過去の野外手帳

-2022年12月

大晦日の探鳥

2023年1月8日記

大晦日の探鳥その1は裏山山麓です。

裏山

積雪は大したことなく、スノーブーツで十分でした。

杉の森

林道までに上がるルートでミヤマホオジロを期待したのですが果たせず。でもルリビタキやカシラダカ、ホオジロ、アトリなどを観察できてまあまあでした。ルリビタキは平地で今季初認です。

林道

いつもは鳥影の薄い林道パートで、ルリビタキ(小さいですけど上の写真下左)、カヤクグリ(写真なし)、ヤマガラ(写真下右)、シジュウカラ(写真なし)を見ることができました。カヤクグリは何年ぶりでしょうというくらい久しぶりに見ました。あと、ウソの声も聞きました。これでいい大晦日になりましたという感じです。

オオバン

山中のため池にはオオバンやマガモ、ヒドリガモがいました。

山を下りて、昨日双眼鏡コリメートでトモエを撮った某池で大晦日探鳥その2です。

トモエガモ

この日は一眼レフでトモエガモを撮りました。

オシドリ

オシドリもいましたが、なかなか外には出てきてくれませんでした。2022年の野外手帳はこれでおしまいです。

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双眼鏡コリメートでトモエ

2023年1月2日記

まだ2022年12月末の記録です。ため池にカモを見に行きました。待望のトモエガモがやってきていました。オス3メス2を確認です。写真を撮ろうと思ったらメディアを忘れてきてしまいました。というわけで初めて双眼鏡を使ったコリメート撮影に挑戦です。

双眼鏡コリメート

もちろん手持ちですので、双眼鏡の光軸に合うようにスマホを合わせるのが超絶難しかったです。左手で双眼鏡を持ち、右手でスマホを接眼レンズに合わせるのですから最初から無理ゲーです。しかも視野にトモエが入っているかどうかもよくわかりません。何枚も失敗しましたが、なんとかトモエとわかる画像を得ることができました(黄緑色円内)。

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リンゴを食べるシメ

2023年1月1日記

今年もよろしくお願いいたします。

大晦日の日に2022年12月の記録をアップロードしきれなかったので続きです。これは12月末、2022年最後の畦道散歩の記録です。

自宅を出て10歩歩いたところでいきなりハイタカが飛びました。前にも同じようなことがありました。調べてみると2018年3月のことで、このときも自宅の上空を飛んだのでした。今回は写真はなしです。

畦道

2℃しかありませんでしたが、晴れて無風で暖かく、手袋がいらない感じでした。

ツグミ

ツグミは順調に増加中。カキに心を奪われつつ、上空を飛ぶトビを気にしているようでした。

ヒヨドリ

同じカキノキではヒヨドリやムクドリも食事中でした。

ヒヨドリ

りんごの収穫は終わっていますが、残された実は結構たくさんあります。でも鳥たちにとってはカキのほうが人気があるようです。リンゴの実にもつついた跡はありますが、今回はツグミ、ヒヨドリ、ムクドリについてはまずカキを優先していました。

シメ

リンゴ畑ではかなり意外な行動を観察しました。シメが未収穫のリンゴの果肉を食べていたのです。シメといえば木の実というか種などを食べるものだと思いこんでいました。果肉を食べるのは初めて見ました。

農道

舗装されていない農道に入ると、その脇の用水沿いの藪にベニマシコのオスがいました。やっと今季の初認です。

ホオジロ

その他、ダイサギ、ハシボソガラス、オナガ、スズメ、カワラヒワ、イカル、モズ、キセキレイ、ハクセキレイ、カシラダカ、アオジ、ホオジロを観察しました。

スズメ

スズメはわりと大きめの群れを作って活動しています。

カワラヒワ

カワラヒワは数羽の群れで。

オナガ

オナガは珍しく警戒心が薄く、小群で移動しながらカキに取り付いていました。オナガもリンゴよりカキ派のようです。

オナガ

オナガ

オナガ

上空を飛んでいたジェイエアのエンブラエル190型機とほぼ同じルートをダイサギが飛んでいきました。エンブラエル190

ダイサギ

スマホにフライトレーダーのアプリを入れているので、機体とか行き先がその場ですぐにわかって結構楽しいです。

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某有名探鳥地

2022年12月31日記

ミコアイサを見た帰りに、少し離れたところにある雑木の森に寄ってみました。雑木の森なんて書いてしまいましたが、有名な探鳥地です。

確認できたのはコガラ、エナガ、コゲラ、ミソサザイ、ツグミ。夕方近くということもあってか鳥影は薄かったです。

森

若い頃には結構来ていた場所で、当時入っていたメーリングリストの探鳥会をここで開いたこともありました。初めてのオフライン体験でした。
その時のこともこのサイトに残っていました(→「オフ会」)。2003年1月の記事なので、なんと約20年前です。

中学生の時、一緒に鳥を見ていた仲間と泊まりでここに来て(その友達の親戚だかが管理していた宿泊所?に泊めてもらった記憶)、早朝の鳥のあまりの多さに感激したという記憶も、ここを行き先に選びたくなる要因の一つでした。

足が遠のいたのは、いろいろ忙しくなったということもありますけど、わざわざたくさんのガソリンとたくさんの時間を消費してまでここに来なくてもいいかなと気づいたからだと思います。

有名探鳥地といえば、探鳥ハイシーズンに戸隠に行くことも減りました。戸隠はガソリン的にも時間的にもそれほど負担感はないのですが、人が多すぎるのがいけません。

森

別の言い方をすれば、昔はネームバリューに影響されがちだったけれど、今は、自宅から徒歩圏内だったり、近くの里山だったり、人には知られていなくても十分楽しめる場所を自分であちこち見つけているということになると思います。

そしてそういう場所を開拓していくことは、鳥を探すということと同じくらい楽しいことだと思っています。

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ミコアイサいいよね

2022年12月31日記

長野県でのカモ見です。大部分が結氷していて、カモ類はそこに集まっていました。

結氷

マガモとカルガモが多く、その他にキンクロハジロ、ホシハジロ、オナガガモ、ヒドリガモ、コガモ、オカヨシガモ。ヨシガモも2羽いました。

カルガモ

多くのカモは氷に上がっていました。立っていると脚が疲れてしまうと思うんですが、浮いているより楽なんでしょうか。

ミコアイサ

解氷面にミコアイサがいました。木陰からそうっと撮ってみました。雄10羽、雌6羽です。長野市内にいるとなかなか見られない鳥なので会えると嬉しい鳥です。

普段見られない鳥を見るということはテンションの上がることで、東京の多摩川には今現在珍鳥のヒメハジロが渡来しているそうで、正直言うと見たいなあと思います。でもそれだけのために時間とお金をかけて東京まで行くわけにもいかず、残念ながら見送りです。

オオバン

池の近くの流れにはオオバンの群れがいて盛んに潜って採食していました。カワアイサとコガモ、ハシビロガモもいました。

カシラダカ

そのオオバンを背景にカシラダカです。その他、シジュウカラ、ヒヨドリ、カワラヒワがいました。少し離れたところにカワセミかヤマセミをねらっているっぽいカメラマンがいました。もちろん話しかけることなく通過しました。

トビ

再び池です。池の上空にはトビがたくさん飛んでいました。なぜここにこれだけのトビがいるのかは謎です。給餌している様子はないし、カモを襲うわけでもないでしょうし。

そんなことを考えながら、1年ぶりに来たここから移動、次の場所も1年ぶりの場所です

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隣県探鳥

2022年12月31日記

池

久しぶりに少し遠出の探鳥です。

ヒシクイ

時間も時間だったので期待はしていなかったのですが、ヒシクイを6羽だけ見ることができました。すぐに飛び去ってしまいましたが(↓)。

ヒシクイ

カモはマガモが中心。ついでコガモ。驚いたのはトモエガモの数です。遠くて陽炎もあったのでオスだけ数えてみることにしましたが、100を超えたところであきらめました。数年分のトモエガモを見た気分でした。

その他、オナガガモ、ホシハジロ、カワアイサ、ミコアイサ、ハジロカイツブリ、カイツブリなど。当然見落としはあると思います。

海岸

ここまで来たので海にも行ってみました。この日の海岸は風が強く、幸いにも気温は10℃あったので寒いということはありませんでしたが、沖にも白波が立っていて、海辺の気象の厳しさを感じました。遠く見えるのは佐渡でいいんでしょうか。

港

防波堤の内側はこれだけ静かで、少しだけ鳥探し。

ウミアイサ

かなり遠くにウミアイサを発見。

ウミネコ

カモメ全然わかんないよーと思いましたがこれはウミネコ。風が強すぎて数分であきらめました。地元の方でしょうか、平気で釣りをしている人もいて、耐性の違いを感じました。長野県民は風には弱いと思いました。

河口

場所を移しても風の強さは相変わらず、スマホを構えると風圧でぶるぶる震えるほど。雨も降ってきたのでイカ焼きを食べて帰りました。

海岸

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午後の山麓

2022年12月31日記

里山

午前はいつもの近所の森(↓前記事)、午後は里山山麓徘徊です。ねらいはミヤマホオジロ。

山麓

結果的にはまだここには来ていないようでした。

エナガ

でもかなりの数のアトリが森のあちこちを飛び回っているのを観察できたり、雪の中で一生懸命に生きているエナガやヤマガラ、シジュウカラ、コゲラなどを観察することができました。

シロハラ

畑のある場所まで降りてくると、カキノキにいるシロハラを発見。

使われなくなった畑が藪化しているところではカシラダカを見ることができました。

カシラダカは普通の冬鳥だと思っていましたが、絶滅危惧U類になってしまったのは結構ショッキングな出来事で、以来今シーズン無事に見ることができるんだろうかと心配になってしまいます。こんな身近な鳥がいなくなってしまう恐れがあるなんて、なんだかとても悲しいことです。また何がカシラダカに起きているんだろうかとも思います。

その他にはツグミ、ヒヨドリ、ハシボソガラスを見ました。

彩雲

最後には彩雲を見ることができました。

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シメとシロハラ初認の森

2022年12月31日記

いつもの近所の森

いつもの近所の森も雪景色です。日がかなり昇ってから歩いたので、落雪がさかんでした。

モズ

歩き始めてすぐにモズ。そして写真はありませんが、大量にシメが到着していました。初認です。シメの地鳴きは聞き慣れた鋭い声ではなく、少し引っ張るような感じでした。こんなふうにも鳴くんだなと思いました。シロハラも何度か見ました。これも初認です。ツグミもいっぱいいました。

その他はシジュウカラ、アカゲラ、ホオジロなどです。

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雪が来たらカシラダカ

2022年12月31日記

雪

新潟沿岸部の豪雪のニュースにどうしてこちらは降らないのだろうと思っていましたが、長野市にも雪がやってきました。一気に20cmぐらい積もりました。小降りになってきたところで畦道を歩いてみました。

ホオジロ

雪は積もると面倒くさいですが、カキノキにホオジロが1羽止まっているだけで絵になってしまうのですからやっぱりすてきです。

ヒヨドリ

そのカキノキは雪が来るとさらに盛況で、ヒヨドリとムクドリがたくさん群がっていました。

ムクドリ

そして待ち望んでいたカシラダカです。ようやくここにもやってきてくれました。やっぱり寒さ、雪が来ないと彼らもやってこないのですね。

カシラダカ

出会ったのは5,6羽の小群で、あまりこちらを警戒することなく割合に近い距離でじっくり観察することができました。

カシラダカ

眼の前でエノコログサの種をついばむ姿を見せてくれました。

カシラダカ

これは穂先に飛び付こうとして失敗し、ズサーと滑っているところです。写真ではわかりにくいのでここには載せませんが、茎に飛び乗って自重でエノコロを雪面に押しつけて採食するという行動も観察できました。

カシラダカ

その他の鳥たち。

キジバト

雪の中に佇むキジバト。

オナガ

群れで移動していくオナガ。すぐ近くでオオタカが飛び去るところも観察しました。

耕作放棄地

あまり人が入らないところの茂みを丹念に探してみると…

アトリ

アトリの群れが潜んでいました。アトリも初認で、カシラダカと合わせてこの日は2種の初認を果たすことができました。

カシラダカ

この草地にはカシラダカもいました。アトリとカシラダカが混群を作っているような感じでした。たまたま一緒だったということだと思いますが。

他にはスズメ、カワラヒワ、モズ、コゲラ、ハシボソガラス、アオサギを確認しました。あとはベニマシコを待つばかりです。

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12月中旬曇りの畦道

2022年12月31日記

12月下旬から仕事納めまでは超ハードで、野外手帳の更新どころではありませんでした。とはいえ、更新が遅れるのは仕事の忙しさに関わらずいつものことで、年内に今年分の記録をアップすることはとても無理そうです。大晦日の今日、少しだけでも進めておきます。というわけで12月下旬の畦道散歩です。

里山

里山には雪やら霧氷やらがまだ残っていたこの日の午後、2時半から1時間ほど歩きました。

ホトケノザ

にもかかわらず土手にはびっしりホトケノザが咲いていました。

ホトケノザ

twitterで、九州の方もホトケノザが咲いているとツイートしていました。こちらに比べると気温は高いと思いますが、昼過ぎでも2℃の長野でも咲いているの出すから、咲く要因は気温ではなさそうです。検索してみると日当たりのいい場所では寒い季節も咲くとありますが、詳しいことはわかりません。

ヒヨドリ

1年中いるヒヨドリですが、秋には群れで渡っていく姿を見るので、個体としては入れ替わっているのでしょう。

ムクドリ

カキノキにはムクドリの群れがやってきていました。人気のある木とそうでもない木がはっきり分かれてて面白いと思います。

ツグミ

シーズン初めには渡来数が少なかったツグミは、その後順調に数を増やしています。また地面で見ることはありません。

スズメ

雪の季節を待ち構えるかのように厳しい表情の?スズメ。

ハシボソガラス

田んぼで食べ物を探すハシボソガラス。この他にはモズ、カワラヒワ、ホオジロを観察しました。カシラダカとベニマシコがまだ来ません。

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カモ見

2022年12月18日記

コガモ

ため池に行ってカモを見てきました。前にここに来たのは10月の初め、そのときはヒドリガモしかいませんでした。この日はヒドリガモの他、オナガガモ、コガモ、カルガモ、オカヨシガモ、ハシビロガモ、オオバン、オシドリを観察できました。トモエガモを少し期待しましたが、今回は確認できませんでした。

オカヨシガモ

ここはオカヨシガモが結構多く、このシックな色合いが好きなので手軽に観察できるのは嬉しいです。

オシドリ

ここにオシドリがいるのは少し意外性がありますが、確か昨年も同じく1羽だけのオスを観察しています。同じ個体かどうか、またどういう事情でここに来ているのかは謎ですが、こんな住宅に囲まれた池で見られることはラッキーです。

カワラヒワ

池の畔の梢で鳴いていたカワラヒワ。

ハシボソガラス

また近くの草地で採食していたハシボソガラス。

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快晴の空のキジバト

2022年12月18日記

休耕田

12月の畦道1回目。快晴で気温は11℃と相変わらず高目でした。というわけで今回も冬鳥はジョウビタキ以外は確認できませんでした。

キジバト

枝で休息中だったキジバトににらまれてしまいました。

キジバト

少し離れたとことにもキジバトの小群がいました。

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12月の森1回目

2022年12月18日記

12月初旬の近所のいつもの森です。

ウバユリ

この日はクロスジフユエダシャクを見ることはありませんでした。発生時期が過ぎてしまったのか、天候や気温の関係なのかはわかりません。

ベッコウバエ

擬木の上に大型のハエがいました。調べてみるとベッコウバエみたいです。

鳥はシジュウカラ、ヤマガラ、エナガ、コゲラ、アオゲラ。冬鳥には今回も会えませんでした。

羽毛

枝にシマシマの羽毛が引っかかっていました。調べてみてもよくわかりませんが、オオタカかハイタカではないかと思っています。

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