過去の野外手帳 -2003年4月
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◆春の戸隠
少し早起きして5時半から8時半まで、まだ溶けきらない雪の上をざくざくと歩いてきました。
夏鳥ではニュウナイスズメ、キビタキ、クロツグミ、コルリ、コムクドリ、アカハラ(長野では夏鳥)を見ることができました。芽吹きは始まったばかり、ササもまだ雪で寝ているので、遠くのクロツグミ、潜むコルリもばっちり。声だけの夏鳥はツツドリ、センダイムシクイ。

鳥たちのコーラスはまだ本番という感じではありませんでしたが、30種あまり観察できて十分楽しめました。個人的にはクロジのさえずる姿を見ることができて嬉しかったです。割と好きな鳥なので。
5月も何回か戸隠通いの予定です。


今日はまだバーダーの姿、大砲カメラマンの姿もまばらでしたが、帰る頃人が集まり始めていました。帰り道車を運転しながらもしかしてと思い、支部報を見ればやはり長野支部の探鳥会参加者。夜、Fatmanさんのサイト見ると、その中にWeb上でしか存じ上げないFatmanさんNAGAYAさんがおられたらしく、声をかけてみればよかったです。

いったん帰宅した後は息子たちを連れ出して、公園でさんざん遊び、外食までして(安くて嬉しいバーミヤン)、典型的なよいオトーサンとして頑張りました。夕方ようやく最終帰宅。午前5時からずっと外出という大変長い一日で疲れましたが、まあ充実してました。
2003年4月おわり記

◆ガマ
正確にはアズマヒキガエルらしいんですが、とにかく正面至近距離から撮らせてもらいました。あんなにのんびりしてて、猛禽とかカラスとかにはやられないのかな。背中から出る毒?が効くのでしょうか。
たくさんの卵塊が水中に漂っていました。一仕事終えた顔だったのですね。ご苦労様。あ、今ごろ書いていますが、観察したのは4月のなかごろです。写真が違うフォルダに紛れ込んでしまっていたもので。
2003年4月おわり記

◆まだ動いているモズのはやにえ
を庭で見つけました。ボケの枝に刺さっていました。とても痛そうです。
以前、家のすぐ近くの田圃で、防鳥網に引っかかっていたモズを助けたことがあります。指をがぶっとかまれました。クチバシが食い込みました。皮膚が切れることはなかったのですが、激痛が走りました。
このはやにえを見て、その時の痛みをふと思い出していました。そして、もしかしたら、このはやにえ、わたしが助けたモズの仕業かもしれません。ムシよ、おまえもか。

2003年4月おわり記

◆カタクリ満喫里山歩き
登山口ではウグイスが囀っていました。ヤブサメ、オオルリの声も聞かれ、いよいよ夏鳥のシーズンです。時折の雨に森のにおいを感じながら、一歩一歩登っていきます。カタクリの花は登山口からのんびり歩いて1時間ほどのところに。広がるカタクリの花を独り占めする贅沢。
標高を上げるにつれ芽吹きもまばら、コガラの透明な声だけが響く早春の森の気配に。そうそう、ホシガラスもいました。菓子パンをかじりながら霞む山々を眺めます。

稜線沿いに歩いていくとニホンカモシカにも会いました。この山では比較的よく見かけます。ヒトは4個体見かけました。やはりヒトが少ない山が好きです。

2003年4月なかごろ記


◆一目十万本
出張の帰り、ちらりと寄ってみました。更埴の森地区のアンズ、それぞれの家が大切に木を育てています。舗装はしてあるものの、昔ながらの細くくねった道を歩きながら花を愛でます。どこからか牛の声が聞こえてきます。
ツバメが盛んに飛び交います。その軌跡を追いながらふと夕空を見上げると、オレンジ色の太陽を浴びて、ふんわりノスリが浮かんでいました。久しぶりにのんびりした気分になりました。

2003年4月なかごろ記

◆山渓
今月号の特集は山用具。でも、無雪期の山用具はもう一通りそろっているし、痛んでいるものもないので、これといって買うものがありません。つまりません。
2003年4月なかごろ記

◆梅と水仙に牡丹雪
今日は雪。うちのウメもようやく咲いたのですが、重い雪をかぶって少々うつむき加減です。ツグミの声が似合う風景に逆戻りです。
でも、やはり春の雪。すぐに溶けてしまいました。
2003年4月はじめ記

◆カキドオシのまわり
4月初めてのトップイラストはカキドオシにしてみました。 よく見ると複雑な美しさを持った花で、結構好きです。

足元から視線を上に。見上げると、枝にはそわそわ顔のツグミたち。 そういえば、今日はツバメを何羽か見かけました。

遠く目を転ずれば、赤く染まった空にくっきりとスカイラインを描く北アルプス。 職場からは蓮華岳が正面に見えています。それにしてもきれいな空。

2003年4月はじめ記

◆浅間山再び小噴火(父と息子の話) いつもは白い煙です。
山に危険は付き物ですが、命をかけて山で遊んでるわけじゃないんで、 今のところ危険が大きいらしい浅間山に、禁をおかしてまで登ろうとは思わないです。 百名山ハンターには欠かせない頂きのようですが、私はコンプリートしようという気がありません。 百名山にいい山は多いと思いますけど。

わたしの父(現在70歳)が若い頃、火口に向かってお小水を差し上げたところ、 山の神様がお怒りになったのか、その一週間後、浅間山が大噴火したそうです。 きっとその頃の記憶が神様にはまだおありだと思いますので、 直系血族たるわたくしといたしましては、とりあえず浅間山はやめときます。

2003年4月はじめ記
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