流れのない水面にはカモたち。オナガガモ、ヒドリガモ、カルガモ、マガモ、コガモ、オカヨシガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、オオバン、カイツブリなど。

カモ類

少し上流に歩いてみると、コハクチョウの小群がいました。幼鳥を含めて4羽。

コハクチョウ

コハクチョウの家族を見ているとすぐ近くにオオタカが止まっているのに気づきました。

オオタカ

最初は中洲にいたのですけれど、あまり警戒心がなく、こちら側の岸にやってきました。止まっているオオタカをこんなに近くで見たのは初めてでした。

オオタカ

車に戻る道すがらは、ベニマシコの案内付きでした。

ベニマシコ

今季、声は何度か聞いていましたが、姿を見たのは初めてでした。

ベニマシコ

2019年2月はじめ記

  

ポタ池新年3発目

自転車記事が続きます。この日は街中をふらふら乗っていました。ついでに(まさにゆくあてもないポタリングだったので)住宅街の中にある雨水調整池に寄ってみました。以前、クイナを観察したことがある場所です。

クイナを見ることはできませんでしたが、ダイサギ、コガモ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、ホオジロ、オナガを観察しました。

ポタリングでも小さな双眼鏡をバッグに入れているので、気軽に探鳥ができています。ただ、もう少し見え味の良い小さな双眼鏡もほしくなってきています。

2019年1月おわり記

ポタカモ見

雪の少ない冬なので、自転車に乗れる1月になっています。
ミニベロで、まずはハイドのある池へ。

Idiom

ここではオカヨシガモを堪能。ヨシガモも少し入っていて、とっても満足。その他、カルガモ、オナガガモ、ヒドリガモ、コガモ、カワウなど。ベニマシコやイカルも鳴いていました。

そして善光寺へ。八幡屋礒五郎にも寄って、今年のイヤー缶を購入しました。

Idiom

このポタリングは、年賀状を出すついでだったのですが、結局年賀状を出し忘れて帰宅してしまいました。新年早々行く末が思いやられる感じだったのですが、気を取り直して再出動。

年賀状を投函した後、今度はハイドのない普通の池へ。

ため池

ここではコガモとカルガモ、バン、オオバンを観察。今季はコガモが多いと思います。

2019年1月おわり記

  

スコープよいね

正月休みで帰省中で、最近鳥見にハマりつつある姉夫婦と畦道散歩に出かけました。

農作業をしていたり犬の散歩をしていたりという方とは行き会いますけど、鳥を見る人は皆無。さすがに三脚にスコープを担いで歩くのは大げさで場違いすぎる感じがして、普段は双眼鏡を首に提げ、一眼レフをバッグの中に入れて歩くというスタイルです。

でもこの日は3人だったので、恥ずかしさは薄れるだろうということで、久しぶりにスコープを持ち出しました。

で、これがすごくよかったのですよね。スコープを通してみる鳥の姿はとても鮮明鮮烈で、感激してしまいました。
最近はスコープを使うにしてもデジスコとしての使用が多かったのですが、やっぱり液晶越しではこの感動は味わえないな…と改めて思ったのでした。そして、これからはもっとスコープを活用していきたいと思いました。

普段は双眼鏡での観察をしている姉夫婦にも、スコープを通した鳥の姿の美しさを十分味わってもらうことができ、いい鳥見になりました。ついでにスコープの購入の後押しをしておきました。

あと、離れていても十分観察ができることのよさも再認識しました。写真を撮ろうと思うと、どうしても鳥に近付こうという気持ちが強くなりがちです。でもスコープなら鳥への影響を軽減しながらの観察できます。カメラを持たないと、気持ち的にもゆったりできました。

畦道

ただ、これはカメラを持たないあるあるなのですが、ああここでカメラを持っていたらいい写真が撮れたよなという場面は何度もあって、ちょっと悩ましかったです。
特に猛禽(たぶんハイタカ)が何度も現れたので、これは撮っておきたかったところでした。

2019年1月おわり記

畦道川沿いの鳥たち

畦道散歩では、当然のことながら田んぼや畑にはあまり鳥の姿がなく、川沿いの木立や薮では比較的鳥影が濃くなります。まずはとってもかわいかったシジュウカラから。

シジュウカラ

冬になるとこの畦道散歩でも見られるようになります。

シジュウカラ

続いてはイカル。

イカル

イカルも冬限定です。

イカル

木立ではなく、川そのものですけど、最近増えた印象の強いキセキレイ。

キセキレイ

その代わりなのかどうか、セグロセキレイが減ったと思います。ちょっと気になります。キセキレイが増えたのも寒くなってからなので、季節的な変動なのかもしれません。

キセキレイ

今冬はカワガラスを見る機会がありません。

2019年1月なかごろ記

  

晴れ時々雪の畦道

1月2回目の畦道散歩。気に入っているポイントでの4枚。

畦道

カキノキの実の残りがだんだんと少なくなってきて、雪は少ないものの鳥たちにとって厳しい冬が続きます。ムクドリはかなり激しい柿の実争いを繰り広げていました。

シロハラ

全国的に今冬はツグミが少ないという話を聞きますが、当地はそのような印象はありません。シロハラはこのコースでの初認でした。

ツグミ

2019年1月なかごろ記

1月1日ミニベロ初め

年賀状はここ数年、来たら出すというスタイルにしています。枚数はかなり減りましたが、初日から結局40枚ほどの返信を書くことになりました。

年賀状を書き上げて、ポストまで行ったついでにふらふらとポタリング。東山連山が美しいポイントで記念撮影をして、今年のミニベロライフがスタートです。

2019年1月はじめ記

  

1月1日鳥見初め

2019年最初の畦道散歩は1月1日の9時から。気温はマイナス5℃。

畦道散歩

気に入っている4つの撮影ポイントのそれぞれの状況です。雪は少なめ。なので冬鳥もツグミ以外は少なめです。

カシラダカ

この日も昨年末に続いてアカゲラを見ました。いつも見られるわけではないので、新年早々なんだか得した気分になります。

灯台もと暗しの森

灯台もと暗しの森まで行ってみました。ここも雪は少なめです。

ヤマガラ

カラ類の混群に囲まれて、幸せなひとときを過ごすことができました。

2019年1月はじめ記

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