過去の野外手帳

-2017年3月

年度末のお花見

年度末に向けて休出までして、自分から仕事を追って追って追いまくっていた理由のひとつに、3月末の平日に、半休でもいいから休みを取りたいという気持ちがありした。休日だと駐車スペースの確保が難しいことがわかっていましたので。目的はお花見です。

セツブンソウ

サクラではなくて、この花、セツブンソウです。長野県北部では、「節分」の頃ではなくて、3月中下旬が見頃。この日はもう盛りは過ぎていたようですが、それでも見事な眺めでした。やはり年に一度は見ておきたい花です。

セツブンソウ

平日に休み(半休でしたが)を取ったのは正解で、人影はまばら。しゃがみこんでも誰かのじゃまになることなく、ゆっくりとカメラを構えて写真を撮ることができました。

セツブンソウ

アズマイチゲはつぼみ、カタクリはやっと葉が出始めたというところでしたが、こうして花を見ることを楽しむのは、やっぱり春らしい感じがして、気持ちが明るくなりました。
鳥は、シジュウカラとヒガラ、コガラとヤマガラのカラ類4種類のさえずり。ホオジロも不完全ながらさえずりを始めていて、鳥的にも春らしさを感じました。その他はヒヨドリ、コゲラ、エナガ。

セツブンソウ

で、セツブンソウの群生地から帰ってきて、近所の畦道も少し散歩しました。こちらで見られる花は、普通種もいいところで、帰化植物が幅を利かせていますけど、花のマクロ撮影の楽しさには変わりがありません。

オオイヌノフグリ

やっぱり春はいいなと思った次第です。スギ花粉さえ飛ばなければ、本当にすてきな季節です。

2017年4月はじめ記

3月下旬の灯台もと暗しの森

忙しかった年度末もなんとか目途が立ってきて、ようやく休めた土曜日。朝は3月下旬だというのに積雪。カメラを持って朝散歩に行きたかったのですが体が動かず、気温が上がった午後から小さな双眼鏡とスマホだけを持って、灯台もと暗しの森を一回りしました。

まだスミレなど花は全然です。でもヤマガラの歌は春。冬鳥ではシロハラとジョウビタキを確認しました。上空にノスリの姿。その他、ヒヨドリ、コゲラ、シジュウカラ、エナガ、カワラヒワ。コナラレッドが印象的でした。

2017年3月おわり記

休出はつらいよ

3月上旬、休出の前に田んぼの見回り。そろそろ雪がとけた頃なので、タゲリあたりがいないかな?という気持ちでした。そのタゲリは、飛んでいる小群を車の中から確認できました。

田んぼ

意外だったのはこの白い方々。14羽が北帰行の途中、翼を休めていました。

コハクチョウ

この日の1週間後にも同じ場所に行ってみましたが、当然コハクチョウの姿はありませんでした。今頃はどこにいるのか。鳥の渡りは本当にロマンです。

コハクチョウ

その他の面々。

アオサギ

以前この田んぼでミヤマガラスを見たことがあります。最近はハシボソガラスばかり。ヒバリはまださえずっていませんでした。

ヒバリ

続いて3月中旬、やはり休出の前に灯台もと暗しの森の見回り。気温2℃、快晴。カワラヒワのキリコロがとっても華やか。シジュウカラとヤマガラのさえずりも春っぽくてすてきな森歩きでした。アトリがまだ残っていて、枝を渡っていく群れを見ました。

カワラヒワ

このようにして、精神の均衡を保っていた年度末進行のつらい日々でありました。今年度は、これまでにない以上に仕事を追って追って追いまくっていたのですが、それでもなかなかゴールが見えてきませんでした。

2017年3月おわり記

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