野外手帳 2026年1月 その2
- ベニマシコデー
- 絵になるツグミ
- そう言えばあのキジを見てない
- 雪で鳥も大変
- ようやくシロハラ
- カシラダカよいつまでも
- いつもの近所の森で
- この溜池もいまひとつ
- この里山もいまひとつ
- 出だしはよかったけれど
- 地球影とビーナスベルト
ベニマシコデー
2026年2月2日記
「絵になるツグミ」の続きです。

用水沿いに来ました。

ここでもベニマシコを見ました。この日3回めの小群遭遇です。場所はそれぞれ離れているので、別の群れだと思われます。今冬は本当に多いと感じました。この日はベニマシコをたっぷり見ることができて、ベニマシコデーになりました。

この雄が2羽並んだシーン、ちょっと珍しいのではと思います。少なくとも私は見たことがありませんでした。

赤の次は黄色が鮮やかな、でも名前には「青」が入るアオジです。この用水でよく見られます。水辺の鳥というほどではありませんが、戸隠でも湿地環境に多いので、水辺が好きな鳥だと言えると思います。

カシラダカもいました。用水近くに建っている家の庭木(ハナミズキでしょうか)に止まっていました。

同じ木にスズメもいました。短辺はトリミングなしです。かなり近くで撮りました。雪の日は鳥との距離が近くなります。鳥にそれだけ余裕がないということですから、本当はあまり近づき過ぎてはいけません。ちょっと反省。

シジュウカラ。

キジバト。

そして今冬の用水エリアの常連、ジョウビタキです。
写真が多くなったので今回の畦道探鳥は4つ(雪で鳥も大変・そう言えばあのキジを見ていない・絵になるツグミ・ベニマシコデーに分けました。歩いたのは1時間半だけと時間でしたが、鳥たちの雪の中をたくましく生きる姿にたくさん触れることができて、充実した畦道歩きになりました。
自宅から徒歩圏内でこのような時間を過ごせるのは、ささやかな幸せです。
絵になるツグミ
2026年2月2日記
「そう言えばあのキジを見ていない」の続きです。

耕作放棄地エリアに来ました。

ノスリが背後から飛んできて、その後ろ姿を見送りました。ハシボソガラスにモビングを受けていました。

ここでのツグミは遠かったですが、絵になる感じでした。

少し強くなった雪が、望遠レンズの圧縮効果でさらに強調された写真になりました。

ここで再びベニマシコ。

今季はこの赤い鳥が多くて幸せなのですが、この反動で来冬は全然見られないなんてことになったら悲しいです。

カワラヒワ。ベニマシコと趣は違いますが、これもやっぱりとても美しい鳥です。
写真はありませんが、ここを流れる川沿いでミソサザイを見ました。たぶんこの畦道では初記録です。この畦道のポテンシャルはなかなかのものです。
そう言えばあのキジを見ていない
2026年2月1日記
「雪で鳥も大変」の続きです。

少し藪っぽいところにやってきました。

ここでシロハラを見ました。先日ようやくここでシロハラを初認できましたが、そのときは声だけでした。姿を見ることができて、これはこの日の収穫でした。

ベニマシコの小群です。前にも書いたように、今季はベニマシコが多いと感じます。幸せの赤い鳥です。

雄を結構近くで見ることができました。いつか、夏のもっと赤い姿も見てみたいですし、さえずりも聞いてみたいものです。

畦道途中の雑木の木立がある場所に来ました。

ここではオナガを見ました。



例によってぱらぱらと少しずつ群れが移動していきます。
さらに進んで果樹の多いエリアに。

ヒヨドリ。

ムクドリ。


ツグミ。

そしてモズ。

リンゴ畑の脇で久しぶりにキツネを見ました。一瞬で姿をリンゴ畑の奥の茂みに消してしまいましたが、足跡は残っていました。過去によくここで見かけた個体かもしれません。
キツネを見て思い出したのですが、この畦道でキジをしばらく見ていません。片方の瞬膜が開かない特徴のある個体(雄)でした。キジの足跡も見かけません。かつてキツネがキジをねらっていた場面を見たことがあります。あのキジはキツネに捕食されてしまった可能性もあるかもと思いました。
そこをなわばりにしていた雄のキジがいなくなったら、他の場所から別の雄がやってきてもよさそうなものですが。
雪で鳥も大変
2026年2月1日記

雪が降りました。まだ誰も歩いていない畦道を歩いてみます。

地面が出ている場所にホオジロのペアがいました。雪のないところを目ざとく見つけてやってきます。地上採食の鳥たちは大変です。

その場所を上から眺めるスズメの群れです。たぶん、私が通りかかったので、一度電線に避難したのでしょう。

近くにはカワラヒワの群れもいました。スズメも混じっています。

こちらのホオジロは、雪の上に顔を出している草の穂に飛びついていました。結構激しく動いていて、採食に使うエネルギーと、摂取できるエネルギーとの釣り合いは大丈夫だろうかと思ってしまいます。

水辺の環境を使えるセグロセキレイは、雪の影響を受けにくいといっていいかもしれません。

このハクセキレイは、肥料として積み上げられたおがくず(おそらくきのこの菌床として利用されていたもの)の周辺を歩いていました。発酵の熱で雪が溶けているので、食べ物を探すには好都合です。

廃棄されていたリンゴに集まるムクドリです。ヒヨドリも1羽混じっています。雪がないときにはこの廃棄リンゴに鳥は集まりません。なので、きっとあまり好みではないのでしょう。
その意図はないにしてもこれは餌付けに当たるわけで、本来は好ましくないと思います。ただ、積雪時には鳥たちの命をつなぐ役割を果たしているわけで、気持ちとしては複雑です。
ようやくシロハラ
2026年1月31日記

いつもの近所の森と畦道の探鳥記録です。午後2時半から歩きました。前回も2時半からでした。なんか午前中はだらだらしてしまうのです。疲れが抜けないというか。

天候は曇り。気温は3℃のコンディション。一番の収穫は、やっとシロハラを確認できたことです。声だけでしたが、自宅から徒歩圏内では初認となりました。今までどこにいたのでしょう。

森の中のアカゲラ。ほかはコゲラ、シジュウカラ、ヤマガラなど。

森の中の鳥は少なく、畦道へ転進。ススキに止まるホオジロ。

梢にカシラダカ。

正面顔のムクドリ。

用水沿いのジョウビタキ。今季はここがジョウビタキスポットの一つになっています。

帰塒するハシボソガラスを見送って帰宅する頃には雪が舞ってきました。
カシラダカよいつまでも
2026年1月30日記
午後2時半から歩きました。スイバの赤が鮮やかな午後の畦道でした。

スイバの赤い葉は、秋の落葉樹の紅葉と違って、春には緑色に戻ります。アントシアニンを作ることはスイバの越冬対策みたいです。他にギシギシやタンポポも同じ戦略をとっているようですが、スイバの赤は群を抜いています。

寒くなって増えてきたのはカシラダカです。普通に見られる鳥だと思っていたら、いつの間にか絶滅危惧種に指定されていました。調べてみると2016年のことでした。

カシラダカの減少の原因はよくわかっていないようです。日本のカシラダカの主な繁殖地はカムチャツカ半島あたりとのことですが、特に環境が悪化したということではないみたいです。気候変動など複雑な要因が重なり合ってのことかもしれません。
この当たり前にいた鳥が、これからも当たり前に見られますように。

今季、当地では多く感じるベニマシコです。

ついつい雄ばかり撮ってしまうのですが、雌もかわいいです。

他のマシコに出会える機会が激減しているので、普通種ではありますが、私にとっては貴重な赤い鳥です。

カワラヒワ。これもごくごく普通の鳥ですが、とても美しくて好きな鳥です。飛んだときの翼の黄色い帯はもちろん、止まっているときだって微妙な色合いの緑色の羽毛が魅力的だと思います。声もいいですよね。

亜種とされていたオガサワラカワラヒワは2020年に独立種とされました。テレビなどで「オガヒワ」の愛称が紹介されていましたが、この略し方はあまり好きになれません。

ツグミ。もちろん普通に見られる鳥ですが、年によってはほとんど見られないこともあります。この鳥の存在もあたりまえと思ってはいけないかもですね。

ムクドリ。

スズメ。
この鳥の激減が報じられています。SNSのフォロイーさんにもスズメがとても減ってきていると発信している方がいます。当地ではあまりそういう感じはしませんが、今後注視していく必要があるでしょう。
住宅の構造が変わってきて、営巣環境が悪くなっているのが一番の現象要因ではないかと、個人的には思っています。この辺りはまだ古い家が多く、その点では恵まれているのでしょう。水田が減ってコメを食べることが難しくなってはいますが、耕作放棄地の増加で雑草は大量に生えているので、プラマイゼロなのかもしれません。

トビ。近かったです。

最後はジョウビタキ。背景は近所のお家の庭木です。
いつもの近所の森で
2026年1月29日記
森に入った途端、レンジャクの声が聞こえたような気がしました。いや、聞こえたと思います。

しばらく立ち止まって、辺りを見回したり、耳をそばだててみたのですが、その後声は途絶えてしまい、もちろん姿を見ることはできませんでした。
過去の観察例からして、ここでのレンジャクはそろそろ期待してもいい頃ではあります。淡い希望を胸に、また通ってみます。ただ例年よりレンジャクがここで食べているヤブランの実は少ないかなと感じます。

コゲラ。

ヒヨドリ。

林縁でツグミ。
その他、アカゲラ、シジュウカラ、ヤマガラ、メジロを確認です。相変わらずシロハラが姿を見せてくれません。別の場所で初認は果たしているものの、いつもならそれなりに観察できるこの森で、姿を見られないのは気になります。
この溜池もいまひとつ
2026年1月29日記

今シーズン、何度かトモエ目当てでここに通っていますが、ふられ続けています。この日もその目的は果たせませんでした。
この溜池の特色としては、トモエガモの渡来以外にもオカヨシガモが比較的まとまって見られるということも挙げられるのですが、今冬は少ないです。この日も2羽だけ。
今回はコガモが目立ちました。いや、コガモもかわいいんですけどね。
この里山もいまひとつ
2026年1月28日記
↓に書いた里山探鳥がやや不発だったので、もう1か所の里山コースにも入ってみました。ここは11月にクマが出ているので、足が遠のいていた場所です。
もう夕刻近かったので短時間だけ。ミヤマホオジロが期待できる場所なのですが、下の里山山麓と同様、見ることができませんでした。

記録種はシジュウカラ、コゲラ、ホオジロ、カワラヒワ、イカル、ヒヨドリ。
ここはかつてハギマシコやオオマシコを観察できたり、ウソやレンジャク類が見られたり、そしてその他の冬鳥も比較的多い場所だったのですが、最近はあまりよい成果を得られていません。タイミングが悪いということももちろんあるのでしょうが、気が付かないだけで、環境的に変わってきてしまっているからかもしれません。
出だしはよかったけれど
2026年1月28日記
まだ全国の各地からは、すでに1月というのに熊の出没情報が絶えないわけですが、ここ長野ではようやく落ち着いてきたように思うので、これまで行っていなかった里山山麓に入ってみました。ここは毎シーズンミヤマホオジロを見ている場所です。
昼過ぎのスタート、晴れて気温は13℃、1月としてはとても暖かい日でした。
歩き始めてすぐにヒヨドリたちが大騒ぎをして、こちらに飛んできました。その後ろに猛禽が木々の間を塗って飛んでいるのを見ました。おそらくハイタカだったと思います。

なんともダイナミックな光景を目にした歩き始めだったのですが、そこからはなかなかこれ!といった場面には出会えませんでした。
カシラダカらしい群れを見たのですが、すぐ逃げられてしまって双眼鏡では捉えられず、ミヤマホオジロらしい個体を見たような気がするのですが、これもすぐに逃げられてしまい確認できずじまいでした。
ルリビタキとマヒワの声は聞いたのですが、声だけで視認はできず、シメは見つけましたがあまりにも遠すぎて…と今回は鳥の写真はなしです。
その他、エナガ、ヤマガラ、アオゲラ、コゲラ。
杉林の中を歩いているときに、急に風が強まり、枝が落ちてきて、ちょっと怖い思いをしました。山は、クマはでなくても、こういうことにも気をつけなければなりません。
地球影とビーナスベルト
2026年1月28日記
先日、散歩中に地球影がとてもよく見えて感動的だったので、同じようによく見えそうな晴れた夕方に高台に行ってみました。

長野市街地を挟んで東方連山を眺めます。この時点ではまだ地球影は見えていません。根子岳が残照に染まって、これはこれでとても美しい風景です。
あとこの場所から見る長野市街地から根子岳までの、ぐっと立ち上がる高度差がたまらないです。

この写真は、根子岳からやや北に見える志賀の山々、この場所からはほぼ真東の眺めです。すでに残照は消えて、だんだん暗くなり、市街の光が目立つようになった時間帯です。山の端の空が少し青く色づき始めているのがわかります。地球影の始まりです。

これは2枚目の写真からさらに北に目線を振った北東の眺めです。高社山の上に地球影、その上にビーナスベルトが見えます。美しいです。

この写真はほぼ同時刻の南西方面の眺めです。こちらは夕方らしい色に染まっていはいますが、東側の空とは違って、地球影もビーナスベルトも見えません。
