過去の野外手帳

-2015年4月

リンゴとナガミヒナゲシ

リンゴ

これもまだ4月下旬の記事です。リンゴ畑の中の道を行きます。目的はツグミの終認確認だったのですが、姿を見ることはなく声も聞きませんでした。例年だと5月の頭くらいまでは見られるので、ちょっと早い感じです。それにしても、この時季のリンゴの花はなかなか見事です。

カラスノエンドウかスズメノエンドウか、はっきりさせてないのですが、花を撮ったらテントウムシの幼虫?が写っていました。

畦道散歩で気になるのは、一気にナガミヒナゲシが増えてきたことです。あちこちに見られます。昨年はこんなに気になりませんでした。

見た目はきれいな花なので、わざと畑の中に残している例もあるように思います。でもこの花の繁殖力を考えると、そうしたことがナガミヒナゲシが蔓延していくひとつの要因になってしまうのではと心配になります。

ナガミヒナゲシ

2015年5月なかごろ記

久しぶりにヤブサメを見ました

まだ4月下旬の記事です。いつも行くのが昼過ぎになってしまっていた灯台もと暗しの森に、この日は朝イチで行ってきました。

天気晴れ、気温11℃、気持ちのよい朝です。周囲のリンゴ畑からはスピードスプレーヤーが唸る音が聞こえてきました。

まずはキビタキ。デジスコで撮っていたのですが、手が届くほどの距離にもやってきました。近すぎて(そして一瞬の出来事で)写真は撮れませんでしたが、鳥との距離が近いととても幸せな気分になります。

キビタキ

そして、これも写真には撮れませんでしたが、久しぶりにヤブサメを見ました。いつも「声はすれども姿は見えず」状態なので、大変嬉しかったです。しかもヤブサメも、結構近い距離で見ることができました。

シジュウカラが巣材をくわえている行動を観察しました。同じ種類のものを集めているように見えました。獣毛でしょうか?そんなに落ちているものなのか?と思ってしまいました。

新緑

だんだんに葉が茂ってきて、鳥を探すのが難しくなってきました。シロヤマブキが咲き(自生ではないと思いますが、この時季のこの森では数少ない花)、ヤマツツジももうすぐです。

鳥は他にウグイス、コサメビタキ、メジロ、ヒヨドリ、サンショウクイ、キセキレイ、ヤマガラ、エナガ、コゲラ、アオゲラ、ホオジロ、イカル、カワラヒワ、ハシボソガラス。

今季はオオルリとエゾムシクイが観察できません。もう通過してしまったのでしょうか。

2015年5月なかごろ記

カタクリ早い

カタクリの様子をうかがいに、某里山に登ってみました(4月下旬)。例年だと5月連休でちょうどという感じなのですが、すでに満開でした。1週間以上早い感じでした。

まずは登りはじめの畦の群生。

畦カタクリ

林床に咲いているのもいいのですが、こういう人の営みに関係したところで咲くのが、カタクリの立ち位置なのかもしれません。というか畦に咲くのはとっても似合うのです。それにしても美しい花です。

カタクリアップ

山頂に近づくにつれ、株の数は増えていきましたが、日当たりのいい場所ではすでに結実している株もありました。5月連休にはもう花を見ることはできなさそうです。早めに行ってみてよかったと思いました。

山カタクリ

イチゲ系がやや少なかったのも、咲く時季がいつもとずれていた影響でしょうか。なんとかアズマイチゲを撮ることはできました。

アズマイチゲ

夏鳥はヤブサメ、オオルリを確認。山頂で聞いたオオルリとコガラのさえずりは最高でした。

山頂

山麓の果樹園ではモモの花が盛りでした。ここにはまだカシラダカが残っていました。これから渡っていく彼らの道のりを考えると、本当に渡りってすごいことだと思います。

桃

山麓のため池で出会った面々。ウシガエルは常連ですが、カルガモはここでは初めて見たかもしれません。

カルガモウシガエル

2015年5月はじめ記

デジスコ行き詰まり感

まだ八重桜の残っている里山山麓徘徊(4月下旬)。ここではウグイスが美しく鳴いていました。ホオジロの交尾を見ました。ホオジロでの観察は初めてかも。

デジスコを担いでいったのですが、出番はありませんでした。ホオジロは遠すぎたし、その他に観察できたカラ類は動きが速すぎます。照準機を頼りに視野に導入してピントを合わせて…とまごまごしている間に、カラ類は枝を渡っていってしまいます。

腕が悪いのだとは思いますが、あまりシャープに撮れないのにもがっかりします。デジスコにちょっと限界を感じてしまいます。もっとも昨年のこの時季にデジスコデビューしてから、数えるくらいしか出動させていないのですけど。最近の野外手帳でもデジスコで撮った画像はほとんどありません。

導入も難しく、結果ぶれもあるんでしょうけど、一番はピント合わせがうまくないんだと思います。液晶画面をルーペで拡大してピントを合わせないとやっぱりだめのよう。EVF付きの機種にしたので、ルーペは必要ないと踏んだのですがちょっと甘かったです。

今の機種では市販品のルーペをそのまま適合させることはできないので、工夫が必要です。自分の場合、機材をいじりたいのではなく、鳥の写真を撮りたいので、その工夫をしなくてはならないというのがちょっとまどろっこしい。

やっぱり一眼レフで単焦点レンズがいいなと思ってしまいます。やはりAFは大きい。300mmじゃAPS-C換算でもやや短いから1.4倍のテレコンつけて。でも最近発売されたフレネルレンズを使ったサンヨンはやっぱりちょっと高すぎるのです。

2015年5月はじめ記

4月下旬の灯台もと暗しの森

休日は活動を開始するのが午後からになってしまうことが多いので、早起きして行ってみました。家族が動き出す前に行動すればなんとかなります。前回はセンダイムシクイだけだった夏鳥にもちょっと期待して。5時半、5℃。

朝日

ヤマザクラ系(カスミザクラ?)がちょうど見頃。早速キビタキが1個体。まだ不十分な感じではありましたが、美しいさえずりを聞かせてくれました。

新緑

新緑が朝日に美しく光る森の中では、ヤブサメ、サンショウクイを初認しました。花粉症がようやく個人的に終息して、本当に気持ちのよい季節の始まりです。

ツグミの声を聞きました。そろそろ終認です。

2015年5月はじめ記

アケビの花

サクラウメ

サクラは散り始め。この週末までは持たないと思っていたのですが、冷え込む日が多くてなんとか持ってくれました。さすがにウメはおしまいです。

この日の散歩の目当てはアケビの花。レンズを向けていたら、通りかかったオバサンに「これアケビだよ」と教えてもらいました。新潟では新しく伸びたつるの部分を食べるのだそうです。

アケビ

雌花の柱頭を見ていると、ナメクジに見えてくるのは私だけ?

アケビ雌花

その他の畦道スナップは下の3点。

リンゴつぼみ

2015年4月おわり記

4月中旬の灯台もと暗しの森

新緑が美しい灯台もと暗しの森です。夏鳥を期待していましたが、辛うじてセンダイムシクイが一個体さえずっていただけ。シーズンはこれからのようです。

灯台もと暗しの森

センダイムシクイ以外にはウグイスとイカル、シジュウカラのさえずりを聞きました。シジュウカラからはカメラに直撃爆弾をくらってしまいました。

下の写真は、森の中の水のある場所三景です。ネコノメソウとクレソンかな?(自信なし)。そしてヒキガエル卵塊。(→クレソンじゃなくてタネツケバナですね…^^;)

ネコノメソウ

林内で、ヒヨドリがガを追うシーンを見ました。その時、パチッ、パチッという音が聞こえました。ヒヨドリがガを捉えようと、くちばしを閉じた音だっように思います(ガは逃げ延びました)。

ウバユリ

林床にはぴかぴかのウバユリがあちこちに葉を広げていました。タチツボスミレの群落には一つ一つ足を止めてしまうだけの魅力があり、なかなか先に進めません。

サクラ

この日は最低は0℃台。最高気温は20℃まで上がり、日較差は19.7℃とかなり大きかったです。そのせいか眠くて眠くて。

2015年4月おわり記

サクラ大好き

サクラ

休日出勤。でもサクラの美しい日だったし、ウグイスの初鳴きを初認できたし、ツグミのぐぜりを聞くこともできたので、まあよしとします。

2015年4月おわり記

トガクシショウマが咲いたよ

トガクシショウマ

久しぶりの妻からのメールは表題の通り。数年前、実生から育てた株をいただいて、それを庭の日陰に植えておいたのですが、その存在を忘れた頃に一株だけ花をつけました。

2015年4月おわり記

選挙で花見

統一地方選の投票に歩いていって、ついでにお花見。

サクラ

そのついでに灯台もと暗しの森にも立ち寄りました。こちらのサクラはチョウジザクラ。ウグイスカグラも咲いていました。

ウグイスカグラ

帰り道に在来のタンポポと妙に立派な梅の木を見つけて、こんなことでテンション上がる自分の燃費のよさをほめたいと思いました。

ウメ

2015年4月おわり記

ツバメ初認とサクラ開花宣言は4月4日

うちのウメの開花は3月31日でした。満開と言える状態になったのは4月4日。この日は長野市のサクラ開花宣言の日でもありました。例年より一週間くらい早いとのことでした。

ウメ満開

そして4月4日は私にとってのツバメの初認の日でした。家の近くで、真っ先にツバメが見られる商店街を経由してやや遠回りの通勤していたのですが、その甲斐がありました。

2015年4月なかごろ記

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