過去の野外手帳

-2015年2月

春が来た

春らしさを感じた日でした。オオイヌノフグリがぴかぴかしていました。

オオイヌノフグリ

まだまだ小さいトウダイグサも、これからぐんぐん伸びることでしょう。雪が消えかかった田んぼでは、ムクドリやツグミが活発でした。

ムクドリ

根子岳遠望ポイントで、今季初めてチョウを見ました。キタテハです。

キタテハ

でも、長野はまだ春の入り口って感じです。ツイッターのタイムラインではウメが咲いていますが、こちらではまだまだですから。

ウメ

2015年3月はじめ記

自宅でウソはかなり久しぶり

風邪引きの上に大雪警報、これでは出かける気分になりません。でも雪かきはしなければなりません。我が家の弱点はカーポート。20cmで除雪の必要ありとのことなので、見た目で30cmを超えたところで、ようやくこたつから這い出ます。

カーポートの除雪

耐雪型のカーポートにすればよかったのですけれど、初期費用はかなり違うし、年に何度あるかどうかという程度なので、このくらいは働かないと。

除雪作業中に、ウソの声を聞きました。一眼レフと300oの望遠レンズを買った頃、庭にウソがやってきて写真を撮ったことを思い出しました。自宅周辺にウソが来たのはそれ以来じゃないでしょうか。何十年ぶり、数えるのが怖いくらい前のことです。

近くのサクラの木があるわけではなし、降雪の影響でしばし移動してきたのでしょうか。野帳には記録が残っていました。天候などが書いてないので意味は半減ですけど、日付は2月11日。この日は2月15日だったので、似たような感じだったのかもしれません。絞り優先オート、F11で撮っていました。当時はフィルムをいちいち巻き上げて撮っていたので、そういう記録も取れていたわけです。探せばポジも出てくるはず。

数えるのが怖かったですけど、何年だったのかもおそるおそる確認しました。えっと、34年前でした(◎-◎;) それ以来ずっと同じことを趣味としているのは、我ながらよく続いているものだと思います。

2015年2月おわり記

かた雪かんこ、しみ雪しんこ

朝の光の色が映えるリンゴの畑。

日の出

朝7時の日の出の時点で-4℃でしたが、快晴なので気持ちよく、それほど寒さは感じません。灯台もと暗しの森に入るとシジュウカラが盛んにさえずっていて、春っぽいなと思いました。アオゲラのドラミングも観察。しかも2羽の競演。これも春らしい音風景でした。

かた雪かんこ、しみ雪しんこ

ローカットのトレッキングシューズで歩きましたが、宮沢賢治の「雪わたり」のあの歌のように、雪の上を沈まずに歩くことができました。残念ながらキツネは現れませんでしたので、幻燈会に招待されることもなかったです。地面が見えているところでは、シロハラが盛んに落ち葉をひっくり返していました。

ツグミなど

再び、リンゴ畑とたんぼの中の道を通って家に帰ります。朝飯前、2時間の散歩でした。

2015年2月おわり記

ゴロスケホー

カラ類が中心のこの日の灯台もと暗しの森。ただ、ここにヒガラが加わってくるのが冬季ならではです。

灯台もと暗しの森

里山山麓に場所を移して探鳥続行。ここではフクロウの声を聞きました。昨年末にも聞いています。

フクロウの声のする夕景

灯台もと暗しの森周辺でも時折声がすることがあります。灯台もと暗しの森とここは直線距離で1.5km。身近に2つのフクロウポイントがあることになりますが、このちょうど中間地点で家族がフクロウの声を聞いたことがあります。

また、この里山山麓と灯台もと暗しの森からともに1.7kmに位置する自宅で、フクロウを確認したことが何度かあります。これは1個体の行動範囲なのかどうか。

フクロウマップ

自宅ではフクロウを視認できたことがありますが、里山山麓と灯台もと暗しの森ではまだ姿を見ていません。いつかしっかり観察したいものです。

2015年2月おわり記

グローブ紛失

今季2度目のスキー。絶好のコンディションにもかかわらず、リフト数本滑れば満足してしまう有様です。ここまで体力が落ちるとは。

ゲレンデ

それより問題は、このスキーの後、ずっと使ってきたノースフェースのグローブが片方見当たらないこと。気に入って使っていたのに。スキーが終わるまではあったのですが、どこに落としてきてしまったやら。

2015年2月おわり記

キツネ鳴く夜

真夜中に窓の外からキツネの声が聞こえてきました。童謡の歌詞のような「こんこん」という声ではなく、「ぎゃーん」って感じです。

自宅の周辺で姿を見たことは過去1度しかないのですが、確実にここらは彼らの行動圏のようです。昼間はどこに潜んでいるのか、それがとても気になります。辺りをざっと見たところ、安心して眠れる場所なんて思い当たらないです。このことは、たまに我が家にも姿を見せるタヌキについても言えますけれど。用水の暗渠あたりに潜んでいるのでしょうか。

野生の生き物はたくましいと改めて思う次第です。眠れる場所、なんて言い方がそもそも人間目線過ぎるのかもしれません。

2014年2月おわり記

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