過去の野外手帳

-2013年8月

ヒグラシファイナル

これもお盆休み在庫画像より。ベランダに落ちていたセミを拾い上げてみるとまだ生きていました。図鑑を見るとヒグラシのようです。もう声を聞かなくなっていました。

指にのせると、樹と勘違いしたのか口吻を突き立ててきました。かなり痛かったです。樹皮を突き通すのですから、本来なら刺さっても不思議はありません。ベランダに仰向けに転がっていたので、もうあとわずかの命、刺す力は残っていなかったのでしょう。

セミは、成虫になってから生きられる期間が短いということで、儚い命の代名詞にもなっている面もあるようですが、地中生活が長いのでむしろ長生き。口を持たないガと同じく、成虫は遺伝子の運搬役でしかないのかもしれません。

でも、幼虫の地中生活の本当の長さを知るってことはかなり難しいことのようにも思います。

検索してみると、アブラゼミは6年ということがわかっているという記述があり、そのアブラゼミでも2年-5年程度だという記述もあり。はっきりしません。飼育下と自然界とではまた違いもあるでしょう。13年ゼミとか17年ゼミはわかりやすいですけどね。

ちなみにヒグラシの幼虫期間は、どうも「不明」ということのようです。

2013年8月おわり記

お盆キャンプ

これもお盆休み在庫画像より。帰省中の姉弟姪との4人でキャンプに行きました。夜、雷雨にやられましたが、それもまたいい思い出。雨上がりの夜のキャンプ場はなかなか幻想的だったし、火のありがたさを改めて実感しました。

お盆キャンプ

鳥は、サンショウクイ、コゲラ、アカゲラ、アカハラ、ウグイス、ウグイス、ヒガラ、ゴジュウカラ、イカル、カワラヒワ。

2013年8月おわり記

夕方 30分だけ森を散歩

森を散歩

お盆休み在庫画像より。ホオジロが囀っていました。

2013年8月おわり記

林道キノコ探索

林道キノコ

かわいすぎ。美しすぎ。楽しすぎ。

林道キノコ

2013年8月なかごろ記

帰省中の姪っ子とハイキング

湿原

連日の猛暑に耐えかねて、湿原へでかけました。「今日は弟夫婦より一足先に帰省した姪っ子をハイキングに連れて行ってね」ということで、自分に課せられた本日のミッションでもありました。

湿原

日差しは強かったものの風は涼しく、さすがは高原。、最近自宅待機が多かったのでいい気分転換になりました。

コヒョウモン

画像の蝶はコヒョウモンっぽいですが、ヒョウモンチョウかもしれません(左右は同一個体ではないので混ざっているかも…^^;)。あとヒメキマダラヒカゲ、キベリタテハを見ました。鳥はメボソムシクイ、ウグイス、キクイタダキ、ルリビタキ、ホシガラスなど。下のトンボはナツアカネでしょうか?

ナツアカネかな?

2013年8月なかごろ記

マイマイガ大発生

-----以下引用(信毎web 8/15)
大町市や安曇野市、長野市など各地でこの夏、ドクガ科の「マイマイガ」が大量発生し、ゴルフ練習場や大型店などの夜間照明周りを盛んに飛び交っている。基本的に毒性はないとされるが、数が多い上に店舗の壁などに卵が集まった「卵塊」を多数産み付け、経営者らは客に不快な思いをさせかねないと対応に苦慮。全国でも大発生しており、専門家はこの傾向は数年続く可能性もあるとして、卵塊の除去を呼び掛けている。
-----引用ここまで

こんなニュースも、こういう光景を見るとうなずけます。目の前で大量の卵塊が産み付けられていました。マイマイガの産卵そのものはよく見ますけど、こんなに「大勢」で産卵しているのは初めて見ました。森歩きでは大量の♂を見かけます。今夏の猛暑と関係があるのかもしれません。

マイマイガ大発生

それにしても、卵の表面に鱗毛をかぶせた様は見事としかいいようがないです。どうやって植え付けるんでしょうか。

不快な思いだけならまだしも、幼虫は針葉樹でも広葉樹でも草でも何でも食べるということで、森林などでの被害も心配です。ただ、生態系が健全なら、こういう大発生も問題なく吸収できるのでしょう。

ちなみに、マイマイガの毛虫のハの字顔は結構好きです。画像は過去のものから。

マイマイガ幼虫

2013年8月なかごろ記

チョウ成分補給

先日の戸隠ではチョウ成分が不足していたので別の場所でリトライしました。ヒメキマダラセセリ?

最初に出会ったのはこのセセリチョウ。図鑑と合わせてみて、ヒメキマダラセセリ♂が一番近いと思いました。

ヒメキマダラセセリ?図鑑のヒメキマダラセセリは、前翅外縁の黒褐色がもっと濃く鮮明です。この個体はその部分が薄くて、コキマダラセセリっぽいな…と迷いました。
ただ、裏翅の翅脈がコキマダラセセリは翅の色と同色なのに対して、ヒメキマダラセセリは黒。この個体も黒いので、ヒメキマダラセセリと考えました。

また、私にはスジグロチャバネセセリやヘリグロチャバネセセリも同じように見えるのですが、図鑑では両種とも翅脈の黒がもっとはっきりしているように感じます。なので…
なんてことを、ビールを飲みながらあれこれやっているのは楽しいひとときなのです。

鳥に比べると撮影の難易度は多少低いので、こうして帰ってきてから画像を見ながら検討できるのは「蝶見」のよさ。

期待していたアサギマダラを何頭か見かけることができ、うれしかったです。でも、先日たくさん飛んでいたヒョウモン系は全く見かけませんでした。こういう変化は興味深いです。

アサギマダラ

期待していたアサギマダラを何頭か見ることができて、うれしかったです。でも、先日たくさん飛んでいたヒョウモン系は全く見かけませんでした。変化が興味深いです。

ほかのムシムシを下に並べてみました。最近「やけど虫」として話題を集めているアオバアリガタハネカクシと同じく、体液に有毒物質を含むキイロカミキリモドキを見つけました。アオバアリガタハネカクシは「ペデリン」ですが、こいつは「カンタリジン」を持っているのだそうです)。

キイロカミキリモドキ

コガネムシはヒメスジコガネでしょうか。普通種のようですが、マクロ撮影してみて、あまりの美しさに驚愕しました。

鳥はヒヨドリ、ミソサザイ、アカゲラ、コゲラ、ウグイス、クロツグミ、オオルリ、ホオジロ、アオジ、ヤマガラ、シジュウカラ。

ツリフネソウ

2013年8月なかごろ記

久しぶりの戸隠森林植物園

相変わらず自宅待機が多い今日この頃ですが、午後2時過ぎから4時過ぎまで時間を作って、戸隠を歩きました。

アズマレイジンソウなど

アズマレイジンソウの蕾を見つけました(上写真:右下)。今年はろくに山を野を歩かないうちに秋の気配がしてきてしまいました。シキンカラマツ(下写真:左上)やキツリフネ(下写真:左下)も個人的には晩夏のイメージです。

シキンカラマツなど

タチアザミ(上写真:中央)などに止まるチョウを期待していったのですが、ほぼ空振り。ヒョウモン系は一頭見ただけでした。そのかわり、いろいろ花を見ることができました。相変わらず名前がわからないものが多いですが…。下の写真の真ん中左は、ここでよく見かける花なんですが、戸隠の図鑑にも載っていません。ネット検索の結果、ジャコウソウか?と推測。

コバギボウシなど

キノコもたくさんありました。植物以上にこちらも同定は難しく、タマゴタケしかわかりません。(^-^;)

森のキノコ

戸隠にもかかわらず、双眼鏡を持たない森歩きでした。鳴いていたのは、キジバト、アカハラ、ウグイス、ミソサザイ、シジュウカラ。

2013年8月なかごろ記

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