過去の野外手帳
-2013年7月
7月下旬のムシムシ
林縁で出会ったアオメアブ。シルエットで鳴くのはコエゾゼミ?
あちこちのコンクリート壁でマイマイガが産卵をしています。こんなところに産んじゃって、幼虫の食べるものがないじゃんと思ったら、孵化直後から糸を吐いて、風に乗って移動するんですね。
このメスは後日、このまま息絶えて下に転がっていました。森の中の道を歩くとオスが足元から多数飛び立ちます。敏感で、なかなか写真には撮らせてくれません。
2013年8月なかごろ記
夏の森のキノコ(ドコモダケはなぜドコモタケではないのか)
「1ヶ月ぶりの森歩き」の続きです。
森を歩いていて、キノコを見かけるとうれしくなってしまうキノコ特異体質です。でも名前はさっぱりわからない。今回は2種類だけわかりました。
まずはテングタケ。大きくて立派でした。感動です。
続いておなじ仲間のタマゴタケ。テングタケの仲間は猛毒として知られていますけど、このタマゴタケはかなり美味しいのだそうです。食べたことはないですが、味よりもこの色!素晴らしすぎです。
名前のわからないものを下にまとめてみました。よく見かける種類ばかりなんですけど。
下段の左側はベニタケ属でいいんだと思いますが、種類まではわかりません。でも写真に撮るだけで楽しい森歩き。今回は一眼レフに35mm判換算90mmマクロと、換算28mmコンデジ広角マクロの二本立て。
ところでドコモのCMでは「ドコモダケ」というキャラクターが使われていて、その名前は「ドコモだけ!」という表現にかかっているわけですけど、初めて耳にしたときからちょっと違和感がありました。
最初はキノコのことだってわからなかったのです。「○○ダケ」ではなく、「シイタケ」や「マイタケ」のように濁らないのが一般的じゃない?と思いました。
ふと気になって、濁るのがどのくらい少数派か調べてみました。手持ちの山渓フィールドブックス『きのこ』(山と渓谷社:2006年)には1155種が掲載されています。もちろん、○○シメジとか○○イグチなど語尾がタケやダケでない種類もたくさんあるのですが、和名がダケと濁るのは「キハツダケ」1種類のみでした。
最初に「ドコモダケ」と聞いて、すぐにキノコを連想できなかったのは無理もないです。こうなると、どうしてドコモがあえて濁る発音を採用したのか、また「キハツダケ」の命名の際に何があったのか、そっちが気になってきました。
2013年8月はじめ記
1ヶ月ぶりの森歩き
母親の調子がよくなくてなかなか家を空けることができないのですが、時間を作って無理矢理歩いてきました。ホオジロとホトトギス、カッコウの鳴く疎林からスタート。
最初に出会ったのがこのセミ。指にのせても逃げませんでした。
家に帰って図鑑を見るとコエゾゼミのようです。エゾゼミはマウスオーバー円内の、黄色い線の途切れがないとのことです。そこが識別のポイントと図鑑にはありました。
ただ、典型的な「切れ方」とはちょっと感じが違って見えるので、自信はありません。
ヒョウモンチョウの同定も自分にとっては相変わらず難関です。オオウラギンスジヒョウモンとメスグロヒョウモンではないかと思うんですが。
樹林に入るとミドリシジミ(たぶん)。
鳥はクロツグミ、キビタキ、イカル、アオジ、アカゲラ、コゲラ、コガラ、シジュウカラなど。
短い時間の森歩きでしたが、久々にリフレッシュできました。
2013年7月おわり記
朝焼け
下の記事と時系列が狂ってしまいました。空の写真をアップしたら、中旬にすてきな朝焼けの写真を撮ったことを思い出しました。仕事のため4時起き、眠い眼をこすりながら窓を見ると外が赤く染まっていました。外に出てみると、見事な朝焼けが広がっていました。塒から飛び立ったカラスが赤く染まった雲を横切っていきます。
2013年7月おわり記
薄いけど環水平アーク7/20
野外手帳7月初めての更新は、7月下旬の日曜日。とはいっても山に行けたわけではないんですが。
この日の朝は、まるで秋のような空でした。
日中気温は上がりましたが、湿度は低く、さわやかな一日でした。車に乗っていると、空に水平な虹が見えました。空が開けていて車を駐められる場所を探しました。
環水平アークです。カメラを向けることができたときにはかなり色が薄くなってしまいました。しかも肉眼で見えたほどには写りませんでした。
マウスオーバーでマスクされない部分に辛うじて色が着いているんですが、わかるでしょうか。
2013年7月おわり記