過去の野外手帳
-2025年1月
ベランダから彩雲
2025年2月13日記
主たるSNSを旧twitterからMastodonのfedibirdに移行して2年余り。もうすっかりこちらにいることが日常になりました。最初は旧twitterで交流のあった方と疎遠になることに寂しさもありましたが、こちらでの顔なじみ(?)ができてからは旧twitterにあまり未練はないです。
今はXと名前を変えた旧twitterにログインするのは月1程度。向こうでしかつながっていない方もいるので、生存報告も兼ねてこのサイトの更新を告知するだけになりました。
というわけですっかりMastodon、それを含むFediverseが居場所です。
そのMastodonに彩雲の写真をアップロードしたとき、彩雲って見たことがないという反応がありました。彩雲はそれほど珍しくはない現象なのですが、確かに私もずっと見たことがありませんでした。気づかなかったのです。
初めて彩雲を見て感動したのはいつだったでしょうか。それから空をよく見るようになって、気をつけていれば彩雲って結構見られるんだなとわかった次第です。
この日、何気なくベランダに出ると彩雲が見えていることに気づきました。我が家は2階リビングなので、部屋の中からも空が見え、ベランダにも出やすいのです。見事!というほどではありませんでしたが、十分楽しめました。1月に入って3回目の彩雲でした。
寝室も2階なので、起きてカーテンを開ければすぐ空が見えます。朝は布団から出るのが辛いこの季節、ただ見事な朝焼けが見えていれば話は別です。カメラを手にベランダに出ることになります。下は上の彩雲が見えた翌朝の東の空、ベランダ写真です。
再びベニマシコ
2025年2月13日記
1月下旬の昼過ぎに近所を軽く歩きました。気温は6℃。
眠たげなキジバトを見つけました。
前回、ハイタカが狩りに失敗したところでは再びベニマシコ。オスもいました。ツグミやシメ、アトリは少ない今冬ですが、ベニマシコはいつも通りだと感じます。
全国的に減っているというスズメ、ここではあまりそういう印象はありません。
木立の中のモズ。
その他、カワラヒワ、ムクドリ、ヒヨドリ。ツグミは確認できませんでした。
月齢25
2025年2月12日記
この月齢を撮る機会はなかなかなく、ちょっと新鮮な気持ちでレンズを向けました。
夕暮れ時の野鳥観察
2025年2月12日記
某所で水鳥観察。
少し前にはオカヨシガモがいましたが、ほとんどコガモだけになっていました。カルガモも少し。
西の空が夕焼けできれいだったので写真を撮ると、鳥の群れが写っていました。一定方向に飛ぶのではなくて、このあたりをぐるぐる飛び回っている感じでした。ハシボソガラスっぽいです。塒入り前の飛翔だと思われます。
日が落ちた後、近くの住宅街にいたスズメです。
トモエガモ健在
2025年2月12日記
トモエガモの確認業務。写真にはオス4、メス2が写っています。メスはもう1羽いました。
キツネとルリビとトラツ
2025年2月12日記
夕暮れ近い里山山麓徘徊記録。
キツネがいました。最近ここでのキツネとの遭遇率が高いです。
声を頼りにようやく見つけたルリビタキ。
農耕地でトラツグミ。
今冬はトラツグミを見る機会が多いです。ここではこの冬3回目。寅年なんでしょうか(本当は巳年)。
ミヤマホオジロを見ることはできませんでした。
ハイタカ登場
2025年2月11日記
「冬に咲く花たち」の続きです。1月中旬の畦道。
焼け跡で食べ物を探すセグロセキレイ。
何を食べているんでしょうか。
リンゴ畑で食べ物を探すムクドリ。
落ちたリンゴの実はまだあまり利用されていない感じです。
藪の中でベニマシコを見つけました。
メスもいました。と、ベニマシコやその周辺にいたスズメを見ていたところ、鳥たちがざわっとして一斉に飛び立ちました。
そこへ飛び込んできたのはハイタカです。慌てていたのでぶれています。
狩りは失敗。ハイタカはすぐに飛び立ち、大空に消えていきました。
空にはレンズ雲っぽい雲が出ていて、その一部が彩雲になっていました。
川ではアオジを見つけました。
いつも川沿いの同じ場所で見かけます。
その奥ではヒヨドリ。
この日は文中や画像に出たもの以外では、カシラダカ、ホオジロ、シジュウカラ、ツグミ、モズ、オナガ、トビ、コガモを観察しました。
冬に咲く花たち
2025年2月11日記
1月中旬の畦道、お昼前。晴れ、気温4℃のコンディション。
葉は黄色いながらも花を咲かせるオオイヌノフグリ。
茎を伸ばさずに咲くセイヨウタンポポ。
茎を倒しながら花をつけるホトケノザ。
花ではありませんが、赤いスイバの葉はこの季節の美しいものの一つです。
鳥編はこちら。
戸隠スノーハイク 2
2025年2月1日記
ミズナラの巨木までの道のりはこちら。
さてなんといってもここではこのミズナラを見なければです。行く手にその姿がどーんと見えてきました。
迫力ある姿はいつ見てもかっこいいです。枝にたっぷりと雪を乗せた姿をタイミングよく見ることができて、とても嬉しく思いました。
近づいていろいろな角度から見上げると、さまざまな表情に出会えます。
毎回書くことですが、1本の樹とは思えない凄まじい空間の広がり方です。
結構人が入っていましたが、この日この時間帯は一人でこの場所を独占できてラッキーでした。
存分にこの樹を楽しむことができたので、戻ることにしました。
家を出るのが遅かったので、早くも日は傾きかけ、雪原には長い影ができるようになっていました。
森にできる青い影はスノーシューを始めた頃からの大好物で、ふたたびカメラを取り出す回数が増え、足が進まなくなりました。
やっぱり雪の野は最高に気持ちがいいです。
雪は降って積もれば生活に支障がでますし、除雪の手間も相当のものです。私は平地に住んでいるので、大雪になっても数十cmでしれたものですが、ここ戸隠ではメートル単位の雪なので、この地で暮らすことは簡単なことではありません。雪は厄介者です。
でもこれだけ美しい風景をもたらしてくれるのも雪なわけです。そして、昼前に思い立って家を出れば、こんな眺めに手軽にアクセスできるのは降雪地域に住む幸せの一つだと思います。
戸隠スノーハイク 1
2025年2月1日記
天気予報では晴れる見込みだったのでスノーハイクに行こうと思っていたのですが、朝から山は雪雲に覆われていて、雪の中を歩くのもな…と躊躇していました。
それでも雪の中を歩きたい欲を抑えきれず、少し山が見えるようになったこともあって出かけることにしました。
現地につくと雪は降っていませんでした。スノーシューをつけて曇り空の中を歩き始めます。そして幸運なことに、このあとすぐに晴れてきました。
やっぱり青空の下を歩くのは気持ちがいいです。
幸運なことに枝越しの彩雲を見ることができました。
雪はたっぷり。
この樹は横に大きく伸びた枝が特徴でした。勝手に「剛腕の樹」と名付けていたのですが、いつからか倒木が寄りかかるようになってしまいました。
樹上に雪が乗っている風景はやっぱりいいです。
迫力あります。
魅力的な造形があちこちにありすぎて、少し歩いては立ち止まり写真を撮ることになります。なかなか先に進みません。
戸隠山がすっきり見えるところまで来ました。
スノーシューをつけて雪原に入ってこそ見ることができる絶景です。
少し戻ってミズナラの巨木に会いに行きます。
つづきはこちら。
1月中旬の畦道
2025年1月27日記
午後2時から3時間ほど歩きました。気温は5℃。
荒れ地が広がる休耕地です。
ウメの枝に止まるスズメたち。
なかなか写真を撮らせてくれないオナガ。
枝と地面を行き来しながら食べ物を探していたシジュウカラ。
夕方の光を受けてより赤く見えたスイバの冬の紅葉。
それにしても相変わらず冬なのにツグミをほとんど見ることがありません。
ため池について
2025年1月26日記
このあたりでは最も大きなため池です。
ほぼマガモ。その他コガモ、ホシハジロ、オナガガモ、オオバン、カワウ(↓)、アオサギ、ダイサギ、ハシボソガラス、トビ。
よく行く里山の、山道脇にあるため池が最近廃止されました。堤体が切られて、貯水できないようになっていました。その近くにある比較的大きめのため池も近々廃止工事が始まるようです。
農地の宅地化で農業用水の需要がなくなって、ため池としての役割を終えているということもあるでしょうし、また豪雨によるため池の決壊事例もあることから必要な措置なのだろうと思います。
今回行ったこのため池は、規模が大きいことから決壊時にはかなり広い範囲が浸水することが、公開されているため池ハザードマップから見て取れます。
この池の脇に工事用の建物が建てられていました。もしかしたらこのため池も廃止されてしまうのかもしれません。堤体の強化工事かもしれませんが。 防災上必要ならばため池の廃止に反対するものではありませんが、私にとって身近な水鳥の観察場所が失われてしまうのは少し寂しいです。
この記事を書く前に、NHKの「さわやか自然百景」で山形県の庄内平野のハクチョウの越冬の様子を放送していました。コハクチョウやオオハクチョウなど、越冬水鳥はやはり農業用のため池で過ごしている様子が写っていました。米どころの庄内平野ではため池がどんどん廃止されていくということはないのでしょうけれど、水鳥たちがため池に大きく依存していることは確かでしょう。
ミヤマホ初認なる
2025年1月26日記
この里山は今季2回目。1回目の記録はこちら。
ここではなんといってもミヤマホオジロ狙いなのですが、前回は見つけることができませんでした。今季は冬鳥が少ないし、無理かなと思っていたのですが、最後に見ることができました。
究極の保護色です。この画像には3羽のミヤマホオジロが写っています。
答えはこちら(↓)
実際には動いているので、静止画のほうが難易度が高いですね。
警戒されて地面から枝に上がらせてしまいました。でも私もそっちに歩いていきたいので仕方がありません。
今季は諦めかけていたミヤマホオジロを見ることができてよかったです。
さて、今回特筆すべきはトラツグミです。これで1月に入って3回目。一度も見ることがない年もあるので、今年はかなり遭遇率が高いです。巳年のはずですが、寅年なのかもしれません。
その他の鳥は、シジュウカラ、ヤマガラ、エナガ、コゲラ、キバシリ、ヒヨドリ、キジバト、ジョウビタキ(↓)、ホオジロでした。
キバシリは山道で声を聞きました。ずっと姿を探しましたがどうしても見つけられませんでした。
放置されて荒れ果てた畑でキツネを見ました。
家の近所で見かける個体もそうなんですが、ここのキツネも警戒心が薄めだと感じました。そういう個体なのだろうとこれまでは思っていたのですが、近年の傾向なのかもしれません。
トモエ来ました!
2025年1月26日記
画像にはオス3羽が写っています。メスも3羽いました。
鳥影すくなし
2025年1月26日記
1月4ヶ所目の里山の山麓徘徊記録です。
1月としては暖かな日でした。
鳥影は薄く、歩き始めにエナガが近かったくらい。
鳥は他にヤマガラ(↓)、シジュウカラ、ヒヨドリ、コゲラ、イカル。今季は冬鳥が少ないわけですが、イカルの観察機会は多いです。
雪の林道歩き
2025年1月25日記
少し標高を上げての里山山麓徘徊です。林道歩きです。
林道入口のカラマツ林は皆伐されてしまい、環境が大きく変わったのですが、どうやら植林はされるみたいです。
ノウサギの足跡がたくさんありました。
雪はそこそこ豊富で、冬の森の美しさを感じることができました。
鳥はコガラ、ヤマガラ、エナガ、コゲラ、キバシリ、ルリビタキ(↓)
アトリがたくさんいた
2025年1月25日記
市街地に近い里山山麓徘徊記録です。
これまで歩いたことのない谷沿いの道も歩いてみました。
砂防ダムが連続して設置されている深い沢なのに、その上部はの沢は消えて平坦な住宅地になっていることがわかりました。もしかしてこれは沢を埋め立てて作られた住宅地かと思いました。少し怖い気がしました。
自宅周辺では今季あまり見かけないジョウビタキです。
そしてこれも今季なかなか見ることができなかったアトリ、ここではたくさん見ました。ただ、その後も見る機会は少ないので、この冬の渡来数が少ないことは確かだと思います。
これはアトリとカワラヒワが混じって木に止まっている様子です。
カシラダカも少なめですが、アトリほどではありません。
ホオジロ。
種のようなものをくわえています。
くちばしの中でその種をころころ転がして皮をむく様子が写っていました。
そのほかの記録種は、ヤマガラ、シジュウカラ、エナガ、ウグイス、アオジ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、コゲラ、ハシボソガラスです。
霜写真家の朝は早い
2025年1月25日記
よく晴れて気温が下がった朝、霜の写真を撮りに出かけました。
早起きして寒い外に出かけるだけの価値があります。
このサイトでは何度も使っている言葉のように思いますが、寒さは芸術家だなと思います。そういえば今回の記事のタイトルも何度か使っているかもです。
寒いのは決して好きとは言えませんが、寒いのも悪くないとは思えます。
マイナス数度程度の冷え込みでは、太陽が顔を出すと霜はあっという間に溶けていきます。なので光を受けた霜の写真を撮れるのは、ほんのわずかな時間です。
日が出る前の青白い霜も、太陽に輝く霜もどちらも魅力的です。
特に好きなのはオオイヌノフグリ。これだけ寒くても花を開く元気な花です。さすが外来種。
こちらも同じく外来のタンポポ。茎を伸ばすことなく地面にへばりつくようにして咲いているのですから、本当に強いです。
近くではイカルの群れを見かけました。さえずりも聞きました。
その他、ヒヨドリ(↑)、ツグミ、ムクドリ、キジバト、オナガ、ハシボソガラス(↓)
土星と月と金星
2025年1月12日記
2025年1月4日に土星・月・金星がきれいに並ぶ天体ショーがありました。晴れてよかったです。楽しめました。
下に露出を変えた写真を4枚並べます。左上が土星、真ん中が月(月齢4.4)、右下が金星です。ズームレンズを使用し、撮影時の焦点距離はいずれも65mmですが、トリミングしているのであんまり関係ないですね。
シャッター速度1/30秒 絞り値f/4 ISO800
シャッター速度1/15秒 絞り値f/4 ISO800
シャッター速度1/4秒 絞り値f/4 ISO800
シャッター速度2秒 絞り値f/4 ISO800
やっぱり地球照が写っていたほうがいい感じです。土星も上2枚はちょっと厳しい結果になりました。
夕方のコガモ
2025年1月12日記
「2025初カモ」とは別の場所で水鳥観察です。
シルエットはコガモ。
湿地状になっているところではビチャビチャと音を立てて採食をしていました。
これだけの泥水を被っても顔や体が汚れないのはすごいですね。
再び遠くのコガモシルエットです。
上空をハシボソガラスが飛んでいきます。
数十羽の群れを作って塒に帰っていきます。
太陽が沈むと水面のコガモたちの色もわかるようになりました。
下の「2025初カモ」の場所では姿を消しているオカヨシガモ、こちらにはいます。
最後にセグロセキレイとハクセキレイを見てこの日の探鳥はおしまいです。
2025初カモ
2025年1月12日記
トモエガモを期待して某池へ。でも目的は果たせませんでした。
多かったのはカルガモ。ここではずっとヒドリやオナガガモが多かったのですが、今季は少なめです。餌付けが禁止された影響なのか、暖冬の影響なのか。
これはオオバン。
ハシビロガモの渦巻きを見ることができました。
トモエがいないのは残念ですが、岸辺のヨシに隠れていることも多いので見落としも考えられます。あと気になるのは、この池の常連のオカヨシガモを今季は観察できていないことです。
2025初里山
2025年1月10日記
いつもの近所の森から里山山麓に転進しました。
アトリを見ました(↓右上)。やっと今季の初認です。群れではなく単独でいました。
そしてなんとここでもトラツグミを見ました(↑左下)。午前中見た個体とは違って警戒心が強く、すぐに飛び去ってしまいました。
その他、ヒガラ、シジュウカラ、ヤマガラ、エナガ、コゲラ、ミソサザイ、カケス、ハシボソガラスを観察しました。
雪は少なめで、薄雪を被った森はとても美しく、歩いてよかったと思いました。
下に戻ってきて、ため池で水鳥観察。
ここではホシハジロ、キンクロハジロ、ヒドリガモ、カイツブリ、オオバンを観察しました。
初探鳥でトラツグミ
2025年1月7日記
2025年はスタートから体調を崩し、探鳥に行けたのは1/4になってからでした。いつもの近所の森です。
最初に見たのはシジュウカラでした。
とても幸運なことに、トラツグミを見つけました。地上で採食していたのですが、私を警戒して枝にあがったところです。すまぬすまぬとその場を離れて、5分くらいして戻ってきたらまだ同じ場所に止まっていました。
その他、エナガ、メジロ、ヒヨドリです。
