野外手帳 2025年12月
やっとカシラダカ
2025年12月30日記
年末のいつもの近所の森です。

天気はいいし、落ち葉がふかふかで雰囲気的にも最高でしたが、鳥的にはすかすかでした。見られたのはメジロの群れだけ。ヤマガラとジョウビタキの声は聞けました。

森から出た住宅地でようやくヤマガラを見ました。森が近いとこういう鳥が庭先にやって来ることもあるでしょう。うらやましいです。自宅だとシジュウカラは来ますけど、ヤマガラは望めないです。


もう少し歩いたところではジョウビタキ。

雄もいました。

ヒヨドリが盛んに梢から飛び立つ姿を見ました。


いわゆるフライングキャッチで、今回ピントの合った写真は得られませんでしたが、彼らのねらいは羽虫です。

そしてようやくカシラダカ初認です。森から少し離れた畑で見ました。これで冬鳥としては残るのはシロハラの初認です。里山山麓に行けば見られるかしらん。

これはホオジロとベニマシコのコラボ写真です。
この後、あっという間に雲が広がってきて、天気は下り坂という予報通りになりました。歩いて自宅まで戻ります。

曇り空背景のハシボソガラス。

そして自宅裏にいたオオイヌノフグリ添えのセグロセキレイです。
青空畦道
2025年12月30日記

ススキとオギの違いを確かめた後、畦道を少し歩きます。

カキノキにはツグミ。

そしてオナガ。絵になる感じでした。風景の一部に鳥が写っているこういう構図はとても好きです。

オナガを撮っているとツグミもやってきました。今冬は本当にツグミが多いです。雪が積もる頃にもまだカキの実が残っているといいんですけど。

逆光のジョウビタキ。

そして逆光のベニマシコ。

スズメ。

ムクドリ。
その他、モズとキセキレイ、トビ、ハシボソガラス、キジバトを確認です。そしてやはりシロハラとカシラダカはまだ確認できないままでありました。
本当は里山山麓を歩きたいところです。ミヤマホオジロとかルリビタキとか、クマの心配がなければ見に行きたいです。
そろそろクマは寝てくれましたかねと思っているわけですが。この間はスキー場のゲレンデにもクマが出たというニュースがありました。善光寺平周辺では最近の目撃情報はありませんが、せめて12月中はやっぱり控えていたほうがいいのかもしれません。
ススキかオギか
2025年12月29日記
NHKの朝番組「さわやか自然百景」は唯一と言っていい、自分から進んで視聴する番組です。12月21日の放送ではススキが出てきました(主役ではありませんでしたが)。
そう言えば、普段歩いている畦道で見かけるのはススキだとなんとなく思い込んでいて、しっかり確かめていないことに気づきました。
ススキと似ているのは「オギ」です。見た目はそっくりですが、いくつか違いがあります。
一番は、穂の先にある針のような毛があるかどうかです。ススキにはこの「芒」(のぎ)が1本ありますが、オギにはありません。「オギ」には「ノギ」がないわけです。また、ススキは株になってまとまって生えますが、オギは1本ずつ生えるという違い、ススキは比較的乾いた場所を好み、オギは湿った場所に多いという生育環境にも違いがあるそうです。
というわけで写真を撮ってきました。

こうして生えている様子を見ても違いはよくわかりません。

穂を拡大してみます。

穂の中の小穂から矢印のように「芒」(のぎ)が飛び出ているのがわかります。ということは、この畦道で見られるのはやはりススキでいいようです。
そして私は果たしてオギを見たことがあるのでしょうか。ちなみにオギは漢字で書くと「荻」で、荻原さんという苗字もあるので、比較的馴染みのある植物だったと思われます。調べてみると茅葺きの材料として使われたそうです。あれ、カヤ(茅)とは?
2025年12月30日追記
「荻原(おぎわら・おぎはら)」さんは比較的一般的な苗字かと思って例に出してしまいましたが、「萩原」さんのほうが圧倒的に多いのだそうです。

画像は「日本苗字アトラス」の検索結果の画面キャプチャです。圧倒的に長野県の苗字ですね。
日本苗字アトラスについてはこちら
。ツグミが多い冬
2025年12月27日記

ツグミはとても多いです。リンゴ畑の地面にたくさん降りていますし、カキノキにも群れています。

この木には写真に写っているだけで6羽もいます。画角外にももちろんいました。これだけいるのだからハチジョウが混じっていないかと探しているのですが、今のところは出会えていません。

ほとんどツグミを見なかった冬もあって心配になったことがこれまで何回かあります。ツグミに限らず、冬鳥は年によっての飛来数の変動が大きい傾向があると思います。
数が増減する理由としては、繁殖の状況が大きいのかなと思いますが、もしかしたら今年のクマの出没の原因にもなったらしい山の食料事情があまりよくないということもあるのかもしれません。
里でのクマの目撃や被害が増えたのは、ドングリの凶作が原因という話でした。山に食べるものがないので里にそれを求めて降りてきたという説明です。ツグミが多いのも、山に食べるものがなく、いつもより早めに里にやってきた可能性もありやなしや(適当なことを書いています)。

リンゴの木から飛び立ったのはツグミでもヒヨドリでもムクドリでもなく、アカゲラでした。冬になると時々リンゴ畑で見かけることがあります。
基本的には山のキツツキなので、里にやってくるのには理由があると思います。キツツキの場合、冬になると食べ物が少なくなるというわけではないでしょうし、どういう要因でしょうか。
がんばれスズメ
2025年12月27日記

冬を迎えるスズメです。よく見ると口元にまだかろうじて黄色が残っていました。彼にとっては初めての冬というわけです。

畑のマルチの上にまかれた籾殻に集まっていました。

私が近くを通るとさっと屋根に上がって、邪魔者が通り過ぎるのを待っていました。
この写真を撮ったあと、寒気が来て雪が積もりました。彼らにとって厳しい季節がやってきました。がんばれがんばれ。
自宅近くの川
2025年12月21日記

先日近くの川で見つけたカワガラス、この日も確認できました。前にも書いたように水質的にはあまりよろしくないので、清流を好むイメージのこの鳥には、ここの環境はちょっとかわいそうな気がします。がんばれがんばれ。

そのすぐ下流にはカルガモの小群。

キセキレイ。

ヒヨドリの水浴び。下尾筒がきれいです。
あまりきれいな川ではないですが、鳥たちにとっては欠かせない大事な水場になっているようです。
カメラの電池がなかった日
2025年12月20日記
カメラを手に出かけたものの、電池が終わっていました。なので残っているのはスマホで撮った写真だけです。

前の記事にも書いたように、15時前でこの太陽の低さです。
ヒヨドリ、ムクドリ、ツグミ、スズメ、シメ、モズ、ウグイス、ハシボソガラス、オナガ、キジバトを確認です。
いつもの近所の森へ。

あっという間に日没間近。16時頃です。
ここではエナガとツグミだけ。そう言えば、今季はシロハラをまだ初認していません。

霜と斜光線
2025年12月20日記
加齢のせいか、朝早く起きることがあまり苦ではなくなっていた時期がありましたが、最近は1周回って、できるだけ長く布団に潜っていたい人生になっています。
冷え込んで霜が降りている朝は、少し前ならよろこんでカメラを持って出かけていました。でもこの日は畑のイチゴの霜写真をちらっと撮っただけで、また布団に潜り込んでしまいました。

植物によって霜がよく付くものとそうでないものとがあります。イチゴはとてもよく霜がつくタイプです。何がそうさせているのか、ちょっと興味があります。
AIに聞いてみたら「葉の形状と微細な凹凸 表面に細かい毛(繊毛)が生えている植物や、葉の縁がギザギザしている植物は、そこが「核(きっかけ)」となって氷の結晶が成長しやすいため、霜がびっしり付きやすくなります」とのこと。たしかにそうかもしれません。
再び外に出たのは、午後になってから。まだ15時前というのに、太陽は随分が西に傾いて見えました。

これはその斜光線を浴びるクワの落葉です。この木は、霜が来ると一気に葉を落とす傾向があると思います。

枝止まりのスズメにも斜光線。

地面を歩くセグロセキレイにも横から太陽が当たっていました。

ジョウビタキが近くにやってきました。夕方みたいな色です。

枝の影が顔に落ちています。

かなりの枚数を撮ってしまいました。人慣れしている野鳥にはちょっと違和感を持ってしまいますが、やっぱり近くに来てくれると嬉しいです。

この日、東の山の雪は1日中溶けることがありませんでした。その白い山肌を背景に、栽培者の手が入っていない野良リンゴをついばむツグミがやたらと絵になっていました。
その他の記録種は、ヒヨドリ、ムクドリ、シジュウカラ、モズ、ホオジロ、アオジ、ウグイス、オナガ、ハシボソガラス、ハクセキレイ、キジバトです。
もうクマ出没のニュースはここらでは聞かなくなりましたが、まだなんとなく里山山麓に行く気になれずに、畦道中心の探鳥になっています。