過去の野外手帳 -2005年6月
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◆亜高山帯の散歩
人相が悪くなった話(下記↓)だけじゃ、ちょっと何なので、鳥と山の話も。

軽荷にもかかわらず、後半は踏ん張りが効かなくなりました。
バランス感覚がいい方ではないので、ちょっとしたことで転びそうになります。

年々体力は衰えているし、加えて今年は日頃のトレーニングゼロ。
今夏は幕営装備を背負って歩けるでしょうか。
そんな不安を抱きつつ、そしてブヨに刺されつつ(下記↓)山を下ったのでした。

鳥は写真のホシガラス、ビンズイはじめ、ルリビタキやメボソムシクイ、カヤクグリなど。
頑張ってもっとブヨを食べてほしいです。

花は詳しくないのですが、キバナノコマノツメとなんとかシャクナゲ(アズマかな?)が印象的だったので、載せておきます。
ツマトリソウがたくさん咲いていました。この花は清楚でヨイです。
マイヅルソウもぼちぼちでした。この花はかわゆくて好きです。
2005年6月おわり記


◆人相悪し
藪ルートや沢沿いでなければ、虫よけスプレーを持つ習慣はなかったのですが、これからは常に持っていくことにします。

長袖の効果で、手と腕は左右計三カ所ですみましたが、翌日目が覚めたら、顔が変わっていました。かゆみがあまり強くないのは救いです。

数十匹の黒くて小さいやつらでした。特に山行後半に集中的にやられました。汗のにおいが強くなったからでしょうか。
手で払ってももちろん効果なく、立ち止まって写真を撮ろうとすれば顔中にたかられました。走ってもしぶとく追従され、そのしつこさは敵ながら天晴れです。

以前、姉と一緒に火打に行った時、姉が目の上を何かのムシに刺されたことがありました。
その時は腫れが次第に下がってきて、人相もだんだんに変わっていきました。毒も重力に従って下がってくるのだなあなどと、笑っていたバチが当たったようです。
明日はどんな顔になっているでしょうか。楽しみです(少しだけ)。
2005年6月おわり記


◆こっちにこないで
外でお酒を飲むことはあまりないのですが、久しぶりに飲めば次の日まで当然残り、せっかくの休日も午前中はそれでおしまいです。ああ、もったいない。
午後は暑くなったので、標高4けたへ逃避行。緑濃い一車線の山道に車を乗り入れました。爽やかな風とホオジロ、キビタキ、コルリの声が開けた窓から飛び込んできます。

キセキレイには申し訳ないことをしました。
彼らって、車道に沿って逃げるんです。少し脇に逃げてくれればいいのですが、少し飛んでは車の前におり、また飛んで車の前。結構な距離を追い立てる形になってしまいました。
すまんすまんと言いながら、轢かないように気をつけてそろそろと走りました。

マミジロにも申し訳なかったです。路上でお休み中のところを追い立ててしまいました。
2005年6月おわり記


◆夜更けのホトトギス
夜、窓の外からホトトギスの声が聞こえてきました。
すぐに聞こえなくなってしまったので、どうやら上空を通過していったようです。どこまで行くのかな。

すーやんさんのところ(伊勢志摩)では、平地にいるのがホトトギス、カッコウの声は山に行かなければ聞けないとのことなんですが、私のところ(善光寺平)では、全く逆です。
こういうのって托卵相手による違いなのでしょうか。地域差って面白いです。

カッコウは夜は鳴かないというのが定説になっているみたいですけど、遠い記憶をたどると、中学生の頃だったと思うのですが、カッコウの声を夜聞いたことがあります。
いや、聞いたことがあるような気がします。(^^;ゞ
2005年6月なかごろ記


◆会えなかったけど会えました
日付が変わって帰宅、寝坊と決めた土曜日は雨。
午前中は授業参観に出かけて、オトーサンの責務を果たしました。
帰ってきて気になるのは、やはり戸隠某所のアカ様(赤翡翠)動向。

けいこさんが「戸隠にアカ様がいるのですか?」と掲示板に書き込まれていたので、「はい」と返事をしたものの、今季自分では確認していないわけで、これは行くしかないだろうと午後の行動を決めました。

結果から書けば、アカ様の気配なし。
野原よたろうさんが撃沈を重ねているので、出し抜こうと思ったのですが、私も空振り三振です。

気を取り直して雨の森を楽しむことにしました。傘を差して、長靴を履いて、しっとりとした緑に染まり歩きます。
雨にもかかわらずキビタキは大サービス。その他、クロツグミ、サンショウクイ、ホトトギス、クロジなど。
静かな森を堪能しました。

2時間ほど歩いて駐車場に戻ったのですが、私が来た時にはすでに駐車していた隣の車が気になります。
車を停めた時にも、もしかしたら??と思ったのですが、こんな雨の日に、私以上にここに長居している○○ナンバーの車、きっと戸隠に来られているあの方です。

てなわけで、待ってみること10分あまり、思い切って声をかけてみれば、やっぱりいちじんさんとけいこさんでした。想像していたとおり柔らかな自然体のご夫婦でした-。
こうやってピンポイントで行き会えるのって感動です。楽しくお話をさせてもらいました。
今頃、宿でのんびりされているでしょうか。明日は梅雨の中休みらしいですし、たっぷり戸隠を楽しんでくださいね。

さて、私は明日はどこ行こう。
2005年6月なかごろ記


◆ある里山のスケッチ

ウリハダカエデの並木。
渋い尾根に、彩りを添える花の美しさ。

ハチクマが上昇気流をとらえ、青空を高く高く昇っていく雄姿。
幽玄かつ長閑なツツドリの響き。

私が登りで落としたフィルターケース(クローズアップレンズを入れてます)を、見つけやすいように木の枝に引っかけておいてくれた誰か。
その優しさを感じて下る帰り道。
2005年6月はじめ記


◆河原で読書
河原に寄り道です。
甘い香りのニセアカシア(ハリエンジュ)の下に車を停め、シートを倒してしばし文庫本のページを繰りました。
BGMはオオヨシキリ。飯縄、高妻、黒姫、妙高のシルエット。
2005年6月はじめ記



◆5月末の鏡池
午後のひととき、家族でのんびり。本当にいい場所です。誰でも写真が撮りたくなります。
オトーサンは冬に向こう岸まで渡ったことあるんだゾーと、子供じみた自慢。
2005年6月はじめ記

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