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操作性抜群の広角マクロ機

銀塩時代から名高いリコーのGRシリーズ。デジタル化されてGRDIVまで世代を重ねました。2014年現在、最新モデルはAPS-Cサイズのセンサーを積んで「GR」を名乗り、これまでのGRDシリーズとは別路線です。
私が使っているのは、GRDの2代目、中古で手に入れたGRDIIです。新品は手が出ない値段でした。

GRDII

印刷はせず等倍鑑賞もせず、外遊びでのマクロ・環境写真撮影とwebへのアップが主な用途なので、このカメラの売りである画質のよさはあまりよくわかってません。でも操作性がよくて、さすが高級コンパクト!と思います。

多用する露出補正を独立した専用キーに割り当てることができ、さくさく操作可能。ファンクションボタンも快適。他にもAFポイントの移動、ピントの無限遠固定、マニュアル露出、スローシャッターなど、それまで使っていたコンデジで「こうできればな…」と感じたことがことごとくできます。1:1フォーマットがあるのも「写真倉庫」のコンテンツ的には嬉しい仕様。

2007年に発売開始のモデルなので、手に入れた時点で4年前のカメラ、今を基準とすると7年前のカメラです。
一番古さを感じるのはAFの遅さです。特にマクロの手持ちでは、合焦を待つ間にカメラの位置が動いてしまいピンぼけになるのでは?と心配するほどです。再生時のレスポンスの悪さは相当のもの、イライラするのでこのカメラでは再生表示はしません。

でもあれこれ工夫して撮るのが楽しいカメラであることは確かで、満足して使っていました。

「満足して使っていました」と過去形で書いたのは、昨年の秋、センサーにごみがついてしまったからです。F4以上にしぼるとかなり目立つようになってしまいました。絞り開放(F2.4)では目立ちませんが、空や雪の撮影には使えません。開放では露出オーバーになってしまいます。
スマホのカメラが思ったよりいい描写をすることもあって、持ち出す機会がかなり減ってしまいました。

センサーごみ

ごみにはこれまでも悩んできたので、ケースに入れて使うなど気をつけてはいたのですが、沈胴レンズのカメラはセンサーへのごみ付着は避けられないのかもです。

検索してみると、GRDシリーズではごみ問題が多発している印象があります。GRDIIの場合、清掃修理に出すとレンズユニットごとの交換となり、手に入れた値段よりかなり高くつくこともわかりました。それだともう一台中古で買った方が安く上がるわけで…。もうすでに古いカメラなので悩むところです。

セツブンソウ

ごみが目立つシーンでは使えなくなってしまいましたが、広角マクロはこのカメラならではの分野です。レンズ先端から1.5cmまで寄れます。最短撮影距離が伸びてしまった新GRにはできない描写なので、GRDの純粋な後継機もほしいと思います(新品では買えませんけれど…)。

これからの花のシーズンには、持ち出すことが少し増えそうです。先日のセツブンソウ撮影でも、一眼につけたマクロレンズとは違う写真が撮れました(この写真のF値は3.5)。

リコー GR DIGITAL II/2011年購入/2014年3月記

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