過去の野外手帳
-2021年11月
今冬もトモエガモ
すでにクリスマスが過ぎ、2022年まであと少し…というところですが、この記事は11月のものです。ここ数年、毎冬トモエガモが渡来している池に行ってみました。
いました。今シーズンも来てくれました。
写っているのは1羽だけですが、オス2羽を確認しました。
オカヨシガモはかなり多く、ヒドリガモ、オナガガモ、カルガモと同じくらいいました。それから↓のハシビロガモ。この池では初確認です。
霙が降り始め、あっという間に雪に変わっていきました。この日が長野市の初雪でした。
2021年12月おわり記
ほぼ皆既月食(11/19)
11月19日は部分日食ということで、前々から楽しみにしていました。部分日食ではありますが、食の最大は約98%ということで、ほぼ皆既と言える月食です。食の始まりは16時18分。月の出は東京で16時28分なので、月食が始まった状態で月が昇ってくる(月出帯食というそうです)というもの見どころです。長野は東に志賀高原があるので、月の出は16時40分くらいと予想していました。
もちろんその時はまだ仕事をしている時間帯なので、月の出を見ることは難しいにしても、定時退勤をきっちり決めれば、食の最大(18時3分頃)にはなんとか間に合うかな…と思っていたのですが、なんとその日の夕刻には出張が入っていたのでした。
出張の終わりはおそらく18時前。でもそれから帰宅したのでは食の最大に間に合わない…ということで、いつものスコープとコリメート機材を車に積んで出勤することにしました。
出張先に向かう途中、車の中からすでに欠けた月が志賀高原から昇ってくるのが見えました。欠けた月が昇るのを見ることは普段はないので、大変新鮮な眺めでした。
信号待ちの際にスマホで撮ってみました。
さて出張先で仕事を済ませ、その近くの東の空が開けたスペースに車を止め、三脚を据えたのは17時40分頃。もうだいぶ月は食が進んでいました。というわけでそれから10分おきに撮影したのが下の画像です。
12枚の画像をつなげてみました。食の最大頃の画像は右上。右下は食の終わり3分前くらいのものです。途中で切り上げようと思っていたのですが、結局最後まで見てしまいました。
というわけで、なんとか今回の月食を観望することができました。大満足でした。家に帰ると妻が言った、「月が何事もなかったような顔をしてるよね」という台詞もなんかよかったです。
2021年11月おわり記
ツグミ初認
小さな里山を歩いた日の午後は畦道に転進です。11月初旬の畦道歩き。
スタートは午後3時45分、気温は18℃。暖かいです。
里山背景のモズ。絵になります。
近すぎてフレームアウトのトビ。
この時季はいつもここで何かの実を食べているオナガ。ケヤキかな?なかなか撮らせてもらえませんがかろうじて何枚かシャッターを切りました。
その実にはヒヨドリも来ていて、オナガとの力関係はヒヨドリが上でした。
そしてここ場所ではツグミを初認することができました。声で気づいて、姿も見ることができました。お帰り!って感じです。海を越えて渡ってくるのですから、すごいことです。
あっという間に夕暮れ。北アルプスを背景に帰塒するハシボソガラスです。
2021年11月おわり記
里山で初認2種
前日に続いての、11月初旬の里山歩きです。
アプローチは果樹園の中の道。リンゴがピカピカでした。
その中で歌うホオジロ。秋の縄張り宣言らしいです。無理矢理リンゴと組み合わせて撮ってみました。
山道に入ります。
秋の森は本当にいいですね。ただ熊鈴だけはきっちり鳴らして歩きます。
平坦な尾根。ここは春にはカタクリが群生する場所です。
この日も動時間の制限があるので山頂は諦め、別ルートで下ります。ここはカラマツの森。
クサギが光っていました。
林道に出てしばらく歩いたこの荒れ地で、ベニマシコの声を聞きました。今季初認です。
さらに林道を進むと、林道脇の藪に飛び込む小鳥の姿を見つけました。双眼鏡で探してみると、ミヤマホオジロの小群でした。こちらも今季初認です。
というわけで初認2種を果たした楽しい里山散歩でした。
2021年11月おわり記
小さな絶景ピーク
11月初めの里山歩きです。
登山道の入口でジョウビタキ。ここではルリビタキが期待できるのですが、今回はまだでした。
山の紅葉は里よりも少し進んでいる感じでした。
広い沢状のここは好きなポイントです。
山腹を走る林道に出て、登ってきた沢の4つ向こうの尾根に渡ります。里山としてはわりと深い山なのですが、林道を使うことで結構行動範囲は広がります。
その尾根上の絶景のピークです。素晴らしい眺めと高度感に満足。今回の目的地はここです。山頂はまたいつか。
林道を引き返し、上りの沢ルートの隣の尾根を下ります。
高度を下げた太陽の光が透過して、とても美しい山道でした。
2021年11月おわり記
里の秋色深まる
ここから11月の記事です。11月初旬のいつもの近所の森。
紅葉がだいぶ進んできました。
エナガの小さな白い体が赤に映えます。
畦道も秋色。
畑で採食していたハクセキレイ。写真を撮ったときにはわかりませんでしたが、PC画面で拡大してみると、獲物はハサミムシでした。
拡大画面はこちら。
ハクセキレイとキセキレイを見ました。
セグロセキレイは、そういえば最近観察できていません。
畑にびっしりとホトケノザが咲いていました。
春の花のイメージが強いですが、秋にも咲く花です。冬には雪の白とピンクの花弁とのコントラストが楽しめます。
リンゴも咲いていましたが、こちらはいわゆる返り咲き。
2021年11月おわり記
