過去の野外手帳 〜2004年8月
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◆飛ぶために生まれた
毎朝信号待ちの交差点で、編隊飛行をするカワラバト(ドバト)を見ます。
フロントガラスから見上げる赤信号の向こうの空を、朝日を浴びて旋回する姿は見事です。何度も円を描いて、だんだんに高度を上げていきます。

何か目的や理由があってこうして飛ぶのだと思いますが、私には飛ぶのが嬉しくて、朝日が嬉しくて飛んでいるように見えます。
2004年8月おわり記



◆理由(わけ)
すでに秋の気配がする、ちょっとさびしい感じの北アルプス稜線でした。ホシガラスがせわしく飛んでいました。

この日はなぜかサクサク歩いてしまってコースタイムをかなり短縮。最近亀足だったので自分でもびっくり。

◇理由1 「アテネ」
頂上で「きもちいい、超きもちいい」と北島康介選手の名言をつぶやいてしまうなど、日本人選手金メダルラッシュに影響され、オレだってやるときはやるんだからねと、オリンピックに変にかぶれていたため。

◇理由2 「ドーピング疑惑」※
アミノバイタルを「服用」したため。あ、実際これは結構効くと思います。長く歩くときは愛用してます。
※念のため書き添えますと、アミノバイタルはスポーツ栄養食品ですので、摂取とドーピングとは無関係です。


◇理由3 「家庭の事情」
「門限夜7時〜」というカミ様のお言葉に加え、寝坊して自宅出発が朝7時半。日帰りするには厳しいか…と、焦って行動したため(下りは割とのんびりしたのですが、結局午後4時には家に着いてしまいました)。

◇理由4 「外的内的環境」
日に照らされず(2400mから上はガスでした)、暑くなく風冷たく(秋なんですね〜)、荷物軽く(日帰り)、寝不足でなく(寝坊)、単独孤独の中年男で話し相手もいなかったため(これはいつものことか)。
2004年8月おわり記


◆振り返る頂
予想に反して静かな山道でした。
今夏はクマの出没が多いというので、ちょっと用心したのですが、ササがザワザワ〜ッと揺れたときもあって、不安な気持ちを抱いて歩きました。

3時間後に山頂に着きました。
誰もいないかと思いきや、違う方向から登ってきた複数のグループが賑やかに過ごしていました。人の多い山はあまり好きではありませんが、こんな日は人に会うとほっとします。

新潟から来られたご夫婦と話をしました。
名古屋にいる娘さんと中間地点の長野で落ち合う計画。空いた時間を使っての山登りなのだそうです

「お先に」「気をつけて」。挨拶を交わして来た道を戻ります。
もうたぶん2度と会うことのない、名前も知らない人たちとの別れ。普段なら生まれてこない感傷を引きずって下山を始めました。
2004年8月おわり記


◆貢献
7月おわりごろからの行動をグラフにしてみてよくわかったのですが、海抜0mから3000mまで、自分の欲望に身をまかせて行ったり来たりして、ずいぶんと地球温暖化に貢献してしまいました。
2004年8月なかごろ記


◆手乗り成功
登り1時間半。ふらりと登った山で、たくさんのベニヒカゲが飛んでいました。

彼ら、いろいろと忙しそうでしたが、ashさんの教えの通り、そうっと指をさしだしたら、乗ってくれました。
それだけのことなんですが、なんとも幸せな気分になってしまいました。
2004年8月なかごろ記


◆ナントカサンショウウオ
少し前の話なのですが、川遊びで息子がこんなの見つけました。まだエラの生えているかわいいヤツです。でも、名前がわかりません。
一度小石の間に紛れてしまうと、ここにいるってわかっていても見つけるのに難儀するほどの、巧妙な色彩計画。

自然はすごいです。
2004年8月なかごろ記


◆フクロウ鳴く夜
前回更新「ノンアルコール幕営」(↓)の追記です。
たくさん鳴いていたのは、コマドリ、ルリビタキ、メボソムシクイ、ウグイス、カヤクグリ
ライチョウには、湿った風が吹き付ける3000mの稜線で会うことができました。雌が1羽のヒナを連れていました。あとのヒナはここまで大きくなれなかったのだなと思いながら、後ろ姿を見送りました。

2日目、余力があれば上高地まで下ってしまおうと思ったのですが、登山計画書通り?に力尽き、夕暮れ迫る徳沢にテントを張ることに決めました(写真)。

辛いカレーを食べ、7時過ぎには早々就寝。ハルニレの梢で囀るオオルリの声を聞きながら、シュラフに潜り込みました。
夜中12時頃、ふと目が覚ますと、すぐ近くでフクロウの声がします。その深い響きに圧倒されました。2時頃再び目が覚めましたが、その時もフクロウは鳴いていました。神秘的な夜。

薄い布に守られながらも、自然の息づかいをじかに感じ取れる、これがここ数年、重くてもテントを担ぐ一番の理由です(2番目の理由はすし詰め山小屋敬遠)

7月末からいくつか日帰りで山を歩いたのですが、やはりトレーニング不足。これまでで最も足が進みませんでした。若い登山者は80Lはあろうかという大きなザックを背負って、軽々と歩いていきます。オジサマオバサマにもガンガン抜かれました。
いつまでもテントを背負って歩きたいのですが、もともと体力がある方ではないのです。統計上も「中高年登山者」に入ってしまったせいか、少し衰えを感じた山歩きでした。

鳥:その他アマツバメ、イワヒバリ、ウソ、ホシガラスなど確認計25種、哺乳類:オコジョ。勉強中の蝶はベニヒカゲにエルタテハ、キベリタテハ、アサギマダラなどなど。
2004年8月なかごろ記


◆ノンアルコール幕営
紀伊半島沖に突然発生、北上する台風の進路が西にずれていくのを真夜中のテレビで見ながら、北ア南部なら明日は天気回復するかも?と午前3時過ぎに家を出ました。

いい加減なシロート判断でしたが、結果的には当たり。
2日目のザイテングラードで、下山してくる外国人カップルに写真を撮ってくれと頼まれたのですが、「昨日ハ雨デ私タチ写真ナシネ」とのこと、前日の稜線は大変だったみたいです。
ガスは多いものの遠く近くの峰々が時折雄姿を見せ、夏山の爽快さを満喫しました。

アルコールを一切持ちませんでした。お酒は好きなのですが、医師には諸検査の結果からして、酒は飲まない方がいいよと言われているので、まじめに言いつけを守っています。

でも、泊まりの山でアルコールはラジオと並ぶ精神安定剤。これまでは必ず持っていったのです。
今回はなぜか禁酒と決めてしまったのですが、山とはそういうストイックさを喚起するものかもしれません??
テントを張り終えのんびり過ごす山の夕暮れ、これまでバーボンを楽しむ時間でしたが、文庫本を眺めて過ごしました。

いつものものを持たないというのは、何となく不安の材料だったのですが、終わってみればなんということもありませんでした。
飲まないと決めていたので、小屋でビールも買いませんでした。

山で使ったお金は幕営500円×2泊、息子へのお土産キーホルダー600円×2個、沢渡〜上高地のバス往復1800円、駐車場500円×3日。トイレチップ100円×?回。
山屋がよくする貧乏・安物自慢はあまり好きではありませんが、小屋泊生ビールつきに比べ、かなり安く上がりました。安上がりはいいことですが、地域経済にはあまり貢献できなかったことになります。

たくさんのトウヤクリンドウが咲いて秋の気配。下界に戻れば相も変わらず30度オーバー。季節が交錯します。
2004年8月なかごろ記


◆飯縄山〜霊仙寺山縦走路の紹介
年に数回登っている飯縄山(飯綱山)ですが、まだ歩いていない道がありました。飯縄山と霊仙寺山のピークをむすぶ縦走路です(他に「原田新道」という道もあるそうですが、普通の地図には載ってません)。
山行記録紹介のサイトは数あれど、このマイナーコースの記事はあまり見かけませんので、本サイトがしゃしゃり出て紹介などしてみます。

このスカイライン(右図水色表示)を眺めるたびに、いつかは歩いてみたいと思い続けてきましたが、昭文社の登山地図エアリアは破線表示(難路)。 自分には無理だと思っていました。
しかし、最近のエアリアでは実線(一般路)に変更されています。ある暑い夏の朝、ここを歩いてみようと思い立ちました。

花の美しい飯縄(写真上)から、少し緊張して足を踏み入れます。
踏み跡はしっかりしていて、目印のテープ類も豊富。距離は短いし(私の足で40分ほど)、地形も険しくありません。迷う心配はほとんどないといっていいです。

ただ、ササが茂っていて(写真左)、一部は頭まで潜ります。 私のような一般ハイカーにとって、不安なく歩くにはギリギリといったところ。ササダニ(マダニ)対策も必要だと思います(今回は刺されませんでしたが)。

でも、明るく開けた他の飯縄の道とは違った雰囲気が魅力。自然が豊かに残り、苔むした岩と岩の間を行く気分は新鮮です。
霊仙寺山からの下りは2時間弱。うってかわって明るい道です。登りだと3時間ほどかかる結構きつい道です。

問題は、登山口と下山口が離れていてバスもないことです。私は歩いちゃいましたが、 下山時にスキー場のゲレンデに出て強引にショートカットしたにもかかわらず、2時間近くかかりました。 大変疲れました。
本コース最大の難関は車道歩きです。自転車デポなどした方が賢明です。
車道は霊仙寺側から大座法師方面にかけてずっと登りですので、舗装路歩きだけ考えれば逆コース推奨です。

戸隠中社からのコースを使えば、きれいに縦走が出来ますし、戸隠〜南登山口(一の鳥居)間はバス便ありです。誰かやってみて下さい。(^_^;)
2004年8月はじめ記


◆海でプカプカ
ごくごく普通の海水浴場ですが、案外水はきれい。水中風景は山国育ちには新鮮です。 砂地にゆらめく光の網と、そこに泳ぐ小さな魚たち(9割はフグ)を飽きずに眺めて過ごしました…。というのは半分ウソで、飽きずに眺めるほど長く息が続きません。やはりシュノーケルが必要。来年は買おうっと。
磯遊びもしたいんですが、年一度の日本海という標準的な長野県人にも、手軽に遊べるいいところないですかね。
2004年8月はじめ記


◆初めての赤
初めて見ました、赤色型のトケン(ホトトギス科の鳥)。目の前をすぅ〜っと飛んでいきました。
ところで、私のようないい加減なバーダーは、鳴かないトケン類、鳴かないムシクイ類(ウグイスの仲間)を識別することが出来ません。
もちろん今回もホトトギスかカッコウか、ツツドリかわからないので、ノートには「赤トケンsp.(※)」と記録しました。

「初めての赤」は、小学生の頃、近所の住宅造成地で土器の破片を発見したときくらいの嬉しさと感動でした。

※sp.…種名までわからないときに「○○の一種、仲間、属」の意味で使う略号。例「カラスsp.」。 speciesから来ているんでしょうか、詳しいことは知りません(^^;)。
2004年8月はじめ記


◆ショックです
先月のことですが山登りに行きまして、それで30分ほど登ったところで気がつきました。財布を助手席シートの上によ〜く見える状態で置いてきてしまったのです。
「登山口で車上荒らしが増えている」という記事が頭をよぎりました。中には数千円しか入っていませんが、 完全おこづかい制の私にとっては大事な現金です。
車に戻るまで、財布の安否がずっと引っかかっていて、すっきりしない山歩きでした。

結果的に財布は無事だったのですが、 それよりこの山歩きでショッキングだったのは、本サイトのメインカメラ、FZ1の不調の発覚でした。
広角側にすると、近距離以外ピントが合わないのです。原因不明で修理に出しましたが、一体いくらかかるやら。

でも、お金より何より痛いのは、「なんとも言えませんが、1ヶ月くらいかかるかもしれませんよ」という カメラ店のお兄さんのお言葉でした。それじゃこの夏山シーズンどうすりゃいいんですか。
200万画素の古イクシはあるんですけど、マクロ時AFはじれったいほどで、しばらくマクロとはさらばです。
2004年8月はじめ記

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