過去の野外手帳 -2004年3月
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◆引っ越し鳥
近所に引っ越してくる同僚の手伝いに行きました。
段ボールを運び入れていると、どこからかひっきりなしにレンジャクの声が聞こえてきます。初めてレンジャクを見たのは、自分の引っ越し作業中でした(「鳥の記憶」をご覧下さい-)。どうも引っ越し時に現れる性質を持った鳥のようです。

作業が一段落したので、出して下さったお茶もそこそこにレンジャク探し。
まず見つけたのはヒレンジャク。近くを回ってみるとキレンジャクの群れも発見。朝からいい気分でした。
2004年3月おわり記


◆イスカを見上げる
イスカを求め、踏み跡たどって雪の山道を登りました。
日ごろの行いのよさが出まして、聞こえてきた鳴き声。やがてその姿をアカマツの梢に認めました。

人がいないのをいいことに、雪の上に寝ころんでこんな姿勢で見ていました。
赤い雄、オリーブグリーンの雌。じっくりゆっくりたっぷり堪能しました。今年の冬は幸せです。

※ちなみにこの絵でズボンが赤いのはゴアテックスの雨具をはいているからで、普段からこんな格好をしてるわけではありませぬ。
2004年3月おわり記



◆森に尻もちの跡とトレースを残す
志賀でのアルペンスキーを戸隠ではクロカンに履き替えてスノーハイク。
かかとが上がるしエッジは無いし、というのは予想以上に難しく、最初から大転倒。ちょっとした坂もうまく下れず、わーいと突っ込めばまた転倒。でも慣れてくると、一歩がすうーっと伸びて気持ちよく、結構楽しみました。

空は晴れていましたが、寒風に乗って雪が舞っていました。それでも雪はだいぶとけて、春めいた森でした。

※レンタル利用。戸隠奥社参道では一式3時間1500円。
2004年3月おわり記


錯覚の志賀
有休取って志賀。スキーにするかスノーハイクにするか、鳥見にするかすごく迷ったのですけど、平日の志賀ってのが魅力でした。予想以上にガラガラで混雑嫌いには正解。

ゴンドラに7、8回乗りましたが、一人乗車はなんか妙な気分です。すいているのであまり顰蹙はかっていないと思いますけど、さすがに気が引けます。

標高が高い寺子屋はまともな雪でしたが、他はザラメ雪。春だもんなあと、あちこちのゲレンデをさまよっていました。
焼額、無雪期に何回か登っているのですが、リフト・ゴンドラとスキーで巡ってしまうと、ものすごくコンパクトに感じてしまいます。そんな小さな山でないことはわかっています。それは錯覚です。
こうして自然への畏敬の念は失われていくのです、きっと。
2004年3月おわり記


◆2つの星
多忙な日々も一段落。今日はまだほの暗いうちに家路につくことができました。
車に乗ろうとすると西に三日月と金星とのコラボレーション。空を見ることも写真を撮ることも忘れていました。

リアゲートを開けて三脚を広げ、いつ充電したかも定かでないデジカメをのせました。オートのカメラですが、気持ちが動いたくらいには撮ることが出来ました。
2004年3月おわり記


◆pine nuts
こんなもので子育てが出来るの!?と、スーパーでつい松の実(パイン・ナッツ)を買ってしまいました。 なんの子育てかって、そりゃイスカですよ。
「…親鳥は松の実ばかりを集め、そのうという器官にたくわえてきたものを吐き戻して給餌する。」※1
中国産。50g208円でした(このスーパーはすでに総額表示方式に移行)。
「ピノレン酸が豊富でコレステロールや血圧の上昇を抑制し、肝脂肪を低下させると言われています。 100g当たりエネルギー669kcal。脂質68.2g、蛋白質15.8g、植物繊維4.1g」。※2
栄養満点です(よくわかりませんが)。
がばっと贅沢に頬張ると松の香り。しばしイスカ気分。

※1 引用 「鳥のおもしろ私生活」ピッキオ編著・主婦と生活社
※2 引用 「ナッツコレクション」包装PP袋裏面・株式会社双葉

2004年3月はじめ記

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