過去の野外手帳

-2020年12月

探鳥納めはいつもの畦道

大晦日の畦道、11時半スタート、天候は晴れ、気温マイナス3℃、積雪10cm。。

畦道散歩

何度歩いても飽きることのない、すてきな道に2020年も大いに癒やされました。この日はスズメ、ホオジロ、ツグミ、ヒヨドリ、ムクドリ、ハクセキレイ、キジバト、ハシボソガラスが出現。望遠レンズを持たずに歩いたので、鳥の写真はなしです。

2021年1月はじめ記

2020最後の灯台下暗し

少し遠出が続いたので、基本に戻って12月末の灯台下暗しの森です。

灯台下暗しの森

この日は、この森でのヒガラとアトリの今季初認を達成しました。ヒガラは冬になるとこの森に現れることがあります。ただ観察頻度はそれほど高くありません。アトリは例年なら、羽数、頻度とももっと高いのが普通です。今季はアトリ的にはかなり不調です。

夕暮れ

その他、シジュウカラ、ヤマガラ、エナガ、アオジ、ツグミ、ヒヨドリ、メジロ、コゲラ、アカゲラ、ハクセキレイ、ハシボソガラスを確認し、これが2020年最後の灯台下暗しの森での探鳥になりました。

来年から本サイトでは灯台下暗しの森の表記をやめ、「いつもの近所の森」とします。

2021年1月はじめ記

コハクチョウはいいですね

コハクチョウ

12月末の弾丸安曇野行、2つめの探鳥地です。1つ目はこちら。ここでは給餌が行われているので、コハクチョウとの距離は近いです。

コハクチョウ

やっぱりコハクチョウはいいですね。無駄にシャッターを切りたくなります。

キンクロハジロ

キンクロハジロ。

ホシハジロ

ホシハジロ。

コガモ

コガモ。

オナガガモ

オナガガモ。

ヒドリガモ

ヒドリガモ。

マガモ

マガモ。

カワウ

カワウ。

オオバン

オオバン。

コハクチョウ

そして最後に、またコハクチョウを撮って帰宅です。

2021年1月はじめ記

弾丸安曇野行き

年に一度は白鳥を見ておきたいと思いまして、12月末にとんぼ返りの安曇野行きを実行しました。行き先は2か所。それぞれ滞在30分ずつの計画。まずは1つ目の場所へ。

カモが入っている場所ではその多くがオナガガモ、ホシハジロ、キンクロハジロなど。

でもよく探せばオカヨシガモやヨシガモや…(↓)

トモエガモもいました(↓)。

写真にはありませんがミコアイサやカワアイサも。

コハクチョウは犀川本流にいました。

ここでは鳥インフルエンザの関係で現在給餌は行われていないので、こういう自然に近い姿が見られるのは好ましいことだと思います。つづきはこちら

2021年1月はじめ記

再びトモエガモ

12月上旬に都市公園で確認したトモエガモを、もう一度見に行きました。

トモエガモ

前回と同じく、♂2♀1を確認できました。♀は探せばもっといるかもしれません。

コガモ

以前に比べてオナガガモとヒドリガモ、いずれも餌付けが行われている場所では多くなりがちな種類ですが、それらが減ってコガモが増えた印象があります。それにコガモは前はこんなに近くに来なくて、池の奥の方にいたイメージもあります。変化の理由はちょっとわかりません。

2020年12月おわり記

ルリビタキはいたけれど

里山山麓をふらふら歩きました。もう陽はかなり傾いてきている時刻でした。

里山

ここは、以前ハギマシコやレンジャク類、少し登ったところではオオマシコを見たことがあるエリアで、意外性のある場所です。

今回はそこまで望みませんが、せめてベニマシコでも…(今季はまだ初認できていません)と思いながら歩きました。結果を先に言いますと、ベニマシコは確認できませんでした。

里山

ここで双眼鏡とカメラを持ったおばあちゃんと会いました。鳥を見たり撮ったりする人と会話を交わしたのは、9月の鷹見以来だと思います。普段はほとんどバードウォッチャーに会うことがありません。

その方によると、昨日はキレンジャクを見たとのこと。嬉しくなってしまって今日もまた見に来たのだそうです。たぶんすぐ近くの方なのでしょう。あと、オオタカやルリビタキがいたとも教えてくださいました。

チョウゲンボウ

その方と別れてすぐ、空に猛禽の姿を見つけました。お、早速オオタカじゃん!と思いましたが、双眼鏡で見てみるとチョウゲンボウでした。カワラヒワがモビングしていました。

アトリ

カワラヒワの群れに続いて、今季、これまでまともに視認できていなかったアトリの群れを観察することができました(上写真下段)。

メジロ

そして先程お会いしたおばあちゃんバーダーがおっしゃっていたようにルリビタキも見ることができました(写真はありません)。冬鳥が少し増えてきた感じはありますけれど、まだまだ少ない印象です。それがちょっと気になる今年の冬です。

2020年12月おわり記

年末霜写真8枚

12月中旬に積もった雪はだいぶ減ってきて、再び霜写真が楽しめるようになりました。日の出前に外に出ることが大事です。

全て家から徒歩1分圏内で撮影。まずは日の出前。

霜写真

霜写真

霜写真

霜写真

日の出とともに急速に霜は溶けていくので、日光にきらめく霜写真を撮れるのはほんの1,2分間だけです。

霜写真

霜写真

霜写真

霜写真

2020年12月おわり記

久しぶりの軽井沢野鳥の森

軽井沢野鳥の森

昔、この森には結構通いました。2001年、2002年、2003年と参加していた野鳥関係のメーリングリストのオフ会がここで行われて、私も参加しました。2003年の最後のオフ会の記事はこのサイトにも残っています。
(→2003年1月「オフ会」

でもこのオフ会以来、この森にはだんだん足が向かなくなりました。メーリングリストも自然消滅してしまいましたし。野帳をめくってみると、オフ会の次にここに来たのはその6年後、2009年の1月でした。
(→2009年1月「軽井沢にて」)

そして今回はそれ以来ということになります。約12年ぶりです。2009年のときも、この森の周辺の開発が進んで雰囲気がかなり変わったと感じましたが、今回はそれ以上にリゾート化が進行していて観光客も多く、森の入口あたりに以前の面影は残っていませんでした。

星野リゾート側は駐車場が満車だったので、鶴溜に回って車を止めて歩きはじめました。一歩森の中に入ってしまえば風景に変わりはなく、もちろん浅間山の雄大さもそのままでした。

浅間山

この日は午後だったせいもあるのでしょうが、とにかく鳥が少なくて、これだったらいつもの近所の森(灯台下暗しの森)の方がはるかに鳥が多いでしょうという感じでした。ただこの日の2日前のピッキオの鳥類調査によると、19種類が確認され、翌日にはヒレンジャクも観察されているので、タイミングが悪かったのだと思います。

ピッキオのブログはこちら。そこに書かれていた12/24の観察種を引用します。
----------(以下引用)
コゲラ(声)、アカゲラ、カケス、ハシブトガラス、コガラ(声)、ヤマガラ、ヒガラ(声)、シジュウカラ、ヒヨドリ(声)、エナガ、ゴジュウカラ、ミソサザイ、ツグミ、ルリビタキ、キセキレイ(声)、マヒワ(声)、ベニマシコ、イカル、ホオジロ、計19種類
----------(引用ここまで)

ベニマシコがいたというアカゲラ休憩所の前は、もちろんわたしもここでは赤い鳥系を期待しましたが、現れてくれたのはツグミとホオジロだけでした。

ホオジロ

2020年12月おわり記

初めての池でミコアイサ

ほぼ1年ぶりに高速に乗って、県内ですけど久しぶりに地元を離れての探鳥です。この場所は初めて。名前は何度も聞いたことのある場所でした。

水鳥観察

プロミナーを使っての観察は久しぶりです。最近は月とかを見ることにしか使っていませんでした。

カワアイサ

まず目に入ってきたのはカワアイサです。♂4♀6。普段の自分の行動範囲では見られない鳥なので嬉しいです。

ミコアイサ

そして少し遠かったのですが、ミコアイサがたくさんいたのはとても嬉しかったです。♂8、♀19。これも普段は見られない鳥。一度だけメスが比較的近くに来てくれました。観察できたのは1年ぶりかも。

ミコアイサ

遠くて写真は無理だったものの、カンムリカイツブリも久しぶりに観察できました。全体としてはマガモ、カルガモが多い池でした。その他はキンクロハジロ、ホシハジロ、ヒドリガモ、オナガガモ、オカヨシガモ、コガモ、オオバン、カワウ、ダイサギ、アオサギ、トビ、ノスリなど。鳥の数や種数は思ったより多くはなかったものの、とても楽しめました。

2020年12月おわり記

雪景色の中の鳥たち

畦道

「雪の朝」のつづきです。太陽が昇ってから再び歩いてみました。気温はプラス。

畦道

いつもの定点ポイントで休耕田の写真を撮りました。朝7時の段階では上のような景色でした。太陽の力は偉大です。枝に積もった雪は、この時刻になるとほとんど落ちてしまっていて、朝歩いて写真を撮っておいたのは正解でした。

カシラダカ

今季はあまり見かけなかったカシラダカを早速発見しました。雪が降った影響でしょうか。

ホオジロ

ホオジロもいました。

ツグミ

雪が積もると、にわかに賑わい出すのがカキノキレストラン。

ヒヨドリ

最近あまり見かけていなかったオナガの小群に出会いました。背景は雪の里山です。

オナガ

雪面からの光の反射を受けて美しいムクドリたち。

ムクドリ

日の当たらない川沿いの道はまだ雪が残っていました。ここではコガモやアオジを多く見かけ、カワガラスやアオシギがいたこともあるのですが、今冬はどうでしょう。

畦道

この日のここでの出現はジョウビタキでした。

ジョウビタキ

夏にはまだ幼さを感じる個体が多かったスズメたち。この冬を越せるのはどのくらい割合なのでしょうか。がんばってほしいものです。

スズメ

撮るたびにかわいいと感じるハシボソガラスを最後に見かけて、この日の畦道散歩はおしまいです。

ハシボソガラス

2020年12月おわり記

雪の朝

アップロードする順序が逆になってしまいました。「木星と土星の超大接近」より前の畦道です。里にも雪が積もる季節になりました。雪景色の写真が撮りたくて、朝飯前の散歩です。

畦道

見慣れた風景がフォトジェニックに変身するのが、雪の素晴らしいところです。昨夜からの新たな積雪は1cmほど。このくらいなら雪かきの必要もそれほどなくて、ベストな降り方でした。トータルで10cmくらいの積雪深。

畦道

この世の春…ではなく秋を謳歌していたセイダカアワダチソウ、いよいよ雪に覆われました。

畦道

雪景色の中のハシボソガラスはとても絵になります。

ハシボソガラス

2020年12月おわり記

12/21 木星と土星の超大接近

天気予報的にはだめだろうなとあきらめていた、12月21日の木星と土星の超大接近。なんと当日は天気に恵まれて、見ることができました。仕事の終わり際、あれ、空に雲がないではないか!と気付き、それからは早く帰りたいモードに切り替わってしまいました。

だんだん暗くなると、西の空に明るい星が輝き始めました。メガネを掛けても視力は1.0程度なので、辛うじて2つに見えるか見えないかという感じで、気をつけてみなければ一つの星としかわかりません。

終業したらにソッコーで帰宅し、コーワ774に30倍の接眼と1インチミラーレスを取り付けて撮ってみたのが下の画像です。肉眼では見えた土星の輪もなんとか写って感激です。

木星と土星の超大接近

土星の輪が見えるように露出を決めると、木星のガリレオ衛星が写りません。少しシャッター速度を落としてみると4つの衛星が写ります。

木星と土星の超大接近

写真だとこうなってしまいますが、肉眼では同時に見えるわけで、人間の目は優秀だと改めて思った次第です。

それにしても望遠鏡の視野の中に、木星と土星がそろって見えて、木星のガリレオ衛星や土星の輪も見えて、本当に贅沢な天体ショーでした。

これだけ接近して見えるのは400年ぶりらしく、次回は60年後らしいので(どの程度接近するかの基準によって何年ぶり・何年後という表現は変わるのだと思いますが、いずれにしても)、これは一生に一度級の眺めでした。

2020年12月おわり記

雪来る前の畦道

東山

12月中旬、まだ雪が来る前の畦道散歩風景です。遠く東山はきれいに雪化粧していて、里にもそろそろ雪が降るだろうと思いました。実際、今冬初めての積雪はこの数日後のことでした。

シメ

その雪山バックのシメです。この日は他の冬鳥として、ツグミとシロハラを見ました。

リンゴ畑

リンゴの収穫が終わり、農作業している人もいなくなり、この畦道で人を見かけることがめっきり減りました。

ヒヨドリ

小さな雑木の林で、ヒヨドリが梢から空中に飛び出す行動を盛んに繰り返していました。気温は4℃で暖かくなくて、虫も飛んでいないだろうし、なぜ?とその場では思っていました。

ヒヨドリ

家に帰って画像をPCで拡大してみたら、虫がたくさん飛んでいたのでした。上画像の小さな点々は画素上のごみではなくて虫です。それを狙ってのヒヨドリの捕食行動だったことがわかりました。

ハシボソガラス

その他、ハシボソガラス、スズメ、ムクドリ、モズなど。今冬の畦道は鳥的にはやや寂しいです。

スズメ

2020年12月おわり記

コガモ飛来

12月中旬の某雨水調整池です。

アオサギ

オオジュリンとかクイナが期待できる場所なのですが、今シーズンは全然だめです。代わりにアオサギ先輩が迎えてくれました。

コガモ

前回(11月下旬)は見られなかったコガモが10羽くらい飛来していました。季節の進行を感じます。例年、家の近くの用水にもコガモが潜んでいることが多いので、これから出会いが増えることと思います。

2020年12月おわり記

巴様巴様

今シーズンもやってきてくれたトモエガモ。♂2羽、♀1羽を確認しました。嬉しい再会です。

トモエガモ

12月上旬の記事です。

2020年12月おわり記

冬鳥待ち

12月上旬の灯台下暗しの森です。

灯台下暗しの森

冬鳥が少ない状況が続いています。この日もツグミのみで、期待していたアトリには会うことができませんでした。近くで見られたのもコゲラくらいで、少々寂しい森歩きでした。

コゲラ

2020年12月おわり記

霜写真

前半はこちら。霜の写真を並べるだけですみません。まだ太陽の存在を感じられない時間帯はブレないようにとるだけで精一杯。本当は三脚を使いたいところです。

霜写真

霜写真

霜写真

霜写真

だんだんとあたりが明るくなり、山の端から太陽の光が上へと伸び始めました。

山の端

地表にも光が届き、霜のきらびやかさが増していきます。

霜写真

霜写真

霜写真

霜写真

ヒメジョオンは冷え込んだ朝のスター的存在で、霜をまとうとすごく美しい植物の一つです。でも最近の休耕地の増加に伴って、土手の草刈りをしない場所が増えてきたせいか、あっちでもこっちでもセイタカアワダチソウばかりで、ヒメジョオンをあまり見かけなくなりました。
ヒメジョオンも帰化植物なので本来は生えていないほうがいいわけですが、霜写真愛好家としてはちょっと寂しい感じがしています。

2020年12月おわり記

夜明けの畦道

霜の写真が撮れそうな冷え込みだったので、夜明け前に畦道を歩いてみました。それでも気温はマイナス1℃どまりです。

西の空には月齢20の月が浮かび、東の空は色づきが始まっていました。

あたりが明るくなってくると鳥たちの姿も見えました。

霜をまとった休耕田。この畦道で一番気に入っている場所です。

家に帰る頃には月の色がずいぶん白くなっていました。

この朝の目的の霜写真はこちら

2020年12月おわり記

暖かな12月初旬

ここから12月の記事です。

畦道

いつもの畦道散歩、スタートは午後3時前、晴れ、11℃のコンディション。

シジュウカラ

道沿いにある小さな雑木の林でシジュウカラを見ました。そしてエナガも。

エナガ

このエナガの群れはあまり人を恐れることなく、盛んに枝渡りを繰り返していました。いつもこのあたりで見られる群れです。小さな林ではありますが、これだけの群れを維持していくのに十分な食べ物があるのでしょう。

エナガ

一つの画面の中にこれだけのエナガを捉えることができたのは自己新記録です(エナガ団子を除く)。

エナガ

この日もジョウビタキとツグミ以外の冬鳥は不発でした。

ヒヨドリ

2000年10.5℃
2001年 8.4℃
2002年13.1℃
2003年 7.3℃
2004年10.5℃
2005年 3.9℃
2006年 7.0℃
2007年 4.5℃
2008年 7.8℃
2009年 8.1℃
2010年11.1℃
2011年 4.9℃
2012年 7.4℃
2013年11.1℃
2014年 4.7℃
2015年11.1℃
2016年14.4℃
2017年 6.9℃
2018年 7.1℃
2019年 7.1℃
2020年11.2℃

2000年からのこの日の午後3時の気温を気象庁からダウンロードしてみました。平均を出してみると8.5℃でした。 10℃を超える日は4回のみ、やはりこの日(11.2℃)は暖かい日だったと言えそうです。モズの周りにもたくさんの小さな虫が飛んでいました。

モズ

2020年12月おわり記

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