荷物整理
たまには映画
仕事の帰り、小さな映画館に足を運びました。
鳥たちが、壮大な世界を生き生きと飛んでいました。背もたれに心地よく身を預けてスクリーンを眺めているうちに、いつしか、いっしょに飛ぶ気分を味わいました。
鳥の渡りは奇跡的かつ日常的な自然の営み。その美しさと厳しさを淡々と描く映像美にしびれて、DVD購入と相成ったのでした。ただ、ウチの小さなテレビ画面では、あの時感じた浮遊感がかなり物足りないのは、まあ仕方ないですね。
鳥の刷り込みの習性を利用して撮影された作品であり、ドキュメンタリーとは言えません。映画ではあまり気になりませんでしたが、付いてきたメイキングディスクを見ると、野の鳥好きとしては相当違和感があります。一生懸命飛ぶ鳥たちが少し哀れに感じてしまいます。飼われていた鳥たちがその後どうなったのかも気になります。
そんなもやもやはどうしても残るのですが、飛ぶ鳥の躍動感、美しさはやっぱりすばらしく、鳥という生き物の魅力を改めて感じる映画ではありました。
最近、WATARIDORI-もうひとつの物語-としてDVD版が発売され、気になっています。
場版・WATARIDORI／2004年購入／2004年12月なかごろ記
