過去の野外手帳

-2015年3月

レンジャクに会えた

誰かから情報をもらって鳥見に行く…ということをしばらくはしてないです。少なくともここ1年はありません。なので、あてもなく散歩をしていただけなのにレンジャクに会えたのは本当にラッキーでした(3月下旬)。

灯台もと暗しの森

いたのはヒレンジャク数羽。場所は灯台もと暗しの森。あいにくマイクロレンズとスマホしか持っていなかったので、ひとしきり双眼鏡で観察をした後、歩いて家まで戻り、デジスコを車に乗せて再びここにやってきたのですが、すでに姿はありませんでした。レンジャクなら、しばらくはとどまってくれるだろうと思ったのですが、甘かったです。環境写真しかありません(↑)。

ウメナズナ

畦道はだんだんに春めいてきていて、ウメのつぼみは柔らかく膨らみ、ナズナは背をすっと伸ばして花をつけていました。ホトケノザの見事な群落に出会えたのも、この日の収穫でした。

ホトケノザ

2015年4月なかごろ記

ウメ早く咲け

3月下旬になっても雪が降ったり霜が降りたりの長野市です。

霜つきチューリップ

毎年そうなんですけど、年度末進行の過密さに、とても山を歩くとか鳥を見るとか、時間が取れないのがこの時期。3月下旬は、セツブンソウを見にいきたかったのですが、それも果たせずでした。せめてもと、出勤前にウォッチしているのは庭のウメ。

ウメのつぼみ

だいぶ膨らんではきましたが、上の写真を撮った3/27は氷点下2.6℃まで下がりました。咲くのはもう少し先になりそうです。春は目がかゆいけど、でもこうして花が咲くのを心待ちにできる楽しい季節でもあります。

2015年3月おわり記

姪っ子と春の気配の山道散歩

久しぶりに帰省した姪っ子(いよいよ中学生!)がどこかに行きたいというので、新幹線が出るまでの短い時間でも歩ける、なるべーく雪がなさそうな某山道を選択。同時に帰省した姉と弟、父もいっしょです。

雪は避けたつもりだったのですがそれなりに残っていて、おまけに道が崩落している箇所もあって、予想外にスリリングな山道散歩になってしまいました。

姪っ子と山道散歩

梢ではホオジロがぐぜり、種類はよくわからなかったのですがタテハ系の越冬個体も山道を行き交い、春らしさを感じた一時でした。

2015年3月おわり記

雪の翌日は霜

うっすら積もった春の淡雪は、午前中に跡形もなくとけてしまいました。翌日は冷え込んで霜びっしり。白く美しい畦道を歩きます。

霜の道

昨日雪をかぶったヒメオドリコソウは、今日は霜をまとっていました。太陽がどんどん霜をとかしていくので、撮影は時間との勝負です。

ヒメオドリコソウ

2015年3月なかごろ記

出勤前の畦道で

3月の雪。積もるのは今季最後かもしれません。

ヒメオドリコソウ

帰化植物のヒメオドリコソウですけど、小さい頃からなじみの花なので、これを見ると春って感じがします。水をころころはじくのもかわいいです。

ヒメオドリコソウ

撮ったときには気づきませんでしたが、葉の裏に小さなムシムシがいました。今成虫ということは、越冬したんですよね。こんな小さな体で…すごいことです。

ヒメオドリコソウ

2015年3月なかごろ記

3月上旬の灯台もと暗しの森

ヤマカマス

まとまった時間をとることが相変わらずできなくて、山歩きは難しい状況です。鳥見も、細かな時間を見つけては近くの畦や森を歩いてなんとか続けている、そんな週末です。

休日出勤する前に、灯台もと暗しの森を一回りしました。ウスタビガの繭(ヤマカマス)をいくつも見かけました。雪のシーズンには気づきませんでした。こんなに鮮やかな色なので白を背景に目立ったはずなのに、なぜ見つけられなかったのだろうと思いました。雪の風景というのは、かなりインパクトが強いものなのかもしれません。

ヤマアカガエル卵塊

卵塊はおそらくヤマアカガエルのもの。山渓ハンディ図鑑の「日本のカエル」の分布図を見ると、長野のアカガエル系は、ニホンアカガエルではなくヤマアカガエルでよさそうですので。まだ雪が消えて間もないのに、彼らはすでに活動していたんですね。

林床

ちなみに、林床は積雪の名残で、ヤブランやシダ類、落ち葉は重みでまだぺたーっとプレスされた状態でした。森の中ではエナガやシジュウカラ、コゲラを主に観察しました。シジュウカラは盛んにさえずっていました。林縁ではホオジロが「源平ツ」まで歌っていました。「源平ツツジ白ツツジ」とフルに歌うようになるのは、いつ頃でしょう。

ため糞

この日は二桁まで気温が上がりました。雪はもうすぐ完全にとけてしまうでしょう。

離脱直前に、タヌキのため糞を見かけました。2月のある夜、この森の近くを通りかかったとき、黒い影が雪面を移動していくのがかすかに見えたんですが、やはりタヌキだったのだと思います。なにやら青いものが混じっています。何なのか少し気になりましたが、ここで時間となりました。

2015年3月はじめ記

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