過去の野外手帳

-2007年12月

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12月30日

家の雑事の合間を縫っての鳥見です。自分の担当が一段落ついたので、抜け出してきました。自転車でわずかの距離ですし、一時間もすれば帰るのですから問題はありません。…と思います。

期待していたミヤマホオジロには出会えませんでしたが、トラツグミを見ることができました。すぐ近くまでばさばさ飛んできて、私に気付いて反転、十数メートル先の枝先に止まりました。木々の枝がちょっとうるさかったですけれど、双眼鏡でじっくりその姿を楽しむことができました。

ツグミがとても多かったのが印象的でした。南から南西方面に向かう群れを見ました。北から北東は雪雲で真っ黒でしたから、そこを逃れて飛んできたのかもしれません。

ぶらぶら歩いているうちにあっという間に暗くなりました。自転車にまたがるとさっきまでは見えていた山が白く雪に霞んで、風に乗って雪片が舞ってきました。

2007年12月おわり記

12月23日


ミヤマホオジロを探しに息子とふらふら。
先日積もった雪は日陰にも全くなく、でもしっとりと濡れてふかふかの落ち葉が雪の名残を表していました。

いきなりアオゲラが現れて幸先の酔い…いや良いスタート。その後カラの混群やアトリの群れに囲まれるなどいい感じで鳥は出たのですが、お目当てにはなかなか出会えませんでした。

最後の最後、もう帰ろうかという時になって、向かいの斜面の倒木の影で餌を採る彼らの姿を見つけることができました。でも息子がいなければ発見できませんでした。私は眼が悪いのですが、それを差し引いても息子の方がはるかに発見能力が高うございます。

灯台もと暗しの森10:10-11:40
キジバト コガラ
アオゲラ ヤマガラ
コゲラ シジュウカラ
セグロセキレイ メジロ
ヒヨドリ ジョウビタキ
モズ カシラダカ
シロハラ ミヤマホオジロ
ツグミ アトリ
エナガ カワラヒワ
ジョギングオジサン タイソウオバサン

2007年12月おわり記

午後3時半

気温が上がらず寒い日曜日でした。スーパーに行ったりスーパーに行ったりと午後3時過ぎまでに用事をすませ、一息ついてから近所の散歩に出かけました。 住宅地を抜けるまでは双眼鏡とカメラはショルダーバッグにしまい込んだまま。これ基本です。

川沿いに出てホオジロ類の声が聞こえてきたので機材を出そうとしたら、高校生くらいの男女2人が自転車を止めて楽しそうに話をしているのに気付きました。こんな寒い中立ち話するのも大変です。青春だねぇとオジサンは思ってしまいます。

ここで双眼鏡やカメラを出すのはあまりにもタイミングが悪い。「双眼鏡と望遠レンズを持ってうろうろしている40歳前後の不審な人物」扱いになりかねません。こういうとき、夫婦で歩いているといいんでしょうけど。

出会った鳥はホオジロ、カシラダカ、キセキレイ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、モズなど。30分ほど歩いただけでしたが、芯まで冷え切ってしまいました。

2007年12月なかごろ記

尾根道

そろそろツキノワグマは寝たでしょうか。

誰かのいつかの足跡をたどります。何日前の足跡だろう。靴のサイズからして男性かな。ちょっと大げさですけど、過去が見えるって感じがします。
犬はこんな感覚で道を歩いているのかななんて思います。

2007年12月なかごろ記

ジテツースパイス

通勤ルートを外れ、秘密基地候補地周辺に寄ってみました。

台地に食い込む沢沿いの山道を上ります。チェーンが回る音しかしない静かな真っ暗な道。LEDの前照灯が頼りない。

どきどきしますが「怖い」とは違うこの感じは何だろう。行き先に明かりが見えたときは、ちょっとほっとしてしまいましたけど。

2007年12月はじめ記

タゲリ好き

田圃で餌を採るタゲリの群れを見つけました。

光の加減で様々な輝きを見せるその羽色は魅力的。でも個人的には飛んだときの翼の丸さが一番好きです。
飛ばないかなあと待っているとノスリがやってきて、タゲリ達は「えーっ」って感じでひとしきり辺りを飛び回ってくれました。

2007年12月はじめ記

休日

時間を見つけて車を走らせました。林道の小さなスペースに車をとめ、双眼鏡を持って歩き始めます。気温がぐっと下がってきて手袋をはめました。

落葉松の梢を渡る葡萄色のエナガと黒ベレーのコガラ、藪に潜むレモンイエローのミヤマホオジロ、青い青いルリビタキが先へ先へと私を誘います。

…「誘っている」なんて主観的表現でして、彼らにとっては迷惑な侵入者なのでしょうけど、まあ許してください。

2007年12月はじめ記

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