過去の野外手帳
-2017年7月
実質的にはまだ梅雨の畦道
梅雨が開けてしばらく経ちますが、なんともはっきりしない天気が続きます。雨の合間を縫って歩いている感じです。7月下旬の畦道散歩。
畦道は、ヤブカンゾウにヒルガオやハギの花も加わってさらに華やかになっていました。
以前、ヤマシギを見た暗い沢では、ヤブラン発見。
大好き!とまではいきませんけど、美しいヤイトバナ(ヘクソカズラ)の花も見かけるようになって、楽しい散歩です。
リンゴの実が大きくなっていました。傷のある実が目立って、以前の降雹の影響か…とちょっと心配になりました。
イネもだいぶ大きくなって、シュッとかっこいいオモダカも。
小さいアマガエルが目立ちました。この夏上陸した個体でしょうか。
見かけたムシムシの面々。ガはトンボエダシャクでいいでしょうか。ヒロオビトンボエダシャクとの見分けは、腹部の黒斑ということですけど、いまひとつわかりません。
2017年7月おわり記
雨の戸隠森林植物園
朝イチで、傘をさして森を散歩してきました。気温19℃。7月下旬の戸隠森林植物園です。
池のほとりのヤマボウシの立ち姿がとても幻想的でした。
この日の目当てはタマガワホトトギス。夏の花です。
山吹の名所、京都の玉川から名前をとったということですが、そこまで黄色い花は見当たりませんでした。
シキンカラマツが咲き始め。
毎回思うのは、この花の撮影はとても難しいということです。うまく構図がとれません。
その他の花々。
レンゲショウマはまだつぼみ。咲くのが楽しみです。
雨雨雨でしたが、ミソサザイやノジコ、アオジ、ウグイスのさえずりをきくことができました。
2017年7月おわり記
マイブーム
どこにも行けなかった7月の3連休。その分、身近な自然の美しさが目にとまるのかもしれません。最近はヤブカンゾウがマイブームです。
2017年7月おわり記
我が家の場合
妻が「虫!虫!」と夫を呼ぶ時、それは捕らえて外に出してよ(または抹殺して)という意味なのか、同定せよという意味なのか。前者のケースが多いのでしょうけど、我が家ではかなりの割合で後者です。正確に言うと、「同定したいでしょ?」になります。
おそらくこれはリンゴドクガ。成虫もいいけど、あの美麗な幼虫を見たいな(2度しか見たことがありません)。
2017年7月おわり記
7月の畦道散歩
いつもの畦道も、ヤブカンゾウが咲いてちょっと華やかに。

膝を折ってこんな写真を撮っているものだから、犬の散歩をしている人から怪訝な目で見られてしまいました。
ネムノキの鮮やかさが目を引きました。
あちこちでカノコガがたくさん飛んでいましたが、止まる現場を抑えることができず、写真は撮れませんでした。
2017年7月なかごろ記
道ばたの森で避暑
暑さに耐えきれず、夕方から道ばたの森を歩きました。そろそろ蚊が気になる季節です。ノジコとウグイス、ホトトギスがよく鳴いていました。足元を見るとコバノフユイチゴの花。マルバフユイチゴと覚えてしまっているので、この名前は現地では出てきませんでした。
下の写真の辺りではアオジとクロツグミが鳴いていました。葉が茂り姿を見ることは難しいですが、下界の暑さを忘れる爽やかさでした。足元には花が終わったイチヤクソウ。
赤い実をつけた低木を見かけました。ニワトコでしょうか。イタチハギがこんなところにも。一株しかありませんでしたが、増えないことを祈ります。
2017年月はじめ記
トイレでイカル
七夕の朝、トイレにこもっているとイカルのさえずりが聞こえてきました。自宅でイカルの声を聞くのは珍しいです。
おそらく高校生の頃、家から少し離れた川の近くの木立にイカルが来ていて、カメラを持って写真を撮りに行ったことを覚えています。結構近くで撮ることができたので記憶にあります。
というかそんなことがすぐ思い出せるくらい、自宅でイカルの声を聞く機会は少ないということです。
その頃の自宅周辺は田んぼが広がっていました。なので、スズメの他、ホオジロやヒバリなど、開けた環境を好む鳥が多く見られました。
今は住宅街が広がり、田んぼはわずかしか残っていません。その残った田んぼも宅地化されて家が建ち始めています。鳥は減ったのかというと、確かにホオジロやヒバリは姿を消しましたが、庭木を伝ってやってくるのか、時折ですけどシジュウカラなど森林性の鳥が見られるようになりました。
イカルも、自宅周辺で出会う機会が今後増えるのかもしれません。
2017年7月はじめ記
