過去の野外手帳 〜2006年8月

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◆ゴーヤヘビ
野外手帳的なネタではありませんが、たまには家族の作品などご笑覧下さい。

このとぐろゴーヤがとれた場所はうちの畑。
目をかいたのは母。
舌をつけたのは父。
撮影はワタクシです。
2006年8月おわり記


◆自転車通勤水浴び編
♪夕日がまだ沈まないから遠回りして帰ろ〜(字余り)。

最近ヤマセミを見かけてないヤマセミポイントでしたが、川面を眺めていると、木の茂みの下から波紋が広がっていきます。

ヤマセミか!と思ったら、その茂みからはヒヨドリが飛び出してきました。水浴びをしていたのです。
水深はあるのですが、先月の大水で傾いたのか、半水没した低木があり、そこの枝にとまりながらの水浴びでした(右想像図)。
しばらく見ていると、ヒヨドリは入れ替わり立ち替わりしながら、その場所で水浴びをしていることがわかりました。人気スポットのようです。

水浴びというと川の浅瀬や水場、水たまりのような場所で行うというイメージがあったのですが、枝にとまりながら水浴びができるってことは具合がいいんでしょうか。ヒヨドリに聞いてみたい。
2006年8月なかごろ記


◆向き不向き
車2台連ねてデイキャンプ。
さすがはお盆休み、戸隠中社、奥社あたりはものすごい車の数と混雑でした。渋滞まで発生。
キャンプ場に車をねじ込んでみると、なんとかタープを張るスペースはありました。

息子らは早速3匹のサンショウウオを捕まえてきました。漁労採集の時代だったら、さぞかし有能な子どもだとほめられたでしょう。
保護色の姿を、川底から見出す眼力はたいしたものです。私にはとても見つけられませんでした。

ひたすら牛の肉や烏賊、野菜を焼いて食べていましたが、ズッキーニに塩を一振りしたものがやたらに美味しく、 初めてこのキュウリのようなナスのような洋モノ野菜に敬意を表した次第です(これまであまりいい印象がなかった)。

この日焼いた野菜は、全て父母が家の畑で収穫したものでした。
私は畑仕事を全くしない駄目息子なので、漁労採集もだめですが定住農耕の時代にも不向きです。
2006年8月なかごろ記


◆三世代トレッキング
えっと今回は、父と帰省中の姉と前回もつきあってくれた小4の息子との4人でトレッキングです。

自分一人の山ももちろん考えたのですが、今年のお盆は家族と過ごすことを大事にすることにしました。

ニッコウキスゲとヒオウギアヤメ、ワタスゲの黄・紫・白の取り合わせが眩しかったです。
高層湿原の美しさには、歓声と溜息とが交互に出ました。次々に現れる花を愛で、ハンディ図鑑をめくりながら楽しく歩きました。

虫大好きの息子はトンボに夢中。カオジロトンボはわかりましたが、大きめのトンボの正体はわからずじまい。

鳥関係では実に久しぶり(二十数年ぶり!)にイヌワシを見てしまったことが、なんといっても素晴らしい成果になりました。

20度を切る気温でしたが太陽が出ると暑いことこの上なく、お日様の偉大さを呪いたくなることもありました。
その分沢筋の冷たい風が嬉しく、手を入れていられないほど冷たい流れに、無邪気にはしゃいだり感動したりしました。

適度に歩きごたえのある道を心地よく汗をかき談笑しながら、のんびり歩いた山の時間でした。ひとりで山や自分と向かい合うのとは、ちょっと違う楽しさがここにはありました。
2006年8月なかごろ記


◆親子兄弟トレッキング
大人数で歩いたようなタイトルにしちゃいましたけど、小4の息子と帰省中の弟と3人でのトレッキングです。

八方に向かう車の中からはばっちり見えていた白馬三山ですが、あっという間に雲が湧いてしまい、八方池を目指す道すがらは時々現れる峰々の姿に歓声をあげるという展開になりました。
そのかわり、五竜から鹿島槍方面は終日見えていて、何枚もシャッターを切りました。

日射しは厳しかったですが山の風は涼しくて、暑い下界に帰るのはちょっと憂鬱な気分でした。
山頂を目指す登山者がうらやましく、下ノ樺方面に登っていく姿を眺めていました。

クモマベニヒカゲを見ることができた息子は、帰って担任の先生に出す残暑見舞いにそのことを書きました。図鑑を見て絵もかいていました。

続き?はこちら(↑)
2006年8月なかごろ記


◆避暑
ミヤマカラスアゲハ飛び交う川岸。
石に座って冷たい流れに足をひたし、ぼんやり過ごす夏の午後。
2006年8月なかごろ記


◆尾瀬で思ったこと・2
「尾瀬で思ったこと」(↓)の続きです。

午後8時過ぎに寝たのですが、何度も目が覚めました。
11時、フクロウの声で目が覚めました。よく響く声を聞いているうちにまた寝入ってしまいました。

午前2時、「アマゾンの双子のアマツバメ」という題名の夢で目が覚めました。
夢に題名がついているのが変ですが、もっと変なのはスペイン語の夢だったことです(もちろんスペイン語は全くわかりません)。
ブラジルの公用語はポルトガル語ですよ、というご指摘は甘んじて受けておきたいと思います(^^;)。

3時、獣の叫び声で目が覚めました。ぎゃーぎゃーという声が繰り返し聞こえてきましたが、ちょっと甲高い感じで大きい動物ではなさそうでした。
フライシートを開けて外に顔を出してみると、これまで見たことがないほどたくさんの星が、まだ暗い夜空に広がっていました。

4時起床、5時見晴発、7時半柴安ー。

素晴らしき開放感と大展望です。
馴染みのない山ばかりですが、まず富士山を見つけました。続いて至仏山の肩に煙を吐く浅間山。
北へスカイラインをたどると白茶けた草津白根の山体を認めました。長野はあの山の向こう。

視線を転じれば大きく会津駒ヶ岳。東北・越後の山々が連なっていました。
ずいぶん遠くまで来たんだと思いました。

俎ーに登り返して尾瀬沼へ下りました。ナデッ窪は休日の百名山とは思えないほど人に会わない道でした。

テントをたたみ、12時半見晴発。遠ざかるにつれて青みを増す燧ヶ岳を、何度も振り返りました。後は家に帰るだけです。
たくさんのハイカーの笑顔とすれ違いながら、尾瀬にはまた来ることになるだろうと思いました。

今日のうちに「試合頑張ったな」の一言を息子にかけるために、重い足を引きずって鳩待峠へとぼとぼ登っていきました。
午後3時半鳩待峠発。9時半長野着。まだ起きていた息子になんとか会えました。
2006年8月なかごろ記


◆尾瀬で思ったこと
プロフィールに「山は90%長野県内」って書いてますけど、実際は100%に近い状態です。そんな超地元志向の私が尾瀬を歩くことにしたのは、ネットで出会った方々の影響でした。
サイトにアップされた写真や文。BBSで交わされる会話。こんなにも人を魅了する尾瀬を歩きたいと思い始め、早2年が経っていました。

ああ、ここがその尾瀬なんだと、スケールに圧倒されながら、尾瀬の魅力を教えて下さったいろいろな方の名前を頭に浮かべ、同じ風景を眼にしている不思議さに包まれて木道を歩いていきました。

夢心地の私に、ふと息子の名前を呼ぶ声が聞こえました。もちろん彼がここにいるわけではなく、見知らぬ父親が背負った子どもに声を掛けていたのでした。同じ名前だったのです。不意をつかれました。

中学生になった息子は、この日初めての大会に参加していました。公式大会ではないので、1年生にも出場枠が与えられたようです。
今回は応援に行かなくてもまあいいかと尾瀬行きを決めたのですが、偶然に名前を耳にして後悔の気持ちが広がりはじめました。

公式戦ではないですが、部活に入って初めての試合。
考えれば頑張ってプレーする姿を見るべきでした。仕事だったら仕方ありませんが、浮かれて一人山に来ているのです。

応援には行かなかったとしても、彼に一声かけたり、話を聞いたりしたかったと思いました。でも、この場所、この時間、もう戻る術はありません。

いつもと同じレトルトカレーの夕食を済ませ、テントをはい出しました。
もちろん携帯は通じないので、小屋の公衆電話から自宅に電話を入れました。すとんすとんと落ちる硬貨が、埋めがたい距離を象徴していました。

木道に出ると幻想的な光景が広がっていました。刻々と暗さを増す空には、燧ヶ岳が青黒く大きく見えています。
てっぺんから長野の山を見たいと思いながらテントに戻りました。

続きはこちら(↑)。
2006年8月なかごろ記


◆日帰りアルプス
8月6日の長野県知事選挙も終わりましたけど、これはまだ7月の記事です。

日帰りのアルプス。展望には全く恵まれなかったので、撮ったのは花だけです。
でも、なんて開放感でしょう。山は素晴らしいと改めて思います。

以前、○○○山の会の方と一緒にアルプスに登ったとき、その方が、「山に来ると口内炎も治っちゃうんだよなあ。やっぱり山はいいなあ。」などとおっしゃっていました。

その時は「嘘くさーっ」て思ったのですが(まだ積極的に山を歩いてない20代の頃でした)、今はわかる気がします。
山に行けば口内炎が速効で治るなんてことはないですけど(私は)、森林限界を超える山には里山歩きとはちょっと違った精神的な効用があると思います。

本来山はじっくり味わうもの。日帰りでアルプスなんてすごくもったいない。でも忙しい日々、時間を生み出して山に行く現実からは、そんなコースを探すのも有意義なこと。

山のMLの投稿を見ているととんでもなく速い方がたくさんいますが、普通の足でも日帰り可能なコースをいくつか挙げてみました。

◆北アルプス
雄山(2991m)…行き2時間・帰り1時間20分/室堂まではアルペンルートで。
白馬大池(白馬乗鞍2469m)…行き3時間・帰り2時間10分/ゴンドラなどで栂池まで入ります。
唐松岳(2696m)…行き3時間50分・帰り2時間20分/八方尾根のゴンドラとリフト乗り継ぎ。
爺ヶ岳(2669m)…行き4時間50分・帰り3時間10分/柏原新道は歩きやすいです。
西穂高独標(2701m)…行き2時間40分・帰り1時間50分/ロープウェイ利用。山頂までは+2時間半。
焼岳(2455m)…行き4時間20分・帰り2時間50分/上高地から。もともと日帰りコース。
乗鞍岳(3026m)…行き1時間30分・帰り1時間/畳平までバスで行きます。日帰りで簡単3000m。

◆南アルプス
甲斐駒ヶ岳(2967m)…行き4時間・帰り2時間30分/北沢峠へ早朝バスがあれば可です。
仙丈ヶ岳(3032m)…行き4時間・帰り2時間40分/(同上)

◆中央アルプス
木曽駒ヶ岳(2956m)…行き1時間40分・帰り1時間/千畳敷までロープウェイ。宝剣にも行けます。
三ノ沢岳(2846m)…行き2時間40分・帰り2時間30分/(同上)

他にもあると思いますが、とりあえずこのくらいで。朝までに現地に入っていることが前提です。コースタイムは「山と高原地図」:昭文社を参考にしてます(あくまでも目安。休憩時間は含まれていません)。私は雄山、西穂、焼岳、三ノ沢には行ったことはありません。
2006年8月はじめ記


◆自転車通勤アブラゼミスズメ編
信号待ちで電柱にとまってジージー鳴き始めたアブラゼミを見つけました。バッグからカメラを出してぱちり。
後でPCの画面を見て気付いたのですが、羽に緑色のラインがあるのですね。とても美しいと思いました。
ちなみに羽が不透明なセミって世界的には珍しいのだそうです。

通勤ルートは広い車道ばかりなのですが、遠回りをして田んぼや畑沿いを走ることがあります。
そんな時、ちょっとした草むらやリンゴ畑の下草から、自転車の接近に驚いたたくさんのスズメがどっと飛び立つ光景によく遭遇するようになりました。たぶん、若いスズメたちだと思います。
自転車は音がしないので逃げるのが遅れるのだとは思いますが、普段のスズメとは、人間との距離感がちょっと違う感じがします。これが経験の差なのかな。
2006年8月はじめ記


◆広がる黒雲
まだ涸沢の残雪は2〜5m、テントもまばらというニュースに、例年なら休日と家族の予定とアルプス行きとをパズルのように組み合わせてみている時期なのですが、今年はまだいいかーと行き当たりばったりの日帰り山行です。

でも、日帰りの山にもやはり素晴らしき出会いがあるわけです。今回も偶然の出会いに心やられてしまいました。
出会いとはいっても、もちろん女性とか女の子とかお嬢様じゃなくてチョウなんですけどね(全く意外性がない話の展開ですみません ^^;)。

ミヤマシロチョウは、図鑑で見る限り地味なチョウというイメージでしたが、本物を見てびっくり。
ちょっと大げさですけど、「こんなチョウがいるんだ!」というのが第一印象でした。
薄氷のような半透明の「はね」がすてきでした。その清楚かつ妖しい美しさといったらありませんでした。

蝶をあまり知らないなりに、これまでの一番のお気に入りはアサギマダラでした。
浅葱色と赤茶色の配色が素晴らしく、渡りをする神秘性やゆったりとした飛び方も好きでした。

でも今回の山歩きで、一気にミヤマシロチョウファンになってしまいました。

ミヤマシロチョウについて検索して調べてみると、成虫になるまで足かけ2年かかることや、羽化してからからは7日から10日くらいの命であることがわかりました。
そして、北アルプスでは最後の生息地だった上高地小梨平で絶滅し見られなくなってしまったこと(以前は上高地は多産地の一つだったとか)、環境の変化に弱く他の山域でも別荘地や観光地の開発により激減していること、採集マニアによる被害も深刻であることなどがわかりました。

『信州の蝶』(浜栄一・栗田貞多男・田下昌志/信濃毎日新聞社・1996年)には「現在、ミヤマシロチョウは高山蝶の中で最も衰亡している」と書かれていました。
美しいチョウと出会えた喜びより、心の中に広がる暗い気持ちの方が大きくなってきてしまいました。のんびりとお気楽に「ファンになってしまいましたっ」などと書いている場合ではないことを、今更ながら知りました。
2006年8月はじめ記


◆おつかい
「牛乳買ってきて」と命じられ、「ハイッ!」と家を出ますが、子どものおつかいと同じで大回りの寄り道道中。

田んぼの中の道を歩いていくと、たくさんのツバメが青々とした稲の上を飛んでいました。よく見ると、尾羽が短い個体も多く混じっています。この夏巣立ったばかりのツバメでしょう。
非科学的だとは思いますが、自由に飛び回る様は、飛ぶ喜びを全身で味わっているように見えました。
接近した個体同士が「ツビビ」「チュビッ」と鳴き交わすのも、「あぶないじゃないっ(^^)」「わりー(^^ゞ」って感じで、子ども同士が空き地で遊んでいる中での会話のようでした(空き地で遊んでいる子どもなんて最近いないよという突っ込みはナシでお願いします)。

ちょっといい気分になって、牛乳以外にビール(正確には「その他の雑酒」)も買ってきました(我が家にはアルコール類の買い置きはなく、飲みたいものがあるときは自分で買ってくる制度です)。
2006年8月はじめ記


◆自転車的週末
あてもなくふらふらと自転車こぎ。今日は近くの林道まで行ってみることに決めました。

簡易舗装された本線から支線に入ります。ここは昔よく鳥を見に来た道。初めてヤブサメを見た場所です。
沢には砂防ダムができていて、記憶とは少し様子が違っていましたが、懐かしさ一杯の風景でした。

林道の行き止まりで自転車をとめ、、カに刺されながらヒグラシの声を浴びていると、サカハチチョウを見つけました。そっと手を伸ばすと指にのってくれました。
2006年8月はじめ記

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