野外手帳
-2019年2月
春近い畦道
2月下旬の畦道です。10時半から2時間、快晴、気温4℃のコンディション。
まず川沿いで行きあったのはイカル。盛んに採食中でした。今季はこの川沿いに鳥影が濃くて、ずいぶん楽しませてもらいました。

流れの中ではカルガモが採食中。

灯台もと暗しの森ではシジュウカラが採食中。というわけで、たまたまですが食事シーンの写真を何枚か撮ることができました。


その他の鳥たち。まずはモズ。

キジバト。

ムクドリ。

ツグミ。

その他、ホオジロ、カシラダカ、スズメ、カワラヒワ、シメ、ヒヨドリ、ヤマガラ、エナガ、ジョウビタキ、コゲラ、ハシボソガラス、オナガ、トビを観察しました。ヤマガラは囀っていました。
畦道には花が増えてきました。道端の青い星、オオイヌノフグリ。

ヒメオドリコソウ。冬を耐えた葉の質感が美しいです。

そして啓蟄前でしたが、ナナホシテントウの姿も。

2019年3月おわり記
2月下旬のポタリング
久ぶりに自転車に乗りました。トモエガモが飛来した池に行ってみました。カモたちはもうずいぶんと数を減らしていました。

2019年3月おわり記
くるみ割り烏
あわてて撮ったのでピントが来ていませんけど、ハシボソガラスがクルミを落とす瞬間です。

道路に落ちたクルミをしきりにいじっています。

くわえてみています。

無事中身を食べられたのかどうか。

カラスが飛び去ったあとの殻を見てみるときれいに空っぽでした。くちばしだけで器用に食べるものです。

2019年3月おわり記
春が近づいてくる
2月中旬の畦道散歩です。午後2時半から。晴れ、気温4℃のコンディション。

川沿いにアトリを見つけました。だいぶ色が濃くなってきたように思います。写真にはありませんが、カシラダカも夏羽に近づいていました。

今冬は毎回のようにこの川沿いで観察できていたコガモを、この日はついに見ることがありませんでした。鳥たちの世界には春が近づいているのだと思いました。
写真は雪の消えた農道で食べ物を探すハクセキレイ。

一番驚いたのはキツネを見たことです。ざざざと斜面を登ったあと、こちらをほんの数秒凝視し、藪の中に姿を消しました。

灯台もと暗しの森に到着。ここではヤマガラのさえずりを聞きました。やっぱり春。

でも冬鳥はまだまだ健在。ジョウビタキはやっぱり会えると嬉しい鳥です。

そのほか、ツグミ、ムクドリ、ヒヨドリ、スズメ、シメ、カワラヒワ、ホオジロ、アオジ、シジュウカラ、そしてコゲラを観察しました。

2019年3月おわり記
ミズナラ大王
「戸隠スノーシュー」の続きです。目指すはミズナラ大王。積雪期以外は藪に阻まれて近づけないので、冬季限定の拝謁です。

スノーシューを買ったのは2003年、今から15年余り前です。以来スノーシューで主に戸隠の森を歩いてきました。そして2007年2月、ミズナラ大王に偶然たどり着きました。そのときの記事はこちらです。
その時ももちろんすごく大きな樹だな!と感動しました。当時の記事をそのままここに再現します。

「近くに行くと全体が収まらないので、離れたところから少しずつシャッターを切りながら近寄ります。ファインダーの中の木の姿がだんだんに変化していきます。見上げるたびに、うーとかあーとか声にならない声が出てしまいます(気持ち悪い中年おじさんですが、周りに人はいないのでいいんです)。この木にも心のどこかが激しくやられてしまいました。あー、うー、おー」

文体が若くてちょっと気恥ずかしいです。でも本当に心を大きく動かされた出会いでした。後で「ミズナラ大王」と呼ばれていることを知り、まさにその名の通りだと思いました。
ミズナラ大王は樹勢が衰えているということで、いつまでこの姿を見られるかわかりません。なので毎シーズン一度は見に行こうと思っています。

こうしてアップで撮ると、とても1本の樹を写したとは思えない奥行きを感じて、枝々の作り出す空間に吸い込まれそうな気持ちになります。

逆サ川でカワガラスの姿を探しましたが、それは叶わず。

雪と流れとが作り出す造形を探しながら歩くのも楽しいです。

車に戻ると自分の車1台だけだった駐車スペースには、同じ黒い車ばかり4台が止まっていました。鬼かけそばを食べて家に帰りました。

2019年3月おわり記
戸隠スノーシュー

2月中旬の記録です。表題の通り、戸隠でスノーシューをしました。

まずはウラジロモミに見参。神々しい姿を見上げるこの幸福感。

雪と木の造形を楽しみながら歩きます。久ぶりに初めて買ったデジタル一眼を持って歩きました。もう10年以上前の入門機ですけど、十分よく写ります。

戸隠山が近く見えてくると、いよいよ巨樹のエリア。

つづきはこちら(明日アップ)。
2019年3月おわり記
ミヤマホの山
近所の里山山麓徘徊、2月中旬の記録です。
ここ数年毎冬ミヤマホオジロが観察できている場所でありまして、この日もめでたく見ることができました。

前の記事でカワラヒワが一番好きな鳥になったかも…と書きましたが、ミヤマホオジロを見るとやっぱり君が一番好きと言いたくなってしまいます。

だって見てください。この美しさですから。

昨季はアトリがグルングルン飛んでいましたけど、今季は少ないです。

山道を登ると鳥の数は激減。もっぱら雪の森の眺めを楽しむ歩きになりました。

珍しく登山者に会いました(追い抜かれました)。スパッツを付けてストックを持ってというちゃんとした装備の方だったので、頂上まで行くんでしょうね。私は分岐から別ルートで下山です。

足跡発見。左はノウサギ、右はイノシシでしょうか。

美しい鳥たちに会えて、美しい雪の森を眺めて、満ち足りて車に戻りました。
2019年3月おわり記
オナシオナガ
オナガの小群に出会いました。食事に夢中。

家に帰ってからPC画面で拡大しても、食べていたものはなんだかよくわかりませんが、虫っぽくは見えます。

幹の中にくちばしを突っ込んで食べ物を探していました。

くちばしの片方しか入らないので、中の虫を引きずり出すのは大変に思えます。
群れの中に1羽、違和感があるシルエットを見つけました。

なんと尾羽がありません。どこに落としてきてしまったのでしょうか。ちゃんと飛べるのかも心配です。見ている限りはそれほど不自由そうではありませんでしたが。

この記事の内容は2月中旬のものです。
2019年3月おわり記
美しいカワラヒワその2
すでに3月も終わりですが、この記事は2月中旬の畦道散歩です。
この日も川にはコガモの姿がありました。今季はとてもコガモが多いように感じます。シマアジでも混ざってないかなと思ってしまいますが、もちろんそんな事はありません。

先日、カワラヒワの美しさに感動したばかりでしたが、この日のカワラヒワもとてもすてきでした。

先日は光を浴びて輝くカワラヒワの美しさにやられたわけですが、どんよりした小雪が舞うような天気では、このような渋い美しさを持つ鳥に変身。

いいね!カワラヒワ!!これからは、もし好きな鳥は?と聞かれたらカワラヒワということにしようかな。

雪のない道路で採食するスズメたち。小さな草の種が落ちているのだと思いますが、これだけの群れを維持できるほどの量があるのか、心配になります。人が通りかかると少し高い見晴らしのきく場所へ避難。

その他の畦道メンバー。
灯台もと暗しの森まで足を延ばしました。そこでのメンバー。

2019年3月おわり記
アーベントロートを撮りに行く
山が美しく色づく日って結構あると思うのですけど、その時間帯にフリーでいられることは少なくて、写真が撮れるのはラッキーとも言えます。この日、夕方近くになって、今日はいい色になりそうだな!という感じがしたので、山が見える場所まで行ってみました。これは根子岳、左に見えるピークは四阿山です。

岩菅方面も撮りたかったのですが、思ったより雲が多く、写真的にはあまりよくありませんでした。
以前なら、家のすぐ近くの畦道でもよかったのですが、宅地開発されて電柱が立ち並び、写真を撮るには適さなくなってしまいました。かなり離れた場所まで行かなくてはならなくなり、とても残念です。

帰り道の畦道、いつものポイントで、リンゴのシルエット。

分刻みで色が失われていきます。

この場所からぎりぎり槍ヶ岳が見えました。自宅からも見えるのですが、家が立ち並び、すっきりとは見えなくなってしまっています。

前常念から常念にかけてのスカイラインもくっきり。あそこを歩いたのはもう何年前だろう…などと感慨にふけってしまいます。常念乗越にかけて下がる稜線から、ぽこんと飛び出て見える角ばったピークは前穂高岳です。
この記事の内容は2月上旬のものです。
2019年3月おわり記
美しいカワラヒワ
今日は3月24日。今月も終わりに近づいていますが、なんせこの3月は忙しく休めなく、更新が大変滞っておりまして、この記事でやっと2月スタート…というありさまであります。約2ヶ月遅れ。でも3月はほとんど活動できなかったので、2月分の記事をアップしていきます。

という訳で、今回の記事は2月初旬の畦道散歩から。11時半より歩きはじめ、気温0℃、快晴のコンディションでした。

程よく雪が積もり美しい日でした。川沿いの茂みには水浴びを終えたっぽい羽繕いするアオジの姿。めちゃくちゃかわいい。

この日はなぜかツグミが少なめでした。全国的にはツグミの渡来数が少なかったようですが、この散歩道ではそのような傾向はありません。その代りベニマシコをなかなか見られないでいました。声は聞いていたものの、このエリアではこの日が初認となりました。大変遠かったので、証拠写真程度です。

その他、ホオジロ、スズメ、カワラヒワ、シメ、ジョウビタキ、ヒヨドリ、キジバト、ムクドリ、オナガ、ハシボソガラス、コガモを観察。キジバトは眠っていたのを起こしてしまい、すまんすまんとシャッターを切らせてもらいました。

上に上げた種類の中で、今回とても心に残ったのはカワラヒワです。いつでも見られる普通種ですが、その美しさに改めて感動しました。

この色合い。素晴らしすぎです。
逃げずにいてくれたので、ずっと近くで観察することができました。
2019年3月おわり記


