過去の野外手帳
-2013年9月
アレチウリに埋め尽くされた斜面
ここは以前冬にハギマシコを見た場所です。その時彼らは何かの種を盛んに食べていました。たぶんそうかな…と思っていたのですが、やはりアレチウリでした。なんだか複雑な気分になりました。
2013年10月なかごろ記
ハチクマを見送る
9月下旬の記事です。
日が傾きかけてから里山山麓をうろうろしました。沢沿いの小径はこの時間帯ではもう薄暗くなっていました。そんな日の当たらない山の斜面でも赤や白や黄色はよく映えます。
フラットソールの靴で歩いたのもいけなかったのですが、最近さっぱり山を歩けていないので力も落ちているんでしょう、やや急な下りで石車に乗り、派手に尻餅をついてしまいました。幸い背中でごろりと転がったところで止まり、けがはありませんでした。カメラも双眼鏡も無事でした。
再び日の当たるところに出てきました。ふと見上げるとハチクマが飛んでいました。タカ渡りの季節です。たった1羽でしたが、まもなく日本を去るであろう姿を尾根の向こうに消えるまで見送りました。
2013年10月なかごろ記
久しぶりの灯台もと暗しの森
久しぶりに灯台もと暗しの森に行きました。
クリがたくさん落ちていましたが、ほとんど毬だけになっていました。
この森で獣を見たことはほとんどないのですが、積極的にクリを利用している動物がそれなりに潜んでいるようです。
そう考えると、蚊を手で追い払いながらの森歩きが一層すてきに感じられます。
ただ、蚊の攻撃はいかんともしがたく、短時間で引き上げました。
秋に入ってぐっと気温が落ちたと思ったのもつかの間、この時季らしからぬ高温に悩まされる今日この頃。蚊もまだまだ元気でした。
それにしても毬ってのは手でちょっと触れるだけでもかなり痛いのに、どうやって器用に中の実だけを取り出すのか。動物ってのはすごいです。
森はまだまだ紅葉には早いのですが、確実に秋めいてきていました。ここにはシンミズヒキが多数みられます。ずっとミズヒキだと思っていました。間違いに気づいたのはごく最近のこと。トゲカメムシがくっついていました。トンボはノシメかコノシメです。
ヤブランの実がピカピカ緑色に光っていました。蚊が少なくなった頃、また歩きに行こうと思います。
2013年10月なかごろ記
アケボノソウを見に行く
秋の花には、生命力あふれる春夏の花とは違う哀感みたいなものを勝手に感じていて(秋の花だって力一杯咲いているんでしょうけど)、名前はわからないものが多いんですがかなり好きです。中でも一番好きなのはアケボノソウ。近くの森に見に行ってきました。
画像は9月のものです。このデザインは本当に魅力的です。暗い場所だったので感度が上がり、画像がざらついています。
2013年10月なかごろ記
赤いキノコ
ベニタケの仲間がぽこぽこ出ている場所を見つけました。まとまって生えているわけではなく全体写真は撮れませんでしたが、総計20以上。緑バックの赤色は映えます。
秋の花があちこちに咲いていて、キノコと共に短い森歩きを楽しませてくれました。

2013年10月はじめ記
美しきは秋の森
紅葉にはまだ早いですけど、こんなに美しい秋の森歩き。キノコも充実。
2013年10月はじめ記
クスサン拾った(今季2度目)
コンクリートのたたきの上に落ちていました。
手にのせると指につかまっているのがやっとで、バランスを崩しては力なくひらひら落ちてしまう状態でしたが、部屋の中に入れると蛍光灯に向かって勢いよく飛び立ち、バタバタと音を立てて激しくぶつかりました。これだけの力が残っていたのかと驚きました。
照明を消すととたんにバタリと地面に落下してしまいました。残る力を振り絞ってのはばたきだったのかもしれません。
2013年9月おわり記
少し秋色
マクロレンズを持って森を歩きました。紅葉はまだまだですがどことなく秋色。イモムシは未同定です。
キノコもぽこぽこ出ていました。鳥はウグイスにヤマガラくらいで、姿どころか声も少なかったです。
ミゾソバは結構好きな花です。いわゆる雑草のひとつなんでしょうけど、ちょっとまとまって咲いていると美しくて見事だなぁと思います。
2013年9月おわり記
われ泣き濡れてベニスズメの幼虫とたはむる
職場にて イモムシ見つけ手で愛でて どん引きの目で 見られてつらし
2013年9月おわり記
謎のジシギのたんぼ道
リンゴが色づき始めた畦道の散歩。ウラナミシジミのカップルに、イチモンジセセリ。
イヌタデなど、秋らしい草が見られるようになりました。バッタはクルマバッタモドキ、蝶はキタテハでしょうか。
鳥は少なかったのですが、畑から飛び立つジシギを見ました。低く飛んで十数メートルでまた畑に下りたのですが、そのまま草むらに入ってしまい行方不明です。
じぇじぇじぇと鳴かなかったし(「あまちゃん」を見ていないのだと思われます)、翼端の白い部分がよく見えなかったので、たぶんタシギではないと思われます。ハリオかチュウジとなるとライファーですが、この程度の情報しかなく、ましてや写真もないのですから、同定できるはずがありません。
2013年9月おわり記
ニラレストラン
前回とは違うお客が来ていたので、写真を撮ってみました。ヤマトシジミ、コアオハナムグリ、ミツバチ、ベニシジミ。もちろんこいつはニラアマガエルとして陣取ってました。(↓)
2013年9月おわり記
オモダカがかっこいいので検索してみた
田んぼの雑草として嫌われもののオモダカですが、とにかく葉っぱがかっこいい。
古いゲームですけど、任天堂のスターフォックスに出てくる架空の戦闘機、アーウィンのモデルはオモダカじゃね?と思ってしまうほどのシャープな造形です。
オモダカがかっこいいと思うのは私だけではないようで、検索してみたら武具の文様や家紋のデザインとして取り入れられているようです。校章になっているケースも見つけました。
また園芸店で商品として売っているのには驚きました。やはり見た目がイイということなんでしょう。食用にもなり、園芸品種がクワイだということも検索してみて初めて知りました。
除草剤に対する耐性を持つスーパー雑草化したオモダカも出現しているのだそうです。
人間にとって困った一面を持ちつつも、驚きのポテンシャルを秘めた草です。ますます好きになりました。
2013年9月おわり記
VR化を待つ
朝、ぐぜりモズをベランダから撮ってみました。
かなりトリミングしてあるのが画質が今ひとつの一因なのですが、もう少しシャープに撮れるレンズがほしいと思ってしまいます。
現在は廉価望遠ズーム(70-300oVR)を使っています。値段の割りにはよく撮れるといっていいです。手ぶれ補正も銀塩300mmの苦労は何だったの?というくらい効くし(APS-Cサイズの素子だと換算450mmだというのに)、まあまあ満足してます。
ただ、併用しているマクロレンズの切れのいい描写に慣れてきてしまっていて、それで撮る虫や花の写真に比べると、鳥の写真がどうも眠く感じてしまうのです。
観察中心・双眼鏡中心派としては三脚を持ち歩くのはなるべく避けたいし、三脚を持つならプロミナーを据えたい。というわけで手ぶれ補正はほしいので、現在の300mmF4がVR化されたら迷わず購入予定です。テレコンも買い足したいですが、そこから先はきりがない世界なので、鳥系のレンズはそれで打ち止めです(予定-^^;)。
2013年9月おわり記
クスサンの季節
オオムラサキの季節が終わり、クスサンの季節になったということです。
2013年9月なかごろ記
イモの季節
我が家の常連さん、おそらくエビガラスズメの茶色バージョンとと緑色バージョンのご紹介。
2013年9月なかごろ記
ニラアマガエル(料理とかではありません)
引き続き休日は自宅待機がデフォルトになっていて、外遊びはすっかりご無沙汰なのですが、畦道歩きする時間くらいは生み出せます。久しぶりにカメラを持って歩きました。
ニラの花のシーズン、休耕田の土手には野生化したニラがわんさか咲いていました。
ニラの花に乗っかっているアマガエルを何匹か見ました。かわいいです。でも彼らが考えていることがあるとすれば、「虫コイコイ!」とか「はらへ!」というところですよね。
実際ニラの花にはたくさんの昆虫が来ていました。このうち何%かはカエルの餌になるのでしょう。ニラの花もしっかりと命を支えているのだと思いました。
左上:ブチヒゲカメムシ、左下:イチモンジセセリ。ここまでの同定は順調でした。イチモンジセセリはすぐわかり、ブチヒゲカメムシは先日買った文一のポケット図鑑「日本の昆虫1400」が役に立ちました(触角まで写っているカットが同定に有効でした)。
でも右2種のアブは「日本の昆虫1400」にも、もう一つ愛用している「見つけよう信州の昆虫たち」にも載っていませんでした。
ネットで調べて、右上の小さいかわいいのはヒメヒラタアブと判明しましたが、右下はわからずじまいです。よく見るタイプの君なのですが。
2013年9月なかごろ記
モズその後9/7
窓の外からは引き続きモズの声がします。でもキィキィ声ではなくて、キチキチ声。ギョンギョンとも鳴いていますが、これは高鳴きと言えるんでしょうか。モズの高鳴きの定義が今ひとつはっきりしません。
2013年9月はじめ記
モズ高鳴き9/1
9月になりました。今週末も自宅待機。窓の外からモズのキィキィ声が聞こえてきました。ギョンギョンと二声鳴くのも聞こえたので、モズ高鳴き初認でよろしい?アオマツムシの声も盛んになってきました。
2013年9月はじめ記