過去の野外手帳

〜2015年11月

晩秋の里山歩き

久しぶりの山歩きです。勝手知ったる近くのいつもの山なので、午後からでも平気平気と登り始めました。

里山

登山道を入れた写真を撮るのが好きです。上のは、ルート上に倒れかけている2本の木がなんとなくツボ。

登山道って、これがちゃんと頂上とか下りなら下山口まで続いているんだ…っていうところがいいんですよね。当たり前すぎて伝わらないかもしれませんけど。
いつかテレビ番組で、アンデス山脈に暮らす人々のことをやっていて、2日も3日もかけて山を歩いてここまでやってきたというのを見ても、ああ道がつながっているんだ…と妙に感動してしまいましたもん(ますます伝わらないですね…)。

里山

登り始めはまだ色が残っていました。登ってから数日後にこの山にも雪が来ましたので、今はもうこんなに葉は残っていないかもしれません。

標高を上げていくと、木々の葉は落ち、冬の里山らしい色合いに変わっていきました。木々の向こうに頂上を臨みます。

里山

下画像は、頂上の手前に広がるこの山で一番美しいと思う斜面です。特に晩秋が最高だと思っていて、今回もこれを見に来たようなものです。

里山

下り始めると、ようやく双眼鏡を使う機会がやって来ました。エナガ、ヒガラ、コガラ、コゲラ、キクイタダキの混群です(画像はありません)。

里山

寒々しい尾根道を下って、再び秋の色が残っている風景の中に戻っていきます(ここも好きな撮影ポイント)。

里山

どんどん高度を下げる太陽と競争です(ほめられた山歩きではありません)。秋はやっぱり太陽の落ち方が急だと感じます。林道に出たところで日没となりました。

日没

2015年11月おわり記

ツグミ初認

11月下旬とは思えない暖かな日、灯台もと暗しの森を目的地に、ふらふらと鳥見散歩です。

りんご畑

リンゴはそろそろ収穫が終わります。黄葉、落葉が始まってました。

灯台下暗しの森

今回の目的はツグミの初認。そして灯台もと暗しの森の入口付近で目的を達成しました(写真はありません)。森の中でもツグミの声があちこちから聞こえてきました。冬本番を感じさせる鳥です。

イヌホオズキ

落ち葉の上に咲いていた白い見慣れない花。ナスっぽいなっとは思いましたが、たぶん見たことがない花です。その場でtwitterにアップしたら、イヌホオズキだろうとの即答。帰って手持ちの図鑑をめくってみましたが掲載なしでした。でもイヌホオズキでよさそうです。皆さんお詳しい。

灯台下暗しの森

森ではルリビタキも初認しました。画像はありません。相変わらず望遠レンズを持たない鳥見です。マクロつけっぱなのですが、冬鳥のシーズン到来ですし、そろそろチェンジかな。

帰り道は、あっという間に暗くなりました。

帰り道

街灯の後ろの木立の中から、ハシブトガラス、オナガ、ヒヨドリの声がしました。今夜はこの3種がここで夜を過ごすのでしょうか。

2015年11月おわり記

ミヤマホ初認

灯台下暗しの森

先日開拓?した、灯台もと暗しの森新規ルート。とは言っても、春夏はかなりの藪が予想され、秋限定の紅葉鑑賞ルートになりそうです。

灯台下暗しの森

この日、ミヤマホオジロをここで初認しました。印象としてはかなり早い感じです。ただ、自分の行動範囲ではミヤマホオジロは多いとは言えず、観察例も少ないので、例年に比べて早いか遅いかという判断は難しいです。

望遠レンズは持っていなかったので、マクロレンズで撮って大トリミングです。

ミヤマホ初認

2015年11月おわり記

カラマツ落葉

灯台もと暗しの森通常ルート。

灯台下暗しの森

この森の北端にカラマツがあります。この日は、チリチリというカラマツの落葉の音を聞きました。その音が、昔のある山歩きとつながりました。ちょうど季節も今ぐらいだったのだと思います。

下山中、地形図と周囲の風景とが一致しないことに気づきました。沢沿いに下っているはずが、いつの間にか広い沢状の地形をトラバースするように道が向きを変えていました。途中からずいぶん道が藪っぽいとは感じてはいたのです。
どうも地形図にはない、踏み跡程度の道に入り込んでしまったらしいとわかったのは、ずいぶんと山を下ってきてからでした。あとで分かったのですが、分岐点で選択を誤ったのです。

周囲数kmにはたぶん誰もいない一人、山の中。正規ルートに戻るまでの不安感。その時、確か森にはカラマツの落葉の音が満ちていたように思います。

落葉松

今回の記事は「カラマツ落葉」というタイトルにしました。カタカナで書くと違和感がないですけど、漢字を使って「落葉松落葉」とすると、“腹痛が痛い”的になってしまいますね。

ただ落葉松というのは、針葉樹なのに落葉するという特徴からむりやり「カラマツ」と読ませているようなものです。「ラクヨウショウ」という読み方もあるらしいので、漢字では「唐松」と表記するのが素直な態度かもしれません。

でもカラマツは、唐、つまり中国の木ではなくて、日本固有種とのこと。鳥でもそうなのですが、日本固有種と聞くと嬉しくなってしまう私です。なぜ「唐」松なのだろうという疑問は残りますけど。

灯台下暗しの森

11月は一度は寒くなりましたが、それから暖かい陽気が続きます。楽なんですけど、なにか物足りない感じもしています。

2015年11月おわり記

灯台下暗しの森の知らなかった美しの道

休出の日。出勤前ちょっとだけ森を歩きます。灯台もと暗しの森です。

灯台下暗しの森

いつもは入らないところに足を踏み入れてみました。森の中をなぜか走る側溝を保守するためなのか、藪に覆われた入り口から、案外明瞭な踏み跡が続いていました。この道の美しいこと。このあとズボンに付いたひっつきむし系の種を取るのが大変ではありましたが。

灯台下暗しの森

なんだか負け惜しみになってしまいますけど、どこか遠くに出かけなくたって、こんなに美しい秋が楽しめるのです。スマホのホワイトバランスが曇天設定だったので、やや黄色みが強調されてはいますが、記憶とは一致する感じです。

灯台下暗しの森

この森にはサクラもあります。サクラは花もいいですし、こうして紅葉もすばらしく、ほんとに素敵な木だなと思います。一粒で二度美味しい的な。

休出は気が重かったのですが、これですこし明るく仕事ができました。

2015年11月おわり記

雪虫

この日も1時間だけ灯台もと暗しの森

灯台もと暗しの森

きっとこの秋の色づきのピークを迎えていると思います。鳥はシジュウカラ、ヤマガラ、エナガ、コゲラ、アオゲラ、ヒヨドリ、カワラヒワ、メジロ、ハシボソガラス。カシラダカとか期待していたんですけど、見られませんでした。

雪虫

代わりに見られた冬の使者は雪虫。目で飛ぶのを追っていって、葉っぱにとまったところを撮りました。里にももうすぐ雪が来ることを告げる白い小さな虫です。雪虫と呼ばれるアブラムシの仲間は数種類いて、代表的なのはトドノネオオワタムシやリンゴワタムシだということです。少し調べてみましたが、識別点はよくわかりません。

2015年11月はじめ記

アカゲラに涙

1時間だけ灯台もと暗しの森

灯台もと暗しの森

ヒヨドリ、シジュウカラ、ヤマガラ、エナガ、コゲラ、最後にアカゲラ。

アカゲラを双眼鏡で見ていたとき、もう10数年以上も前に、戸隠に父母を連れて鳥見に行ったことを思い出しました。スコープの視野に入れたアカゲラを母がとても気に入って、木道を行き交う人にも「きれいですよ」と勧めていたのです。

灯台もと暗しの森

現と夢の間を行ったり来たりして生きている今の母には、そんなことはもうかなわないです。幸いにして記憶は失われていないようなので、もしかしたらアカゲラのことを覚えているかもしれません。今度聞いてみることにします。

灯台もと暗しの森

ウバユリの種が飛び散った後にカメムシ(未同定)が潜んでいました。こんなところで冬を越そうって訳じゃないですよね。指でつついてもあまり動きませんでした。

2015年11月はじめ記

初氷の日

11月最初の日曜日、長野では初氷を観測。気温は1.3℃まで下がりました。氷点下の朝も見えてきました。とりあえず今季の初霜写真です。

霜

やっと昨日初認したジョウビタキは、あちこちで鳴いていました。一気にやってくる感じです。群れで渡ってくるような印象があるのですが、現地に到着したらすぐなわばり確保となるのでしょうか。このあたりの切り替えがどうなっているのか、ちょっと不思議に思いました。

日の出

志賀方面より日の出。霜はあっという間に融けていきます。

霜と日の出

家に帰ると、家の庭にもジョウビタキがいました。このままこの個体はここで冬を過ごすのか、さらに渡っていくのか。いずれにしてもあの小さな体で海を渡ってくるということはすごいことです。

リンゴ畑

鳥の写真がさっぱりないのは望遠レンズをつけて歩いていないからです。もうずっとマクロレンズをつけっぱなし。冬はまたマクロ向きの季節なんですけど、ジョウビタキはちょっと撮りたいですね。

2015年11月はじめ記

過去の野外手帳インデックス最近の野外手帳

このページのトップ