鳥の記憶 インデックス



月夜
岩混じりの尾根道を登り切るとぽかりと視界が開け、 市街地の明かりを従えた月が、青くその光を放っていました。整えられた舞台をヨタカが飛びます。 そのシルエットを目に出来たのはほんの一瞬でした。
近く遠くヨタカの声が誘う里山の道。月明かりを頼りに、獣の気分で歩いた夏の夜でした。

ペンタブレット・フォトショップエレメンツ 2004年/2004年3月記

ヨタカ/夜行性の夏鳥。キョキョキョと独特の声で鳴きます。 ご存じ宮沢賢治「よだかの星」の主人公。

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