過去の野外手帳
-2025年2月
彩雲とチョウゲンボウ
2025年3月16日記
2月下旬の畦道の記録です。
彩雲が出ていました。
その写真を撮っているとチョウゲンボウが飛んでいることに気づきました。彩雲をバックにした写真を撮るチャンスもあったのですが、逃してしまいました。彩雲から少しずれたところでホバリングするチョウゲンボウです。
日陰にまだ残る雪の上にはおそらくツグミの足跡。
この冬はツグミが少なかったわけですが、後半に入ってぐっとツグミを観察する機会が増えました。もうほとんどは地上ツグミです。
スズメは大きな群れ(とはいっても数十羽程度ですが)を作って、盛んに鳴き交わしていました。
私の接近に警戒して枝に上がったカワラヒワ。それまでは休耕地で草の種を食べていました。
地上採食中のキジバト。
雑木林エリアではハシボソガラス。
そのすぐ近くでジョウビタキ。
白い山を背景にしたホオジロ。
用水脇の低木にアオジ。
その用水にはカルガモがいて、前回に続き飛ばしてしまいました。
その他、カシラダカ、ミソサザイ、ウグイス、オナガ、ムクドリ、セグロセキレイ、ベニマシコを観察しました。ミソサザイはこの畦道では初めてだったかもしれません。
穂に飛びつくカワラヒワ
2025年3月8日記
「ホオジロとカシラダカの採食」の続きです。
ホオジロの足跡も尊かったのですが、このカワラヒワが草の穂に飛びついている様子も同等レベルの尊さでした。
このカワラヒワの群れにはベニマシコも混じっていました。
というか、同じ場所で菜食していたというかです。これは私を警戒して枝に上がったところ。
これを書いているのはすでに3月も半ばに差し掛かろうかという時期ですので、そろそろこの愛らしい鳥ともお別れです。
近くにはシロハラ。
こちらもにもシロハラ。
前回の記事中でも紹介した、ツグミ、ホオジロ、カシラダカ、そして上のカワラヒワ、スズメ、ベニマシコ、シロハラ以外では、ムクドリ、ジョウビタキ、シジュウカラ、コゲラ、アオジ、オナガ、ハシボソガラス、ノスリなどを観察しました。下に、スズメとオナガ、そして水路から飛ばしてしまったカルガモの写真を貼っておきます。
夕日を受けるスズメ。
近寄らせてくれないオナガ。
飛んでいくカルガモ。
ホオジロとカシラダカの採食
2025年3月8日記
2月中旬の畦道探鳥の記録です。最近めっきり遠出しなくなりました。遠出といっても私のレベルは車で1時間以上が遠出なので、少し頑張れば歩いていける範囲にしか行っていないと言ってもいいです。なので内容も見られる鳥もそれほど変わりません。
この畦道やいつもの近所の森でも過去には意外性のある出会いがあったのですが、最近はそういう幸運とも縁遠いです。強いて言えば、この冬のトラツグミの多さくらい。
雪はこの程度まで減りました。
一時はこれは異常じゃないかと思ったくらいのツグミの少なさは解消しつつあります。
これはホオジロと並んだ図。
そのホオジロは雪上に飛び出した草の穂の種を探しているようでした。
おそらくこれはホオジロの足跡。雪上の鳥の足跡はとても尊いもののように感じてしまうのは、なんででしょう。
少し離れたところではスズメに混じってカシラダカが地面で食べ物を探していました。
私はそっちに歩いていきたいので、必然的に飛ばしてしまいます。
でも遠くまでは飛んでいかず、この貴重な雪がとけて地面や草が顔を出しているところで懸命に食べ物を探し続けていました。
雪の中の鳥たち2
2025年3月3日記
雪の中の鳥たち1の続きです。
畦道探鳥コースの雑木林があるエリアまで来ました。
ここではシジュウカラ。
そしてエナガです。
もう少し行けば、このサイト内で「いつもの近所の森」と読んでいる場所があるのですが、距離は500m以上離れています。なので、このエナガの群れはここに居着いているのかなと想像しています。小さな雑木林ですけど、エナガが群れを維持していけるだけの食べ物があるということです。
すぐ近くの梢では、ノスリがあたりを見回していました。
用水沿いに戻ってきました。
ここではセグロセキレイもハクセキレイもキセキレイも見ることができます。
冬はキセキレイを見かけることが多いです。
カルガモもいました。
カワガラスやカワセミがいたこともありますが、最近は見ることができません。アオシギやヤマシギ、タシギの記録もあるのですが、こちらももうずいぶんご無沙汰です。毎回気にして探してはいます。
川沿いの木にカワラヒワ。アトリが混じっています。一番右側に1羽。
そしてハシボソガラスです。
雪の中の鳥たち1
2025年3月3日記
長野市としては結構な雪が降った日の翌々日。雪景色を期待しての畦道探鳥をしました。2月上旬の記録です。
人が歩いた跡はありましたが、その後の再びの降雪に覆われていました。
なんてことはないリンゴ畑の風景も雪で一変。幸は芸術家です。
道中にあるミツマタの蕾もまた美しく雪を乗せていました。
リンゴの木の枝に止まるヒヨドリ。
そしてツグミ。これはウメの枝かな。
草が頭だけ出している土手では、その草の種を食べていたであろうカシラダカを見つけました。
ホオジロもいました。
人家の近くにはあまりいない印象のホオジロですが、この日は雪のせいか住宅街でも見かけました。
藪の中で全身が見えなかったアオジ。
こちらは雌です。
雪が積もると地上で食べ物を探す鳥は大変ですが、懸命に生きるその姿はとても美しいです。
ヤマガラ囀る
2025年3月2日記
里山山麓徘徊記録です。
歩きはじめは全く鳥がいませんでした。コースの半分くらいを歩いて、やっとヤマガラを見つけました。囀っていました。今回の探鳥で一番印象的な光景でした。もう春が近いってことですね。
ここから鳥が出はじめ。シジュウカラが藪で活発でした。
アオゲラ(↑)、コゲラ、杉の梢でフライングキャッチのような動きを繰り返すメジロ、ツグミ、シロハラ、カシラダカなど続々と観察することができました。
前に来たときにはアトリがたくさんいましたが、声さえ聞こえず。この場所はずハギマシコやオオマシコ、ウソなどを記録しているところなので、毎回期待しうのですが、ここんとこはもうずっとふられっぱなしです。
これはツグミ。数は少なかったです。
シロハラ。わりと多く感じました。
リンゴ畑の脇のカシラダカ。
コガモがいました
2025年3月1日記
トモエがいる池とは別の池へ。
今冬、さっきの池にはいなくてこっちの池にはいたオカヨシガモ、この日はさっきの池にいてこっちの池にはいなくなっていました。何を言っているのか自分でもよくわからなくなっていますが、そういうことです。
いたのはコガモだけ。
いい風景ですよね。
トモエがいます
2025年3月1日記
さすが2月は逃げ足が早くてあっという間に終わってしまい、もう3月ですが記録はまだまだ2月のものです。それにしてもこの1月から2月は仕事でいろいろきついつらいことがありすぎて、メンタルをだいぶ削られました。
鳥を見に行ってそうした憂さを晴らしたいところでしたが、その元気もあまりでない感じでした。
トモエガモの健在を確認する簡単なお仕事。
この池には毎冬渡来していたオカヨシガモ。今冬は姿を見せないなと思っていましたが、この日初認できました(別の池では確認できていました)。
あたりを見回すダイサギ。
くるみ割りガラスとトラツグミ
2025年2月25日記
畦道探鳥の続きです。ツグミとハイタカに続いて、この日は用水沿いも見応えがありました。
まずはハシボソガラスです。歩いていくとハシボソガラスが割れたクルミをついばんでいました。
用水沿いには何本かのクルミの木が生えているので、実は現地調達だと思われます。この道はめったに車が通ることはないので、車に轢かせてクルミを割ったのではなさそうです。落として割ったのでしょう。車に轢かせるよりレベルが低いように思ってしまいますけど、アスファルトという素材をうまく利用しているのですから大したものだと思います。
いつまでも食べていたい感じでした。カラスにとってクルミはたまらなく美味しいのでしょうね。
そしてなんとここでもトラツグミです。今冬何回目でしょう。前にも書きましたが、これほどトラツグミをたくさん見る冬は初めてです。この用水で見るのも初めてでした。
ツグミは少なめ、トラツグミは多め(って言っていいほど多いわけではありませんが)、いつもの冬と比べて鳥たちの行動に違いがあることは確かです。
流れに土砂が堆積してできた草地で食べ物を探すカシラダカ。見事な保護色です。カシラダカのいる場所はこちら↓。
実際にはちょこちょこ動いているので画像よりも見つけるのは簡単ですが、自然の巧妙さを強く感じるシーンです。
上の2枚はそのカシラダカが枝に上がったところ。カシラダカは最初少なかったもののいつもの冬と同じくらい見られるようになりました。
近くにはアオジもいました。
用水沿いの藪の中にはキジバトが潜んでいました。
しばらく見ていると、用水に降りて水を飲み始めました。
いつまで見てるんだよ!という感じで、水を飲んだあとは近くの人家の庭木の向こうに姿を消してしまいました。
あと、この用水沿いでアカゲラを見ました。住宅地が近い場所なのでここでアカゲラを観察することは少ないのですが、今季はこれで数回目になります。
地上ツグミとハイタカ
2025年2月25日記
2月初旬の畦道探鳥2回目です。昼前に出発、気温は1℃。
ツグミが増えました。
そして地上ツグミを今季初めて観察しました。これまでどこに行っていたのでしょう。
ただ絶対数としてはやっぱりいつもの冬よりずっと少ないです。
トビが飛んでいました。
その姿を追っていると、ハイタカも飛んでいるのに気づきました。そこにモビングをしかけるハシボソガラス。ハイタカの反撃のほうが勝っているように見えました。
土手ではスズメが盛んに草の種を探していました。その土手にレンズを向けて撮ってみたのですが、家で画像を拡大してもスズメの姿はよくわかりません。
見つけられるだけ見つけて◯で囲ってみましたが、もっといるかもしれません。
近づくとさっと木の上に退避されてしまいました。この後私が通り過ぎると、また地面に戻って食事を始めていました。
その近くではモズ。このあたりではほかにベニマシコ、カワラヒワ、アオゲラ、ホオジロ、ヒヨドリ、ムクドリを確認しました。あと、写真には撮れませんでしたがキツネを目撃です。
急に増えたシロハラ
2025年2月24日記
2月初旬のいつもの近所の森。もう夕方で薄暗くなっていました。
この冬は冬鳥が少なくて、これは私だけの体感ではなくSNSでも皆さんそう書かれています。例年比で一番少ないと感じているのはツグミですが、シロハラも少ないと思っていました。
ところがこの日の森は、あっちでもこっちでもシロハラという感じでした。写真はブレボケですが、とりあえずシロハラの多さは記録できた感じです。
ということは、渡来数が少ないのではなく、見に行っている場所にはいないということなのかもしれません。この日はたまたま移動中の個体に会えたのではないかと。
キバシリとトラツグミ
2025年2月24日記
30分ほど山麓を歩きました。ここは毎冬ミヤマホオジロを記録している場所で、今冬も1月に観察しています。結果から書くと、今回はミヤマホには会えませんでした。この冬は1回だけの観察で終わってしまいそうです。
その代わりと言ってはなんですが、12月に声だけ聞いてどうしても姿を発見できなかったキバシリを見つけることができたので、とっても満足しました。
他にはシジュウカラ、ホオジロ、アオジ、ヒヨドリ、ウグイス、そしてトラツグミ。ツグミは少ないのですが、トラツグミをこんなに見ることができている冬は、ちょっと記憶にありません。
キセキレイがよかった
2025年2月24日記
ここから2月の記録です。2月初旬、昼過ぎから軽く1時間の畦道探鳥です。気温は7℃。オオイヌノフグリが開いていました。
ハシボソガラス。かわいい顔をしています。
じっと見ていたら、この後すぐ飛ばれてしまいました。
藪にはオナガ。わかりますでしょうか。オナガはなかなかまともに撮らせてくれない鳥です。
答えはこちら↑。
ムクドリ。
こちらは電線組。
川にはキセキレイがいたのでバシバシ撮ってしまいました。
何を食べているんでしょうね。
他にはツグミ、ヒヨドリ、キジバト、ホオジロ、カシラダカ、アオジ、ベニマシコ、エナガ、ウグイスを観察し、計12種です。
