過去の野外手帳 〜2004年1月
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◆北の大地の色
豊科に滞在中の珍鳥カナダヅル。

この土日はすごい人出になりそうな気もするし、一度見たことがあるので、まあいいかと思っていたのですが、 近々いなくなってしまうかもしれないし、 そうなったら絶対後悔するなあと鳥屋の血が騒ぎ出し、ついつい早起き(私にしては)。
8時には着いてしまったので、駐車スペースは余裕。大砲カメラもまだ10台以下で、ゆったりのんびり見てきました。

隣りのカメラおじさんは、地味な鳥で絵にならんわとぼやきつつ、でもずっとシャッターを切っていました。 口と心は裏腹だったのかもしれません。
確かに地味でしたけど、灰色の変化が美しい羽でした。 その色を通して、このツルがまもなく帰るであろうツンドラの風景を想像していました。

1時間ほど見た後、場所を変え、北アバックの田んぼで採餌中のコハクチョウを見にいったり、 絵の題材の取材をしたりして帰ってきました。あれから人出はどうだったのでしょう。
2004年1月おわり記


◆鮮やかオレンジ
カミさんの実家の保守(雪下ろし)。
積雪は80cm位と驚くほどではなかったものの、やはり雪国の暮らしは厳しいとあらためて実感。

カミさんは慣れたもので、ほいほいと車庫の屋根の雪を片付けていきます(写真右上)。 私は、落雪屋根から落ちて建物をふさいでいる雪を少しいじった後(写真左)、 はしごを登っておっかなびっくりアルミのスコップをふるいました。 ちなみに写真右下はカミさんのアップです(息子作)。

ふう〜っと腰に手を当てて一休み。聞き覚えのある声がしました。目を向けると、 アトリの群れが住宅地の木々を移動していきました。降り続くぼたん雪、鉛色の空に鮮やかなオレンジが映えました。
2004年1月おわり記


◆後ろ姿を眺めていました
朝からなんとなくこたつでネット。

ふと外に目をやると、物干し竿にヒヨドリが遊びに来ていました。赤い実をぱくりと飲み込んだ後、 しばらく彼はくつろいで?いました。その後ろ姿を眺めていると、なんだかヒヨドリと同じ景色を見ている気分になりました。

日が射し始めた雪景色の中に、再び彼は飛び出していきました。厳しい冬、無事に乗り切ってほしいものです。

さて、私も一仕事しなくては。よいしょっと。
2004年1月おわり記


◆望岳の公園遊び


息子たちと公園で遊びました。雪はほとんどありませんでしたが、 芝生の広場はところどころまだぬかるんでいました。人影はまばら。風の冷たい日です。
それにしても見事なのは、この公園からの北西の眺め。
カシミール3Dで出力してみました。 左から飯縄、高妻、黒姫、焼山、妙高。この絵には入りませんでしたが、もう少し右には斑尾も見えます。
ホームセンターで買った数百円の模型飛行機。手を離れると、 ブンとプロペラの音を立てながら、雪に輝く山々をバックに短く強く飛びました。
2004年1月なかごろ記


◆イスカ朝飯前

イスカが来ているというので出かけました。
−7度と思ったより寒くありませんでしたが、アルミの三脚を持つ手はじんじん冷えてきて痛いほど。 でも、お目当ての君に30分ほどで出会えました。手の冷たさも吹っ飛びました。 行きの車の中でCD聞いて、地鳴きを頭にたたき込んでいったのが役立ちました。赤松の梢で鳴くイスカ様を見て、しばし感動。

帰り道、スキーに行く車とすれ違います。そのうち反対車線は、圧雪の坂道で立ち往生する車が出て渋滞しはじめました。
空振りに終わったのなら、実害がないにもかかわらず、「こら雪道をなめんじゃねーぞ」と 田舎もののひがみがたっぷり入った悪態をつくところでしたが、なにしろイスカを見てきたのです。 「チェーンは早めにつけようネ」と、優しく呟けるココロの余裕がありました。

カミさんにケータイして「朝ご飯ある?」と聞くと、「味噌汁は終わっちゃったけど、ご飯はあるよ」。 大好きなコンビニにも寄らず午前9時半の帰宅でした。
2004年1月なかごろ記


◆安曇野の水鳥たち

写真解説。
左:水中に顔を突っ込んでエサをあさるオナガガモに「いくらなんでもちょっと長すぎるんじゃない?」と 心配して声をかけるトモエガモくん。
中:なにか嫌なことがあったのか、後ろ向きに泳いでみたりしているホオジロガモさん(水面の航跡?が証拠)。 水面下でどのような足の動かし方をしているのか、気になってしまいました。
右:雪雲に覆われた北アルプスの前で、くつろぐコハクチョウ御一行。いやあ、いい風景でした。
今回の安曇野行きではpekoさんに 大変お世話になりました。
2004年1月なかごろ記


◆夕暮れの一考察
立ち並ぶ家々の間から槍ヶ岳が見えています。右側にはちょこんと小槍も見えます。 標高では奥穂に劣りますが、この特徴的な姿からも長野を代表する山と言っていいでしょう。

一富士、二鷹、三なすびという言葉がありますが、 徳川家康が出身の駿河の国で自慢できるものを並べたという説があるそうです。 その他、駿河の高いもの(富士山、愛鷹山、初物のナスの値段)、 富士は無事、鷹は高い、ナスは事を成すの語呂合わせなど、諸説あるようです。
信濃の国の名物を並べるとなると、山と鳥を扱っている当サイトといたしましては、 一槍、二雷鳥、三は迷って蕎麦といったところでしょうか。 味噌でも林檎でも巨峰でもいいんですけど。

年末年始は下記の元日戸隠以外に鳥見には出かけなかったのですが、1月2日に外で息子と遊んでいると、 上空をオオタカが飛んでいきました。新年に鷹って、やっぱり縁起のいい感じがします。
2004年1月はじめ記


◆元日雪上親子観察会
暇なので、息子を誘って冬の森へ。スノーシューなしで行けるところまで…と思って歩き始めたのですが、 最初からずぼずぼ潜り、息子たちはレンタルスノーシューを使うことにしました(半日1000円)。

スノーシューやクロカンを履いた人とすれ違います。普段だと「こんにちは」ですが、 今日は「おめでとうございます」です。なんだか変な、いい気分です。

予想以上に人が多くて、元日からこんな寒いところへ来るなんて世の中には物好きな人も多いなと、 自分たちのことを棚に上げて思ったりします。でも冬の森は十分に静かで、鳥影こそ薄かったものの、 これはきっとテンの足跡だ〜とか、この木はすごいねなどと、まあどうでもいいようなことをしゃべりながら楽しく歩きました。

※戸隠森林植物園周辺は平坦で歩きやすく、私のようなスノーシュー初心者でも、 小学生でも問題なく歩けます。が、霧が出たり吹雪いたりしたときにトレースを外すと方向感覚がつかみにくくなります。 東に歩くと必ず車道に出られますので、磁石を持てば安心です。
2004年1月はじめ記
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