過去の野外手帳

-2008年4月

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宝物の時間

小6の息子と里山歩き。朝は冷えましたがぐんぐん気温が上がって、汗拭き拭きの山になりました。下りがきついコースでしたが、疲れを見せず難なく歩いてしまった息子に、成長を感じました。上の息子(現中3)とここを歩いたときも、同じようなことを感じたのを思い出しました。そういえば、あのとき彼は熱を出して行かれなかったのです。
子どもはどんどん大きくなっていってしまうのね。野外手帳は、いつしか兄弟の成長の記録にもなっていました。
いろいろな話をしながら4時間半の山歩き。最近は練習や大会で彼も忙しく、こうやって歩いたのは久しぶりのことでした。

オオルリとセンダイムシクイ、メジロの囀りを楽しみながら歩きました。姿を見ることができたのはメジロだけでしたけど、オオルリとセンダイムシクイは今季の初認です。ツグミを1羽だけ見ました。
稜線ではアゲハ、キアゲハ、ヒオドシと思われるタテハ系の蝶が盛んに飛び交っていました。カタクリには辛うじて間に合いました。スミレはアカフタチツボスミレ?ってこのくらいしか分かりません。

2008年4月おわり記

午後ポタ

千曲川周辺

自転車でふらふら。とりあえず千曲川を渡ってみます。モモとナシとアブラナに彩られた河川敷が美しい。サクラもまだ咲いていました。
千曲川に流れ込む川に沿って進んでみます。ホオジロがチチッと逃げていくのが見えました。やがて道は柔らかい路面に変わり、程なく行き止まりになりました。自転車を止めて川を眺めていると、ヒヨドリの群れが北に向かって飛んでいきました。

2008年4月おわり記

4月末の戸隠森林植物園

1ヶ月半ぶりの戸隠。一応ラゲッジにスノーシューを残しておいたのですが、雪はほとんど残っていませんでした。トレッキングシューズで十分です。ただ手袋は必要な気温でした。

戸隠4月

夏鳥はクロツグミを2個体確認しました。朗々とした囀りはやっぱり素敵です。ちょっとイカルが入った囀りでした。あとサンショウクイとキビタキの声を1回だけ聞きました。ニュウナイスズメも確認。1番目立っていたのはゴジュウカラ。囀っていたのはミソサザイ、メジロ、ウグイス、アオジ、ヒガラ、シジュウカラ、コガラです。
24種を記録しましたが、種類、個体数ともにこれから…という印象でした。5月の連休にもう一度行ってみるつもりです。

キクザキイチゲ、アズマイチゲが見頃でした。とても好きな花なので、本日のメインは鳥よりこちらという感じになってしまいました。

2008年4月おわり記

モモナシジテツー

日曜日夕刻、家族で灯台もと暗しの森近くまで出かけました(車で数分ですが)。母と妻、息子とで冷たい風に吹かれ、サクラを見ながらふらふら歩いたわけです。その時はまだ満開ちょっと過ぎという状態でしたが、週明けから長野市北部のサクラはかなり散ってきました。
通勤ルートでは替わってモモやナシの花が見ごろになってきました。もっともこちらは人に見せるために植えてある訳じゃないんですけど。
久しぶりに定時過ぎに退勤。そしてこれまた久しぶりにまだ暗くならない道を自転車で帰りました。裏道に入ってちょいとモモの花を撮ってみたりしていると、後ろからケケッとツグミの声。まだいたのか。

2008年4月おわり記

サクラ求めてポタ

冬にはミヤマホオジロが群れていたこの場所には、メジロたちの声が絶え間なく聞こえていました。花見客がたくさん。主要層は家族連れとカポーで、シート敷いて飲んだくれている集団はおらず落ち着いた雰囲気です。でもなんとなく物足りなくて、飲んだくれている方々がたくさんいる場所にも行ってみました(そっちは散り気味でした)。

川まで行ってみると、崖を背景にイワツバメが飛び交っていました。ここにも一本のサクラ。雰囲気あります。どうどう流れる川を見ながら一息入れました。

例年だと4月には何回か、少なくても1回は戸隠の雪の上を歩いているのですが、今月はまだ一度も行っていません。雪の状態はどうか、冬を越してきた鳥たちはどうか、夏鳥はまだなのか、ちょっと気になる事は確かですけど、なぜかなんだか気分は雪よりサクラ、スノーシューより自転車です。
そういえばスキーにもあまり行かなかったし。もう少し年をとったら、老後は寒い長野じゃなくてハワイ暮らしがいいとか言い出しているかもしれません。

2008年4月おわり記

羽毛散乱

羽毛散乱

犠牲になったのはドバトです。ハンターは誰なんでしょう。人はそれなりに通る場所なので、ゆっくりできなかったのでは。それとも人が少ない時間帯のお食事だったのでしょうか。

「土鳩」ってあまりいい言い方ではないように感じていて、「カワラバト」の方がいいのかなと思っていました。
ドバトの語源が「堂鳩」「塔鳩」、つまりお寺などに多い鳩ということから来ているらしいと知ったのは結構最近で、それからはあまり抵抗なくドバトと言ってます。カワラバトは野生種のこと、ドバトは再野生化したものを指すという話もあるそうですし。
でもドバトを見ても野帳には記録してません…。

2008年4月おわり記

花見鳥見

メジロたくさん。声はすれども、姿は探さないと見えてこないものです。ヒヨドリいっぱい。ツグミまだいました。でもそろそろ最終便でしょうか。上空にはアマツバメ。

2008年4月なかごろ記

よくがんばった

ヒオドシとルリタテハとシータテハ

ぼろぼろのヒオドシはほかのチョウに向かって果敢に挑んでいきました。でも、やっぱり自由自在とはいかない感じでした。長い冬を耐えて待望の春、なんでしょうね。思わず声をかけてしまいましたよ。左はルリタテハとシータテハ。

2008年4月なかごろ記

サクラウメポタ

開花宣言が出たので、近所を偵察ポタリング。通勤路のサクラはまだつぼみなので、堤防まで出てみるとお寺のサクラがまさに咲き始めという感じでした。あたりをシジュウカラがジュクジュク飛び回っていました。
サクラウメナノハナ特に目的地はないので、とりあえず向かい風の中を北上してみます。先日の反省で、帰りに追い風になるようにしました。
山はまだ白く風は冷たいですが、川面にはたくさんのツバメが見えました。河川敷の菜の花はこれからというところ。ここではキジの声を聞きました。

今度は追い風に乗って南下。重くて太タイヤのクロスバイクでも35km/hくらいは出ます。ホオジロの声はドップラー効果で音程が変わって聞こえました。ウソですけどね。周囲の木は揺れていましたが、時速30kmでほぼ無風に感じました。計算上は風速8mくらいです。千曲川に流れ込む小さな川を渡るとイカルチドリの声がしました。

さて、そろそろ帰ろうと堤防を降りて再び北上。南下しすぎてまた向かい風ですが、町に入るとあまり気になりません。オナガの群れが私を追い越していきます。
さっきサクラを見てきましたけど、今は家々の庭先や畑でウメが満開です。自転車を止めて写真を撮りました。あたりは甘いにおいにつつまれていました。

贅沢で短い春、花の信濃路ポタリング。

2008年4月なかごろ記

4月中旬鳥メモ

ツバメが増えてきました。 ツグミはまだまだ粘っています。シロハラも近所で見かけました。最近はムクドリの動きが活発だと感じています。やる気満々というか。

駅へ向かって急いでいると、カワラヒワの声が聞こえてきました。これまでこんなにカワラヒワの声を美しいと感じたことがあっただろうか、と思いました。青からオレンジへのグラデーションを背景に、電線にとまったカワラヒワのシルエットが見えました。

2008年4月なかごろ記

夕暮れアンズポタ

アンズの里出かけたのは4時過ぎだったというのに、追い風に乗っていい気になって、気持ちよくペダルを回しちゃったのがいけませんでした。
どこかで引き返そうと思いながら走ってきたのですが、ここまで来たら先日開花宣言が出たアンズを見て帰るのもいいねーなどと、余計なことを思いついてしまったのもいけませんでした。

日没とほぼ同時にアンズの里に到着。残照に淡く照らされたアンズはなかなかよかったです。こんな時間なので観光客も全然いませんでしたし。
写真をぱちりぱちり撮りました。よかったのはここまでです。

予想はしていましたが、帰りの向かい風には参りました。家の近くの山はまだ遠くに青く見えていて、この風の中あそこまで走らないといけないと考えると少々うんざりしました。途中コンビニで大福を補給。
爺ヶ岳と蓮華岳のシルエットを背に堤防道路で風と闘っている最中、ウグイスのさえずりを聞きました。今季初であります。帰りでよかったことはこれだけです。
写真を撮っていると、スタンドで立てていた自転車が風で倒れました。すっかり疲れ果てて家に到着。でも自分なりに頑張っての脚の怠さは心地よく、ビールビール!(発泡酒発泡酒!)

その他、鳥ではツバメ確認。今季3回目。麦畑ではヒバリが飛び回っていました。

2008年4月はじめ記

なごり鳥

スミレつぼみとジョウビタキもしかしたら冬鳥が残っているかもしれないと、ほんの少しだけ期待していつもの道を歩いてみることにしました。

ツグミは「まだまだ帰らないもんね」とたくさん残っていました。これはいつも通り、予想通りだったのですが、他の冬鳥も結構見ることができました。

ミヤマホオジロは、それらしき怪しい声が聞こえていたので粘って待っていたら見ることができました。雑木林の中層を移動していきました。シメはくちばしはもうすっかり鉛色。地鳴きとはちょっと違う感じの声も出していました。
アトリの群れが地面で採餌していました。マヒワの群れはスギの木にいました。スギの葉の色とマヒワの黄緑色との対比が、とても美しいと思いました。ジョウビタキは道路の脇でふるふるしていました。
上空からツバメの声が落ちてきて、見上げると1羽だけが飛んでいました。まだ町中で見かけるほどにはなっていません。ツバメが増える頃、ここの冬鳥たちも北へ旅立っていくのでしょう。やっぱり春は別れと出会いの季節です。

スミレはまだほとんどが葉っぱだけでしたが、一株だけつぼみを付けているものを見つけました。人里ではウメが咲き始めました。

2008年4月はじめ記

ルリタテハの朝

ルリタテハ

カミさんから早く帰れる?とメール。何かと思ったら、息子がルリタテハを捕まえたので写真を撮ってくれと言っているとのことでした。
結局早くは帰れず、ルリタテハはガーゼで覆われた特製ハウスで一晩を過ごし、写真を撮ったのは翌朝になりました。あまり元気がなくて心配でしたが、太陽の光で体が暖まったのか無事に飛んでいけたようでした。とりあえずよかったよかった。

2008年4月はじめ記

春のジテツー鳥見

今日は自転車通勤です。寒の戻りのせいか花粉を感じないので自転車でも通勤可能です。まだ手袋は必要ですが、10分もこぐとウインドブレーカーを脱がないと汗びっしょりになってしまいそうなほど体が温まります。

冬のジテツーはひたすら寒気との戦いでしたが、春のジテツーは鳥たちの表情を見る余裕があって楽しい。
田圃をぴょんぴょん行くツグミ。そこら辺の空気を全部吸っちゃうかという勢いを感じる電線シジュウカラの囀り。声が濁らないように気をつけて鳴いているように思えたセグロセキレイ。途中キセキレイを結構長い時間追いかける形になってしまいました。彼らっていつも道路に沿って逃げるんですよね。ただその波状飛行速度が大体20km/h位であることが分かりました。

カワラヒワも盛んに鳴いていました。電線にとまっているのを仰ぎ見ながら通過していくわけですが、そのとき仕草や声の出方を見ていると、春の陽気に誘われて何かする度につい声が出ちゃうんだという感じを受けます。人間でいうと「どっこいしょ」みたいな。

2008年4月はじめ記

アカハラ?

スーツの日なので必然的に車通勤です。車を降りて歩いていくと、朝のまぶしい光の中、聞こえてきたのはアカハラっぽい大型ツグミ系の囀り。でもアカハラはまだ戻ってきていないように思うので(長野では夏鳥)、シロハラ?またはツグミ?

そうそう、朝のニュースでいきなり「アカハラ」と出たので何だ何だと見ていたら、「アカデミックハラスメント」の略らしいです。被害に遭われた方はお気の毒ですが、このままではアカハラもかわいそうなので、いつか「無駄な抵抗」で無駄に抵抗してみたいと思っています。

2008年4月はじめ記

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