過去の野外手帳

-2008年5月

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千曲川

千曲川

ひととき河原遊び。

2008年5月おわり記

初夏の「灯台もと暗しの森」

灯台もと暗しの森

ちょっと空いた時間を使ってワイシャツ姿でふらふら。双眼鏡を持っていなかったので姿はあまりよく見えませんでしたが、夏鳥ではキビタキとサンショウクイ、コムクドリが迎えてくれました。標高が低い分、戸隠より季節が進んでいて緑が濃いです。気持ちのいい空間です。帰りがけにウスバシロチョウを撮りました。

2008年5月おわり記

5月戸隠4回目

戸隠息子(小6)に付き合ってもらって午前中だけということで戸隠に行き、2時間ほど歩いてきました。
途中くまたかさんにお会いしていろいろと情報をいただきました。
今日はコルリがすごいとのことでしたが、短縮コースのせいか眼力のなさのせいか声のみでちょっと残念。クロツグミもノジコも声だけでやっぱり残念。やっぱり戸隠で2時間だけだとちょっと物足りないです。
写真はカエルと魚ばかりになってしまいました。アカハラは息子撮影です。

帰りに奥社参道入口でソフトクリームを食べたのですが、昨年あったトマトがなくなっていました。食べておけばよかった。
息子は無難にそばソフト、私はえごまソフトを食べました。

2008年5月おわり記

5月中旬の戸隠森林植物園

午後から戸隠へ。駐車場は満杯。辛うじて正規スペースが1台空いているのを見つけて潜り込みました。スコープを持たない軽装で出発。池には前回キンクロハジロが入っていましたが、今回はコガモでした。

戸隠の森歩き始めてすぐアオジとノジコ。カラマツとシラカバは芽吹きが始まりましたが、まだまだ見通しが利きます。
駐車場が混んでいた割には人が少なく、いつもの巡回コースは人影もまばらでした。木道に人出は集中しているようです。
1時半のスタートですから、鳥たちの動きは活発ではありません。望遠鏡や超望遠レンズを担いだ人の姿もそれほど多くありませんでした。

でも、ここしばらく見ていなかったキバシリやキクイタダキ、オオアカゲラを見ることができました。なぜかメスによく出会い、キビタキのメスに何度か、コルリのメスに至っては初めて見たような気がします。一人だとなかなか視野に入らない猛禽も、上空にオオタカとノスリを見つけることができてとても満足な午後となりました。

アカハラなど

木道に戻ると、案の定の混み方。中高年グループが向こうからおしゃべりしながらやってきます。なぜこんなに響く声が出せるんだろうというような声です。もごもご系の声の私とすればうらやましいけどやかましい。
続いて出会った女性グループはどうも関西の方らしくて、「ああニリンソウ!ニリンソウ!!見て見て!」「ほんまほんま!」と大騒ぎをしていました。もう少し普通の声でも隣の方には十分聞こえると思うんですが、感動でつい声が大きくなってしまうんでしょう。山頂でヤッホーと叫んでしまうように(叫んでいる人を見たことはありませんけど)。
家族連れで大声を出している人はほとんどいないです。もちろんカポーも静かです。オジサンオバサンも、団体でない方たちは常識的な声で話されているんですけどね。

ニリンソウなど

先週見頃だったオオヤマザクラはおしまい。今度は小さなミネザクラが咲いていて(写真左下)、メジロが吸蜜にやってきていました。

フッキソウなど

前回わからなかった白い花、手持ちの図鑑にはなかったのですが、「戸隠・白い花」で検索したところ、すぐにユリワサビと判明しました(現在のトップ写真・写真右上)。ネットはすごい。花が分かればもっと楽しい戸隠…と毎年思いつつ、進歩ないまま年を重ねています。

樹冠

2008年5月なかごろ記

カッコウ初認

仕事中、聞こえてきました。この声を聞くと春から初夏になった気分がします。帰り道は家まで後5分というところで雨に降られました。夕立のような感じでした。雨に濡れてもそれほど寒くなく、やっぱり春はそろそろお終いです。

2008年5月なかごろ記

5月戸隠2回目

ガスの戸隠

雨が上がったので午後から戸隠へ。歩き始めの気温は3度。手袋をはめて歩きました。寒い。人も鳥も少なめ。夏鳥たちの姿を見ることはできましたが、盛んに囀っていたのはウグイスとコガラくらいでした。

アカゲラなど

写真左上:ガスの中のアカゲラ。写真右上:濡れるアズマイチゲ。写真左下:閉じてカタクリ。写真右下:近くに来てくれたシジュウカラ。

ミヤマスミレなど

写真左上:おそらくミヤマスミレ(エコさん多謝)。写真右上:ニリンソウはこれから。写真左下:フッキソウ。写真右下:オオヤマザクラが見頃。

霧のミズバショウ

でも、寒くて鳥の出ない戸隠もまたよい。

2008年5月なかごろ記

連休明けジテツー

いつのまにかオオヨシキリがギョギョシギョギョシとあちこちで鳴いていました。今季初認です。モモやリンゴの花はそろそろ終わりで、これからはスピードスプレヤーとの戦い?が待っています。本日も噴霧を認めましたが、道からは離れていたので難を逃れました。

水曜スタートなので、体が慣れてきたと思ったらもう週末。でも天気悪いみたいですね。

2008年5月はじめ記

5月連休4日目

カスミザクラタラノメ採り先日家族3人で出かけた場所に、今度は8人の大所帯(両親、妻と息子、姉夫婦)で行ってみました。

おとといつぼみだったサクラは八分咲きにまで進んでいました。長野県では、ヤマザクラは県南にしか分布していないということなので、カスミザクラなんでしょうか。
びっしり、これでもかっ!という感じで咲くソメイヨシノとは対照的な、控えめな美しさがあるサクラです。私はこっちの方が好きですけど、遠目にはちょっと地味かもしれません。

本日も藪をかき分けタラノメ採りにいそしみました。一人一人ちょこちょこ採ってきたタラノメを合わせれば、8人で食べても十分な量の収穫となりました。

この日の夕飯は、自然に天ぷら蕎麦と決まりました。もちろん手打ちではなくて市販の麺、市販のつゆを買ってきてのお蕎麦でしたが、取れたてのタラノメがあれば言うことありません。8人で食卓を囲みましたが、お蕎麦は12人分を消費してしまいました。
コシアブラもいいけど、やっぱりタラノメのコクのあるうまみは最高です。「贅沢だねー」「ご馳走だねー」と言いながら美味しく美味しくいただきました。

鳥はツツドリ、トビ、アカゲラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、キビタキ、シジュウカラ、ゴジュウカラ、メジロ、ホオジロ、アオジ、カワラヒワ、イカル、ニュウナイスズメ。この間はまだいたツグミは確認できませんでした。そろそろ終認かなと思います。途中までしか鳴いていなかったホオジロですが、今回はフルコーラスでした。この前はサビだけ練習していたのかもしれません。

結局、長野市内及びその周辺をうろうろしただけの連休でした。この行動範囲の狭さはいつものことなんですけど、でもなかなか楽しく遊べたと思います。

2008年5月はじめ記

5月連休2日目

ニリンソウとサクラ

平地は30℃近くまで上がる暑さでした。某高原に家族で避暑ごろ寝。ニリンソウが見頃。ここのサクラはまだつぼみでした。

タラノメ

タラノメ採りが楽しかったです。
先日両親が行ったときにはまだだったそうですが、今日は採り頃でした。

ホオジロの囀り ホオジロの囀りを私は「源平つつじ白つつじ」と聞きなしているのですが、このホオジロは「源平つ」までしか鳴きませんでした。まだ練習中?
その他の鳥は、ツツドリ、トビ、アカゲラ、コゲラ、ツバメ、キセキレイ、ヒヨドリ、ツグミ、シジュウカラ、メジロ、イカル、ニュウナイスズメ、ハシブトガラス。

2008年5月はじめ記

5月初めの戸隠森林植物園

大型連休後半初日、小6の息子がつきあってくれました。前回から1週間経っていないのですが、夏鳥はかなり濃くなっていました。歩き始めてすぐクロツグミの囀りが聞こえてきました。ノジコポイントではノジコ。幸先のよいスタートです。素晴らしい。

くまたかさんが「シューさんですか」と声をかけて下さいました。何度もお見かけしたことがあって、たぶんきっとこの方がくまたかさんではなかろうかとずっと思っていたのですが、勇気がありませんでした。お声がけいただいて嬉しかったです。よかったです。

戸隠鳥見

木道を外れていつもの道を行くと、デジスコを構えたお二人がおられました。初対面でしたが、うちお一人はこれまで戸隠で会えそうで会えなかったtenra77さんだとすぐわかりました。先ほどの反省を生かし、自分から声をかけることが出来ました。
ここではコルリが鳴いていました。普段ならあきらめてすぐ移動してしまうところですが、tenra77さんとご同行のもぐさんに見つけていただいて、息子にコルリを見せることが出来ました。感謝です。

コルリポイントのすぐ近くで、ヒガラがなにやら獣毛のようなものをむしっているのを見ました。2、3メートルの場所で見ていても全く逃げる様子がありませんでした。ヒガラが立ち去った後に見てみると、動物の糞に獣毛が含まれていて、それを一生懸命ちぎっていたのでした。巣材にするのでしょうか。

獣毛入り

キビタキが多く動きも活発でした。夏鳥ではほかにツツドリ、コサメビタキを初認。コサメビタキは抱卵しているようにも見えました。アカハラは、まだ数は少なく囀りも聞かれませんでしたが、やがてアオジと並んぶ戸隠コーラスの主役となるでしょう。

囀りといえば、尾羽振り振りのミソサザイの囀りが印象的でした。あんなに左右に尾羽が動くとは…という感じで、見ていて飽きなかったです。あとアオジがなわばり争いをしていたのですが、激しく争いながら飛んでいても囀ることが出来るんですね。しかもあのアオジのリズムで。争いといえば、上空を激しくもつれ飛ぶノスリも見ました。でもあれは争いではないのかも。

ヤマアカガエル卵塊

水たまりにはヤマアカガエルの卵塊がみられました。小さな流れには魚の姿もありました。キクザキイチゲがあまりにもきれいで、またしてもたくさん写真を撮ってしまいました。

キクザキイチゲ

人が増えてきた10時過ぎには撤収しました。駐車場は入りきれない車であふれていました。昼寝をして午後に備える計画でしたが、昼食をはさんで2度も昼寝をしてしまい、再出撃の機会を失ってしまいました。
仕方がないので自転車の整備をしました。この間、ちょっとした段差を降りたらハンドルがぐるりと回ってしまって転倒。整備不足を反省、各部のねじを増し締めしたり、注油や調整をしたりしました。こうして5月連休の1日目は終了です。

2008年5月はじめ記

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