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防水屈折光学系

FX35一眼レフ以外のデジタルカメラは、これまでIXY200aFZ1、FX8、FX35と使ってきました。

前2機種は電池の劣化で引退。FX8はごみの写り込みと液晶不点灯でFX35に交代しましたが、そのFX35も使い始めて2年でごみが入ってしまいました(写真左)。

画像素子上にごみが乗ってしまうのは、パナソニックだけの問題ではないと思うのですが、分解掃除に1万円ほどかかることを考えると、なんとかならないかという気持ちになります。

そこで次は防水機にすることにしました。水が入らないのですから、ごみが入り込むことはありません。もちろん、山歩きや雪遊び用カメラとして防水のメリットは大きいです。
パナソニックのUIに慣れていたので、同じルミックスシリーズのFT2にしました。

FT2

使い始めてすぐ、山で岩の上に落としてしまいました。買ったばかりなのに!と一瞬青くなりましたが、無事でした(液晶には傷がついてしまいましたが)。防水、防塵だけではなく、耐衝撃面でも頼もしいカメラです。泥などで汚れてしまっても、洗えば済むというのも魅力です。ラフな扱いができるカメラはとても使いやすいです。

でも、使っていくうちに、このカメラのいいところはそれだけではないと感じ始めました。

FT21つは動作音がしないこと。屈折光学系のため、レンズの繰り出しがありません。起動してもズーミングしても無音です。これは予想以上に快適でした。
また、レンズの収納を待たずにケースやポーチに入れることができるのも屈折光学性のよさです。

2つめはレンズがカメラの端にあることです。これにより、超ローアングルが可能です。小さな被写体に対してもローアングルがききます。

カメラを縦にして地面に置くと、レンズ中央までは実測約23ミリ。逆さにしてもなんとか撮れますが、その場合は約10ミリです。
後で洗えるので、地面に押しつけることにも抵抗がありません。

バリアングル液晶ではなく勘で撮るしかないのですが、何枚か撮ればなんとか被写体が真ん中に収まった画像を得ることができます。

レンズがオフセットされているからこそ撮れた、ローアングルキノコの写真を2枚貼っておきます。

ローアングルキノコローアングルキノコ

欠点も感じています。

一番の不満は、いつ切れたのかよくわからないシャッターです。未だにタイミングがつかめません。
ピントを合わせる能力が弱いのも不満です。少し暗かったり、望遠で撮ろうとしたりすると、アバウトなでっかいAFエリアになってしまいがち。空や遠景の合焦もこれまでの機種より苦手です。
画質面での不満はとりあえずないですが、画質がいいという印象もないです。

そうなると、さくさく動いて画質がいいコンパクトデジタルカメラがもう一台ほしくなる「悪い循環」が生まれてくるのも、欠点と言えば欠点。ある意味とがった性格のカメラなので、それは仕方ないですよね…。

でも、日常を記録する道具としては大変気に入って使っています。
そして何より、FX8とFX35は2年間使ったところでそろってごみが入りましたが、FT2には、2年経ってもそのような症状は出ていません。

パナソニックルミックスFT2/2010年購入/2012年7月記

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