過去の野外手帳
-2016年9月
コカマキリの幸運
目の前に飛んできたコカマキリ。止まった場所がジョロウグモの巣だったので、「これはどうなることか!」となりゆきを見守りましたが、網に絡まることはなく、クモ側も何故かなぜか静観。
コカマキリはほどなく無事脱出し、↓このドヤ顔?です。
2016年10月はじめ記
森で這いつくばる
9月下旬の灯台もと暗しの森です。
この日はキノコが豊作でした。相変わらず同定はしていませんが、形も色も魅力的なキノコがぽこぽこ生えていました。小さいのが多かったので、膝をついて体を屈めてファインダーをのぞいていました。人に見られなくて(たぶん)よかったです。
バリアングルのカメラがほしいとずっと思いつつ、まだ使ったことがありません。対応機種は増えているようですけど、もうずいぶんと新しいカメラを買っていませんし。アングルファインダーでもいいんですけど、なんとかなってしまうのがいけないです。それよりはまず、多少湿った地面でも膝をつくことができる防水素材の膝当てを見つけたいです。
エナガとコゲラの混群に遭遇。エナガはお尻しか撮れませんでした。
虫では、ミドリヒョウモンを見たのが印象的でした。この時季、高原で見られていたチョウが平地に飛んで来ることがあるようです。
妻は先日、近所でアサギマダラを見たようです。「蝶の図鑑を見せて」というので、なんだと思ったら、きれいな蝶がいたとのこと。覚えていた大きさと色からアサギマダラ?と見当をつけ、写真を見せたらビンゴでした。
行き帰りに見た、赤くなりかけた実(コブシ)と…
美しく青く染まった実(ノブドウ)。
2016年10月はじめ記
南西に飛ぶヒヨドリを見る
10月の3連休初日に、ようやく9月末の畦道散歩をアップ(汗。
twitterのタイムラインはタカの渡りの話題で持ちきりでした。自宅から30分以内にもタカの渡りの観察ができるポイントはあるのですが、2時間時間が空いたとして、往復に1時間、現地で1時間。それでは物足りなすぎ。
きっと何時間でもいたくなってしまいますが、そういうわけにはいかない家庭状況ですので、せめてヒヨドリの渡りなんかを見かけられれば…という気持ちで、外に出ました。空は秋の空って感じでした。
歩きはじめてすぐ、この空をヒヨドリの小群が飛んで行くのを見ることができました。これでこの日の散歩の目標は達成です。
自宅周辺では、ヒヨドリは南下せず、南西方向に飛びます。理由は想像でしかありませんが、長野盆地が南西から北東に伸びているからではないかと考えています。
畦にはニラの花がまだ咲いていました。小さいガはシロオビノメイガ、チョウはベニシジミです。
リンゴ畑の中を通り、根子岳を見通せる場所に出ました。本当に雲が美しい日でした。
アケビコノハポイントには幼虫の姿はすでになく、蛹化してしまったのだと思われます。また来年。アケビコノハの成虫はまだ見たことがありません。自宅の庭にアケビを植えたいなと思ってしまいました。
ノブドウやヤイトバナ(ヘクソカズラ)の実が色づき始めていました。ヒガンバナは満開、小さな流れにはミゾソバが咲いていました。そして鈍く光るキンエノコロも美しい畦道です。
2016年10月はじめ記
アケビコノハ再び
これを書いているのはお彼岸明の最終日ですが、今回の記事は9月中旬のものです。
「アケビコノハの青い星」の翌日、もう一度この場所に行ってみました。前回は古い一眼レフを持っていったので、それよりは少し新しい別の一眼レフでも撮影しておきたかったのです。レンズは同じ60mmのマイクロニッコール。
本当に美しいイモムシであります。ちょっとアップに。
盛んに葉を食べている様子や移動している姿も撮ることができました。
前回と同じく、背面からも撮ってみました。ややタコ的ですね。
それで、この記事を書いている彼岸の最終日、同じ場所に行ってみましたが、アケビコノハの姿はありませんでした。蛹化してしまったのかな。実は成虫をまだ見たことがありません。次の目標はそっちの発見です。
2016年9月おわり記
アケビコノハの青い星
久しぶりの畦道散歩。リンゴと田んぼが色づいてきた風景の中を歩きます。
ニラの花のレストランが賑わっていました。
この日の散歩で一番嬉しかったのは、アケビコノハを見つけたことです。この夏、花を撮影対象にしていたアケビの株が刈られてしまったのですが、別の場所でアケビを発見です。どうですこの造形美!
個人的には、体全体に散りばめられた青い星が一番気に入っています。
別個体を背中から撮ってみました。目玉模様はこの角度からだと見ると立体的になっていて、本当に目玉に見えるのですね。
お彼岸ですので(この写真はお彼岸よりも前のものです)、ヒガンバナもどうぞ。上はガガイモとキカラスウリだと思います。
2016年9月おわり記
イモスキ
職場でスズメガ幼虫をハンドリングしてドン引きされる図。ベニスズメかな。
スマホはもっと接写ができるようになってほしいです。
2016年9月おわり記
9月の道ばたの森2回目
9月初旬、2回連続で道ばたの森に上がりました(前回はこちら)。今回は前回と被らないエリアを歩きました。
ミゾソバが盛りになってきました。前回のアケボノソウと違って、これは里でも見られる花ですが、こちらもかなり好きな花です。自宅すぐ近くのミゾソバ群落が工事によって消滅してしまったので、またいい場所を見つけなくては。
これも、アケボノソウと同じく、引いても寄ってもいいなと思う花です。
個人的には白っぽいほうが好みです。
こちらのエリアにもアケボノソウがありました。アカアシカスミカメ付き。チョウはクロヒカゲとミドリヒョウモンを見ました。
ゲンノショウコが咲く柔らかい道を、歩いて車まで戻ります。鳥はシジュウカラ、ウグイス、アオジ。
2016年9月おわり記
アケボノソウを見に行く
9月初旬の道ばたの森です。道にツリフネソウがかぶさって、ちょっと藪っぽくなっていました。
この藪の向こうにアケボノソウが待っていますので、マダニが少し心配ですけど突破します。
この花を見ることは9月の楽しみの一つです。
毎年書いている気もしますけど、この斑点を夜明けの星に見立てたという命名感覚がとってもすてきです。2つの黄色い蜜腺は、明けの明星、または沈みゆく月、それともまたは、昇り来る太陽に例えればいいのでしょうか。
寄っても引いても美しい花です。
チヂミザサの穂が光っていました。
そしてアオイトトンボ。ヒョウモン系の蝶が飛んでいましたが、敏感すぎて同定することができませんでした。
最後にヤマアカガエル。
2016年9月おわり記
